分岐2→1:そういえば、夏美義姉さんが部屋において行った手帳に……


「あふぁ! イく、またイくう!! あっ、あっ、アッ…アアアアアアッ……!!」
「これで、三発目! ほら、口あけろよ。今度は飲ませてやるからよ!」
「そんな、ダメェ…中に、マ○コに欲しいのぉ…ユーイチの、あっついので、わたし、イきたい、気持ちよくなりたいのぉぉぉ♪」
「おうっ! 急にマ○コがキツくなった。リズミカルに締め付けてくるぞ。……よぉし、だったら一晩中中出ししてやるぜ!!」
「うれしい…アんっ! やっ、そんな激しい、あっ、奥に、奥に来るぅぅぅ! 駄目、おマ○コが、わたしのおマ○コがぐちゃぐちゃ言って壊れちゃううううっ!!」
「そら、そら、そらあああぁぁぁ!! 出すぜ、この淫乱サンタ。しっかり妊娠しろっ!!」
「あんっ、あふっ、イッ…気持ちイイッ!! ざーめん、ユーイチのざーめん、ざーめんちょうだい♪ あたしの赤ちゃんが、悦んでる、びくびく言って、イって、あアああっ、アアッ…! ァ……―――――――――ッ!!!」
(………すごい。サンタちゃんとユーイチさん、車の中でこんなに……)
 義姉さんの手帳に何度かあった(犯された?)事のあるユーイチさんの名前を見つけ、電話で「エッチして欲しいんです…」と言うと、今から冬山にでもイけそうなRV車に乗って来てくれた。
 その後は、人目につかない場所に車を止めて二人は犯りっぱなしだ。今、サンタちゃんはあたしが渡したキャバクラのサンタ服を身にまとい、天井につくほど足を伸ばして痙攣させながら、三度目の射精を膣の奥深くへ受け止めている。
 二人とも、まだまだやる気だ。まだ痙攣の収まらないサンタちゃんを座席の上で抱え込んだユーイチさんは背面座位でサンタちゃんを貫くと、手のひらからはみ出るほど大きい乳房をこね回しながら車を揺らすほど強烈に腰を突き上げ始める。
「んはあああああっ! はひぃ、あはぁ…♪ 中で、ザーメンが掻き回されるゥ…♪」
「くっ…すっげぇ締まる。もうイきそうだ。……くうっ!!」
「はあぁあああっ!! 太いの、硬いの、こすれるうぅ!! もっと、ねぇもっと出して、イきたいの、もっとスゴくイきたいのぉ♪」
「安心しな。イヤと言うぐらい出してやるから。勝手に、イけよ、妊娠して子供産んでも、俺は知らねえからな、好きなだけ孕んじまえ!!」
「あ、あひぃ、んああ、イク、イイイクゥ、イッくううぅぅぅ〜〜〜〜〜〜!!」
 膝の裏に手を回され、高々と膝を持ち上げられてモノの様に体を揺さぶられ、サンタちゃんはまた甲高い歓喜の強制を迸らせる。

 周囲に人の気配は無い。街からそう遠くない林からは電気の明かりが遠くに見えるだけだ。
 けど、二人を引き合わせたあたしは、車で連れてこられたどことも知れない場所で二人のエッチを見せ付けられながら、一人ぼっちで寒い外で待ちぼうけを食わされ続けていた。
(ううう〜〜…ひどい、こんな事になるんなら、あたしがお金を出してでもホテルとかに行ってみるべきだった…くしゅん!)
 あたしはすぐ帰れると思ったので、それほど厚着をしてきていない。――と言うより、薄手のジャケットの下はサンタちゃんに薦められて着せられた露出の多いワンピース風のサンタ服だ。なんで店長は一着じゃなくて五着もデザインを違うのを入れてるのよ……
 ユーイチさんの上着を借りて着こんでも、ストッキングも履いていない生足状態では深夜の寒さはかなりキツい。それに時間も三時半。研究で徹夜慣れしてはいても、目の前でこうも激しいエッチを見せられたら……いろいろと変な気分になっちゃうのだ。
「お嬢さん、そんなところでどうしたんだい?」
「えっ…あ、ユージさん……」
 誰もいないと思っていたのに声をかけられ、驚いて振り向いたあたしの前にいたのは、ユーイチさんと同じく姉さんとエッチな関係にあったユージさんだった。
「ユーイチからたくやちゃんと犯れるって電話があってね。せっかくのクリスマスの予定を切り上げてこっちに来たよ」
「あ、あたしとじゃなくて、あたしの友達と…なんですけど……」
「ふぅん、友達ってユーイチとやってる子?」

「ユーイチ、また、またイっちゃうぅぅぅ……ザーメンで、妊娠しながら、わたし、イって…あああっ♪」
「こんなにマ○コ濡らしやがって、そら、そらそらそら、何リットルでも注いでやるぜ!」
「アッ、アハァアア、んはぁ、あはっ、あっ…あぁ〜、あああ、体中、精液で一杯、やらしい、わたしこんなに、気持ちいいの、はじめてええぇえあああああああっ!!」

「―――こりゃすごい。二人ともこんなに寒いのに盛っちゃって」
「そう…ですね。あ…あはは……」
「このペースなら、そのうち糸が切れたようにいきなり終わるよ。夏美の相手をさせられてるときも、最初の勢いはいいけど後が続かないヤツだったから。そう言う事、妹さんなら聞いてない?」
「そう言うのは普通言いませんって。エッチの相手がどうとかどんな今年たかなんて」
「ははは。それはそうだ。違いない」
 あたしの言葉を聞いて嬉しそうに笑ったユージさんは、中からサンタちゃんの喘ぎがアンアンと聞こえてくる車に背を預けると、コートのポケットから缶コーヒーを取り出してあたしへと放ってきた。
「あちちちち、熱ぅ…どうも」
「クリスマスプレゼント。夜明けのコーヒーとはいかないけどね」
 ………ユージさん、結構優しいしハンサムだし、まぁ…基本的に悪い人じゃないのよね。3Pされたときはアナルの方が好きと言ってあたしのお尻に入れてきたけど……改めて見ると、芸能人みたいな雰囲気だし……
「どうかした? 俺の顔をじっと見てるけど」
「えっ……いや、こうして会うのは初めてだし、なんて言うか…恥ずかしいですよね、あ…あはは……」
「ふぅん…それは脈あり、ってことかな」
「脈……な、無いです、全然、まったく無い! なんであたしがユージさんに脈って…なに考えてるんですか!」
「その言い方は傷つくなぁ。――でもさ、普通はレイプ同然に犯した相手と顔を合わせれば、もっといやな顔をするんじゃない? それに今の君、スゴく顔が赤くなってるよ」
「う、嘘です、そんな……」
「そう、当然嘘。こう暗くて相手の顔色まで見えるわけ無いよ。だけどさ、一度体を合わせた男に電話するのってどう言う意味か、かける前に考えなかっただろ」
「ちょ、なに近づいて……」
 あたしへ近づいてきたユージさんがコーヒー間を握り締めるあたしの両手へ重ねるように自分の手を巻きつける。表と裏、両側から暖められて冷たさによる痺れは解消されていくのに、それ以上に込み上げて体の内側を焦がし始める熱い火照りが頭の天辺からつま先までを硬く緊張させていく。
「電話はユーイチじゃなくて俺にかけてきて欲しかったな。結構待ってたんだぜ。君から電話が来るの」
「あ、あの……ちょっと、離して……ユーイチさんに電話をかけたのは義姉さんの置いてった手帳を開いて、たまたま目に付いたからで」
「だけど男ってさ、惚れた女の子のそう言うのが気になっちゃうんだよ。君も男だったなら経験無いかい?」
「!? そ、それを知ってて口説いてるんですか? 本気…じゃないですよね?」
「もちろん本気さ。そうでないと、他の子をすっぽかして会いに来りはしないさ」
「あっ……」
 手を引かれ、あたしの体はユージさんの腕の中へ。コーヒー缶は地面に落ちてしまったけれど、胸板に抱き寄せられたあたしは温もりを求めるように頬を摺り寄せてしまう。
「あの…は、離して……」
「夏美と分かれてから結構な人数とSEXしたけど、やっぱりたくやちゃんが一番だよ。……俺の、大きくなってるのが分かるだろう?」
「………(コクッ)」
「ホテルで射精する直前だったから、もう我慢できないんだ。ここで…させてもらうよ」
「それは…んっ…やっ……寒いから…太ももは敏感になってるのに……やあっ…ユージ…さん……」
 ユージさんの左手が重ね着した上着をめくりあげてサンタルックの赤いワンピースの中へと進入し、下腹に押し付けられるいきり立ったものから逃げようと左右に揺れるお尻へ指を這わせてくる。
 前と後ろから責められて、あたしが落ちるのは早かった。性感帯のお尻のラインをなぞられてビクッと身を震わせると、サンタちゃんとユーイチさんのエッチを見て膣の奥に溜め込んでいた愛液が堰を切ったように溢れ出して下着を汚す。それを悟り、ユージさんの指先がお尻の谷間へ下着を押し込みながら太ももの間を通り、下から秘唇を擦りあげる。
「くうぅん…!」
 思わず力んだ瞬間、お腹の中で膣道がぐぅっとうねる。
 あたしのアソコはいつ挿入されてもいいような状態だった。ほんの少し愛撫されただけでユージさんにしがみついていないと立っていられないぐらいに感じてしまい、わずかに開いた脚の表面には熱い愛液が何滴も伝い落ちていく。
「スゴい濡れ様だね。近くであんなに激しくしてるから、熱が移っちゃったかな」
「そんな…あたしは……くあぁ…!!」
 何時の間にかはずされた重ね着した上着のボタンとジッパー。途端に開放されたあたしの胸は服を押し開き、赤と白で彩られたワンピースに包まれた膨らみをユージさんに見せてしまう。
「ふぅん、可愛いサンタさんだね。もしかしてこれでユーイチを誘惑するつもりだったの?」
「そんなわけないじゃないですか!……これは、ユーイチさんと一緒にいるあたしの友達が…是非着てくれって」
「あの金髪の子だね。だけど俺はたくやサンタのほうが好きだよ」
「なにを…んっ!……やめ…そんなとこ、舐めないで……うあっ……!!」
 上着の間から完全に引き出した乳房は寒い事も合って萎縮していたが、ユージさんの舌が首筋からねっとりと這い降りてくると、先端に突き抜けるような快感とともに乳房の内側の血管が脈動していく。それに加え、肌を伝い落ちていくほどの大量の唾液が乳房の深い谷間へと流し込まれ、冷えた肌に生暖かいそれが微妙にくすぐったい。下に降りていくたびにあたしはぞくぞくするようなむず痒さを覚え、悩ましいと息を漏らす唇はユージさんにふさがれて、今度は逆に唾液を呼吸ができないぐらいに激しく吸い上げられていく。
「んっ、んむぅぅぅ!! んっ、んっ…ん………んん………ハァ……あっ…ユージさん……あたし……」
「どうして欲しいか言えたら、これから先はしてあげるよ。たくやちゃん、言えるかい?」
「………んっ…!」
 唇を離すと、ユージさんのお尻を揉む手が二本に増え、指にこもる力が増していく。下着の上からアナルの窄まりまでいじられ、前にアナルを犯された記憶を思い出しながら身を震わせてしまう。
「ここの気持ち良さ…無理やりにでも教えてやろうか? できればスマートなのがいいんだけどな、俺は」
「ユージ…さ…あっ…やぁぁ……そんなに押したら…入っちゃう…指が…お尻に……んくぅぅぅ!」
「アナルはイヤかい? どうしてもイヤならやめて、俺はこの場を帰ってもう二度と君の前に姿を見せないつもりだけど」
「…………て」
 あたしは震える声を喉の奥から絞り出すと、自分からユージさんの体に腕を回し、乳房がたわんで押しつぶれるほど強く抱きついた。
「するなら……今度はちゃんと前で…して……」


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