駅のすぐ前に建っているファースト・フードでは
今日も多くの男性が何かを気にしながら店内で
わくわくしていた。
それは意外にも注文メニュー一覧であり、一番下
に書かれている”スマイル”メニューをチラチラ
見ていたのであった。
ここの店舗ではスマイルを注文すると笑顔で応え、
ちゃんとお持ち帰りとお召し上がりを聞いてきた
上に、そこにいる店員さんが注文した客に向けて
スマイルを向けてくれるのだ。
ある意味、客の方が恥かしい気分になる注文だが
ここでは少し違っていたのだ。
そう、「おしゅうちさま」が立ち寄ると客の方が
大歓喜するのであった。
そんな中、「おしゅうちさま」がすっと入ると
スマイル注文に何か括弧が付随される。
それを待っていた男性が急いで注文の方をし始めた
のである。
「ス・スマイル1つ下さい」
「お持ち帰りでしょうか?それとも、お召し上がり
でしょうか?」
「ここで、お・お召し上がりを〜」
「スマイルひとつ入りまーす」
その言葉と共に店員さんたち(バイト女子高生)が
こちらを振り向いて男性に向けて、いきなり笑顔で
おっぱいペロリンをやってくれるのだ。
「至極じゃぁぁぁーーー至極のスマイルじゃぁー」
男性の狂喜と共に女性店員らが我に帰り、次々と
悲鳴をあげていく。
そう、「おしゅうちさま」が立ち寄るとスマイル
に(おっぱいスマイル)が勝手に加わるのだ。
もちろん、このあとは品切れにされてしまうので
たまにしか出来ないものであったのだ。
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