59 - 「茂みの奥まで探さないで…」3


「くっ!……うっ………んんんゥ!……あ……んふうぅぅんッ……!!!」
 集合場所を離れると、瞬く間に人の気配はなくなっていく。誰も寒い冬空の下にずっといようなんて思わない。仲のいい人たちはどこかでお茶したり、総でない人はさっさと家へ帰ってしまう。
 そうして一人取り残されたあたしは、強弱をつけて今尚続くリモコンバイブの振動に、腰をうねらせ、ズボンを履いたまま大量の吐淫してしまっていた。
「くあゥンッ………!!!」
 あたしが気を抜く瞬間を見計らったかのように、ヴァギナの中で太いバイブが暴れまわる。振動を押さえ込もうと膣肉が緊縮するけれど、締め付けを増せば増すほどに媚薬で過敏になりすぎた膣粘膜と高周波かと思うほどにバイブの振動の相乗効果で快感の強さが跳ね上がってしまう。
 その異常なまでの強烈な快感に、あたしは一瞬にして絶頂へと追い込まれてしまい、パンツだけじゃなく、ズボンの股間のもはっきりと分かるほどに大きな絶頂液のシミを広げてしまう。
「クハァ! ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……!」
 ―――こんなにイき続けたら……頭の中が、おかしくな……るゥ〜〜〜……!!!
 反射的に口元を押さえた瞬間、あたしの身体は深く腰を引き、目の前が一気に真っ白になる。
 身体の内側で振動音が鳴り響き、あまりに強烈な快感を長時間受け続けたヴァギナが狂ったように戦慄いている。ガクガクと打ち震える膝が身体を支えきれずに崩れ落ちると、砂利の敷かれた公園内の遊歩道でお知りを突き出し、お腹を押さえて何度も全身を跳ね上げた。
「あっ、あっ、あああァ………!!!」
 下着の内側は愛液で溢れかえり、膣肉が大きく脈打つたびに内股へと流れ落ちていく。
 地面に這いつくばり、過敏になり過ぎたヴァギナを容赦なく振動するバイブに責め立てられてビクンビクンと身体を震わせている姿は、誰かに見られれば何もかも終わってしまう。意識が弾け、幾度となく気を失いかけるものの、唇を噛み締め、涙を流しながら懸命に堪え……再び、あたしに四肢に大きな震えが駆け巡った。
「んぅうぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………!!!」
 うずくまるあたしの姿は三村もどこかで見ている。
 股間には誰の目にも明らかなほどに大きなシミを作り、だというのに媚薬による身体の火照りは治まるどころか一層燃え上がる。人気のなくなった冬の公園だけれど、増していく快感の苦痛からは逃れられず、張り詰めた乳房はさらに重さを増したかのようだ。いっそ母乳を噴出できれば楽になれるのかとも思いながら、あたしは地面に手を付くと力を振り絞って身体を浮かせ、四つん這いになって遊歩道の脇へ進み、
「ふあッ!?」
 そこで、一番強烈な振動が股間から来た。
 ―――はげし、過ぎるよォ! 人が、来るかもしれないのに、こんな、い…イキっぱなしで、ひあっ! やっ! あああああッ!!!
「あっ…ゆ…ゆるして……んっ…ぐうゥ……! ああ、ハァ、も…むり……ホントに、ムリ、あ…くぁああぁ………!!!」
 オルガズムの強烈な快感が続けざまに押し寄せてきて、視界が赤や白へと次々に切り替わる。
 どれほど堪えようとしても、止まることなく延々と振動し続けるバイブがそれを許さない。虫の羽音にも似た音を響かせてヴァギナの中で暴れまわられ、どれほど疲れ果てようとも激しく腰を振ってよがり泣くことを強要される。
「もう、もう、ああっ、ああァ……! あたし、も…こわれ……くアッ! んんんんんんんんんゥ!!!」
 とっさに地面に顔を伏せ、唇に腕を押し付けて声を押しとどめる。
 だけど同時に、頭の中で何かが弾け、目の前が真っ赤に染まった。
「――――――――――――――――――――――――――――ッ!!!」
 限界を超えたのだろうか……あまりにも無慈悲な快感の連続に耐えかねて、あたしの意識が切れ落ちる。
 そして最後に目にしたのは、すぐそこにいた誰かの足だった……


 −*−


「ハァ……ハァ……ハァ……」
 抱えていたたくやをベッドの上へと放り投げると、横向きになったからだがマットレスの弾力で何度か弾み、仰向けとなる。
 その姿を見ながら荒い呼吸を繰り返しているのは、そしてたくやをここまで運んできたのは三村だ。
 清掃が行われていた公園のすぐそばに車を停めておいた。
 マンションの駐車場は地下にあり、建物内部へは正面入り口へ回らずともエレベーターで建物内部へ入ることが出来る。守衛がいても中に入りさえすれば問題にはならず、セキュリティも住人である三村には意味がない。
 つまり、たくやが気を失って三村の車に載せられた時点で、拉致はほぼ成功したことになる。
 そのままラブホテルへと連れ込んで、元々が男とは思えない肢体を思う存分堪能しても良かったのだが、これからたっぷり時間をかけて自分専用の肉奴隷にするのだ。由紀江と暮らす自室は論外として、たくや自身の部屋を使えば、余計な金はかからず、“奪える物”も奪い放題……そう考えた三村は、マンション最上階へとわざわざたくやを運んできたのだ。
「ああァ……もうチ○ポが破裂しそうだ。犯してやる、俺のチ○ポなしじゃ生きていけないってぐらいに可愛がって“犯”るからな。ウヒッ、ウヒヒヒヒッ………!」
 たくやに飲ませた媚薬には依存性……いや、中毒性がある。一度ぐらいならともかく、使用するごとに性欲の抑えが効かなくなり、一週間も使い続ければマン汁垂れ流してザーメンのことしか考えられなくなる。
 そうなれば当然、たくやは身の破滅だ。常に盛りっぱなしの女教師など、すぐに教師職をクビになるだろうが、三村にとってはそれすらも目的の一つであった。
 かつて自身も様々な分野の研究に没頭したが、何一つ結果を残せなかった。やがて勤めていた研究所を追い出された三村は、決して彼を裏切れない由紀江の部屋に転がり込み、定職にも着かず、毎晩のように憂さを晴らすためだけに彼女を犯す日々を繰り返していた。
 そして、そんな三村に転機が訪れる。―――たくやの存在だ。
 世間には認められなかったが、自分は研究者であり、他のやつらとは違う存在なのだ……そんな自尊心こそが心の拠り所であったのに、世界的なニュースになった性転換薬の研究に携わったたくやが引っ越してきた。
 三村とたくやをそもそも誰も比較などしないのだが、本人はそうではなかった。“運よく”“偶然”“たまたま”成功しただけの女だというのが三村によるたくやの評価だが、たくやの名前を耳にするたびにプライドが傷つけられていく。ましてや、たくやが住んでいるのは最上階。自分の頭上に成功者気取りで暮らしていることなど、とても容認できるものではない。
 だが逆に、たくやを一目見た途端に三村は今まで感じたことのないほどの劣情を催した。痛みを発するほどに勃起した肉棒は、それ以後に何度も“たくやを犯せ”と訴えてきたほどだ。
 他にも高慢で三村を蔑んだ目で見る北沢唯、人当たりがいいくせに三村を目にすると意図的に離れていく篠原さとみ、おとなしそうな顔をして三村の言うことを聞かなかった清水あゆみなど、同じマンションには三村が犯したくてたまらないメスが何人もいる。頭の悪いあの女どもを自分のチ○ポで屈服させる……そんな卑猥というのもおこがましい下劣な妄想で自尊心で満たしていた三村は、やがて気づくことになる。
 ―――あの女たちには、弱みがある。
 唯の過去のスキャンダル、さとみの乱交事件、あゆみのAV出演……他にも“ターゲット”について様々なことを調べ上げた三村は準備を整えると、一人だけ別行動をとっていたたくやに狙いをつけ、行動に移したのだ。
 ここまでくれば、もう服など邪魔なだけだ。誰も入ってこれないたくやと二人だけの密室状態に忍耐の限界が来た三村は、服を全部脱ぎ捨てると、たくやにしゃぶらせた感触が生々しく残る肉棒を反り返らせ、用意しておいたナイフを手に、たくやの眠るベッドへと上がっていった。
 ―――ビビビビビビビビビッ……
 ナイフの先端を服の裾に引っ掛け、胸元へと切り裂いていく。そしてズボンをずり下ろし、たくやを下着姿にすると、露わになった半裸の艶かましさを前にして頭の中でプチッと何かがはじけ、ナイフを放り投げて三村はたくやに抱きついていた。
「んあっ……!」
 ブラもショーツも引きちぎり、電池の切れたディルドーを引き抜くと、三村は愛液にまみれたたくやの内股を割り開いた。異物に弄ばれ続け、今尚ヒクヒクと蠢く赤い粘膜が陰唇から覗いているたくやの股間……そこへ肉棒の先端を押し当てた三村は、唇の端を大きく吊り上げ、そのまま一気にヴァギナを刺し貫いた。
「あああああああああッ!!!」
 たくやの身体が大きく跳ね、反り返る。意識のないままに捻じ込まれたペ○スに膣奥を突き上げられ、快感に打ち震える肉壁がペ○スを締め上げるけれど、それでも目を覚まそうとはしなかった。
「おおゥ……入れただけでイッちまいそうだ、た…たまんねぇなぁ……さあ、ご主人様のチ○ポだ、タップリ味わえよ!!!」
「あっ、あっ、はぁああっ、あっ、んぁああああっ、はっ、あっ、はぁあぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
「なんて、名器だ、寝てるくせに、チ○ポに吸い付いてきやがる、ハァ、ハァ、まずは、一発、さっさと出しとくかァ!!!」
 唇の端から涎を滴らせ、三村がたくやの恥丘へ休むことなく腰を叩きつけた。
 広い室内に肉と肉のぶつかる音と、抽送するたびにチ○ポとマ○コの擦れあう淫らな粘着音が響き渡る。やがてその音は激しさを増し、重たげに揺れ弾む乳房を鷲掴みにした三村はたけり狂った肉棒を根元まで捻じ込むと、だらしなく表情をゆがませながら溜め込んだ精液をたくやの膣内へと思い切りぶちまけた。
「んああぁあぁぁぁああああああああああああああああああぁぁぁあああああああああああっ!!!」
 胎内へ熱いザーメンを注ぎ込まれたたくやは、うっすらと瞳を開き、それ以上に限界にまで唇を開いて嬌声を迸らせる。そして腰を艶かましくくねらせると、射精中の勃起から精液を絞り上げるようにヴァギナを蠢かせた。
「ス……ゲェ……へへっ、なんだ、お前もこうやって犯して欲しかったんじゃないか。オレのチ○ポを美味そうに咥えて、気を失ったまま、イっちまいやがった、この淫乱女……ッ!」
 たくやの意識は戻っていない……けれど快感に対して反応するらしいことを悟った三村は、いつまでもたくやの膣内で射精の余韻に浸っていたい思いを歯を食いしばって断ち切り、愛液と精液にまみれた半勃起のペ○スをずるりとたくやの膣内から引き抜いた。
「んアァ………♪」
 いったいどんな夢を見ているのか……ペ○スを引き抜かれる感触にたくやがほころばせた口元。その口元へ、顔をまたいで汚れた肉棒の先端を押し付けると、半開きの唇から唾液の溢れた口内へと押し込んでいく。
「ンっ……んんゥ………」
 ベッドの上端へ手を突き、三村がゆっくりと腰を上下に振ると、ザーメンまみれの肉棒がたくやの唇にしごかれ、生暖かい口内に包まれ、瞬く間に硬さを取り戻していく。
 するとどうだろう、まだ起きたかどうかも定かではないはずのたくやが、抜き差しされる肉棒に舌を絡め、チュパチュパと小さく音を響かせて吸いたててきた。舌先が射精口をなぞり、裏筋を嘗め回し、唇が肉茎をしごく。由紀江に咥えさせるのより何段も巧みな口淫奉仕に、本当に目を覚ましているんじゃないかと疑ってしまいそうになるがたくやの瞳は伏せられたままだ。
 いったいどれだけドスケベなのかと嘲り笑うが、お楽しみはこれからだ。名残惜しさを感じつつ唇からチ○ポを引き抜くと、喉奥を疲れてむせているたくやの脚の間へと再び身体を割り込ませた。
「くぁああああああああああああああっ!!!」
 三村のペ○スが押し込まれるたびに、たくやのおマ○コのヒダヒダが絡みつく。
 乳首にむしゃぶりつき、クリトリスを摘みあげれば、獣のように声を上げて気を失ったままイき狂う。それで自尊心が満たされた三村は、そこからはもうチ○ポを抜くことすら忘れてたくやのヴァギナを一心不乱に犯しぬいた。
「はあああああああっ! あっ、んああああっ! イッ、ふァあああっ! あア―――――――――ッッッ!!!」
「ハハッ! いいぜ、最高だ、オレの女だ、お前はオレのもんだァァァ!!!」
 犯せば犯すほど、三村の性欲も際限なく昂ぶっていく。
 自分よりも成功した研究者であるたくやが、自分のチ○ポを悦んで咥えて腰を振る姿に、何度射精しても高ぶりが収まることはない。容赦などかなぐり捨てて、粘膜を擦り合わせて膣奥へザーメンを流し込み、恥骨をぶつけ、今まで出会った中で最高の女を貪り喰らう。
「ぐっ……あああああっ! な…なんなの、これ、なんで、あんたが、くウッ! やめ、どいて、離れて、いや、いやぁあああああああああっ!!!」
 いつしか、たくやが目を見開いて涙を流していた。頭を振りたてて懸命に抵抗するがヴァギナを突き上げれば、なす術もなく絶頂へと突き上げられ、結合部から絶頂汁を噴出してイき悶える。
 そしてその顔がたまらない。
 嫌悪する三村に犯されながらも、子宮を突き上げられれば身体に快感が走り、由紀江のモノよりもずっと豊満な乳房を震わせ、愛液がとめどなく溢れ出させる。
 男を悦ばせるために蠢く膣肉が、まるで処女のように三村のペ○スをキツく締めつける。それは拒絶の意思の表れだったのかもしれないが、媚薬の淫毒に犯され、男に屈服する悦びを知ってしまっているおマ○コは、粘膜を何度も何度も擦り上げ、緊縮する膣肉を強引に押し広げて子宮を力強く突き上げてくる肉棒に屈して、どうにもならないほどにイき震えていた。
「ハァ、ハァ、ハァ、ヤベぇ、最高だぜ、お前のおマ○コは……ッ! チ○ポがトマらねェ、生まれて初めてだ、こんなに出るのは、うおぉおおおぉぉぉおおおおおおおおおッ!!!」
 三村が咆哮しながら腰を叩きつけると、イき狂っているヴァギナの中で肉棒が最大限に膨張する。
 そして
「ッ――――――――――――――――――――――――――!!!」
 アゴを突き上げて身を反り返らせているたくやの子宮口をザーメンが突き抜ける。
 子宮口をこじ開けた亀頭がら熱い体液が胎内へと勢いよく叩きつけられた。もう何度も射精しているのに、信じられないほどに濃厚な精液がたくやの子宮内を満たし、前に膣出ししていた精液を外へと押し出していた。
「くっ……うううゥ………!」
「泣くほど嬉しいか? クックックッ……俺のチ○ポなしじゃ生きていけない身体にされた気分はどうだ? 最高だろ?」
「誰が……あんたなんかの………んあああっ!」
 泣き濡れた瞳で必死に三村を睨みつけたたくやだったが、そんなたくやを犯しているという優越感から、三村のペ○スは萎えるどころか、さらに硬度を増していた。
 そして寝室には再びたくやの口と股間から上がる悲鳴が木霊し始める。
 鷲掴みにされた乳房の先端はこれだけ陵辱されているのに硬く尖り、愛液にまみれたクリトリスは根元まで包皮がめくれ上がっている。もう身体の隅々にまで三村との性交の快感が広がりきった裸体は汗にまみれ、
股間を突き上げながら鋭い痙攣を繰り返していた。
「ははっ! 認めちまえよ、チ○ポ欲しさに女になった淫乱様が! 俺のチ○ポが大好きですって、俺の女にしてくださいって懇願してみやがれ!!!」
「イヤァあぁぁぁ!!! だ、誰が、あんたなんか、んううううううッ! 言わない、絶対…あっ! あッ、アアッ、ンあああああああああああっ!!!」
「おマ○コの奥が締まってきたな、イくんだろ、イくんだろうが、オラオラオラオラオラァ!!!」
「クッ……ああッダメェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!」
 艶かましく濡れ輝くボディをグウッと反り返らせ、絶頂の火花が脳裏で弾けた瞬間、結合部から天井にまで届かんばかりの勢いで絶頂潮が噴き上がった。
 もう、たくやの身体はたくやの意思など無視して暴走していた。
 望んでいないSEXを強要されているはずなのに、美しいラインを描く脚を一直線に伸ばして痙攣に打ち震える。ヴァギナを掻き回されるほどにレイプへの抵抗感が薄れ、脈打つ肉棒が深々と肉壷に突き刺さるたびにオルガズムの快感が理性をあっけなく飲み込んでしまう。
 そしてそんなたくやを、目を血走らせて犯していた三村は肩で息をしながら、
「うおおおおおっ! また出るぞ、ハハ、アハハハハハハハハハハハハハハハハ――――――ッ!!!」
 十回を超えて射精しながら、それでもまだ執拗なまでにたくやの子宮へ精液を注ぎ込み続けた―――


59 - XCミニ小説「茂みの奥まで探さないで…」4へ