第10の部屋、最後のゲームが始まった。
このゲームは透明円筒の赤い球を1番上の
目盛りまで押し上げるとクリアとなり、時
間は無制限だった。
赤い球を押し上げるには、空気ポンプとな
っている模造男根を上下に動かし、円筒の
中に空気を送り込まなければならない上に、
連続して動かさないと、球は重みですぐに
下がってしまう。
模造男根はゲームが始まる前から羽里歌の
おま●こに挿入されていて、羽里歌が爪先
立ちになっても抜けないように調整されて
いた。
しかも、模造男根には悪戯心を秘めた装置
が組み込まれており、不定期にピストンス
トロークが長くなったり、勝手にピストン
してタイミングをずらしたり羽里歌を悩ま
せるようになっていた。
羽里歌は何度もイッてしまい、その度に動
きが止まり、球が下がってしまう。
もちろん、その様子を羽里歌の座っている
鞍状の椅子に設置したカメラとマイクで見
守られていた。マイクは羽里歌の声を大音
響で増幅し、会場全体に響き渡らせ、首輪
に設置されたマイクで羽里歌の嬌声も逃さ
ずに拾うのだ。
模造男根のピントン刺激が少ない瞬間を見
極めるために、羽里歌は目を見開き、集中
力を高めた。ゆっくりと息を吸い込み、腰
に力を込めて赤い球を押し上げていくので
あった。
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