B)明日香・ケイトルート 3


「アアッ……はぁぁぁ……ん…んぁぁぁ………」
 体が強くベッドへ押し付けられる。
 誰かが体の上に覆いかぶさり、抱きしめられているんだと明日香が感じると、反動で弾んだ体が喜び、温もりを離さない様に自分から相手の体へと腕を回す。
(たく…や……んぅぅ……わたし…あぁぁ……)
 ベッドのスプリングが軋み、反動で体を弾ませると、太い杭を体の中へ押し込まれたような衝撃が下腹部から突き上げてきた。
 夢の中でまでたくやに…そして見知らぬ外人に、ただ一人の男しか知らない体を弄ばれていた明日香のヴァギナは十分すぎるほど濡れそぼっていた。その中をグチャグチャと卑猥な音を立ててペ○スが往復するたびに白く濁った愛液が蜜壷から掻き出され、まだ夢の中にいる明日香は細い腰をくねらせ、甘い息を唇から漏らしてしまう。
(……なに? わたし…どうなってるの……?)
 まるで雲の上で眠っているように明日香の意識ははっきりしない。それでも激しく体を揺さぶられ続けている内に重たいまぶたを開くと、
『ようやく目を覚ましたか』
「………ッ!!!」
 体格のいい髪の毛が薄くなっている外人の男性が目の前にいた。体には贅肉がついているものの、若い頃に鍛え上げられた筋肉がその下で息づいている。胸元は毛深く、頭の左右に生え揃っているのと同じ金色の毛が汗で体に張り付いていた。
 そして明日香は今、その男の太い肉棒に刺し貫かれていた。
(………え?)
 水着は剥ぎ取られ、均整の取れた体の全てを男の体の下でさらけ出している。左右へ開いた膝の間へ大きな体を割り込ませている男は、その中央へペ○スを押し込み、その巨大な肉の固まりで狭い明日香の膣内を押し広げては思うように掻き回していた。
『だが眠ってるお前を犯すのも、なかなか楽しかったぞ。いつ起きるのかとスリリングな気分を味あわせてもらったからな。オレの番で目を覚ましたのは、案外ラッキーなのかもな』
 男が口にしたのは英語だった。けれど目が覚め、侵されている現状を把握しているのに意識を上手くまとめられない。英会話も十分こなせる明日香ではあるが、耳元で囁かれるただ男の言葉を聞くだけでその意味を理解する事が出来ない。
『さすがアジアンの女のヴァギナだ。突くたびにオレのものをギュウギュウ締め付けてくる。あの女はこれ以上の名器だったのだろうな』
「イ…イヤッ……ァァ…ンッ…ぁぁあ……」
 夢の中で拓也と間違え、男の首に回した腕をほどかないままの明日香の喘ぎがだんだんと激しくなっていく。男はただ巨大なペ○スを明日香の膣内へ押し込んでいるだけではなく、明日香の肉壁の敏感な場所を的確に擦りあげては肉壷の奥で震えている子宮口を丹念になぞりあげる。
「あぁぁ……あああぁぁぁ………!」
『クックック……寝ている間にオレのチ○ポにすっかりなじみやがって。どうせ薬で記憶にも残らんだろうが、お前の彼氏の小さなものじゃ味わえないような快感を刻み込んでやる!』
 喘ぐ明日香の唇に自分から吸い付き、その下をからめ取った男は、大きな手を明日香の足へ伸ばして足首をつかみ、そのまま左右へ広げさせる。そのまま腰を明日香の恥丘へと叩きつけると、体の下で身悶える白い肌に震えが走る。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
 目覚める前から…いや、眠りに落ちる前から感じ続けている明日香の体は、普段では考えられないほど早く絶頂を迎えた。ペ○スが子宮を突き上げて揺さぶるたびに意識は弾け飛び、味わった事もないぐらいの大波にヴァギナからは失禁したのかと思うほど大量の愛液があふれ出し、掻き出される。
 明日香の下半身を中心に、既に大きな染みができていた。その上で明日香は自分から腕に力を込めて男にしがみつき、男の口内から流し込まれる唾液を必死に飲み下す。叩きつけると言うのにふさわしいハードなピストンに子宮の震えは収まらず、精液を絞り上げるように奥へ奥へと蠢動を繰り返している。男の手で閉じる事を許されなくなった両脚の先端で爪先が反り返り、鼻で荒い呼吸を繰り返しながら明日香はこの現状を受け止めてしまっていた。
(ああ……これ、夢の続きなんだ……)
 こんな事あるはずがないと、犯されている自分を夢と錯覚してしまう。夢でなら、想像の中でなら、一度瓦解した拓也への貞操を汚されてもいい……そう思うことで明日香の理性は自分を守ろうとしていた。
(夢なんだから……私の夢なんだから……)
『それ、最後だ。口を開けて待ってろよ。お前のヴァギナを埋め尽くしたら、その綺麗な顔にもぶっ掛けてやるからな!』
「ああっ、あああぁ、あぁうぅぅぅ!! いい、いいのぉ、おチ○チン、いいのぉ!!!」
 男がスパートをかけようと上半身を起こし、明日香の唇を自由にした途端、室内にあられもない嬌声が響き渡る。その反応に気を良くした男は、明日香の膣に咥え込まれていた巨根をズルッと引き抜くと、勢いを付け、一気に根元まで突き入れ、自分のペ○スでよがりなく明日香の裸身をベッドの上で跳ね上がらせた。
「ああああああッ!! イク、イクッ、イクイクッ、イクゥウウウッ!!!」
 散々揉まれたのだろう、白い肌に赤みを帯びた汗まみれの乳房が、仰向けのまま反り返った体の上でプルンと揺れる。自分の愛人よりも小ぶりだが形に関しては申し分のない明日香の胸の揺れ具合を楽しそうに見つめ、理性が消し飛ぶほど感じさせたことに満足すると、よく締まるヴァギナを犯し続けて濃縮された白濁液を、子宮口と射精口を密着させて迸らせた。
「あっ……ああああぁんぅ……は、ハッ、はぅん………〜〜〜〜〜〜!!!」
 子宮の奥へと叩きつけられた精液は、まだ拓也のものしか到達したことのない明日香の胎内を瞬く間に満たしてしまう。激しい腰使いから一転して、一滴余さず明日香の子宮へと注ぎ込んでいた男は、初めて味わう収縮を見せた明日香の膣内からペ○スを引き抜いた。そして首からほどけ落ちた明日香の手に愛液と精液でヌルヌルになったペ○スを握らせると、そのまま扱かせ、ハァハァと喘いでいる明日香の口を中心に精液の残滓を放出した。
「ん………こんなに…いっぱい……ああァ……おマ○コから……熱いの…で、出ちゃう…出ちゃうぅ……!」
 鼻から流れ込む精液の臭いで興奮が異常に昂ぶった明日香は歯を食いしばる。するとペ○スを引き抜かれたばかりの膣穴がググッと収縮し、注がれたばかりの白濁液をビュッと搾り出してしまう。
『だらしないヴァギナだな。そんなにオレのチ○ポは良かったのか? ククク……お前の彼氏もかわいそうになぁ』
「はぁ……はぁあ………」
 何度もヴァギナを弾ませて精液を噴いた明日香はベッドへぐったりと横たわる。その顔を跨いだ男は結合の残滓でヌルヌルになっているペ○スを明日香の唇へ咥えさせると、腰を振って浅黒いものを口内の粘膜に擦り付ける。
「んむ……っう!」
(アゴ…外れそう……こんなに太いのが私の中に………)
 信じられない面持ちで柔らかくなったペ○スを舐めしゃぶる。まだ尿道に残っていた精液が明日香の喉を潤し、一滴でも多く飲み干そうと、右手の指先で男のアナルから玉袋にいたるラインをくすぐるようになぞり、左手は顔の横の太股を抱え、ペ○スの周囲や内股を撫で回し心地よい刺激を与えていた。
(拓也……こうしてあげたら気持ちよさそうにしてくれたよね……)
『そっちの方は調教済みか? ザーメンを笑って飲み干す女とは、アジアンの女はわからないものだな。―――だが、それはいい。実にいいぞ』
 明日香の手戯で射精後だと言うのにすぐにペ○スを勃起させた男は口に満足げな笑みを浮かべる。丹念な明日香の奉仕を受けてすぐにでも次に挑めるほど回復したペ○スを口内から引き抜くと、そのタイミングを計ったかのように部屋の扉がノックされる。
『チッ、もう時間か。お前を独占できないのは残念だよ』
「ハァ……あァ……ぁ………」
(顔に……中にもいっぱい出されたのに……こんなにいっぱい……ん…ふぅ………!)
 気が遠くなるような絶頂の余韻に身を委ねる明日香の鼻に、男の濃厚な精液の臭いが流れ込んでくる。
(私……夢の中だからってこんな事……考えてるんだ………拓也に…こんな風に扱われたいんだ……)
 夢と現実の境が曖昧になっている明日香には、初めて外人の男に抱かれ、為すがままに犯され汚された事が、まるで自分が望んだことのように感じられていた。
 愛されるよりも抱かれたい。感じたい。―――拓也一人しか知らなかった瑞々しい体は、一回りも二回りもサイズの違う肉棒に貫かれ、全身がバラバラになるようなオルガズムを迎えた事を抵抗なく受け入れている。現実ではないという思いが普段の明日香が見せまいとしている「女」の面をさらけ出し、たくやが女になってからずっと忘れていた刺し貫かれる快感に酔いしれてしまい、大胆なまでに行為後のペ○スを舐めしゃぶっていた。
「ん……ふ……おチ○チン……ァァ…太い…こんなに太いのが……私の中に……」
 先端から溢れる精液の残滓を舌ですくい、カリ首に残った自分の愛液すら喉を鳴らして飲み下す。
「おっきぃ……拓也のおチ○ポより、ずっとおっきいの……ん、んッ、んゥ……あはぁ…また…こんなに膨らんで……ああぁ………」
(信じられない……私、夢だからってこんなにイヤらしい事を……拓也、ごめん、ごめんなさい……)
 根元まで頬張りきれないほど膨張しなおしたペ○スを吐き出した明日香は、嬉しそうな男の顔を見上げながら唇から出した舌の上に亀頭を乗せ、唾液にまみれた肉棒を左手で作った指の輪で扱きあげる。最初は唾液を拭うようにゆっくりだったけれど、次第に動きを速め、まだまだタップリと精液の詰まっていそうな重い陰嚢を右手の平で揉みしだく。
『ウッ……そんなに、オレのペ○スが気に入ったのか?』
「んんゥ……欲しい…おチ○チンが、もっと欲しいのぉ……わ、私のおマ○コ、もっと、もっとかき回してぇ……」
 頭の隅に、岩陰で犯されていたケイトの姿がよぎる。きっと今の自分もあの時のケイトと同じ顔をしている……そして、あんな風に犯されたがっていたんだと思えば思うほど、細い指のペ○スを弄ぶ動きは激しくなり、自由にされている下半身をベッドの上でモゾつかせてしまう。
「スゴい……こんなに大きいおチ○チンがあるなんて、信じられない……んムッ、ンゥゥ……」
 亀頭を口に含むと、ストローのように吸い上げる。明日香の口淫奉仕に、写生したばかりのペ○スは敏感な反応を返し、射精口を舌先に弄ばれながら透明な先走りを吸い取られると、まるで明日香に逆に責められているような錯覚に陥ってしまう。
『そんなに俺のペ○スが欲しいならくれてやる……そら、こっちに来い!』
 東洋の女にいい様に射精されるのが我慢ならなかったのだろう。男は荒々しくペ○スを引き抜くと、汗の熱気と官能の火照りに包まれた明日香の体を抱き上げた。そのままダブルのベッドの上で立ち上がり、両腕とそそり立つペ○スとで明日香の体を支えながら床へ降り、室内に置かれたソファーへと腰掛けた。
『ここでお前を犯してやる。他の連中が入ってきたとき、どんな顔をするか見ものだな』
「あぁ……こ、こんな格好でなんて……」
 正面には部屋の扉が見えた。背後からは南国の暑い日差しを浴びながら、後ろから抱かれた明日香は男のペ○スの上へと腰を下ろしてしまう。
『スケベな女にはお似合いの犯され方だな。わかるか? オレのチ○ポがおまえの中へ飲み込まれていくのが……』
「あ……すご……おっき…ぃ……あぁぁ………」
(でも………欲しがってる、私、おっきいおチ○チン、欲しがってる……!)
 体重を掛けて極太のペ○スを咥えこんで行く。締まりのいい明日香のヴァギナにとって、これだけ大きなペ○スは迎え入れるだけでも痛いぐらいに感じてしまい、頭の中が真っ白になって……一瞬、気が遠のいて全身から力が抜けた途端、ズブッと、明日香の子宮口を押し上げるほど深く、ペ○スの上に腰を落としてしまった。
「んあああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
『クックック、いいぞ、自分から腰を落としおって』
「はいってる……あんなにおっきいのが、入ってるぅ〜〜〜!!!」
 ―――気持ちいい。
 ―――壊れるぐらいに気持ちいい!
 張り詰めた明日香のヴァギナの中を、弾力性のあるペ○スが往復しては何度も狭いヴァギナの中を埋め尽くす。最初より――実際には気を失っている間にも二度膣内射精をされているのだが――も張り詰め膨らんだペ○スは盛り上がってきた明日香のGスポットを容赦なく擦りあげる。腰が上下に揺さぶられるたびに狭いヴァギナからは前に射精された精液が愛液と混ざり合って音を立ててあふれ出し、男のペ○スを伝ってソファーにまで滴り落ちる。
 ―――コンコン。
『ちっ、無粋なヤツだ。これからだというのにな。―――そらぁ!』
「んぁああああああああああっ!!!」
 男の一際強い腰の突き上げに、明日香は長い髪を跳ね上げて一気に登りつめる。―――そしてそれが合図であるかのように、部屋の扉が開けられ、ホテルのドアマンが室内に入ってきた。
「ひっ……!?」
『お前は何も考えるな。―――と言っても、実際に何も考えられなかったな』
「んくっ、くぁあああっ!!!」
(太いおチ○チンが、私のおマ○コ、おマ○コにぃぃぃ…! スゴいの、拓也のよりもスゴいのぉぉぉ!!!)
 これが自分の夢だという認識があるのに、明日香は後ろにいる男を拓也と置き換えようとは思わず、狂った理性にしたがって、下腹部を内側から押し上げるほど巨大なペ○スの上で体をくねらせた。
(我慢、我慢できなくなっちゃうぅ……! おマ○コ、滅茶苦茶にされてるの、おっきぃおチ○チンでグチャグチャにかき回されて、イっちゃう、イっちゃうのぉぉぉ!!!)
 男の太股の上に明日香も脚を乗せられ、開脚したその中央で太い肉棒が明日香の膣口を押し広げている。その上に明日香は右手をあてがうと、真っ赤になるほど勃起したクリトリスを唾液で濡らした指で円を描くように撫で上げ擦り、男の方に頭を預けるほど体を反り返らせてしまう。
『お客様、当ホテルの用意したサービスはご満足いただけたでしょうか?』
『なかなかだ。この次もこのホテルを利用させてもらう。―――だが、この女をこれ以上自由に出来ないのが残念だな。避妊薬など使わずに、ぶちまけ、思う存分孕ませてみたくなったんだが』
『申し訳ございません。そちらの女性も当ホテルにご宿泊為されているお客様でして、このたびは無理を言って「ご協力」していただいているわけでして』
『薬を使うのが協力とは。ますます気に入った』
『当ホテルはお客様のご要望をお答えするためには何でもさせていただきます。こちらの女性も、性欲を抱えているのは一目で分かりましたから。―――それでは、更なるサービスの前に彼女にはもう少し夢の中にいていただきましょうか』
 ベルマンはポケットから白いハンカチを取り出すと、ソファーの横手へ回って明日香の口へ押し当てた。
「んっ………」
 鼻と口から甘い臭いが流れ込んでくる。それを喘ぐ胸の奥まで吸い込むと、意識にピンクの靄が掛かったかのように何も考えられなくなってしまう。
『あと五分もすれば他のお客様が女を連れてこの部屋へ参られます。一番の極上品でございますから』
『ふんっ。―――なら、あと五分はあるという事か』
『そのとおりでございますが』
『だったらオレはこのままだ。この女を最後まで犯し抜いてやる』
「はっ、んん、んんんぅ、イく、イく、くはっ、ああぁ、たく、や…わたし、いいの、おマ○コが…んっ、そ…こぉ……強すぎ、気持ち、よすぎるぅぅぅ!!!」
 子宮の入り口とペ○スとが何度もぶつかり合う。―――その最中、突然明日香の体に異変が起こった。
「あっ……な、なにこれぇ……ひッ!? わ、私の、カラダ…熱いの、おマ○コが、感じて、あ…あふぁあッ、く、ぅぅん、がふ、あふ、はアァァァ―――――――――ッッッ!!!」
 明日香のヴァギナの締め付けがいきなり強くなる。嗅がされた薬の中に含まれていた媚薬の成分が興奮状態にある明日香をさらに上へと押し上げてしまい、挿入されているペ○スを強烈に締め上げた。
 頭の中は一気に白熱化した。収縮したヴァギナから膣内に溜まっていた愛液が勢いよく噴出して飛沫になり、床へと飛び散った。そして潤滑液が少なくなった分、チ○ポとおマ○コの摩擦が数段キツくなる。
「ひゃあああああっ!! スゴいの、スゴすぎるぅぅぅ!!! チ○ポが、おマ○コ、抉るの、擦って、抉れるぅぅぅ!!!」
(なん…で………?)
 全身に痙攣が走り、体を硬直させた明日香の尿道口から白く濁った絶頂液が迸る。ヴァギナからおしっこの通る細い道をペ○スで刺激され、噴出した液体はベルマンの目の前で放物線を描いて飛沫き飛ぶ。
「お…おチ○ポ……おチ○ポ、は、んァああアアッ! もう、なんでもいい、何も考えらんない、イくの、イっちゃうのが止まんないのぉぉぉ!!!」
(私……本当にこんな夢を………?)
 自分の見ている夢を信じられない。
 それなのにペ○スが膣壁を擦りあげて子宮を突き上げるたびに、甘い痛みと蕩ける痺れの中で明日香のカラダは今までの貞淑さをかなぐり捨てて淫らな牝へと変わっていく。ヴァギナはチ○ポにしがみつき、ベルマンと、そして開け放たれたままの部屋の扉に向けて膝を開いた姿で何度も喘ぎ声を放ち、押し寄せる快感に絶頂液を搾り出しながらよがり狂ってしまう。
「拓也ァ! あたし、もう、もうダメ、イくの、許して、許して、んぁあああっ、ああっ、イク、イクゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
(もう……何も考えられない……ごめん、拓也……私ィ………!!!)
 媚薬も使われた体は、強烈なエクスタシーで明日香の意識をいとも容易く吹き飛ばす。同時に明日香の膣内で絶頂を向かえたペ○スは噴水のように子宮の奥めがけて撃ち放たれる。もう何度も射精しているはずなのに勢いを失わない精液の感触に明日香は体を打ち震わせ、たくや以外の男の精子で汚される自分への嫌悪感の中でえもいわれぬ興奮を感じてしまう。
「ぁ…ぁぁ………」
 涙と涎で汚れた表情を拓也が見ていれば、それだけで二人の関係は破局を迎えていただろう。それほどまでに外人の巨大ペ○スに犯された明日香は身も心も蕩けきっていて、ゴプッゴプッと結合部から精液を溢れさせたまま男の腰の上で身動き一つ取れずにいた。
 そんな明日香の体が床へ投げ出される。激しくペ○スを突き入れていた男も全身汗まみれで、肩で息をしてソファーに座り込んでいる。精液を吐き出し終えてだらしなく萎えたペ○スに、まるで自分の痴態を見せるかのように、足を開脚したままうつ伏せに倒れた明日香は赤く腫れ上がった粘膜を覗かせる淫裂からミルクのような精液をこぼし続けていた。膣肉はペ○スが抜けても痙攣が治まらず、ぽっかりと口を開いて次のペ○スを待ち望んでいるようにも見えた。
「んっ………」
(こんなに気持ちいいおチ○チン……はじめて……)
 まさに夢見心地で、夢の中にいるままSEXの余韻に浸っていた明日香だが、不意にその体を誰かの手で引き上げられてしまう。
(な、なんなの!?)
 体を起こした明日香の周囲を取り囲むように数人の男が室内に集まっていた。
 ほとんどが一糸まとわぬヌードで明日香の顔にそそり立つ肉棒を突きつけているが、中には今までプールか海で泳いでいたかのように海パンだけを身につけている男もいた。
「…………っ!」
 眼前に並ぶ巨大なペ○スのグロテスクさと、男たちの逞しい体つきに、明日香は思わず目を伏せてしまうが、その態度はむしろ男たちを喜ばせるものだった。歯を見せてお互いに笑いあいながら誰ともなく明日香の手を、足を、腰を押さえつけると、もう前戯もいらないぐらいにドロドロに蕩けて快感が渦巻いているヴァギナへ生のペ○スを押し込んできた。
「ああ、そんな、い…いい、いい、ああぁん、また、イく、あ…あはぁああああ〜〜〜〜〜〜!!!」
 体を穢された明日香は半ば意識が途切れかけていた。
 室内にいるのは明日香と男たちだけではない。他に二人、明日香よりも年上らしき日本人の女性が連れ込まれていて、ベッドや床の上で明日香同様外人の男性たちに組み伏せられていた。その誰もが白濁液で溢れかえるヴァギナを休みなく、代わる代わる犯され続け、二十人近い男たちが入ってきた室内で全身に精液を浴び、性器をこすり付けられていた。
(私……なんて夢を………もう覚めて。夢なら覚めて、お願い………!)
 だがこの夢は時間になるまで覚める事はない。
 ホテルが設定した時間は三時間……最初の一時間を一人の男に蹂躙され、犯され尽くした明日香を待っていたものは、十数人もの男たちによる輪姦の宴だった―――





「―――かちゃん、明日香ちゃん、起きて欲しいですネ!」
「ん……んぅぅ………ケイ…ト……え!? ここは…!?」
 体を揺さぶられて明日香が目を覚ますと、目の前には金色の髪が揺れていた。一瞬、夢の中での出来事が頭をよぎるけれど、それがケイトだと気付くと明日香はベッドに横たわったまま安堵の息を漏らした。
「―――そっか。夢よね。あんなの、あるはずないもんね」
「どうかしたんですか? 明日香ちゃん、ずっとうなされてましたネ」
「……なんでもない」
(そうよ、なにもなかったのよ。ちゃんと水着だって着てるし、あんなことあるはず……)
 太陽は既に傾いていた。自分で自分の体を慰めてそのまま気を失ったとして、何時間眠っていたのか気になったけれど、それ以上に全身にかいているネットリとした汗の感触の方が我慢ならなかった。
「………明日香ちゃん、やっぱり何かあったんじゃないんですか? 変な臭いがしてますネ」
「ちょっとちょっと! あんまり人の汗の臭いを嗅がないでよ。たくやだってしないわよ、そんなこと。
「ん〜……なんだかエッチな匂いのような気がしますネ。明日香ちゃん、もしかして誰かと――」
「なに言ってるのよ―――私、シャワー浴びてくる」
(そう言えばアレも使ったんだっけ……ケイトに見つかってないといいんだけど)
 バッグからタオルを取り出すふりをして、上手い具合に体の下に隠れていたディルドーを押し込むと、鼻を鳴らして明日香の体臭を嗅いでいるケイトから逃げるようにバスルームへと飛び込む。扉を閉め、ワンピースの水着を脱ぎ捨てると、明日香はまだオナニーの火照りが残っているような感じの体に冷たい水を浴びせかけた。
(私ったら、何考えてるんだろ。あんな夢を見るなんて………)
 頭から水を浴びていると、胸の奥にモヤモヤしていたものも一緒に流れ落ちていくように多少心も楽になる。
 たくやにはいつものように接しなくてはいけない……そう心に固く誓ってシャワーを止めると、明日香はボディーソープへと手を伸ばす。
 ただ……その太股を伝い落ちる水滴の中に、石鹸の泡のように白く濁った粘液が混じっていた事にまでは気が付いていなかった―――