千里編 ―カガクハヒトノタメニアルー その2


 こぽこぽとフラスコの中で沸騰した液体が踊る。光を遮断した薄暗い教室内を漂う薬品の香りと、熱せられた液体から立ち上る蒸気の煮沸音のみが漂う静寂は、まるでサバトのような怪しげな雰囲気を漂わせている。サバトと言えば主役は魔女。化学準備室の魔女は白衣に身を包み、我が子を見守るよう愛おしげにフラスコを見つめる。部長である相原たくや、一年上の先輩の工藤弘二も最近は部活をしていないため、実質この空間の主となるのは一年生の河原千里だ。
 最近増えた最新の薬品やら機材は一高校レベルの設備ではない。充分千里の研究意欲に応えてくれる。
「まぁ…狭いのが難点ですが…」
 唯一の不満は広さなのだが、化学部室は部長であるたくやが千里の研究と化学部への【寄付】の為に、日夜身体を張ってくれる場所なので千里は準備室で我慢するしかない。
「…成分の再現は…成功ですね」
 千里は満足げに頷く。興味本位で調べたたくやのデータから再現した興奮物質…異性を引き寄せる性フェロモンを収集し濃縮に成功してみたのだ。
「さて…作ってみたはいいですが…どうやって実験しましょうか?」
 研究対象があれば研究。過程は二の次、千里にとって結果が全てだ。どうやって実験するかなど些細なこと。ぼこぼこと揺れるフラスコを見つめながら考える。
「相原先輩はオリジナルなので除外すれば…片桐先輩は……下手したら殺されますね。あの人は天才の価値を理解していない……。では工藤先輩に女になってもらって…、あ…うるさいので監禁中でしたね…ふむ…」

 ―天才には理解者が少ない―

 それは過去の歴史を紐解いても宿命なので許容できるが…、
「実証できなければ結果が出せません……ふむ、困りましたね」
 小柄な身体をうーんと傾け、千里は考えるのだった。


「あれぇ? 誰も居ないな?」
「だから今日は無いって言ったろ?」
 静寂を打ち破り、がやがやと数人の男子の声が化学部室から聞こえてくる。
(まったくしばらくは無しと伝えたのに……そろそろ片桐先輩が怪しむ頃ですからね、今日は大人しく相原先輩にご機嫌を取ってもらっていますが…ちゃんと聞いていなかったのでしょうか? だから馬鹿は嫌いです)
 やれやれと振る頭に合わせて黒髪のツインテールが踊る。馬鹿でも大事なスポンサー様だ、丁重にお帰りいただかねばならない。ため息をつき準備室の扉を抜けるといかにも有象無象といった5人の男子がいた。
「たくやちゃん!…かと思いきやなんだ、化学部のちんちくりんかよ」
 全員の視線を集めるが、落胆した呟きが聞こえてくる。
(…なんか…腹が立ちますが…)
 大事なモルモット達だ、穏便にいかねば。
「今日は無しと伝えた筈ですが?」
「いやさぁ、やっぱ我慢が出来なくてさ…あの身体!! あのおっぱい! あの…」
 おどけた様子で身体をくねらす男を、頭が悪いの極みです…と千里は無視して言葉を続ける。
「最近ちょっと人数が増えすぎて露見する可能性が増えました。怪しまれたくも無いのでしばらくは…」
「そこを何とか! 俺たちだけでも!! 何なら先っぽだけでも!!」
「そうそう、ちゃんとお金も払うしさ!?」
 話しを途中で遮られ、ムッとする千里。
(これだから馬鹿は……しかし常習性もあるのでしょうか? ますます興味深い…)
 そうとわかればさっさと実験したい、これ以上馬鹿に費やす時間も無い。
「とにかく今日はムリです、以上」
 千里は白衣をひるがえして男子に背を向ける。
「ちょっと待てよ!」
 粗暴そうな…千里の主観では脳みそまで筋肉でできていそうな…しいて言えば体育教師のゴリラ(寺田)を思わせる男に肩を掴まれる。
「…放してください」
 臆する事無く男を睨む。その瞳に研究を邪魔された怒りを覗かせ、忌々しそうに振りはらう。
「いいですか…今日は無いといったら無いのです。お相手の相原先輩も居ませんし…わかりますか? 納得しましたか? なので私はこれ以上時間を無駄にしたくありません。あなた達の低俗な劣情にこれ以上時間を無駄にされたくありません。性欲になぞ振り回されるとは……ああ、我慢できないのですか? まさしくサルですね。人間ならば理性で抑えられますが……見ればわかります、あなた達は期待するだけ無駄ということが。これは私が愚かでした。サルに人間の言葉かわかるはずがありませんね。自分で自分の貴重な時間を無駄するとは……、いくら私の頭脳でも獣に言葉を教えるのはムリと言うものです。まったく時間の無駄です。…ああ…理解できないと思いますが一応言っておきます。我慢できないならば自分で慰めるなりして処理してください。そのまま性犯罪など犯さないようお願いします。バカのせいでこちらにまで火の粉が飛んでこれ以上私の時間を浪費されては困ります。どうしてもと言うのなら動物園でお似合いの雌でも探してください。サルでもカバでもパンダでも…あなた方には充分すぎます。では」
 言いたい放題の罵詈雑言を残し、男達に背を向けて千里は準備室へと引き上げた。


「まったく……時間を無駄にしてくれます。さて…被験者を早く見つけない……と?」
 煙に包まれる室内。
 その一角に限界まで膨張したフラスコはもうもうと妖しげな煙を吐き出している。
「!!!! なんですか!! これはぁああ!!」


 隣の部屋から響く慌ただしい声に、呆然としていた男達の意識が戻る。
「え…とっ?」
 狐につままれたように、男達は状況を理解できないまま互いに顔を見合わせて首を傾げる。何故オレタチはここにボケっとつっ立っているのだろう?そう言えばさっき生意気そうな叫び声が聞こえたなぁ…、
「って! あのガキャ!!」
 寺田2号の吠え声が全員に正気を取り戻させる。そう、確かたくやちゃんに会いに来てあのちんまい小生意気にぼろくそに言われたのだ、どちらかと言えば素行のあまりよろしくない5人はようやく状況を理解し千里の姿を探す。
「げほげほ…何とか止められました。……自分がモルモットになるのはゴメンです」
 よろよろと準備室から出てくる千里の姿に男達の視線が集まる。
「って……まだいたのですか? ホントに人間の言葉が理解できないとは驚きです…いいですか? あなた達は…」
 心底呆れた顔を見せ、再び暴言が吐き始める少女に男達の怒りが心頭に達する…ところだが先ほどと違い妙に色っぽい印象を受ける。
 不満げに睨みつける釣り上った瞳。すっと整った鼻筋の下には小さめの形のいい唇。艶めかしく動く赤い唇は男達に怒りを忘れさせた。「いいですか?」とばかりに人差し指を立てた姿は小動物みたいに可愛い。
 こいつ…なんか色っぽくないか?といまだ止まらぬ罵詈雑言を受けながら男達は再び顔を見合わせる。


「ホントに救いようがない人たちですね…… もっとも救うきなど最初から…」
 何か…おかしい。千里の前で間の抜けた顔を並べる男達はそわそわと、落ち着きのない様子でこちらを見ている。特に強く感じる顔と胸、そして…下腹部にはっきりとした欲望の視線が突き刺さる。
(……なんでしょう…身体が…熱い…)
 不快な筈の視線に千里頬が朱に染まる。背中にじっとりとした汗が流れ、身体は昂揚しどんどん火照りだす。
(むぅ…あの男…さっきから胸ばかり見ていますね? 私のは小さ…その平均を下回っていますが…それでも興奮するのでしょうか…)
 つい視線を男の下腹部…陰茎の位置に走らせ千里はあわてて視線を外す。
(って! 私は何を考えているんですか!! こんな下卑た木偶共の性欲の対象にされるなど屈辱です!! どうしたのでしょう…私は…)
 理解不能な熱が思考を阻害し、いつもの千里ならこんな事に心を乱されたりしない。
(そうか…あの薬……)
 先ほど吸ってしまった煙は異性を惹きつける性フェロモンを濃縮したもの…。
(やはり成功でしたか! やはり私は天才です!!)
「まったく…聞いていますか? つまり…」
 研究の成果が実証されたことの満足感に、内心ほくそ笑みながらも男達への暴言が止めない千里。
(つまり、この男達は現在私に発情している……性フェロモンの効果で!! 当然ですがやはり私は天才です! いずれあの佐藤麻美にも……やけに静かですね?)
 シーンと静まりかえった空間に千里の声だけが響く。男達は黙ったまま少しずつ距離を詰めている。
(って発情!?……まずい…のでは…?)
 獣と罵った男達が発情している……壁を背にいつの間にか千里は包囲されていた。
「ホント…よく動く口だよなぁ…」
 千里がどう動いても逃げられない距離に入るまで皆耐えていたのだろう。男達の表情に笑みが浮かぶ……とても爽やかとは言えない下卑た笑みだ。
「これなら…フェラも期待できますね♪」
 密室の中に飢えた男5人と女1人。皆ぎらぎらと眼を光らせている。
「よっと」
 突然手首が捻られ、肘まで下げられた白衣で後ろ手に拘束された。手が抜けないようにぎっちりと結ばれる。慣れた動作で抵抗する間もなかった。
「何を!」
 千里はきっと男達を睨む。欲望を滾らせた男達を見ていれば次に何をされるかは想像がつく。周りを男達に囲まれ嫌でも自分の身体が小さい事を認識させられるとどうしようもない不安が沸いてくる。
「こ…こんな風に大勢で女を襲うとは恥ずかしいと思わないのですか!!」
 迫力に押され唯一抵抗できる口で気丈なセリフを吐くが、声も不安で震える。瞳を潤ませ小さな身体をもぞもぞと揺らす姿がますます男達の劣情を煽ってしまう。
「何って…ねぇ?…しかしまぁ小さい胸だよなぁ?」
 馬鹿にしたように男が笑う。肉体の造形など、自分には関係ないとする千里だがやはり年頃の少女である。自分のコンプレックスを指摘され屈辱に眉が歪む。
「あっ…」
 男の腕が千里に伸びる。胸に触られると身体を強張らせたが、汗の滲む首筋を男の指先がなぞる。
 予想していない箇所への接触に思わず声が漏れ、くすぐられるような感触にぞくぞくとした震えが背筋に走る。親指と人差し指が千里の細い首を挟むようにそのまま鎖骨の窪みへと降りていく。
「白くて細い首だよなぁ? ボキンっといっちまいそうだ」
 にやりと笑う男。
(ふっ…ふん! そんなこと出来るはずがありません! あなた達の目的は私の身体なのでしょう?)
 声に出ない言葉、わかっていても恐怖で言い返す事もできず、目元に溜まった涙がつぅ…と溢れる。
 首筋をなぞる指が制服のえりを押し広げて胸元へ入ってくる。完全に制服の中に侵入した腕が5本の指で千里のふくらみ全てを包み、膨らみをこねる。
「おお! こうして触ればやっぱ女の子だね。ちゃんとあるわ」
「ひぃんっ!」
 形を確かめるように胸を揉まれ、硬い指先の感触とぐにぐにと形を変える胸への刺激におもわず声を上げてしまった。
「おっ? やっぱ胸は気持ちいい?」
「誰が!…気持ちいいなんて!!」
 嘘だ。しかし我慢できない程ではない。
(そう、こいつらは所詮身体目当てです。 抵抗さえしなければ…逃げるチャンスもあるはず)
「あなた方程度が私を感じさせようなどと…片腹痛いですね!」
 少しずつ冷静さを取り戻し、何とかいつもの余裕の笑みを浮かべる。
「まぁ…まだここには触ってないしな?」
「!! …ぁああんっ!」
 わずかに盛り上がった胸の頂点では無く、その周辺のかすかな盛り上がりをなぞられ、電気のような快感が走る。
(何ですか! 今のは!!)
 もちろん千里も健全な女子だ。たくやの痴態をモニターしている時に抑えられず、自らの胸や秘所に触れた事はあるが、胸だけでこんなに感じた事は無い。
「かわいい声♪」
 別の男の手がスカートの中へと入ってくる。
「そんなに足を閉じないでよ? 動かせないし」
 太ももを固く閉ざしてさらに奥へと進もうとする男の手を必死で押さつける。
(足の力は腕の三倍です! 例え男の力でも……っ!! きゃんっ!)
 敏感な内ももを撫でられて思わず力が抜けそうになる。
「っ! ……んっ!」
 唇を固く閉ざし声を上げまいと堪えるが、男達の動きに合わせてスカートと共にゆらゆらと腰をくねらせる千里。
(んくっ……こんなの…感じてなん…ひゃいんっ! くぅう…焦らしている気ですが? さっきからもどかしい場所ばかり…)
3人目の男が千里のうなじに指を這わせる。今度は首筋から耳元へと甘い痺れが襲う。閉じ合わせていた太ももが少しずつ開き、耳を擽る指に背筋を震わせる。
(ひゃぁんっ!! せっ…背中がぞくぞくします! んはぁ…ちっ……力が入りませんっ……)
 後ろの男に身体を支えられなければ立っていられない。
「はふっ…んっ……はぁはぁ…んんっ…」
 閉じた口から少しずつ吐息が上がり、完全に脱力した身体を男達が本格的に責め始めた。ざらざらした男の指に胸の突起を転がすように弾かれ、つつましい膨らみも男の手によってぐにぐにと形を変える。
「ひゃいいい! そこは! ああっ!」
 スカートの内に潜り込んだ手にショーツの上から秘唇を弄られ、ぐじゅっと湿った音と共に押しだされた愛液が内ももを伝う感触に千里は羞恥に塗れた表情で喘ぐ。
(くひぃいんん! みぃっ…みみっ! だめぇ!! ぴちゃぴちゃって……音が…ひゃあんんっ!)
 耳元を舌に舐められて、いっそう強まる寒気にも似た感覚に喉を震わせ悶える。3箇所からくる刺激は千里の未成熟な性感では許容できるものでは無い。震える身体を男達になすがままに弄られて悲鳴を上げた。
「あぅ!! うっあああああああぁああ!」
 絶叫。
 後ろ手に縛られ、3人の男達に嬲られる少女は全身を痙攣させて声を張り上げた。
 強制的に押し上げられた性感に生まれて初めての絶頂を迎えた千里。その感覚は論理的思考を常とする彼女には説明できない、それどころか意識ごと思考する余裕を奪っていく。
 ――唾棄すべき本能のみの感覚――。
「あっ! あっ! あっ! はっ! ひぃ! ふぅううう……ああっ!!」
 呼吸することも忘れ、白い喉を仰け反らせてびくんびくんっと痙攣する身体を男達に支えられようやく立っていられた。
「うわ…もうびんびんだな…」
「こっちもぐちゃぐちゃって音してる♪」
「イったな…あっさり」
 意識にフィルターがかかり、男達が何を言っているか理解できない。ただ荒い呼吸を千里は繰り返す。
「おまえら…楽しみすぎ」
「こっちにもまわせって〜の」
 輪に入っていなかった男二人が前後の扉の鍵をかけて戻ってきた。
「じゃぁ…誰が最初にするか順番決めようぜ?」


 幅の広い机の上に仰向けに寝かされる千里。首のリボンを残し全ての衣服を剥ぎ取られていた。
(相原先輩も…よくこんな格好をさせられていましたね…)
ふとモニター越しに観察していたたくやの姿を思い出す。絶頂を迎えさせられ、弛緩した身体は男達のなすがままだった。
「よっしゃ! 一番!」
 順番が決まったのだろう、寺田2号が千里の足を割って身体を入れてくるが抵抗しない。強制的に開かれた足の付け根…秘部が男達全員に晒されても抵抗する気力も無い。
「うわ…子供みてぇ…」
「………さっさと済ませてください…どうぜ全員に犯られるんでしょう?」
 一瞬の躊躇の後千里は淡々と呟く。抵抗しても無駄なのはわかった。ならばこれ以上無様な姿を晒したくない。
「かわいくねぇなぁ…」
 呆れたような声と共に下腹部に熱い感触が当たる。先ほど秘所に触れた男の指も熱かったがその比ではなかった。いよいよ犯されると覚悟した瞬間、
(ああ…こんなのが私の初めてなのか……)
 胸にちくりと痛みが走る。脳裏に浮かぶ【今は】存在しない1人の男性。
(驚きですね…最初は好きな人と……なんて想いが私の中にあったのでしょうか? こんな時にあの人の顔が……)
 千里が自嘲気味に笑うと、それを余裕と感じた男の怒りを刺激し、躊躇いもなく一気に突き入れられる。
「あっ!! ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
 肺の中の空気全てを絞り出し千里の喉が震える。身体の奥を引き裂き、熱い塊に貫かれたその瞬間に全ての思考が頭から追い出される。残るの【熱さ】と【痛み】。
 身体の内で何かがちぎれる音に千里は悶絶する。
「くううっ! ああっ! ぎいぃい! あがぁああ!!」
 狭い秘唇を無理矢理こじ開けながら、無慈悲に抽送される肉棒。
(イタイ! イタイ! イタイ!)
 引き裂かれた痛み、灼熱の熱さ、繰り返される衝撃。思考などできない。ただ本能のまま子供のように千里は泣き喚いた。
「…………!………!?」
 男達の声は聞こえるが内容が入ってこない。身体を揺さぶられ、ただ痛みを訴える声だけを嗚咽と共に口から漏らす。
「あぎっいいいい! ああ! いだっいいいい! あがぁあああああああああぁおあああああ!」
 衝撃に痙攣する身体が膣内の異物を締め上げると、その熱さと硬い感触がますますはっきりと感じられる。
「許し…あぐっ! ぅううう! ああああ! いぎいいいいい!!!!」
 懇願しても止まらぬ男の抽送は千里の意識を削り取っていく。裂けた傷口を何度も抉られる激痛にシャッターが降りたように意識のONとOFFを繰り返した。寺田2号が何か喚いているが、痛みに悶える千里には届かない。内部でますます膨張する肉の杭に、未成熟な膣全体が限界まで押し広げられ激痛として脳に警鐘を鳴らす。
「かひっ! はひっい! ぃいいいいいいいい!」
 突かれるたびに肺の中の空気が押し出され、呼吸すら満足にできず、ただ身体を揺さぶられる。
「……! …! ぉおおおおおおおおおおおおおおおお!」
 獣の咆哮と同時にどくんっ!!と熱い迸りが身体の奥に叩きつけられた。
「あぎぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
 身体の最奥に溶岩のように熱くどろっとした液体がが溜まっていくのを感じながら千里の意識は闇へと沈んだ……。


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