8銭湯には誰と行く?(2R)


 明日香の家でお風呂を借りる。
 夏美に銭湯で弄ばれる。
 舞子に銭湯で弄ばれる。
→男湯に入る。



「―――と決意してきたのはいいとして…やっぱり入るのに勇気がいるわ、こりゃ」
 ミニスカートにタートルネックのノースリーブ、それにニーソックスと言う組み合わせで女の子らしい服装をしたあたしは、タオルやシャンプーの入った湯桶を手にして銭湯の前でかれこれ五分ほど入るのを躊躇っていた。
 ここへきたのは自宅の湯沸かし器が壊れたから…なんだけど、女になったとはいえ元々あたしは男だ。もし知ってる人にでも見られたら「女に変身してまで銭湯に潜入した変態学生」と言うレッテルを貼られ、下手したら警察に逮捕されてしまうかもしれない。
 それなら男湯へ、と言う選択も抵抗があるどころか……入り口を中心にして半径三メートル辺りから一歩たりとも進めないほど、本能が拒否している。曰く「男湯に入るぐらいなら事情を話してでも女湯へ!」って。
 まあ……もしあたしが男湯へ入れば、それこそ騒動どころの話じゃない。女の姿で、しかも裸で男湯に入ったりなんかしたら、それこそアダルトビデオのような展開が……あああ、あたしはどっちに入ればいいの!?
「あの……入りたいんですけど、よろしいですか?」
 っと、いけない。入り口前で頭抱えてたから他のお客さんに迷惑かけちゃった。
「す、すみません……」
「いえ、そんな……それではお先に」
 黒い髪で三つ網を編んだ女性はあたしへ軽く会釈をすると、女湯の方へと入っていった。
 ………今入れば、あの人の裸を見れる……ダメダメダメ! そ、そういうのはやっぱりダメだと思う…けど……かなりの美人だったよね…癒し系って言うのかな、優しそうな感じで……いいなぁ……
 姿は戸の向こうに隠れてしまったけれど、出るとこは出て引っ込むところは引っ込んだ、なんだかメイド服が良く似合いそうな女の人の後姿に惹かれるように、ふらふらと女湯の暖簾へと近づいていってしまう。
 ―――いざ、女の楽園へ。やっぱり入るなら男湯より女湯の方が良いよね……よし。
「ん? そこにいるのはもしかして相原か?」
「うっ……」
 このあたしの名前を呼ぶ男の声は……な、何でこんなところに寺田先生が!?
 振り返ると、シャツとズボンに下駄履きと言うラフでありいかにもおじさんと言う格好をした筋肉隆々のゴリラ体型の男……あたしの通う宮野森学園の体育教師である寺田先生が立っていた。
「先生、どうして女湯に!?」
「何を人聞きの悪い! まだ入ってないだろうが!」
 ………まだ、って所に引っかかるんだけど…それよりも、嫌なところで会っちゃったなぁ……
 あたしと寺田先生とは浅からぬ因縁がある。一年前、初めて女にされたばかりのあたしは女の体に慣れていなくて、気分の悪さから体育の授業を休むと先生に言いに行ったら、なんとそこでこの筋肉達磨はあたしを無理やり犯したのだ!(注意:それだとバッドエンド直行だけど気にしないで)
 初めてだったのに……処女喪失の相手としては自分勝手に動いた寺田先生は最悪の相手だ。しかもこの先生は他の女子生徒にも手を出しているそうで、学園内でも悪い噂が耐えない人物なのだ。
「あ〜、こほん。それより相原、今日も化学室で爆発を起こしたとは聞いていたが、そうか、また女になったのか」
「ええ……不慮の事故と言うか偶然で……それとイっときますけど、爆発は毎回毎回後輩の河原さんが起こしてるんで、あたしは全然悪くないんです。また呼び出し食らうのはイヤですからね」
「わかっとるわかっとる………ぐふふ…♪」
 うっ……人の話を聞く聞かない以前に、視線がものすごくいやらしいんだけど……ううう、体のラインがくっきり出ちゃってるからな、この服。
 もう…これ以上嫌な気分になりたくない。さっさと中に入ろっと。
「おい待て。お前、そっちに入るつもりか?」
 そっち、と言うのは当然女湯の方である。
「ええ。……だってあたし、今は……」
「なるほど……」
「―――はい?」
 なんか今……嫌な予感がしたんだけど。体育教官室で犯された時の様な……
「つまり今なら堂々と覗けるというわけだ。いかんなぁ、教育者としてそういう行為は見逃せん」
 寺田先生は四角いアゴに手を当ててうんうんと納得するかのように数度頷くと、あたしの腕を掴み、そのまま引っ張って男湯の戸を開けた。
「ちょ、ちょっとぉ!? 何が分かったって言うんですか。あたし、女の子になってるんですけど!?」
「ずっと女のままでいるわけじゃあるまい? それに相原はそもそも男じゃないか。それなのに女湯に入るなんて感心せんな。もしかすると、覗き行為をするために女になったとも考えられるしな」
「そ、そんなの憶測です!」
 いやまぁ……ちょっぴりそういう考えが無かったわけじゃないけど。でもだからって寺田先生と男湯になんて入りたくない〜〜〜!
「あ、そうだ。あたし、やっぱり家のお風呂に入るから手を離してもらえませんか? こう言う体から男湯なんて入れませんし」
 もし入ろうものなら、男性客全員に裸を見られることになる。そんなことになったら……
 頭に一年前の悪夢が通り過ぎていく。………そりゃ、気持ちよかったのもあるけど、こういう場合の展開は……
「遠慮する事は無いだろう。おおそうだ。俺が相原の分も銭湯代を出してやろう。教師と生徒、たまには裸の付き合いと言うのも良いだろう」
「いやだ、いやです、はなしてぇぇぇ〜〜〜!!!」
「店の入り口で騒ぐな。……ぐっふっふ」
 ひ…ひえぇぇぇ〜〜〜!! これなら義姉さんと一緒に来る方がまだマシだったぁ〜〜〜!!!
 結局嫌な予感は止まらない。あたしは寺田先生に口を塞がれると、女装趣味のある男として強引に男湯へと連れ込まれてしまった―――


 はぁ……どうしてあたしばっかりこういう目に会うんだろう……ま、ここまで来たんだし、さっと体洗うだけ洗ってすぐに帰ればなんとか………
 脱衣所に人が少なかったのは不幸中の幸いだった。何人かは目を丸くして驚いていたけど、さすがに隅っこでこそこそ着替えるあたしをまじまじと見つめるような人はおらず、寺田先生もさっさと腰にタオルを巻いただけの姿になるとガハハと笑いながら欲情へ入っていった。
 ―――今なら逃げられるかな?
『お〜い、相原。早く入って来い。来なかったら体育の成績は赤点だからな。たっぷり個人的に補習してやるからな、ガッハッハッハッハァ!』
 くぬぅ……これって職権乱用じゃないの。寺田の奴ぅ〜〜〜!!
 ―――と、握りこぶしを握っても何の解決にもならない。成績と言う首輪でつながれた以上、あたしのは進む以外に道は残されていなかった。
「………タオルぐらいはいいよね」
 あたしは体を吹く耐えに持ってきておいたバスタオルを大きな胸と男のシンボルを失っている股間を隠すように強く巻きつけると、その上でどこからどう見ても女である事が丸分かりの乳房の膨らみを腕でギュッと押しつぶしながらカラカラと引き戸をあけて浴場へ足を踏み入れた。
「相原、こっちだこっち。こっちにきて挨拶せんかあ!」
 大声で人の名前呼ばないで!―――うわぁ、一斉にあたしの方へ視線が!
 白い湯気に包まれた大浴場は寺田先生があたしを呼ぶ声を何倍にも増幅して響かせる。それを聞いた老若男女――まあ、女はあたしだけなんだけど――が軽く驚き、「相原って誰だ?」みたいな感じにクビと視線をめぐらせ、入り口にタオルを握り締めて立ち尽くすあたしの姿に目を止める。
「あっ………」
 幸いそれほど混んではいない。でも、男湯には場違いな女の子がいることに、一人、また一人と、女になってからまだ一日と経っていない若々しくも豊満なあたしの体へ視線を釘付けにしていく。
「もう…あっ、み、見ないで……」
 溜まらず実を屈め、股間を隠すようにバスタオルを引っ張るけれど、むしろそれは逆効果に近かった。あたしのすぐ傍にいた若いサラリーマン風の男の人は、上からも下からも引っ張られて今にも解けそうなぐらいに張り詰めたバスタオルからこぼれ落ちそうになっている柔らかな膨らみを凝視し、それに気付いて身をよじると、はためいたバスタオルの裾から太股からお臍へかけてのウエストラインが覗けてしまい、慌てて手で押さえつけるけれど何人かの人には見られてしまったらしくて小さなどよめきがあちこちから聞こえてきた。
「―――――っ!!」
 見ないで……お願いだから見ないでぇ!!!
 もう遅いけれど、あたしは銭湯に来た事を激しく後悔していた。
 昨日までのあたしなら男に見られても不気味に思いこそするけれど、こんな気持ちになることは無かった。男湯にいる男性――それこそアソコに毛が生えていない○学生から顔に深いシワが刻まれたお年寄りまで、誰も彼もがあたしの体を見つめていた。体を洗うふりをしながら盗み見る人もいるし、堂々と嘗め回すように見つめる人、顔を真っ赤にして俯いているけれど股間を押さえながら視線だけ向ける人……そんな人たちの視線を一身に浴び、そこかしこから聞こえてくるため息やノドを鳴らす音を耳にするたびに羞恥心で顔が赤くなってしまい、逃げたくても寺田先生がニヤニヤしながら見ているのに気付くと引き返せず、血管が大きく脈打つ乳房を無理やり押さえるように腕で締め付けながら浴場の角の洗い場へと足を向ける。
「ハァ……ハァ……」
 胸が弾んでいる。体が……今にも内側から張り裂けそうなほど脈打っている。バスタオルを体に巻いたままシャワーのノズルを捻ると冷たい水が勢いよく頭の上から降り注ぐけれどそれでも動悸は収まらず、全身に水の冷たさが染み込んでくるとますます裸である事を意識して、体を羞恥で震わせ、股間に圧迫感を覚えてしまう。
「くっ……うっ……」
 女の体は久しぶりだけど……こんなのって!
―――キュッ
 さすがに冷水シャワーを浴び続けるのは体に悪い。熱気の篭った男湯の中であたしのいる一角だけに冷たい空気を充満させると、十分頭も冷えたのでシャワーを止める。
 ………もういい。体育で赤点を取る方がまだマシよ。こんな…大勢の人に裸を見られるぐらいなら……
 このままここにいると、いやでも自分が女になった事を意識してしまう。それなら人知れず寺田に体を嬲られる方がましだと判断したあたしは前髪を振って水滴を払うと―――背後から伸びた手に乳房を揉みしだかれ、ノドをそらせながら必死に胸の奥に押しとどめていた甘い声を迸らせてしまう。
「くぁああぁぁぁぁぁん!!!」
「ほほう。本物そっくりの胸だな。こんなものをつけてまで女湯に入りたかったわけだな、お前は?」
「いや、はあぁん! ダメ、今は、ダメぇぇぇ!! おっぱいが…くぅん、くぅぅぅん!!」
 あたしがシャワーを浴びている間に背後に忍び寄った寺田先生が胸の膨らみをバスタオルの上から鷲掴みにすると、まるで一年分の性欲が爆発でもしたかのように、指が食い込んだ場所から快感が全身へと響いていく。ゴツゴツと硬い指が力強く柔らかい乳房にめり込み、胸の谷間に溜まった水滴をグチャグチャ鳴らすように中央で二つの丸みをすり合わせられるたびにゾクッとするものが背筋を駆け巡る。
「あっ、いやだ…んっ、ふぅん…あ…あたしが女になったって……もう、知ってるんじゃ……んんっ!!」
「去年はな。だが今回が単なる女装ではないとは言い切れまい? だからこうして確かめてやるんだ、感謝するんだな」
 そんなの、い、いいから、しなくていいから。じゃないと…ふぁ……ちょ…だめ、先っぽは…ひぃん!!
 餅をこねるように、寺田先生の指が執拗にあたしの乳房をこねていたが、不意に濡れたタオルの上から乳首をつまみ上げ、そのまま強く捻り上げる。するとあたしの無縁は、その一点で吊り上げられたかのように先端を上に向け、トドメとばかりにギリッと捻られた次の瞬間には血管が大きく脈打った乳房は重力に負けて波打ちながら元の位置へと戻り、その動きと衝撃でバスタオルがハラッ…とあたしの体からほどけ落ちた。
「ほほう……相原、去年よりでかくなってるんじゃないか。このでかさだから偽者かと疑ったが、この感度は――」
「いアッ!!」
「くっくっく……相変わらず敏感だな。もうこんなに乳首を勃起させおって。しかも他の客がいるのにアンアン声を上げて悶えて。これは教育指導が必要か」
「だって…それは先生が……」
「口答えするな!」
「あ、ああああああッ―――――!!」
 じかに胸を揉まれ始めると、力はそれほど変わらないのに、さっきまでよりも感じているような気がする。より細かい動きまで白い乳房が感じているからだろうか……そしてその反応を面白がった寺田先生は、自分が他人がいるといっていたのにより激しくあたしの胸を揉み、一年ぶりに悶える体はより大きく震えながら興奮を昂ぶらせ、冷水で冷やしたばかりの肌をほんのり赤く染まらせ始めていた。
「そういえば裸の付き合いをする約束だったな。―――相原、こっちへ来るんだ」
「はぁ…はぁ……んっ………」
 胸だけで絶頂寸前まで追い込まれたあたしは寺田先生に手を引かれると、滑りやすいタイルの上をもつれる足で必死に歩く。そして連れて行かれたのは………浴場のど真ん中だ。
―――あっ……あたし…見られて……い、いやぁ……!
 ここではあらゆる方向から男の人の視線が飛んでくる。バスタオルも無い。寺谷も見込まれた感触が手形のように残っている胸を隠したってお尻や背中やその他の場所にも興奮して熱を帯びた視線が纏わりつき、溜まらずその場にへたり込むと、キツく目を閉じながらある液体を迸らせた。
 股間のある一点をぷっくりと盛り上がらせ、肉の通路を押し開いて迸るもの……それは冷水を浴びた際に催した熱湯の様に熱いおしっこだった。
「ひあ…おしっこが……んんっ、とまらない…やっ、やぁぁ……あ………」
 お腹に力を入れてるのに…どうして……みんなが見てる、あたしが……おしっこ漏らして泣きじゃくってるのを……
「さあ、相原には俺のものを綺麗に洗ってもらおうか。その口でな」
「ひっ!?」
 タイルの上に内股で座り込み、お湯が流れてほろ温い床に黄色い液体を垂れ流していると、不意に頭をつかまれ上を向かされる。そして眼前に突き出されていた寺田先生のモノに驚き息を飲むと、放尿のショックでカクカク震えていた口元へねじ込むように臭いのキツい肉棒を押し込まれてしまった。
「んっ、んっ、んむぅ、んっ、んんっ…んむうぅぅうううっ!!」
 長く感じられたおしっこがようやく収まったと言うのに、あたしの割れ目はまだヒクついていた。その震えが伝道したみたいに胸を隠したまま恥ずかしさに打ち震えるあたしの口を、まるで女の人の性器へそうするように寺田は腰を振りたくってノドの奥を容赦なく突き上げてきた。
「んぶぅ!! んんっ、んっ――おえっ、けほっ、けほっ…んむっ、んんん〜〜〜!!!」
 吐き出すことも許されず、あたしの口は寺田によって蹂躙され、汗と赤の匂いが強烈なペ○スの先端を口内にこすり付けられて鼻までオスの臭いが充満し始める。奥で縮こまった舌の上をすべり、裏筋のおうとつを擦りつけ、にがしょっぱい先走りを撒き散らす。
「んむぅ、んっ、んんっ、んっんんんっ…ふむぅ、むっ、んむぅぅぅ〜〜〜〜〜!!!」
 口の中が寺田先生の肉棒を根元まで付きこまれ、涎が滴るほど抽送されてもスピードは緩まる事は無い。それどころか亀頭はより深い場所にまで先端を押し込み、あたしがむせて呼吸困難になっても大きなストロークであたしの口内を痙攣し始めたペ○スで突き上げてくる。―――痙攣? それってもしかして……
「んんっ、んむうぅぅぅ!!!」
「おら、暴れるな。おっ…おお、もう少しだ。必死にしゃぶって……おうっ、い、良い感じだ…おうっ!」
 あたしが声を上げようと口をもごもごさせるのが逆効果だと気付いたのは、涎が突き込みの勢いで口から飛沫くように飛び始めてからだ。――寺田のペ○スは蠢動しながら一回り近く一気にブワッと膨れ上がり、傘を開くように出っ張ったカリが頬の内側を抉る頃には、あたしの中で確信に変わっていた。寺田先生がもうすぐ達しそうなのだと。
「んんんっ、んぶうぅぅぅ!!!」
 必死に顔を左右に振ってペ○スを吐き出そうとしても、頭の後ろを押さえつけられてはどうする事も出来ない。両手で寺田の腰を押して体を離そうともがく内に、あたしの唇が肉棒の根元へキスをさせられた次の瞬間、濃厚な味と臭いの熱い精液があたしの口内へとぶちまけられ、粘膜をドロドロに汚し、穢していく。
「んんんんん〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!」
 唾液と混ざり合った精液の臭いが口から鼻へと抜けて行く。まるで頭の中まで寺田に侵されたような気分になったあたしは、次々と吐き出される白濁液を飲み下すことも出来ず、唇から溢れさせながらそれでも受け止めさせられ続けた。
「ふ〜〜、なかなか上手いじゃないか。やっぱり男のツボを心得ているんだな、くっくっく」
「お…えっ………うっ…ひど…い……精液なんて……ううっ……」
「そう泣く事も無いだろう。これから毎日のように可愛がってくれるご主人様の精液だ。―――そら、次は相原を洗ってやる番だな」
 口内射精され、少なからずノドの億にも寺田先生の精液が流れ込んだショックで気が変になりそうだったのに、攻守交替といわんばかりにタイル床に押し倒されて割れ目を乱暴に割り開かれると、グチュリと、いやらしい音が浴場特有のエコーが掛かってやけに大きく響いてしまう。
「まずは丹念に泡立ててやらないとな」
 あたしの股間が濡れている事に満足げな笑みを浮かべた寺田先生は石鹸で泡立てた右手をあたしの股間へ滑り込ませる。そして執拗に割れ目を撫で回し、その一点だけ白い泡へ包み込ませると、あたしの脚を左右に広げ、その間に腰を下ろしていきり立った肉棒を泡に隠れた秘所へ突き立てようとあてがった。
「あっ……や、やだ……」
 亀頭の丸みが触れた途端、あたしの体の奥からじわっと熱い液体があふれ出してくる。どんなに拒んでも体のほうは寺田を受け入れる準備が整っている事に嫌悪感さえ抱きながらも、その腕力の前にどうする事も出来ず、ググッと入ってくる野太いモノを受け入れてしまっていた。
「っ…んっ、くぁあああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
 うそ……あたし…感じて……
 ズンッと重たい衝撃が子宮に届く。まるで体が浮き上がるような感覚に身を任せていると、つま先がピンッと伸び上がり、それまでこらえていたものが愛液になって一気に結合部からあふれ出してきた。
「はあぁぁぁぁぁ!!!」
「相変わらず、いいマ○コをしているな、相原。ほら見てみろ、他の男たちがうらやましそうな目でお前の事を見ているぞ」
 収縮しようとする肉ヒダを掻き分け、おマ○コの奥の肉壁を押し上げられるたびに、あたしの口から甘い喘ぎ声が迸る。突き上げられ、かき回されるたびに自分から腰を振りたくってしまいそうな感覚に意識を乗っ取られそうになるけれど、それを必死に押し込め、揺さぶられる視界を開いて周りを見てみると、見知らぬ全裸の男たちがあたしと寺田先生とを取り囲んでいた。
「なあ、寺田さんよ。本当に好きにしても良いのかい?」
「下の二つの穴は俺専用だが、胸や口は好きにして楽しんで良いぞ。なあ相原、そらっ!」
「はあぁん!―――んむぅ!!」
 激しいピストンでおマ○コをかき回されているあたしの口へ、太くて寺田先生のものより逞しいものがいきなり押し込まれる。見ると、さっきあたしの傍にいた若い男の人が興奮した面持ちで寺田の精液が残る口の中へ既に痙攣している肉棒を差し入れている。
 ―――寺田にされるぐらいなら、まだ……
 犯されている失意からか、それともフェラをねだっている人が結構美形だったからなのか……おマ○コがめくれ上がるほど激しく犯している寺田先生に感じさせられながらも、あたしは男の股間に手を伸ばすと、舌を使っていとおしげに肉棒を舐めしゃぶっていた。
「はぁ……んっ…おっきぃ……あぁ…ん……んんっ!」
 ため息をこぼすように口から吐き出したものを唇を使って奉仕していると、今度は体を揺さぶられるたびに重たげに揺れている胸へと手が伸びてくる。しかも三人同時に、だ。六本の手、三十本の指はそれぞれ泡立っていて、先端の小さな乳首に至るまでパンパンに張り詰めた乳房をにゅるにゅると石鹸で滑るように揉みしだかれると、鷲掴みにされるのとは異なる感触にゾクッと体が震え、グチョグチョと水音を響かせて挿出を繰り返す寺田のモノをキュッと締め上げてしまう。
「ううっ……あ、相原、やっぱりお前が最高だな……」
「んっんんんっ!!」
 また……寺田のモノがビクッて震えた……ううん、それだけじゃない…口の中のも……イきそうに…なって……感じちゃう。こんなに…こんなにいっぱい、あたし、スゴく、エッチな気分に―――――ッ!!!
「うおっ!! 相原…くおっ、おおおおっ、うおぉ〜〜〜〜〜〜!!!」
「んんんんん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」
 まるで獣のような咆哮をあげて寺田先生が腰を叩きつけてくると、収縮を繰り返すあたしの膣内へさっき口の中へ出したときよりも大量の精液が一気に放出される。それとほとんど時を同じくして、口からチュポンと音を立てて引き抜かれたペ○スからも精液が迸り、あたしの顔や胸に真っ白い精液が勢いよく降り注がれる。
「はぁ……んっ…ハァ………あ…ん………」
 顔に、口に、喉に……いつしかペ○スは一本だけじゃなく、何本もあたしの顔の前に突き出されていて、お腹の中を熱いもので満たされたあたしの体へドロッとしたものを浴びせかけて行った。
「ふぅ、ふぅ、次は…相原のアナルを貫通してやるからな」
「……………」
 今度は仰向けに転がされると、お尻の谷間が左右にグイッと割り開かれる。―――けれどもう、なんか堂でもいいよう感じになっていた。……なぜか、気持ちよくなれるなら……もっと気持ちよくなれるならなんだって………






 はぁぁ……こ、こんな長湯は始めてだよう………とほほ……
 あたしは結局銭湯が締まるまで浴場で寺田先生に犯されていた。なんか、他の人にあたしを犯させたくない一心だったとかで、ずっとおマ○コかお尻に……いたたたた、こんなお尻で明日の体育に出ろって言うのか、あのスケベ教師……
「ねえ…いいかい?」
 けど、最後には誰もいない女湯で体を洗わせてもらえたし、銭湯のおじいさんにも「明日もおいで。お詫びだよ」ってタダ券ももらえたし……う〜ん…もう男湯だけは勘弁して欲しいな……
「あの……」
 いっぱい…見られちゃったよね。はぁ……街中で噂になったりしたらどうしよう。痴女の出る銭湯とか言って……寺田先生、あたしの苗字を平然と口にしてたから、身元がばれたりしたら……あああっ!
「……ちょっといいかな?」
「へ……?」
 まだ体に気だるい疲れが残っていたので気付くのが遅れたけど、すっかり暗くなった銭湯の外で、あたしは数人の男……と言うか、男と男の子に声を掛けられた。まだ若い男の人が多く、中には制服を着た見るからにあたしよりも年下の男の子もその中にいた。
「あ、あの、あたしは別に…ち、痴女じゃないです!」
「いや、そういうことが言いたいんじゃないんだけど……これから時間、あるかな?」
「………え? あ…ま、まさか……」
 ナンパ……と言うには不器用すぎる。この人数ならあたし一人を公園に連れ込んで…とか言うシチュエーションも出来るだろうに………けど、結構可愛い感じがして、寺田先生よりも何倍も良い。うん、こっちの方が断然良い。
「―――いいわよ。そういうことなら」
 あたしがそう答えると、男の人たちは互いに喜びの顔を向け合い、あたしのボディーラインがくっきりと出ている姿に視線を向けて喉を鳴らす。
「実は……あたしもね、スゴく…興奮しちゃった。だから……」
 どうせこんな時間にあたしたち以外には誰もいない。そう思うとあたしの胸が高鳴り、息を荒くしながらノースリーブのすそをめくり上げて、義姉のブラでは入らなくなった乳房を露出させ、みんなの前に突き出してしまう。
「あたしもあんなのは初めてだったんだけど……さっきみたいに、気持ちよくしてくれるなら……ね」
 はぁ………やっぱり男湯に入るべきじゃなかった。いまさら公開しても遅いけど、あたしは後戻りの出来ない道に踏み出してしまったのかもしれない。
 乳房の膨らみが無数の視線にさらされた途端、あたしの腰の置くがもの欲しそうに大きく蠢いた。―――こんな快感を覚えたら、もう男に戻れないかも……
 けどどうせここは銭湯の前だし……もう一度汚されたって、洗えば綺麗になるんだから……洗ってもらえば……だから今は、ね♪


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