今日も日差しが一段と強くなっているお昼
過ぎの駅前近くの公園。
この公園には、子どもが水遊びできる噴水
池があり、時たま子供たちがシャツ1枚で
気持ちよく水遊びをしていた。
暑い日には良く見られるごく普通の光景だが、
1箇所だけおかしなところがあった。
噴水の手前に置かれたTシャツの束と「ど
うぞお使いください」の立て看板。
明らかに違和感のある場所に何と「おしゅ
うちさま」がTシャツの束の前でじっと
待っていたのだ。
そんな中、学校が終わり公園の中を通って
帰る女子高生の集団が現れた。
「はぁぁ〜今日も暑さがしんどいよね..」
「昔みたいに噴水で水遊びしたいわね〜」
「気持ちいいかもね..童心に返りたいかも」
「あっ..ちょっと引き返そうよ!やばい
ものがあるよ」
女子高生たちが違和感あるTシャツの束と
立て看板を見つけた。
「うそっ..これって例の何とかさまの..」
「やばいよ..早く立ち去らないと..」
騒ぎ始める女子高生たちだが、ふと見ると
一緒に帰っていた2人がフラフラと立て
看板の方へ寄っていく。
「ぁぁ..お水が気持ちよさそう..」
「水遊びしたいかもぉ〜」
すでに「おしゅうちさま」の誘惑の罠にはま
った2人が服を脱ぎ始めていく。
「ちょっとぉ〜こんな公衆で脱いじゃ駄目よぉ!」
「2人とも目を覚ましてよ」「これは罠よ」
脱いでる2人の目を覚まそうと声を必死に掛
けるが、噴水の涼しさに心を奪われてしまう
女子高生たちに、もはや逃げる術はなかった。
気がつくとシャツ1枚で無邪気に歓声をあげ
ながら水遊びに夢中になっていた。
そして、噴水池には次々に女子高生たちが集
まってきて、まるでパラダイスな風景となって
きたのであった。
|