たくやはいったい誰の嫁?。<大介編>-2


「ああッ、あ、あああッ! ダメ、キちゃう…電車がキちゃうゥゥゥ!!!」
「もうちょっと、もうちょっとで三発目出るから、おう、おう、た…たくやちゃん、サイコーすぎるゥ……♪」
「そんなの知らないわよこのバカァ! 電車が、電車が、あうゥンンンッ! そこ、そこはァァァ!!!」
 駅の男子トイレの個室へと押し込まれたあたしに、大介がバックでいきり立った肉棒を捻じ込んでくる。
 大介のお見合いをご破算にするために恋人の振りをする約束をしてから二週間経ってからの帰省旅行ではあるものの、こうしてトイレに押し込まれるのは既に三回目……始発に乗って出発してからと言うもの、電車を乗り換えるたびに大介に手を引かれてトイレに連れ込まれ、外に声が漏れ聞こえるのにも構わずに身体を求めてくるのだ。
 これから向かい大介のお祖母さんに住む場所は、半日かかって辿り着けるかどうかの山奥にある。だと言うのに、大きく膨らんだ肉棒をズッポリとあたしの膣内に押し込んだ大介は獣のように腰を振り、真っ赤に充血した祈祷をあたしの子宮口へと叩きつけてくる。
 ―――だ、大介のくせに……どうして、どうしてこんなに巨根なのよォ……!
 喫茶店で期間限定の恋人(仮)になる約束をしてからと言うもの、押しに弱くて一度した約束を破ることも出来ないあたしの性格を知り尽くしている大介は、毎日のようにあたしを呼び出しては、約束を盾に身体を開かせてきた。
 もちろんそういう卑怯な手段を取る大介のことなんて既に親友なんて思ってもいないけど、
 ―――でも本当にいけないのはあたしの方だ。求められたって、きっぱり断ればいいのに……
 せめて初めてラブホテルに連れ込まれた日に、想像していたよりもずっと逞しかった大介のペ○スでイかされたりしなければ、主導権も握られずに済んだのに……
「ああっ、ふうゥん、ああァ、あ〜………ッ!!!」
 うなじに熱い吐息あかかるのを感じながら、あたしは腰を震わせる……大介が腰をくねらせて膣奥の感じる場所を擦り上げてくると、緊縮したヴァギナから愛液が大量に搾り出され、狭い個室の中にポチャポチャと便座へ滴り落ちる音が響き、恥ずかしさで耳まで熱くなるのを感じながらも歯を食いしばるより他に為す術がなかった。
「旅先でこういうことしてると、婚前旅行って感じがするよな。たくやちゃんもなんのかんの言って、俺とのSEX愉しんでるみたいだし♪」
「だ…大介……いい加減にしないとあたしだって……んうゥ! あッ、あっああっあッ、ダメ、そんな、激し、ダメ、ダメェェェ!!!」
 今はトイレにあたしたちのほかに人がいないのが唯一の幸いだけど、そんなもので屈辱と羞恥にまみれたあたしの心を晴らせるはずもない。悪友でも友達だと思っていた大介にヴァギナを蹂躙され、力任せに乳房を揉みしだかれ、砕けそうなほど奥歯を噛み締めて……でも……でもそれなのに……
 ―――ああ……なんなのよ、これ……あたし、どうしてこんなにドキドキして……相手は、相手は大介なのに……こんな臭い場所で犯されてるのにィ……!
 ロマンチックの欠片もない、ただ欲望をぶつけられるために連れ込まれたトイレの個室。充満するアンモニア臭に鼻の奥を刺激されながら、大介の逞しいモノで膣肉を押し広げられると、中に溜まった濃い愛液がグチャ…グチャ…と卑猥な音を鳴り響かせる。
 男女の間で友情は成り立たないと言う話を聞いたことがある。本当かどうか定かではないけれど、あたしの身体の至る場所に潜み隠れている“スイッチ”に大介が触れるたびに、あたしの中で男としての友情が“オンナ”としての感情に切り替わっていく。
 おなかの奥で熱いモノが艶かましく蠢き、もっと奥まで、もっといっぱいにと気付かぬ内に大介を求めて腰を揺すり、悔し涙を流しながらも唇からこぼれる吐息は白く煙るほどに熱く湿っている。
 ―――もっと……もっと掻き回して、動かして、あたしの膣内(なか)を…突き上げてェ……!
 ―――ち、違う、そんなのダメェ! あたしは、大介とはなんでもないんだからァァァ……!
 どちらの気持ちに従えばいいのかわからない。でも、もはや電車の時間のことさえも頭の中から追い出してしまったあたしは、大介の付きこみに合わせて自然と腰を揺さぶり、口内にたっぷりと溜まった唾液をゴクッと喉を鳴らして飲み干した。
 ―――あたし、大介の…友達のチ○ポで感じるあさましい女に……やァ、そんなの、あたしは、でも、ダメ、我慢できない、大介に…イ、イかされるなんて、こんなに、されて、あたし、もう、もうゥゥゥ!!!
「たくやちゃん、わかるぜ、イくんだろ? イきたいんだろ? でももうちょっと、あと少しで俺もさ、イくからさ、我慢しろよ!」
「ダメ、無理、我慢できないィ!!! んはァ、ふァあああッ! 奥が、擦れて、ダメ、あ…あっ…熱いのがクる、大介が、大介が意地悪だからぁぁぁ――――――!!!」
「あ…アアァ……♪ おマ○コがビクビクしてるぜ……そんなにイきたいのかよ。俺たち友達なのにさ、そんな俺のチ○ポをぎゅうぎゅう締め付けてまでイきたいのかよ! こんなトイレの中でよォ、タクヤちゃんたら淫乱だよなァ!」
「だって、あたし、ちがっ、んあっ、ま…待っ……やだ、イく、イく、イっ…くぅぅぅ〜〜〜……………ッ!!!」
「だったらイけよ、膣出ししてやるから思う存分イってみせろよ、おらおらおらおらおらァ!!!」
 あたしの腰を抱えなおすと、大介は荒々しい言葉を吐きながらあたしの膣奥の一点目掛けて乱暴にペ○スを叩きつけてくる。
 ―――そんな、そんなにちからづよくされちゃったら、もう、あたし、メチャクチャにされちゃううううううううううッ!!!
「ッ………!」
 このトイレだけで何度目かも分からないけど……それでも一番大きなアクメの波が押し寄せると、あたしはプックリと盛り上がった尿道口からブシャッと勢いよく絶頂汁を噴出しながら全身を強張らせる。そしてその直後に大介が馬身と一際強く腰を叩きつけてくると、子宮口にめり込んだ亀頭の先端から、あたしの胎内へと注ぎ込まれてきた。
「あ……ァ………はいって…くる……大介の………あ…あつい…の……ォ………また…こんなにィ………」
 さすがの大介も打ち止めらしく、脈打つたびに萎えていく肉棒があたしの膣内からズルリと引き抜かれる。
 あたしはハァハァと荒い息を吐きながらも、朦朧とする意識を自分のおなかの奥へと向ける。―――恋人の振りをする約束をしてから何度も何度も大介の精液を注ぎこまれたあたしの胎内に……
「ん………ッ!」
 小刻みに震える股の間から、注ぎこまれたばかりの精液がトロッとあふれ出してくる。あたしの愛液と混じり、量を増やした白濁液は、そのままポチャン…ポチャン…と便器の中の水溜りに滴り、その音を耳にするたびに「もしかしたら…」と言う思いをあたしの胸に湧き上がらせる。
 ―――大介との……子供……
 なぜか不意に、震えが身体に駆け巡る。絶頂の余韻かと……無意識に“ある考え”を排除していることに気付きながらも、あたしはまどろむように思考を停止させよとしていると、
「たくやちゃん、急げ! 今なら電車にまだ間に合う!」
「え……へ? え???」
「ほらほら急げって。またホームで待ちぼうけ食わされたら、今度はベンチでやっちゃうぜ!……あ、それもいいかヘブホォ!!!」
 とりあえず大介は個室の外に蹴り飛ばす。
「あ、あたしズボンも脱がされてるのにィ! ええいこのバカこのバカこのバカこのバカァァァ!!!」
 まったく、どこまで本気なのよ……そんな考えを無理やり意識の奥底へ沈め込んだあたしは、大急ぎでズボンを履いて荷物を手に取り、赤く火照った顔を大介には絶対見せないように一人で先にトイレを出て行ってしまった。
「言っとくけど、乗り遅れたら放っていくからね。大介の……バカァ!!!」


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