『その3、2日目。たくや』(2)


毎回、食事時に届けられているお弁当を教室で一人食べている… 午前中、寺田は一回もあたしに入れなかった。しかも言葉も妙に少ない…それは別にかまわない。 ただ、ずっと弄ばれたあたしの身体…何度も挿入無しで絶頂を迎えたヤラしい身体…あれだけイったん だから満足しているはず、なのに…身体、いえ心の奥からこみあげる熱いモノ。渇望…不満?…足りな い、の?(もっとぉ〜もっときてぇ…ご主人様ぁ) はっ!?な、何考えてんのよ?そんなわけない!こんな身体だから、感じやすいこの身体だからそんな 風に思っちゃうだけ…たぶん…そうなんだから… 「で、水着どうするんですか?男物しか持ってきてないんですけど」 「それでいいぞ」「っ!?」ちょっとぉ〜 「冗談だ。とりあえず何種類か用意してあるから、全部試着してみてくれ…どれが似合うか俺が見てやる」 「はい…ご主人様」 プールサイドに椅子を用意し、そこに座っている寺田の足元には紙袋がいくつか置いてある。あたしは そのうちの一つを持って更衣室へ向かった…のだが。 「おい!何処へ行くんだ、たくや」「え?着替え、ですけど」 「何をいまさら。二人だけだ、と云ったろ?ここで着替えるんだ」 そんな!!「は、恥ずかしいんですけど…」 「ご主人様の命令は!」大きな声で寺田が確認する。 「…はい。絶対です。ここで着替えます」 …っん…なんで?返事をしただけなのに…アソコが、あ、熱い… 一つ目の袋は…スクール水着ね。良かった…良くない!小さい! キツ!きついよ〜。なんでみんなサイズが小さいの!? 「ご、主人様。ち、小さすぎ、ます」 股間の部分はハイレグ状態。はみ出しそうだし、キツく食いこんで…あん!…胸は横からこぼれるように はみ出てヤらしい感じ。 「うむ、いいな!ヤラしいぞ、たくや」そういいながらいつのまにか、カメラをまわしている寺田。 え〜い!もういいわよ!何でもやって!どうせ明日までなんだから、なんでもやったげるわよ! 「…じゃあ次」…なんかその事務的な口調が引っかかるんですけど。まぁ襲ってくるよりましかな。 う〜ん、これも普通の水着っぽいけど、競泳用かな?…うぅんキツい、これもきついよ。 「これは…」「あぁ、競泳用だ。じゃあプールの水際でポーズを取って」 はいはい。何でもやってあげるわ。 「こんな感じですか?」 「おお!さすがたくやだ。どんなポーズがそそるか判ってるな。やはり男の気持ちが判るんだな」 ズキッ…何故か一瞬心が痛む。ううん、当たり前、当たり前なのよ。元々男なんだから… あぁ〜〜、もう吹っ切ったはずでしょ!悩まない、悩まない。 「じゃあこんなのは…」そう云って、グラビアでよく見かける女豹のポーズ。両腕で挟むようにしてるので、 たぶん胸が歪んで相当イヤらしく映ってるはず。 「いいぞぉ〜。じゃあ立ちあがって身体を向こうに向けて。で、顔だけこちらを向いて」 寺田の要求はほとんどカメラマンのそれだ。あたしも気分を出して云われるままポーズを取る。 「こんな感じ…きゃ!」ザパ〜ン!ゴボゴボッ…何、何なの? 「プハッ!ゲホッゴホ…ひ、酷いぃ」「すまんすまん。手が滑った。ほれっ」 寺田は笑いながらあたしに手を伸ばす。もう!何がどう滑ったらあたしの背中を押してるのよ!怒りながら 寺田に引き上げてもらう。 すると寺田の表情がイヤらしく緩む。 「な、なんですか?」 「自分の姿をあの鏡で見てみな。すっごくヤラしいぞ」 「えっ!?」目を洗う水道の前の鏡にあたしが映る…胸の先端が透けて、乳首が浮かび上がってる…透け 透け…じゃあ下は? 「きゃあああああ!!」 「いいぞぉ!その恥じらう姿。これをオカズに三回はいけるな」 何云ってんのよぉ!もう、イヤ!変態教師! 「うぅ…次のに着替えていいですか?」涙声で訴えると寺田は素直に頷いた。良かったぁ〜こんな恥ずいの 着てらんないよぉ。 「これで最後だからな」そう云って袋を持ってきてくれる寺田。…優しいじゃない…ってダマされるな、 あたし!たぶんもっとヤラしい水着なのよ!…そう思いながら最後の袋を開ける…そこには白い紐状の ものしか入っていなかった… 「あの、ご主人様?」「なんだ?」「水着、入ってませんけど…」 「持ってるじゃないか?それが水着だぞ」「これ…紐です」 「あぁ。くしゃくしゃになってるから判らんのだ。こうやって解くと…どうだ、水着だろ?」 た…確かに、水着の形にはなってるけど…隠す布の部分がほとんど無いじゃない!乳首も…そ、そのぉ下 の毛もはみ出ちゃうぅ〜。 「隠す部分がありません!はみ出…ん?あのぉ、その手に持っているモノは…」 「はみ出るのが恥ずかしいんだろ?はみ出ないようにしてやろうと云うんだ。ご主人様がな…」 シェービングクリームと髭剃り用の剃刀…イヤな予感… まだまだ続く。


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