D)たくやルート 3


 美由紀さんとケイトを交えた二度目の性交を終え、白濁液にまみれた長大ペ○スが膣内からズルリと引き抜かれると、あたしは言葉一つ口に出来ぬままベッドへ仰向けに沈み込んだ。
「お〜い、たくや君、大丈夫?」
 大丈夫なはずがない……30センチ近い巨根を限界を越えて根元まで飲み込んでしまっている結合部にまで舌先が伸び、まさに悶絶地獄のようなSEXを体験させられたのだ。破れたシャツとビキニを未だまとわせたままの体液まみれの身体には、指一本動かす力もまともに残されていないぐらいだ。
(ううう……なんだか知ってはいけない世界に足を踏み入れちゃったような気分……)
 ただでさえ感じやすくて濡れやすくてイきやすいのに、巨根の外人さんプラス、女性陣二人に弄ばれたのだ。連続絶頂の最中、異国の地で天国の花園を垣間見た代償として全身がガクガクブルブル震えて腰に力が入らないのは、当然の結果と言えた。
 肉棒を引き抜かれたばかりの膣口はポッカリと穴が開いたままで、胎内に注ぎこまれた精液がこの時とばかりに愛液と一緒になって溢れ出してきている。出来ればティッシュか何かで拭いたいところだけれど、軽く右によじったお尻へ手を伸ばすだけの元気もない。汗だくの身体を時折思い出したように震わせることしか出来ず、SEXの生暖かい名残りが太股とヒップの境界線を伝い落ちる感触に身震いしていると―――
「んあ―――――――――――――――ッ!!!」
 お尻を持ち上げられ、パックリと開いたままに舌先が捻じ込まれる。収まりかけていた体の痙攣が再び激しくなるのを感じながら、意気も絶え絶えに首だけ振り向かせれば、お尻の向こうには金色の髪の毛が揺れているのが見えた。
「はあうッ!! ああぁンッ!! ケ、ケイト、ダメ、吸っちゃダメェ!!!」
「気にしなくていいですネ。ケイトはタクヤちゃんのおマ○コをキレイキレイしてあげてるだけですからネ♪」
 腰を振って逃れようにも、二度の中出しファックで腰には完全に力が入らない。ケイトにされるがままに膣口へ舌を抜き差しされると、ググッと収縮し始めた膣道から大量の愛液と精液が下り始める。それを音を立てて吸いたてられると、恥ずかしさ以上に下腹部の奥に更なる快感の炎が灯されてしまい、あたしはシーツを握り締めながら痙攣する太股に力を込め、丘に上がった魚のようにガクガクと全身を身悶えさせた。
「んフッ……タクヤちゃんのおマ○コ、いくら吸っても吸い足りませんネ。甘露甘露…ですネ……♪」
「どこでそんな日本語覚えて……んふあァ! やめ…く、クリ…トリスは……へ、変なとこ撫でないで……んはぁ…!!!」
 自分でどれだけ濡らしているか分からない……そんなあたしの秘所を下腹部を撫でながら丹念に嘗め回したケイトは、最後とばかりに充血しきったクリトリスを唇の間に挟み、纏わりついた愛液に自分の唾液を混ぜ合わせ、はしたない音をわざと響かせて強烈に吸引する。それと同時に、淫核をついばんだ唇を左右によじられ、舌先が淫核の先端を擦り上げられると、あたしは下りかけていたアクメのスロープを全速力で一気に逆戻りし、真後ろにケイトの顔があるのも構わずにヴァギナを絞り上げて大量に吐淫してしまう。
「うあっ…あ……あはっ、あ、あ、あ…んはぁあぁぁぁ―――――――――………!!!」
「フフフ……ケイトのお顔、タクヤちゃんのでいっぱいドロドロになっちゃったですネ……んッ………♪」
「あ……んあッ………!!!」
 あたしの股間から放たれる愛液を浴びるのも厭わずに、ケイトはあたしの腰を抱きかかえて舌先を奥へ奥へと捻じ込んでくる。舌よりも太いペ○スを捻じ込まれていたのに、充血しきっている膣粘膜を嘗め回されるとあたしは一際大きく腰を震わせ、俯いていた頭を跳ね上げて悲鳴を迸らせ……そしてすぐまた力尽きてベッドへと倒れこんでしまった。
「うッ……ウウウ……もう…お婿にいけない……」
 こんな快感を知ってしまって、本当に男に戻れるのか……胎内から精液を吸い上げられ、なす術もなくイき果ててしまった事に悩んだまま、肩を震わせながら汗だくの身体をベッドへ沈める。すると、破れたシャツからこぼれ出た乳房へ両手を這わせながらケイトが背中に身体を重ねてきた。
「心配しなくてもノープロブレムですネ。タクヤちゃんがお婿になったら、どんな旦那様でも満足してもらえますですネ♪」
「お婿とお嫁の意味が分かってないでしょ……シクシクシク……」
「じゃあケイトが貰ってあげますネ。タクヤちゃんが男でも女でも、ケイトは全然気にしませんですネ♪」
「あうう……喜んでいいのかなァ……」
 背中に押し付けられているケイトの胸の膨らみは小刻みに動くたびに、つい、心が揺れてしまうのは男だったら仕方がないことだと思う。
 けれど今は、ケイトと美由紀さんに聞いておかなければいけないことがある。
「それより……どうしてケイトたちがあたしの部屋にいるのよ。こんな時間に……」
「夜這いですネ♪」
「………は? よ、夜這い…ですか?」
「松永先生は言ってましたですネ。日本の男女の仲は相手のベッドへもぐりこんだ回数だけ深くなるそうですネ。だから美由紀ちゃんを誘って、タクヤちゃんとエッチな事をしにきたんですネ。……でも」
「んぁああああああっ!!!」
 突然、絶頂を繰り返しすぎて張り裂けんばかりに張り詰めたあたしの乳房を潰れるぐらいに強く乱暴にケイトが揉みしだく。
「タクヤちゃんたらひどいですネ。ホテルから帰ってすぐにずっと待ってたケイトたちを放ったらかしにして、それなのに男の人と帰ってきたと思ったらいきなり見せ付けてくれちゃうんだから……!」
「あ、あたしが悪いわけじゃ…はぁあああん! ダメ、助けて、美由紀さぁん!!!」
 このままだと今度は胸だけでイかされる。その前になぜか少々ご立腹のケイトを引き剥がしてもらおうと思ったんだけど、美由紀さんは呼びかけに答えてくれなかった。その代わりに―――
「んっ……んふゥ……あァ…ん、んんんゥ………」
 鼻にかかる甘ったるい声。
 あたしとケイトは視線を見合わせると首を声の方へと向ける。するとなんと、あたしとの行為を終えたばかりの船長さんの股間に、美由紀さんは顔をうずめ、舌と唾液と唇とで卑猥な音を響かせていた。
「こんなに大きいのがたくや君のアソコに入ってたんだ……んッ……こんなに大きいなんて思わなかった……」
 そう言いながら、水着に包まれた形のよいヒップを揺らす―――今にして、二人がホテルで夕食を取った時のままの水着姿のままである事に気がついた。
(水着姿で夜這いに来るのは日本文化的にどうなんだろ……?)
 膝を立て、背中から肩へと滑り落ちたセミロングの髪を掻き揚げながら、美由紀さんの舌がペ○スの根元から先端へと往復を繰り返す。唇が肉茎から離れると色っぽい吐息がこぼれ、悶えるように腰をくねらせて脈打つ性器に吸い付きなおす。そしてあたしの愛液をたっぷりと吸った逸物へくすぐるような口付けを重ねていく。
(あれって……あたしの中に入ってたんだけど……)
 美由紀さんの情熱的な口付けがペ○スに向けてか、それともあたしに向けてなのかと考えてしまうと、気恥ずかしさが込み上げるのと共に力が抜け落ちた身体が疼いてしまう。自意識過剰なのかもしれないけれど、舌を長く伸ばして未だあたしとの性交の名残りの残る性器を嘗め回されているのを見ていると、その舌使いでそのままあたしの膣内に舐め回されているような錯覚が生まれ、同時に今は失っているあたしのペ○スを舐められているような感覚が股間をジンジンと重く痺れさせる。
「ブー! 美由紀ちゃん、独り占めはよくないですネ!」
「……え? ちょっと、ケ、ケイト!?」
 独り占めも何もないと思うんだけど……この部屋で一本だけのペ○スを美由紀に奪われたとでも思ったのだろうか、あたしから身体を離したケイトはそのまま美由紀さんの左に並び、反対側から肉棒へ舌を伸ばす。
 ダブルフェラ……ケイトが口淫に割り込んでいくと、美由紀さんも負けじと舌と唇を動かす。ケイトが亀頭を頬張って口の中で舌をモゴモゴと動かせば、美由紀さんは精液の詰まった精嚢を下からなぞり上げて丹念に舐めほぐし、美由紀さんが刈り首に唇を押し付ければ、ケイトも逆側から吸い付いて二人で舌を絡めるように男性の弱い場所を責め立てる。
「うっ………」
 美少女二人の濡れた舌先に、SEX慣れしている船長さんも体に力を込める。その様子に気をよくした美由紀さんとケイトは上気し始めた身体を嬉しそうに震わせ、日本人ではありえないサイズの巨根に唇を寄せていく。
(こんなのを見せられてるだけって……)
 ようやく体の自由が戻り、身体を起こしたあたしの前には、疎外感を感じさせる光景が広がっていた。あたしを無視して他の男性の股間に肌を重ねた事もある二人が顔を寄せている姿には胸が痛くなるものがある。
 けれど……ビキニの股布を股間に食い込ませて揺れるお尻が二つ、妖しく左右に揺れている。まるであたしを誘惑しているかのように、美由紀さんたちの鼻息に合わせて踊るヒップは少し汗ばんでおり、形よく盛り上がっている恥丘を包む部分は一際色濃く染みが浮かび上がっている。
「……………」
 視線を逸らす事も出来ず、あたしは無言のままビキニを凝視し続けた。
 成熟度で言えばケイトの方が上だろうか。それでも、盛り上がっているほど名器といわれる“土手”の高さは二人とも十二分だし、その“中”の感触も今もまだはっきりと覚えている。
(そんなのを眼前に突きつけられて……)
 既にあたしのことなど忘れてフェラに熱中する二人。その唇からこぼれる甘い吐息を聞きながら、あたしは喉を鳴らして唾を飲み込んだ。
「―――んはぁん!」
「んゥ! た、タクヤ、ちゃん…そこォ………!」
 ずっと二人のヒップを目で追っていたあたしは、知らぬ間に左手で美由紀さんの股間を、右手でケイトの股間をまさぐっていた。突き出すように掲げられたヒップの谷間をビキニの上からなぞり、そのまま熱と湿り気をまとった太股の間に手を滑り込ませて割れ目を押さえつける。
「あぁ…ああぁん……たくや君…そんな、いきなり……はぁぁ…!」
「ケイト……濡れちゃいますネ。ハァン…た、タクヤちゃんの……おててが、ああ、くァアァン!」
 見た目どおり、わずかにケイトの膨らみの方が美由紀さんよりも少し盛り上がっている。それはこれまで経験の差なのだろうけれど、ビキニをスリットに食い込ませるように指を押し込み、左右の花弁を揉みこむように手を滑らせれば、二人の股間は負けず劣らず熱を帯び、柔らかく揉みほぐれていく。
「あ……あぁぁぁ………」
 美由紀さんとケイト、どちらの声とも取れない小さな喘ぎ声が漏れる。それでも二人は、まるで犬のようにそそり立つペ○スに鼻と唇を寄せ、吸い付いていた。
(じゃあ……)
 悪戯心、と言うのだろうか。それともこれは別の感情なのだろうか。
 あたしは美由紀さんの股間を揉んでいた左手の指を股からビキニの内側へと滑り込ませ、布地を横へずらす。何をしようとしているのか美由紀さんも気付いたようだけれどもう遅い。指先を下に向けた左手は割れ目の中心から潤滑液をすくい取ると、淫肉の中に埋もれたままになっているクリトリスをキュッと摘まみ上げた。
「ひ…ひあ、ふぁあああああああっ!!!」
 演劇で鍛えているだけあって、驚くほど声が大きい。包皮を押さえつけてむき出しにしたクリトリスを愛液をまぶした指で“優しく”揉み解していくと、引き締まった背中がケイトの隣りで激しくのたうち、もうフェラする事も忘れて泣きじゃくるように身悶える。ヴァギナの入り口は収縮し、その代わりに根元から先端までたっぷりと揉み解したクリトリスは柔らかくなるどころか瞬く間に充血して硬く張り詰めてしまう。
「………美由紀さん、お口がお留守になってるよ」
「だって…だってぇ………」
 クリトリスを弄ばれる快感と言葉責めで刺激された恥ずかしさで潤んだ視線で訴えかけてくる……けれど美由紀さんは、あたしの言葉に漏らしかけた声をグッと飲み込むと、船長さんの陰嚢をさわさわと優しく揉みしだき、ブルッと震えた太く逞しいペ○スの裏筋に舌先を滑らせる。そして先端の割れ目から溢れる先走り液をすするように射精口へ吸い付くと、不意に左手を伸ばして自分の左脚に指を食い込ませ、股間をさらに大きく割り開いた。
 その意図がわからないほど鈍感じゃない……あたしは一度美由紀さんの股間から手を離すと、親指を口に咥えて唾液をまぶす。そして手首を伝い落ちるほど濡らしてから待ちきれずにヒクヒクと震えている膣口に先端を押し当て、ズブズブと挿入していく。
「うッあァ……ああああ……ッ!」
 一度親指を根元まで押し込むと、恥骨の裏をグリグリと押し込みながら抽送を繰り返す。たちまち美由紀さんの秘所からは太股を伝い落ちるほどの愛液があふれ出し、それを潤滑液にして他の指よりも太い親指で何度となくヴァギナを突き上げると、中指と薬指で影絵の“狐”を形作るようにクリトリスを押さえつけた。
「ッやぁあぁぁぁああああああああああッ!!!」
 美由紀さんが長い髪を振り上げるように悲鳴を放ち、同時に親指をくわえ込んだヴァギナが病的なまでに収縮する。外統治からクリトリスを圧迫され、膣の中は激しくうねり狂い、痙攣を繰り返す。煮えたぎる愛液があたしの指を伝い、二本の指で淫核の根元を押さえつけて親指の腹で美由紀さんの膣天井を擦り上げれば、フェラすることも忘れてビキニを履いたままのお尻を振りたてる。
「たくや君、そこォ! ああッ、ああッ、ああああああああッ!!!」
 汗の浮いた背中が蛇のように左右にくねるのを見つめながら、あたしは膣天井をじっくりと揉み立てて膣内いっぱいにたまった愛液をクチャクチャと掻き回す。ビリビリと痙攣するヴァギナの中でGスポットをまさぐり、子宮の入り口に触れれば、括約筋が秘孔を締め上げ、あたしの親指をペ○スと誤解して強烈に絞り上げる。
(この中へ挿入したら……)
 からからの喉へ強引に唾を流し込みながら、頭の中で美由紀さんを組み伏せる創造を思い浮かべながら親指で膣肉を揉みしだく……すると、ケイトの股間をなぞり上げていたあたしの右手に、不意にケイトの手が重ねられた。
「タクヤちゃん……美由紀ちゃんばっかりサービスしてないで、ケイトにもして欲しいですネ……」
 そちらを手抜きしていたわけではない。ケイトのビキニにはたっぷりと愛液がしみこんでいて、押せば押すほど愛液がジワッと浮かび上がってくるほどだ。それでもすぐ隣でお尻を振りたて身悶える美由紀さんを恨めしそうに見つめていて、さっきから私も私もと下半身をくねらせていた。
「いいけど……船長さんをちゃんと満足させてあげてね」
 そう微笑みかけると、美由紀さんのときにそうしたように、あたしは右手の親指を口に含む。そうして自分の指にたっぷり唾液を吸わせると、右手をお尻の側からケイトのビキニの内側へ滑り込ませ、汗ばんだヒップの谷間で息づいているアナルの窄まりに軽くタッチする。
「キャウッ♪ もう……タクヤちゃんはイジワルですネ。ケイトが欲しいのはそっちじゃなくて……」
 どこか楽しげに熱を帯びた声でそう言葉を漏らすケイトの水着を、手首を返してお尻がむき出しになるようにズリ下ろす。金色の恥毛がギリギリ見えるラインまでビキニを下げると、美由紀さんにそうしたように親指と、そして中指と薬指を揃えてケイトの下半身にあてがう。
 ただし、今度は中指と薬指を陰唇に、唾液を吸った親指はケイトのアナルにあてがって……
「アッ、アアッ、ちがッ、そっちじゃ……アッ、ハァアアアアアッ、タ、タクヤちゃアん!!!」
 ケイトのお尻が大きく跳ね上がる。
 四つんばいになっていたせいで、アナルの湿り気は谷間に充満していた汗によるものだけで、濡れ具合は十分とは言えない。けれどたっぷりと濡らした親指の先端を力を込めて押し付けると、窄まった排泄口は容易く押し広げられていく。
「あッ、あッ、ん、んうッ、おムッ、ン、ンウッ、ふうゥん!!!」
 まずはアナルの肉腔を抉り、続いて二本の指で愛液を溢れさせている膣腔を刺し貫く。二つの穴を片手で同時に犯していると、さすがに小刻みに抽送する事は出来ないけれど、三本の指をそれぞれの穴で蠢かせ、膣と直腸をへだてる肉の壁を挟んで指先を擦り合わせれば、声を上げまいとペ○スを口いっぱいに頬張ったケイトのポニーテールが小刻みにその先端を跳ね上げる。
「た…たくや君、私も、私のおマ○コいじるの、やめないでよォ………!」
 今にも泣き出しそうな声で美由紀さんにそう言われ、あたしは恥骨の裏を丹念に揉みしだき、粘った淫液を噴き出させる。
「んんゥ〜!……ぷアァ! お尻が、ケイトのお尻、タクヤちゃんに、ハァ、ハァアアァァァ〜〜〜〜〜!!!」
 もちろんケイトの方も手は抜かない。釣瓶のようにヴァギナを押せばアナルを抜き、アナルを押し込めばヴァギナを抜き、次第にコツを覚えて交互に指を抽送しながら温かい肉穴の内側を擦りあげる。
 二人の内側は、まるで連動しているかのようにビリビリと痙攣を繰り返している。けれど共に快感のスロープを駆け上るにつれて巨根に絡ませる舌の動きが激しくなる。ケイトは陰嚢のさらに舌の船長さんのお尻にまで顔をうずめ、巨根の根元をしごきながら舌先を窄まりに這い回らせている。
 そして美由紀さんも、口をめいいっぱい大きく開いて舌を突き出し、ペ○スの先端の小さな縦筋をこじ開けるように責め立てる。男の急所を執拗に穿ると、髪の毛を耳の後ろへ掻き揚げながら激しく首を振りたて、パンパンに張り詰めている亀頭を吸いあげ、ベッドの上に唾液と先走りとをすすり上げる卑猥な音を幾重にも響かせた。
「ん…んおっ…はぁあああっ………!」
 ホルターネックのビキニから今にも乳房が零れ落ちそうなぐらいに身体全体を使って、美由紀さんはペ○スにむしゃぶりついている。その背後からあたしの親指は子宮へ届くほど深くヴァギナを刺し穿ち、コリコリとした子宮口とその周辺を掻き回すと、遂に耐え切れなくなった美由紀さんは船長さんの男根から口を離して身をのけぞらせ……その直後、今まで無言を保っていた船長さんが美由紀さんの後頭部を押さえつけ、唇に無理やりペ○スを頬張らせると道具でも扱うかのように頭を揺さぶらせ始めた。
「オウ、オウ、オウウウウッ!!!」
 船長さんの口から放たれるのは、聞き慣れ親しんだ日本語でも外国語でもない。まさに獣のような叫び声を上げ、熱い血液が脈打ち駆け巡る巨根を喉の奥に目掛けて力強く押し込む。
「オ、オオウゥ! デる、ウ、ウォオオオオオオオオオオッ!!!」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」
 ストロークの大きさが美由紀さんの口腔の奥行きの幅とはとても思えない。物理的な限界を越え、喉の奥にまで亀頭を捻じ込まれ、美由紀さんが表情を歪めて苦悶の嗚咽を唇から漏らす……けれど熱くぬかるんだ膣内は収縮を繰り返してあたしの親指に絡みつき、珠のような汗の雫が浮かんだ肩から背中へと続くラインをせわしなくくねらせる。
「んッ…! くフゥ…ンンンンッ!!!」
 あたしは手の動きを緩めない……それどころかますます加速させる。あたしのペ○スが美由紀さんの子宮を突き上げるところをイメージしながら、溢れる声に振る絵が走るほど執拗に美由紀さんの子宮口を突き上げる。
「―――んッ…んんんゥ………」
 股間をクイクイと跳ね上げながら、ペ○スから口を離す事を許されない美由紀さんが涙の溢れ出した瞳であたしのほうを振り返る。その視線は無言のままで何かを訴えているように感じられて……だからあたしはクリトリスを根元から挟んでつまみ、親指をより深く突き入れる事でヒクつくヴァギナを貫きながらヌルヌルの愛液にまみれた淫核に沿って二本の指を滑らせる。
「んッふゥウウウぅぅぅ―――――――――ッ!!!」
 美由紀さんの叫び声を聞いた瞬間、全身が総毛立つ様な興奮が背筋を駆け上る。そのまま波打つように緊縮を繰り返している美由紀さんの膣内をかき混ぜると、鍛えられた括約筋で指を締め付けてくる膣肉を攪拌して愛液を掻き出し、淫らな粘着音を連続して響かせながら一気にオルガズムへと押し上げていく。
「んんっ、んんゥ、んんん、ッ――――――――――――――!!!」
 イった……膣肉の大きなうねりでそう悟った瞬間、美由紀さんの秘所から熱湯のような愛液が噴水のように噴き放たれた。親指を根元まで膣肉に押し込んでいる左手は指先に絶頂に打ち震える子宮の痙攣を感じ取りながら、噴き出す愛液を手の平に受け止める。
 そして―――
「ッ―――――――――――――――――――――――――!!!」
 タイミングをわずかにずらし、船長さんの肉棒から美由紀さんの喉に目掛けて大量のスペルマが打ち出される。
 喉の奥に直接濃厚な精液を流し込まれても、オルガズムの快感が胎内で駆け巡っている美由紀さんに満足に飲み下せるはずもない。射精された白濁液は一度美由紀さんの口内に溢れかえると、唇とペ○スの隙間からドロッと滴り落ちてくる。
「あ…ンゥ……もったいない…ですネ……♪」
 船長さんのアナルから顔を上げたケイトは、自分も絶頂一歩手前のようにヴァギナとアナルを震わせながら、蕩けた視線を上へ向ける。そして伝い落ちてきた精液を舌ですくい、唇を近づけてズズズッ…と音を立てて吸い上げながらペ○スを這い上がると、ボウ…ッと脈打つペ○スを咥えたまま動かない美由紀さんの顔を持ち上げ、その唇へ自分の唇を押し付けた。
「んゥ…………」
 ペ○スが美由紀さんの唇から離れた途端、まだまだ噴出している途中だった精液が、唇を重ね合わせた二人の顔目掛けて撒き散らされる。顔の側面に次々と醜悪な白濁液を撒き散らされ、ドロドロに汚されていくのにもかまわずに美由紀さんの舌を絡め取ったケイトは、自分の口内の精液を唾液とグチュグチュ混ぜ合わせて美由紀さんの唇へと流し込んでいく。
「んッ……ケイホォ………」
「美由紀…ヒャン……あ……んムッ………」
 お互いが口に含んだ精液を分け合ううちに、泡立ったザーメンが唇からこぼれ、アゴから伝い落ちていく。二人とも恍惚とした表情で精液まみれのキスを繰り返しているのを見て、胸が締め付けられるような想いを感じたあたしは、ケイトの二穴を犯している右手を蠢かせてしまう。
「あッ、アッ、あッ―――!」
 微妙にヴァギナよりも硬いアナルを親指でほぐし、さらに奥へ……ここぞとばかりに右手をうねらせると、水泳で鍛えられた下半身の筋肉が膣口とアナルを窄ませ、あたしの指を食い締める。
「んムゥ――――――――――――――――――――――――――――――――ッッッ!!!」
「ケイ…トぉ……んっ…ぁ…ん、んうゥ………!」
 美由紀さんがケイトの首に腕を回し、ビキニに包まれた乳房を押し付けあうように密着しながら唇を吸う。その最中でも毛糸のヴァギナとアナルを責めたてていたあたしは、トドメとばかりに中央の肉壁を指でサンドイッチにして揉み立てる。
「んアッ!」
 ケイトが頭を跳ね上げ、純白のビキニのみをまとった身体を打ち震わせる。苦痛交じりの歓喜の声を迸らせ、ガクガクと頭を揺すり立て、太股の間で左右に引き伸ばされた水着の股間目掛けてブシュブシュッと勢いよく愛液を撃ち放つ。
「イク…イク、ケイト、もうダメ、イく、イく、イっちゃいますネェェェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 身体を揺さぶりすぎたせいか、首の後ろの水着の紐が解けて絶頂直前に三人の中で一番大きい乳房がブルンと跳ね上がりながら露わになる。押さえつけているもののなくなった膨らみを揺すり立てながら背中を大きく仰け反らせたケイトは、前後の穴の粘膜を同時に擦りたてられる快感に声を荒げ、徐々に加速させていく。
「タクヤちゃん、ケイトは、ケイトは……アッ、ああッ、アアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
 甲高い悲鳴のような嬌声を迸らせ、ケイトのヴァギナとアナルが指を食いちぎらんばかりに収縮する。水着だけでは受け止めきれなくなった大量の愛液がベッドに撒き散らされ、膣と腸とが内側へ絞り込むような収縮を繰り返す。
「は……ァ………イっちゃいました…です…ネ………♪」
 フルフルと全身を震わせたケイトがガックリと崩れ落ちると、弛緩し始めた淫裂からゴポッと愛液の塊が溢れ出してくる。慎重にケイトの膣内と腸内から指を引き抜くと、絶頂を迎えたヒップが嬉しそうにヒクッ…ヒクッ…と小刻みに震えており、美由紀さんに続いて思わず「犯したい」と言う衝動があたしの胸を黒く染め上げていく。
(だけど……今は………)
 それ以上に、あたしも二人と同じように深く激しくイかされたいと思う衝動の方が強い。二人の蜜壷の中から引き抜いた手を体に這わせ、引き裂かれてボロボロになったTシャツを脱ぎ捨てる。
「あの……もう一回、いいですか?」
 出したばかりなのは分かるけれど、コテージにいる男性は船長さんただ一人。絶頂を迎えたばかりで倒れこんでいる美由紀さんたちの代わりに、もう一度だけ抱いてもらおうと…そう思ったのだけれど、
「ダ〜メ、たくや君は一回お休み〜♪」
「気持ちいい事だったらケイトがしてあげますね……今度はタクヤちゃんがお尻を犯される番ですネ♪」
 科学部のあたしとは鍛え方が違うのか、二人はムクッとおもむろに身体を起こすと、汗にまみれた身体であたしに抱きついてくる。
「ふム……これなら呼んでおいて正解だったかナ?」
「え…何をですか?」
 三人で身体をこすりつけ合って、次エッチするのは誰だと争っていると、さすがに連続して出しすぎたのか、ベッドに腰を下ろしたまま荒い呼吸を繰り返していた船長さんが、あたしたちの胸やお尻に手を伸ばしてくる。
「何っテ? もちろん、ユーたちに最高の夜をプレゼントするものサ。もうそろそろくると思うんだけド……」
 その言葉からしばらくすると、もうよるおそい時間だと言うのに、コテージの入り口がコンコンとノックされる。そして船長さんが一声かけると、鍵を掛けていなかった扉は突然の来訪者にいとも簡単に開けられて―――
「なっ―――!?」
「わお♪ プレゼントってこれ?」
 コテージに入ってきたのはホテルでも顔をあわせた従業員の人……なのだが、一人が入ってきたかと思えばその後にもう一人続き、さらに一人、続けてもう一人……と次々と入ってきて、
「きゅ…九人……って、これがプレゼントって、ま、まさか……」
 松永先生に連れてこられたホテルだけあって、従業員はみんな美形。しかも部屋に入ってくるなり、シャツを脱ぎ、ズボンを脱ぎ、全員が瞬く間に全裸になってあたしたちが絡み合っているベッドを取り囲む。
「さあ、夜は短いんダ、早速楽しもうじゃないカ!」
 船長さんが掛け声をかけると、総勢十名となった外人の団体さんはあたしと美由紀さんとケイトをそれぞれ引き離し、既にビンビンに勃起しているペ○スを有無を言わさずヴァギナへと捻じ込んできた。
「んっ! んあ、ああああああっ!!!」
「スゴい、こ、こんなに、奥まで届いて…んはぁあああああっ!!!」
「イっちゃいます、ケイト、アアァン、もう、もう我慢できないですネェ〜〜〜!!!」
 誰も彼もがみな巨根……奥の奥にまで届くペ○スでストロークが始まった途端、あたしたちの口からは喘ぎ声が漏れ、複数の男性に取り囲まれながらヴァギナを震わせる。
(そんな……一人でも大変なのに、こんな人数に犯されたら………!)
 恐い……そう思う反面、胸の高鳴りが収まらない。背筋にはアクメが近い事を知らせる甘い痺れが駆け上り、がむしゃらに突きこまれるペ○スをキツく締め付けてしまっている。そして同時に、さっきまで美由紀さんとケイトの秘所を弄んでいた手で周囲の男性の股間をまさぐりながら、一秒も耐える事で傷に絶頂を迎え入れてしまう。
「ハァ、あァ、もっと…もっと…ふああああああああっ!!!」
 さっき夜は短いと言っていたけれど……とてもじゃないけれど、朝になるまで耐えられない。
 身体がバラバラになるような巨根ファックのもたらす強烈なオルガズムに、あたしのヴァギナは収縮を繰り返す。
 そしてゆっくりと目を閉じると―――ヴァギナを突き上げられながら、南の島での夜に身を委ねた………


分岐D−4へ