20 真実の顔(XC3)


「ん、んふぅ……そう、その調子…もっと…もっと好きにしていいのよ…あたしのこと……あァ……♪」
 唇を離すと、家庭教師で勉強を教えている明君が精一杯腰を突き出し、大きく膨れ上がった肉棒であたしの子宮を突き上げる。
 テストで90点をとったお祝いにと明君に求められるままに、あたしは拒む事無くベッドへと横たわった。……それが二時間前。
「アンッ、あアァ、ハァン、ふかぃ…んあっ、あっ、はあ…あああッ……!」
 ベッドの回りにはSEXしながら脱ぎ捨てた服が散乱していた。唯一着たままのニーソックスに包まれた足をピンッと伸ばしたあたしは、明君を抱き寄せながら濃密な香りを放つ汗にまみれた裸身をくねらせる。
 ―――気持ち…いい……
 勉強時間中、あたしの膣内へ何度も注ぎ込まれた明君の精液は、おチ○チンを押し込まれるたびに泡になって真っ赤に腫れ上がったヴァギナから押し出される。体位も変えず、ただ獣のようにお互いの性器を絡ませあい続け、階下にいる明君の両親に気付かれる心配すら頭の隅に押しやって快感を貪りあう。
 明君が今にも破裂しそうなほど脈打つペ○スを、唇を噛み締めてあたしの膣内へ押し込む。腰と陰唇とが密着し、子宮口を先端でノックするように勢いよくペ○スを突きたて、それに答えるようにあたしもヴァギナを締め付ける。
 明君のペ○スの脈動を感じながら下腹部に力を込めると、艶かましい音を響かせながら結合部から白く濁った粘液が搾り出され、表情を歪ませた明君が唇をふるわせながら開いていく。
「こ…擦れちゃう……先生の中で……ボク…き、気持ちいい、先生が、やっぱり……ああぁ…ダメ、もう……!」
 顔を真っ赤にしながら、明君が腰の動きを速める。限界を越えた快感をあたしへ返そうとして激しく腰を叩きつけ、ズンッズンッと力強く子宮を押し上げる。
 明君の目にはあたししか映っていない。汗と涙と涎とをあたしの豊満な胸の膨らみへ滴らせながら、グチャグチャと音が鳴るほど膣内を荒々しくかき回し、大きく張り出したカリ首で痙攣する膣壁を乱暴に掻き毟る。
「ううっ……先生…たくやセンセェ………!」
「ア…アッ……当たってる…明君の……あたしのアソコに、射精したいって、ずんずん当たってるのぉ……!」
「先生……で…ちゃう……先生の中に、気持ちよすぎて、もう、もう、と…とまんない………ッ!」
 ―――だ、ダメ、もう少しだけ、もう少しだけぇ……!
 あたしの腰が勝手に蠢き、精液を受け止める準備を整えた子宮へ導くようにペ○スを摺りたてる。明君の激しいけど単調な動きに複雑な動きが加わった途端、先っぽまで精液が込み上げてきていたおチ○チンがビクッと一際大きく震え、子宮口に深々と突き刺さる。
「そ、そんなに深くッ……あ、あたしもイっちゃう…あたしも………!!!」
 このままずっと繋がっていたい……蜜壷から沸きあがる感情のままに両脚を明君の腰へ絡み付けて引き寄せると、あたしたちは精液を噴き出し、精液を注ぎこまれる快感の中でお互いを抱きしめあい、震える唇を重ね合わせた。
「ん……ふ…ぅ………」
 鼻から蕩けた息が漏れこぼれる……体の中が、そして頭の中までもが熱い快感に真っ白に染められていく中で、あたしは体を震わせながらペ○スを締め付ける。
 離したくない……ずっとずっとこのままでいたい……
 明君の精液で子宮を満たされ……もしかしたら受精してるかもしれない……
 それなのにあたしの体は言い様のない興奮に包み込まれ、明君と唇と舌を絡め合わせてしまっている。
 ―――もう……身も心も女になっちゃったから…かな……
 様々な出来事があって、あたしは今、自分が女でいる事を受け入れている。二度と男に戻ることが出来ないからだけではなく、自分の心が、こうして愛される“女”である事を喜んでいるのだ。
 そして、今までの人生を忘れ去り、新しい自分を満たすために、あたしは何よりも“愛される”事を欲していた。女として若すぎる自分を、女として未熟すぎる自分を……だから、唇を離すと、知らず知らずこんな事を訊ねていた。
「ねぇ……あたしのこと、好き?」
 初めて女の体を教えてあげたときからずっとずっと成長したはずなのに、明君はあたしの質問に顔を真っ赤にして視線を背けると……
「あっ……」
 ―――中で……明君のが大きくなってく……
 どんな言葉よりも明確な答えに、驚きつつも嬉しさがこみ上げてくるのが抑えられなかった。
「エッチなんだから……でも、明君だったらいいわよ。どんなにエッチでも。だから―――もう一回、あたしの事を愛して欲しいな」
「せ…先生っ!」
 急速に充血していくペ○スが精液で膨れ上がった子宮を突き上げる。肉壁と肉茎の隙間から注がれたばかりの精液を溢れさせながら、その硬さと強さに明君の想いを感じ取ってしまう。
 ―――もう……時間なんて気にしない。
 明君が腰を引くたびに子宮から溢れた精液が膣内から掻き出され、シーツを汚す。そして、何度も何度も絶頂へ導かれながら、あたしは明君の迸る熱い想いを体の奥に受け止め続けた……




「―――これからも明の事をよろしくお願いします」
 帰り際に明君のご両親からそんな事を言われて……結局どう答えていいか分からず、静かに頷いて出てきてしまった。
 いくら防音がしっかりしていても、ベッドをあれだけギシギシ軋ませていて、何をしてるか気付かれないはずがない。それに何度か部屋の扉を開けられた気もするし……普通なら、教え子に手を出したとして家庭教師を首になってもおかしくないところだ。
 明君の家庭教師になる際には一悶着あった。男から女になってしまった事を明君とご両親に説明した時に一度クビになっている……性別が変わったことはともかく、あたしのような美人を家庭教師にするのは教育上ヨロシクないともっともな理由によるものだ。だけどその直後に明君が精神的にまいった上に成績も急降下。そこで再び家庭教師になって……アレもいわゆる精神的なケアと言うところか。なんにせよ、二人っきりの部屋で何をしていようとノータッチで、諦めたというよりも……まあ、くっつけさせるのも已む無しとか思われてるようだ。
「……これから、か」
 それも女の一つの道であるなら……ちゃんと考えなきゃいけない。明君が他の女性に目を向けられるようになるまでは責任持ってあたしも付き合わないといけないし、もしあたしにしか目が向かないなら、それこそ一生の責任だ。
 ―――それでもいいかな。幸せなら……
 少なくとも、あたしが男だったときを知っている弘二と暮らすなんて運命より、よっぽど大きな幸せをつかめるかもしれない。
 以前の、まだ男に戻る事を諦め切れてない時だったなら考えもしなかった。こんな事を考えられるようになったのは、自分の中で踏ん切りが着いたと言うことなんだろう。
「でも………」
 ふと足を止め、夜の空を見上げる。
 ―――本当にこれでいいのかな。
 なにが、と言うのは自分でもわかっていない。ただこのままだと、大切な“何か”を忘れてしまいそうな……そんな気がするのだ。
「……分からないって事は考えても仕方のないことなのかもね」
 男に戻る事を諦めてから、すっかり諦め癖がついているのかもしれない。
 一番大切だと最後までこだわった事を切り捨てたのだから、それも仕方がないのかもしれないけれど……s女自分に対して、自嘲とも寂しげとも付かない笑みが唇に浮かんでしまう。
 そして………あたしは誰かに抱きすくめられた。
「―――!?」
 遅くなったとは言え、住宅街の真ん中で襲われるとは思いもしなかった。……それ以前に、考え事をしらせいで、誰かに背後をつけられていることに気付きもしなかった。
 とっさに声を出そうとしたけれど、大きな手に塞がれた口からは息を吐き出すことも出来ない。さらにその上、数人の男に抵抗できないように抱え上げられてしまうと、道路わきに止めてあったワンボックスカーの後ろへ投げ込まれてしまう。
「たまにはこういう道にも来てみるもんだな」
「すげー美人じゃん。今夜は楽しめそう」
「おい、車出せ。誰か来る前に逃げんぞ」
 あたしを捕まえたらしき三人の男が続いて後部から乗り込んでくると、運転している人も含めて五人の人間が乗った車はゆっくりと動き出す。
 ゆっくりと言っても人が歩く速度よりも何倍も早い。住宅街からあっという間に大通りへ出ると、あたしの言えとは逆の方向へ加速しはじめる。
「な、なに……誰よ、あなたたち……」
 嫌な予感に背筋を震わせながら、体をかばってお尻で後退さる。けれどそれほど広くない車内ではすぐに前部シートに背中が当たり、男の一人に手首を捕まれて引き寄せられると、まるでベッドのようにマットが敷き詰められた床へ押し倒されてしまう。
「俺たち? 俺たちは女の子にあぶれてさびしい夜を過ごさなきゃならなくなった男の子で〜す」
 そう言う男は、確かに真面目とはとても言いがたい服装をした優男だった。他の二人も同様。ルックスもセンスもそんなに悪くはないけれど、SEX目的で女性をナンパしているところしかあたしの頭の中には想像できなかった。
「やだ、離して!」
「そんなに嫌がんなくてもいいじゃん。俺たちに任せてくれたら天国に連れてってあげるよ」
 だからって三人がかりで犯されたいとは思わない……反射的に男たちを突き放そうとすると、その手を取られてマットの上へ押さえつけられ、別の男にシャツに包まれたボリュームのある膨らみを揉みしだかれてしまう。
「おお、スッゲ。キミってスゴい巨乳だね。何カップあんの?」
「………そう言うの聞いてくるのって、デリカシー無くて普通に格好悪いわよ」
「アハハ、言われてるぜ、お前」
 あたしの精一杯の皮肉もそれほど意に介さず、欲望で目をギラギラ輝かせた男は柔らかい乳房をこね回す。シャツがシワになるほど指を食い込ませて張りとボリュームを確かめると、欲望のままにシャツをたくし上げ、明君との情事の火照りの名残が残っている肌を露わにしていく。そしてもう一人の男が内股へ指を滑らせ、汗で湿った肌を撫で上げ、スカートの奥の下腹部へ……
「んあッ!」
「へぇ……この娘、もう濡れてるよ。レイプされそうだってのに、スゴいよね」
 湿った下着の上から、まだ完全に勃起の収まっていないクリトリスを指先で圧迫される。何時間も明君と結ばれていた体は普段以上に感じやすく、閉じきっていない女陰に指を差し入れられると、ピクッと腰が跳ね上がる。トイレを借りて中まで綺麗に洗ってきてはいるけれど、二本まっすぐ揃えられた指が膣の深い場所へと潜り込み、キュッと朱祝する膣の天井を擦り上げてくると、途端に熱いモノがあふれ出し、肉壁と言う肉壁がヒクヒクと蠢き始める。
「あ…くぅん………!」
 身を硬くすればするほど、快感の波が振動になって体中に響き渡る。明君相手では望めなかった指技に声を漏らしてしまうと、あたしの膣は抜き差しされる指を締め付け、愛液を滴らせながら包み込む。
 ―――どうして…どうしてこんなに感じちゃうのよ……こんな連中相手に………!
 あたしが必死に声を押し殺していると、ブラをたくし上げて丸々とした乳房をあらわにした男が、舌なめずりをしながら乳首へむしゃぶりついてくる。
「しょっぱいな……もしかして、恋人と楽しんだ後だったの?」
「あっ……ん…んゥ……ち、違う……そんなんじゃ……あァ………」
「気分出した声で喘いでるじゃん。ほら、自分ばっかり気分よくなってるのはルール違反だぜ」
 胸とヴァギナを同時に責められ、次第に体に火が灯り始めると、目の前に腕を抑えている男のペ○スが突きつけられる。既に血管が浮かび上がるほど勃起している逸物から一度は目を逸らすものの、拒否するあたしを責めるように、ツンッと尖った乳首の根元に歯を軽く突き立てられ、同時に膣の奥深くをかき回していた指がクチャリと粘着質な音を響かせながら、ぷっくりと盛り上がったGスポットを探り当て、押し込んでくる。
「あああァあッ! ダメ、そ、そんなの、や…あああぁあぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 ―――イかされた……こんなレイプみたいな方法で………!
 涙を流して首を振りたくっても事実は変わらない。
 両手でしっかりホールドされた乳房を根元から乳をしぼるように責めたてられ、中に詰まっている血液が集まる事でジィンと痺れてしまってる乳首に歯先を滑らされる快感が首から背中にかけてのラインを一気に反り返らせ、今にも母乳が噴き出そうな鋭い快感に張り詰めた膨らみがプルプルと小刻みに震え上がる。そして同時に、みっちりと緊縮した肉壁を掻き分ける指先が子宮口をコリコリと弄び、Gスポットを深く鋭く抉りぬく。
「いや……なんで…こんな…や…それは……ぁ……あ―――――――――ッ!」
 全身から一斉にネットリとした汗が噴き出し、股間にはお尻の谷間へ流れ落ちるほどの愛液が溢れかえる。愛撫だけで頭の中までドロドロに煮えたぎったあたしは体を震わせたまま喘ぐような呼吸を繰り返すと、もう一度体を力ませ、尿道口の小さな穴から、細く鋭く、快感で限界にまで圧縮された白濁液を勢いよく噴出させてしまう。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!」
「おおッ!? スゲッ、この娘、潮噴いた」
「マジかよ? うわ〜、それ、ションベンじゃねーの?」
「違うって。ほら、見てろよ」
「あうぅん!」
 再び指が蠢くと、痙攣する尿道口から次々と絶頂汁が噴きあがる。そのまま指を激しく抽送されると、反り返ったノドから声にならない悲鳴を迸らせながら大量の愛液を周囲へ撒き散らせ、揺れる車内の天井に届きそうなほど高々と緊縮する股間から射精してしまう。
 ―――明君のときは……ここまで感じなかったのに………
 まるでレイプされている時の方が悦んでいる様な自分の体に歯軋りしながらも、濃密な液体が尿道を突き抜ける快感に意識が弾け飛ぶ。
 噴き出る射精液も底を尽き、残されたのは絶頂に打ち震えるあたしの半裸の肉体だけ。こうなると次にされることの予測は簡単すぎて……思わずあたしは喉を鳴らし、近くにいた男の股間へ無意識に手を伸ばしてしまう。
「うわ、なになに? もしかして君も気分が乗ってきた?」
「そ…そんなはず……」
 そんなはずはないと、きっぱりと言い返せない。明君と肌を重ねているだけでは満たされていなかった淫らな女の身体には、もう抑えが効かないほどに性欲の火照りが灯ってしまっていて、必死に止めている理性の言葉にも耳を貸さずにファスナーを開け、露出させた肉棒を握り締めてしまう。
「あ……こんなに硬い……や、ぁ………」
 一瞬、車内にいる男たちが口をつぐんでしまい、わずかな間だけ車が走る音意外にはないも聞こえない静寂の時間が広がる。その中でただ一人だけ、あたしは身をよじって男の股間へ顔を近づけ、そそり立つ若々しいペ○スを唇の中へと頬張ってしまう。
 ―――んんッ…臭いも…スゴい……なんにちぃもお風呂に入ってないんじゃないかってぐらい……おチ○チンの臭いが……
 いつも清潔にしている明君では考えられないぐらい濃厚なチーズ臭に、あたしの身体が震え上がる。口から鼻へと臭いが抜け、唾液をまぶした舌の上でネットリとペ○スを嘗め回すたびにあたしの中で感じてはいけない興奮が昂ぶってしまい、
「ん…うゥん……」
 感情のままに空いている手を後ろへ伸ばし、乳房を揉みしだいている男の股間をまさぐり出してしまう。
「ん…んんゥ……ハァ……しょうがないから…ちゃんと相手をしてあげる。その代わり……」
 やさしくして……ひどい犯され肩だけはしたくないから、そう言おうと思っていた。それなのに、三人の顔が見渡せるように仰向けに体を戻したあたしは、唾液でヌルヌルのおチ○チンを扱きながら、ズボン越しに窮屈そうにしているおチ○チンを揉みしだきながら、
「その代わり……あたしをいっぱい気持ちよくして……♪」
 両手にペ○スの温もりを感じながら、恍惚とした笑みであたしはそう呼びかけてしまっていた……



「ああ、スゴい、おチ○チン、当たる、おマ○コのアソコに当たってるゥ!」
 車は場所がどこかも分からない廃工場へと入っていくと、あたしは運転手も含めた四人の男に全裸に剥かれ、穴と言う穴を肉棒で塞がれてしまう。
 一巡目はもう無我夢中で、全員があたしのヴァギナかアナルで射精するのに三十分と掛からなかった。そのあまりに激しく過ぎ去っていく性行為の中で、あたしの股間からは注ぎこまれた精液以上の愛液が分泌され、我慢できずに二回目を挑んでくるペ○スにも嫌な顔をせずに股を開いて迎え入れてしまう。
「んぁあああぁぁぁ! も、ダメ、もっとゆっくり、じゃなきゃ、ば…バカァ!」
 ワンボックスカーの後部いっぱいに敷き詰められたマットの上へ仰向けに押し倒されたあたしの上へ、またナンパ男が圧し掛かってくる。焦らす事もせず、あたしを満足させようなんて考えもせず、一度射精したのに全然収まらない性欲のみなぎったペ○スを一気にあたしの膣内へ突き入れる。
 男たちの言葉どおり、何度も使い込まれたソレは、張り出したエラであたしの肉ヒダを巻き込むように抽送を繰り返し、刺激を受けるたびに溜め込んだ精液をこぼしてしまう子宮を容赦なく突き上げる。パンパンと腰のぶつかり合う音の響く結合部からは潤滑液の代わりに泡立った白濁液が溢れかえり、いつもとは一味違う締め付けのあたしの膣内へ夢中になって掻き回してくる。
「はッ、はッ、いつもより…感じてる……でも、ひどいのは、無しって…あああァ!!!」
「それだけ俺たちと相性がいいんだろ。ほらほら、心配しなくても気持ちよくさせてやるって!」
 おチ○チンが射精しそうなのをずっと我慢してるくせに……それでも男の強がりに微笑みを返したあたしは、奥へ導きいれようと不規則に蠢動を繰り返している膣壁に力を込める。ヴァギナが収縮した分だけ膣内に感じるおチ○チンの圧迫感が大きさを増し、あたしの両足を男の腰へ回して引き寄せると、さらに強烈に密着して子宮の入り口と亀頭とが擦れあう。そこから込み上げる底の見えない快感に声を震わせると、もうあたししか見えていない目を血走らせて、男が荒々しくあたしの腰を引き寄せて挿入の恍惚感に酔いしれていく。
「ほら、我慢、しないで……いっぱい、出して、あたしのおマ○コ、ひッ、あ、あっ、んッ、あ、あッ―――!!!」
 手の平に納まりきらない乳房を自分の手でこね回すと、浴びせかけられた精液がグジュグジュといやらしい音を奏でてしまう。男の身体ではありえなかった張りと弾力のある膨らみに指を食い込ませ、乳肉を搾り取るように揉み潰しながら、次第に小刻みになって速度を増していくペ○スの抽送をおマ○コ全体を使って受け止め、どんなに暴れても抜け落ちないよう包み込んでいく。
「くゥ……出すぞ、オオッ、くォオオオオオオオッ!!!」
「いい、いいノォ! おチ○チン大好き、だから、あん、ああ、おチ○チン、イク、イク、イくゥゥゥウウウウウウッ!!!」
 最後の一つ気に子宮口をこじ開けられ、既にドロドロの白濁液まみれの子宮へ新たに精液をそそがれ、それと同時にマットの上であたしの身体も弓なりに反り返る。そして放出途中のペ○スを緊縮する膣壁が万力のように締め付けてしまい、射精途中にもう一度絶頂を迎えた男は歯を食いしばりながらあたしの胎内へ圧縮された精液を叩きつける。
「―――ふふッ、スゴくいっぱい出してくれたのね。……ありがと♪」
 何本おチ○チンをしゃぶった口でキスはマズいかな?……そう思って、さすがに柔らかくなったペ○スをズルリと膣内から引き抜いた男の頬へ唇を触れさせる。
 そして―――
「ねぇ……次はまた両方いっぺんに入れてくれない?」
 廃工場内の水道のホースをシャワー代わりに汗や汚れを洗い流して休憩していた三人の男たちに向けて、あたしは四つんばいになってお尻を突き出す。そして左右からお尻を鷲掴みにして広げてみせる……おチ○チンでも飲み込んでしまえるアナルと、注ぎこまれたばかりの精液をポタポタと滴らせるヴァギナとを。
 ………肌が上気している。
 野外でSEXしているのに寒さなんてどこにもない。数人がかりで輪姦されているのに、嫌がるどころか自分から進んで股を開いて、明君には与えてもらえなかった満足感を恍惚の表情で噛み締めてしまっている。
 ―――こんなのが……本当にあたしの望んでることなのかな……
 顔を見合わせた男たちがあたしを車の後部から乗り込んできて、あたしの望んだままに上と下からアナルとヴァギナへペ○スを擦り付ける。
 このまま両穴を同時に犯されたら、あたしはまた快感の虜になるだろう。どんなに嫌がっても逃れられない快感の連鎖の中で、望む望まないに関わらず迎えてしまうオルガズムの中で、きっと何もかも忘れるんだろう。
 ―――男だった時のことも、女の幸せの事なんかも。


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