『その2、初日。寺田』(3)


ジリジリと近づいていく。また出口に後ずさりしようとするたくや。ただ今回は恐怖のせいか足元が おぼつかない。もつれて倒れこむたくやに俺は覆い被さった。 「先生、ダメッ、やっ、うぐっ!うむ。うん」 キスをする。俺の舌で、口を噤むたくやの唇を舐め回していく。 「や〜ん、あ、う!?」拒否しようと口を開いた隙に素早く舌を差し入れる。たくやの舌に俺の舌を 絡ませ唾液を流し込む。 「うぅ…」たくやはうめくが吐き出させはしない。飲みこむまで口を離さない。 「うぐ、ごく、うん。けほっ…はぁはぁ」上気する顔。まるでもうコトが終わった後のような…たくや、 まだだ。これからたっぷり、存分に可愛がってやるぞ。 股間に手を伸ばしトランクスを脱がす。凄い!もはや大洪水状態だ。入り口に添えただけの指に愛液が 滴り落ちる。 「…たくや。キスだけでこんなになったのか?」「ち、違いますぅ!」 「じゃあ、さっきのパイズリの時か?異様に熱心だったが自分も興奮してたんじゃないのか?」 「……」そこで黙ってしまうたくや。わかりやすいやつだな。くくっ…可愛いやつめ! 「なんだ!やはりそうか。俺だけ気持ち良くなってすまんと思ってたんだが…たくやも気持ち良かった んだな?」 「そんな!」顔を真っ赤にして視線を逸らす。 俺はその隙に脇に放り投げてあったたくやの帯を取り、たくやを後ろ手に縛る。 「何するんですか!やだ…やめて。先生、怖いから…逃げません。逃げないから…」 「もちろんそんな事思ってないぞ。合宿しないと単位を貰えないんだからな」 「なら、解いて…」「だめだ!こういうのも好きなんだ、俺は」 そう云ってたくやの後ろに周ると後ろ手になった身体を畳の上にうつぶせにする。 「いた!痛いぃ」後ろ手になっている為、必然的に胸が押しつぶされた状態になる。膝で立たせると局部 が丸見えだ。 「は、恥ずかし!や、ん!こんな格好、ヤです…」 しきりに俺に訴えるが、無視してたくやの股間に舌を這わせる。 「あん!ヤ、なめ、ひゃん!舐めな、いで。そんな、トコぉ」 クチュ、ピチャ、クチュ、チュ…卑猥な音とたくやの喘ぎ声だけが道場内に響き渡る。 「こ、こんな、響くなんて…や〜ん!センセっ。そんな音、立てちゃ、だめぇ〜〜」 もはや受け入れ態勢は万全だ。いよいよ…あの時、見つかって途中で終わってしまった時以来、ようやく… ようやく本懐を遂げる! たくやはそのままの姿勢にして、腰を掴み、後ろからいきなり根元まで一気に突っ込んだ! 「ああぁあああぁあああああ!!!!」 その一突きで早くも達してしまったようだ。ただでさえ感じやすい身体にお預け食らわせてたんだ。すまな かったなぁ。これから何度もイカせてやるからな… そして俺は腰の動きを再開する。 「ま!?まって、セン、セ、あたし…あん!イったば、ばかりだから、こんな、ひゃうん!こんなすぐじゃ、 また、ああん、またイっちゃうぅ」 イっていいぞ、たくや、何度でもイけ!お前のイク表情が見たくて こんな事をしてるんだから、な! 「イ、イクぅぅうううう!!」たくやは畳の上に崩れ落ちていった… またまた続く


その2(4)へ