G)明日香ルート 1


「あ……ひッ……そこ……は、あ……ッ!」
 バルコニーの手すりに左手を付き、右手を頭上に掲げて振っていた明日香だが、汗だくの笑顔はワナワナと震え、唇からこぼれる言葉は全て喘ぎ声でしかなかった。
 この旅行の間に、もしもたくやと二人きりになれたら着ようと思って買った新しいワンピース……けれどその下の身体はたくや以外の男に抱かれた情事の香りがタップリとしみこんでしまっていた。
「こんなの……イヤ……中に、中に入らせ……ヒ、ヒうゥゥん!!!」
 桟橋にいるたくやたちからは距離もあり、位置も高いこともあって見えはしないだろうが、明日香は背後からアナルを嘗め回されていた。屈強な男たちに身体を押さえつけられ、恥ずかしさで明日香が泣き叫ぶのにもかまわずに風呂場で徹底洗浄された直腸に、めくり上げたワンピースの中へ頭を入れた男の長い舌が捻じ込まれ、小さな蕾をグリグリと押し広げている。
「ひあっ……んッ……は、あぁぁぁ……!」
 挿入された舌を、明日香のアナルがギチギチと締め上げる。本来ならヴァギナと違って排泄専門であるアナルを弄ばれ、舌先を押し込まれる感覚に戸惑いながらも、形よいヒップをこね回されながらの舐め責めに唇をパクパクさせ、涎と一緒に喘ぎ声まで溢れさせてしまう。
 ―――お尻の穴でなんて……変態じみた行為で……!
 ずっとバルコニーから手を振っている明日香を気にしながらも、たくやたちが船の中に姿を消す。それを確認してから、明日香は振っていた手でも手擦りを握り締め、拓也にすら許したことのない場所を舐め解されてしまう感覚に、長い髪を振り乱しながら荒い呼吸を繰り返して答えてしまう。
『ずいぶん尻の穴にも慣れてきたじゃないか。最初は泣いて嫌がってたのに、たった数時間でもう感じてるのか?』
「……………!」
 アナルを弄ばれることへの抵抗感はまだ拭いきれていない。
 けれど一方で、たくやたちの姿を視界に捉えたまま腰を震わせてしまっていたのは確かだった。本当に明日香はたくやを、たくやだけを愛しているはずなのに、自分の体で一番汚らわしい場所をクンニリングスされて唾液をタップリと染み込まされて、触れられていないはずの秘唇からは時折噴出するように愛液があふれ出すほどに感じてしまっていた。
 ―――助けて……たくや、助けてェ……!
 たくやたちがいなくなってしまえば、松永先生を含めてホテル内の人間は誰も明日香を助けてくれなくなってしまう。けれど、たった一晩の間に恋人以外の男たちに何度も身体を許してしまった“罪”を知られたくないばかりに明日香は知られないように口をつぐまざるを得ない。例えそれが泥沼にはまる選択だとしても、他に選べる選択肢が用意されていないのだ。
「うっ……うゥ………!」
 どれだけ歯を食い絞めても、こぼれる涙は止められない。たくやの姿がなくなってしまった視界がグニャリと歪むと、顔中に浴びせかけられた精液の感触がまだ生々しく残っている頬に熱い雫が流れ落ちていく。けれど頭をスカートの中に入れている男には、涙で咽ぶのも快感に喘ぐのも判別が付かない。だから、
『お友達に見られるかもしれないってのに……クククッ、日本人てのは噂に聞いていたほどお固くはないんだな』
「あ…んはぁああああああッ!!!」
 舌が深く押し込まれる。磨き上げるように現れてしまった排泄の穴に唇を押し付けられ、すぼまりの奥で長い舌がうねうねと蠢くと、ブシャッと膣口から愛液の噴き出る音が迸り、たくやのためにと用意したワンピースを内側から濡れ汚してしまう。
 そんなにもアナルを舐め責められることに快感を覚えてしまっている明日香の尻タブから男は手を離す。そして舌を押しこんだまま顔を振り、頬を挟み込む弾力のある膨らみをタプタプ揺らて感触を楽しみまがら、腰の左右からヒクヒクと物欲しげに戦慄いている。膣穴を目指す。
「ふあッ…ひ…いッ〜…! 中で…舌が暴れ……んひィ! あ…そんな……ひッ、あああああッ!!!」
『ほら、嬉しいならもっと鳴いてみせろよ。お友達に聞こえるぐらい大きな声でさ』
「や……ダメェ……ばれちゃうの…た、たくやに……こんなんとこ、し…知られたらァ……!!!」
『ここまで恋人を裏切っておいて、よくもまあ……んじゃ、どこまで耐えられるか試してみようか?』
「んッ……あ、あァ〜〜〜〜〜〜!!!」
 明日香の膣口に男の指が飲み込まれていく。
 潮に晒されて硬くなった指先が肉壁を掻き分けると、明日香の蜜壷は肉ヒダを吸盤のように指へ絡みつかせる。すっかり外人サイズのペ○スに馴染み、それでもアナルの内側を刺激されるたびにキュッキュッと心地よく締め付けてくるヴァギナをじっくりとこすりあげ、こね回すと、昨晩から朝食事以外休みなしで犯され続けてきたヴァギナはすぐさまトロトロに蕩けた練乳のような白濁液を溢れ出させてくる。
『………脚を開け』
 唾液でふやけきったアナルのすぼまりから、チュポンと舌が引き抜かれる。その瞬間、ビクッと身体を震わせた明日香は、桟橋からクルーザーが離れて行くのをぼんやりと見つめながら足を肩幅よりも広く開いてしまう。
『いい子だ。お友達にばらされたくなきゃ、おれたちの言うことをよ〜く聞くことだぜ』
 男がスカートの中から顔を出す……が、これで責め苦が終わったわけではない。室内で明日香が戻ってくるのを待っていた他の男たちがタイミングを見計らってバルコニーに椅子を運び出してくると、アナルクンニに一息ついた男はそれに腰を掛け、めくり上げたままの明日香のワンピースの内側のある一点にペ○スの先端の狙いを定めた。
「…………………ッ!」
 それは言うまでもなく、直腸への入り口だ。ようやくクンニから開放されたばかりのアナルに焼けた鉄の棒のように熱を帯びた亀頭を押し付けられると、明日香は諦めを抱いて目を伏せる。
 ―――挿れられ…るんだ……またお尻に……恥ずかしいところに……どうしてそんなところにまで挿れようとするのよ……
 スカートをめくり上げられ、むき出しにされたお尻に男の視線を感じると、ペ○スの先端と接しているアナルがググッと収縮する。そんな明日香の反応を粘膜でじかに感じ取った男は両手の親指で排泄口を左右に広げると、南国の熱い空気が尻の谷間をくすぐりながら腸の中へと流れ込んでくる。
「お…お願い……何でも言うことは聞くから……乱暴にはしないで……」
 初めてアナルに巨根を捻じ込まれたときの痛さを忘れられない。だから明日香はたくやの乗ったクルーザーが島から離れて行くのを目で追いながら、せめてもの慈悲をと後ろの男に訴える。
『なに言ってやがる。昨日の晩は自分から犯してくださいって俺たちの部屋まで来たらしいじゃねェか。今更遠慮なんてするわけねェだろ』
 それに、
『尻の穴を置かされて何回イった? 一度や二度じゃないよな? ケツの奥にザーメン浴びながら涙流して喜んだのはどこの誰だった?』
 返す言葉がない……最初こそ痛がったものの、ヴァギナとはまた異なった体内に射精される感覚に明日香はすぐに病みつきになっていた。腸からタップリと吸収された媚薬入りローションの効果もあるが、抵抗も出来ずにアナルを貫かれるたびに、たった二時間で身も心も拓也とのSEXでは味わえなかった快感の前に灼き焦がされてしまっていた。
 媚薬の熱に浮かされた身体は何度も絶頂汁を噴き出しながらアナルでペ○スを食い締め、何人もの男の前に晒した素肌をいやらしく波打たせる。気も狂わんばかりに嬌声を上げ、男が一度射精する間に三度も四度もオルガズムを極め、拓也を裏切る言葉を何度も連呼しながら腸の奥で射精され……それからたくや達の出発に身体を洗われて三十分と経ってはいない。
「い…言わないでェ……」
 否定できない。できる訳がない。貫かれる味を覚えてしまった明日香のアナルは、今でも拓也のモノより太くて長いペ○スを待ち望んでいる。それが恋人に対してどれだけ重大な裏切りであるかを知りながらも、腰を揺さぶって挿入を早くとねだる自分を抑えきれなくなってしまっているのだ。
 ペ○スとアナルが擦れあうと、タップリと塗りつけられた唾液がグチュ…ズチュ…とイヤらしい音を奏でる。その音にどれだけ自分が浅ましく汚らわしい人間なのかと思い知らされていると、
「く…ぅんんん〜〜〜!!!」
 明日香のお尻よりわずかに低いだけの場所にある椅子の上で、男が腰を前にずらす。動かないようにと両手でしっかりホールドした明日香のヒップに自分の下腹部を近づけていくと、距離を詰めた分だけ太いペ○スが肛門へと押し込まれていく。
 ―――いや……そんなにじっくり入れられたら……お尻がムズムズして……あ、ダメェ……中に、中にぃ〜……!
 膣口より緒格段に締りの良い肛門ではあるけれど、十分すぎるほど舐め解されていたため挿入はスムーズだった。
 一旦入り口で細く絞り上げられた亀頭が直腸の内側にズリュンと入り込む。ゴムのようにしなやかで弾力のあるペ○スは、食い千切らんばかりの締め付けを見せる明日香のアナルを押し広げながらゆっくりと長大な肉茎を直腸の内部へと押し込んでいく。
『おい、力を抜かなきゃ綺麗なお尻の穴が切れちまうぜ』
「だって……太いの……あなたのおチ○チンが…ふ、太すぎるのォ……!」
 何度かアナルSEXを経験したといっても、そうそう簡単に慣れるものではない。大きく張り出したカリ首が直腸を裏側からゴリゴリと抉る感覚に、指が食い込みそうなほどバルコニーの手擦りを強く握り締めていると、男の腰が明日香のヒップに密着し、それと同時にズンッと重たい衝撃がアナルの一番奥から明日香の身体を突き上げた。
「あ……あッ……奥に…あ、当たって………!」
 ヴァギナとはまた異なるうねりを見せる直腸に20センチを超える巨根が全て埋まっていた。肉茎と密着した腸壁からは火が出るんじゃないかと思うほどに熱い疼きが沸き起こり、たくやたちの乗った船を遠くに見つめながらリビドーに打ち震えていた明日香は、その直後に始まったペ○スの抽送に長い髪の毛を跳ね上げながらよがり声を迸らせる。
「い、あああァ! んッ、う……あッ、はァ、ダメ、ダメェェェ!!! お尻、壊れる、壊れるゥ〜〜〜!!!」
『自分から尻を振っておいてよく言うぜ。だったらほら、お友達にバイバイしながらケツでイっちまう変態だって告白しなよ!』
「そんなの、イヤ、出来ない、た…たくやには……んッ…おチ○チンで…お尻がいっぱいで……わ、私、こんなの、ダメ、ダメ、ひ…イひぃ〜〜〜〜〜〜!!!」
 痛かったのは最初だけ。抽送が始まりアナルを肉棒でめくり上げられるたびに、教え込まされた快感が次々と目覚め、全身から汗を噴出しながらヴァギナからもとめどなく愛液を噴出し、たくやたちの向かった海にめがけてあられもない声を上げてむせび泣いてしまう。
 けれどクルーザーはもう島から遠く離れ、声はおろか姿すら視認できはしない。それでも、すっかり内蔵を押し上げられる息苦しさにも慣れて快感にすら覚えるようになっていた明日香は、必死に男を拒み続ける“ふり”をするのだが、そのことで興奮を煽られた男は明日香の腰を引き寄せ、手擦りから引き剥がして自分の腰の上にまたがらせてしまう。
「うぁああああァ!!! お尻が、お尻がァァァ!!!」
『いちいち喚くんじゃねェよ、淫乱女! 尻の穴で何度もイった女が今更カマトトぶってどうすんだよ! ほら、尻の穴にザーメン注ぎ込んでやる。イヤか? イヤならハッキリそう言ってみろよ!』
「そ…そんなの……決まって………や、ぬ、抜かないでェ!!!」
 男が上に乗った明日香の尻タブを掴んで大きく押し上げ、直腸にすっぽり収まっていた肉茎をズルリと引きずり出すと、明日香は反射的に叫んでしまった。
 驚きが隠せない……ただ、身体を弄ばれたことをたくやに知られたくない一心でさらに身体を差し出していたはずなのに、今ではもう、途中で止められるのが我慢できないほどに外人従業員たちとのSEXにはまり込んでしまっていたのだ。
 ただ、明日香本人はそのことを受け入れられずにポロポロ涙を流しながら両手で唇を押さえている。けれど本心を確かめた男は明日香の細くくびれたウエストに腕を回すと、快感を刻み込まれた明日香の身体を跳ね上げるほどの勢いで腰を突き上げる。
『悪いね、恋人さん。この女、俺たちが貰っちゃうよ!』
 もう遠慮はしない。突けば突くほど涙声に甘いものを混じらせる明日香の尻の谷間にペ○スを押し込むと、押し殺せなかった低いうめき声がさらにあふれ出す。脚の上に生暖かい液体を迸らせるほど感じている美少女のアナルの中を角度を変えて何度も突き上げ、例えこの旅行が終わったとしても忘れられなくなるアナルSEXの快感を子宮を裏側から擦り上げながら刻み付けていく。
「お願い……もう…許して……私…壊れちゃう……こんなの……い…いやぁ………!」
 明日香は、自分がもう壊れていることに気付けていない……いや、気付いていて、それを必死に否定し続けていた。拓也との経験よりもさらに甘美で強烈なオルガズムに達するたびに、今までの人生観が瞬く間に塗り替えられてしまう。ヴァギナと薄い壁一枚で隔てただけの場所を太いペ○スで擦り上げられると、拓也の前でも外せなかった理性のブレーキが簡単に壊れ、腰をくねらせて直腸で味わうペ○スに夢中になってしまっていた。
 ―――違う、私は……はっ…あっ……お尻をかき回されて…気持ちいいわけ……気持ちいいわけが……ッ!
 頭の中で否定を繰り返しても、ペ○スで貫かれるたびにその太さを貪ってしまう直腸のうねりは誤魔化せない。男の手が腰から胸に移り、ワンピースの上から乳房をこね回しだすと、明日香の手はスカートをたくし上げて自分の秘所へと滑り込み、愛液を噴きながらヒクついている膣口に指先を押し込んでしまっていた。
「あううううっ! 私は、感じてなんか、感じてなんか……んィいいいィ! ダメ、かき回さないでェェェ!!!」
『チ○ポをよく閉める尻の穴だな。イきそうなんだろ? だったら認めちまえよ。素直になって、彼氏のチ○ポよりこっちのが気持ちいいって言っちまえばいいんだよ』
「わ…わた…しは………」
 昨日の晩にも松長先生に一度言わされてしまった言葉だ。直腸の粘膜を張り出したカリ首の傘に抉り抜かれて半狂乱状態の明日香には、その言葉を押しとどめられるだけの理性が残っていない。促されるままに左右に大きく開いた両足をバルコニーの手擦りに乗せ、小さくなってしまったクルーザーに向けて開脚してみせると、捲り上げたワンピースの裾から手擦りを飛び越える勢いで白濁液が噴出した。
「た…くや……あ、たく…やァァァ!!! わたし、イくの、お尻の穴でイっちゃうのォ! おチ○ポが好き、お尻の穴でイくのが好きなの、だから、わたしは…もう……あ…あはぁあぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 明日香が遠く離れてしまったたくやに向けて叫び声を上げると、焼け焦げるような快感に震えてしまっている直腸の中でペ○スが膨張し、ビクンと大きく跳ね上がる。そして激しいピストンでずっと溜め込んでいた精液をお尻の奥のさらに奥に目掛けて大量に迸らせた。
「クッ……ヒ、イィィィ〜…!!!」
 ぎっちりとペ○スを食い締めているアナルの中は精液を溜めて置ける場所などない。まるで腸の掃除をされた時に挿入された浣腸の感覚を思い出しながらも、直腸内にあふれ帰る精液の温もりで立て続けに昇りつめ、呼吸すら出来なくなるほどの圧迫感にそのまま長い時間喘がされてしまう。
「ハ………ァ…………」
 ようやくペ○スが引き抜かれると、溜め込まれていた白濁液が丸く口をあけたまま戻らなくなったアナルからゴプッゴプッと勢いよく流れ出す。前に押し出された身体を必至に手擦りに抱きつかせると、まるで排泄するかのような開放感に安堵の息を洩らし、注ぎ込まれたばかりの精液を太股の内側を伝わせて床に滴らせてしまう。
 ―――お漏らし…してるみたい……
 しかもそのお漏らししている股間は、椅子に座ったままの男の目の前だ。こんなにも恥ずかしいところを見られてしまっていると言うのに、
 ―――見て欲しいって……思ってるなんて……
 明日香はゆっくりとお尻を左右に振り、トロトロと精液が溢れ出てくるアナルにそっと指を滑らせる。何度も巨根に貫かれ、内側からめくり上げられた蕾は少々膨らんでしまっていて、触れるだけで背中が跳ね上がりそうなくすぐったさに身を震わせてしまう。
 ―――もう……たくやだけの体じゃないんだね……
 ただ、不思議なことに悲しさは感じない。もしかして自分は心が壊れてしまったのかと思うけれど、男に優しく抱きしめられて身体を起こされると、不快に思うどころか、頬を染めながらも喜びを感じてしまうようになっていた。
 ―――大丈夫だよ……この旅行が終われば……私は、またたくやの傍に戻れるんだから……
 男の胸に寄り添いながら部屋に戻ると、ベッドの上では三人の男が休んでいた。たくやたちに見られるかもしれない恐怖に打ち震える明日香を見物しては興奮をあおり、股間には皆、ペ○スを猛々しく反り返らせていた。
 ―――大丈…夫……たくやたちが戻ってくるまで……それまでの間……我慢するだけ…なんだから……
 明日香の口元に笑みがこぼれる。
 それを見た男たちは、彼らのホテルを訪れた大切なゲストに最高のもてなしをするために、手を引いてベッドに引きずり込むと、ヴァギナとアナルにすっかり明日香も慣れ親しんだサイズの巨根を遠慮なく捻じ込んで、肌を覆い隠すワンピースを乱暴に引き裂いた―――


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