プロローグ


「ん・・・・・・く・・・・・・」  黒塗りの高級リムジン。その薄暗いウィンドの中で、制服を着た少女が苦悶の表情 で悶えている。 「くぁ・・・・・・んく・・・・・・」  チェックの柄のスカートを両手で握り締め、太腿を擦って何かに堪えているよう だ。 「ククク、随分と辛そうだな?」  そんな少女の様子を、対面に座っている男が愉快そうに見つめている。 「・・・・・・いつまで、こんなこと・・・・・・んぁぁ・・・・・・」  涙目で男を睨む少女。頬を朱に染め、切なげな表情にも見える。 「さぁな。まぁ、今のところは止めるつもりは無いという事だけ言っておく」 「そんな・・・・・・」  絶望に拉がれたように、顔を下向け、涙する少女。 「ククク、そう、その表情だ。良い表情だぞ・・・・・・ククク」  狂気を含んだ濁った目で少女を見つめる男。その顔つきは精悍な見た目とは裏腹 に、凶悪なサディストの顔だ。 「・・・・・・もう、こんなこと・・・・・・許して・・・・・・」  今にも限界のような、そんな 目で男にそう乞う少女。しかし・・・・・・ 「本当に止めて良いのか? その割りには気持ち良さそうじゃないか」  そんな少女の言葉も、男は軽く流すようにそう言い放った。さらに・・・・・・ 「そんなに素直になれないなら、素直になれるようにしてやるよ」  男はそう言うとポケットから何かのリモコンを取り出した。 「ひっ!? そ、それは・・・・・・」  男が手にしたリモコンを見た瞬間、少女は縮こまっていた身体をさらに強張らせ た。 「ククク、やっぱり淫乱なお前には、弱なんてぬるい責めよりも一番強いヤツが良い んだろう?」 「イヤ・・・・・・やめて・・・・・・」  縋るように男を見つめる少女。しかし、そんな少女の視線を無視して男はリモコン の目盛を最強にした。 「イヤ・・・・・・」  ヴィ・・・・・・ヴィィィィィ・・・・・・ 「んく・・・・・・イヤァァ!!」  少女の悲鳴と同時に、車内に、エンジン音とは違う機械音が響く。 「イヤァ・・・・・・やめてぇ・・・・・・緩めてェェ・・・・・・」  少女は息を荒げ、口を半開きにして喘ぎ始めた。 「お前のやめてはもっとしてだったんじゃないのか?」 「ちが・・・・・・違う・・・・・・やめてェェ・・・・・・」  弱々しく悶える少女。両腕で機械音の発信源を抑えている。その発信源は・・・・・・ 「そんなに股間を抑えてどうする? 中の方に深く入ってるんだぞ?」  スカートの奥を強く抑える少女にニヤつきながら男が言う。そう、発信源は少女の 秘められた場所からだったのだ。 「イヤァ・・・・・・抜いて・・・・・・抜いてください・・・・・・もう・・・・・・ これ・・・・・・イヤァ・・・・・・」  秘められた場所への振動、それは当然女性にとって性的な快感を得てしまうものの 一つであり、少女はそれを先ほどから延々と味わさせられていたのだった。 「何を言ってるんだ? そんな気持ち良さそうな表情で喘いでたんじゃ説得力が無い ぞ?」  男の言う通り、少女の表情はいつの間にか苦悶から恍惚へと変化していた。 「そんなこと・・・・・・ない・・・・・・」  男に言われ、顔を背ける少女。自らの痴態を暴かれて赤面しているのか、頬がさら に朱に染まっていく。 「まぁ、いいさ。そうやって恥じらいを持ち続けてもらわないと、こっちとしても楽 しみがないしな」 「ん・・・・・・く・・・・・・変態・・・・・・」  男の言葉に、少女は軽蔑の眼差しで男を睨みつける。しかし、その表情も絶え間な く与えられる淫動に淫らなモノに変わってしまう。 「ククク、さて、そろそろ本格的に可愛がってやろう。覚悟は良いか? はるかお嬢 様・・・・・・」 「イ、イヤ・・・・・・近寄らないで・・・・・・」 「ククク、今日も良い声で喘いてくれよ? ククク・・・・・・ハハハハハハハ!!」  男の狂ったような高笑いが車内に響く。そして、今日もこれから、はるかへの淫虐 な陵辱が始まろうとしていた・・・・・・


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