プログラム211「終局へ(その9)」


 プログラム211 最終段階(その9) 「おぉ、下萄君。この子達が今回の?」 「はい。私めの最高傑作でございます」 「そうかそうか。それは楽しみだ」  下萄さんと、仮面の男の人達が会話をしている。私たちはその傍で、ただ立って 待ったいた。 「さぁ、早速挨拶をしろ」 「はい・・・槻城さやかと申します。今日はどうか、よろしくお願い致します・・ ・」 「うゆぅ、妹のかすみだよ。痛いことはしないでね?」 「かすみ、もうちょっとしっかり挨拶なさい」 「うゆぅ、だって・・・」 「まぁまぁ。わたくしは甘粕かえでと申します。どうぞよろしくお願い致します」  こうやって、見ず知らずの人に挨拶をしていく私達。それもこんな、こんな恥ずか しい格好で・・・ 「それにしても・・・なかなかそそりますなぁ。スタイルもいいし。最高傑作という のも頷ける」 「いや、まったくだ。色肌も白いし・・・肌艶も美しい。まさに申し分無しですな」 「ありがとうございます」  仮面をつけた男の人達の賛辞に、恭しく頭を下げる下萄さん。こうしてみると、家 で執事をしていた時と何ら変わらないように見える。 「今日は特に皆様の目を楽しんで頂くために、服装にも拘ってみました」  そう、さっき言ってた恥ずかしい格好。こんな・・・あんまりだわ。 「うむ、隷属の意味合いを兼ねた首輪といい、胸を露出させたメイド服といい」 「スカートも股下0。ガータベルトに白のストッキング。そして黒のピンヒール。ま さに淫靡の極みですな」 「うゆぅ、恥ずかしいッス」 「我慢よ、かすみ」 「・・・これではメイドとしての機能が」  かえでさん、論点が違う・・・まぁ、元々メイドだから仕方ないんだけど・・・ 「さて、まずは取りあえず皆さんへの支給係ということで・・・せっかく用意した、 料理もありますからな」 「うむ、ではそうさせてもらおう」 「では・・・ごゆっくり。3人とも、ワインを持って皆さんにもう一度挨拶して周 れ」 「はい・・・」 「うゆぅ、了解ッス」 「解った・・・」 「かえではこういったことの先輩だからな、お前が指導しながら挨拶して周れ」 「・・・解った」 「ま、精々楽しんで来い」 「・・・?」 「うゆぅ?」 「は?」  一瞬、下萄さんの言った意味が解らなかった。でも、すぐにその意味を身を持って 知ることになりました。 「始めまして。改めて挨拶させて頂きます。甘粕かえでと申します」  頭を深々と下げて挨拶するかえで姉。やっぱりプロ(?)は違うなぁ。凄く様に なってるよ。 「槻城さやかです。よろしくお願い・・・キャッ!?」  お姉ちゃんが挨拶をしようとした瞬間。男の人の一人が、お姉ちゃんのお尻を撫で てきた。 「な・・・一体何を?!」 「ん? なんだ? 文句があるのかね?」 「・・・いえ。取り乱して申し訳ございません」  顔を赤らめて謝るお姉ちゃん。怒ってる怒ってる・・・ 「あの・・・妹のかすみです。よろしくで・・・きゃぅぅ!?」  今度は私が挨拶しようとしたら乳首を摘んできた。いきなり何するかな? 「ん? どうした?」 「うゆぅ、乳首弱いッス・・・」 「そうかそうか。ならもっとしてやろう」 「ひぁぁ・・・ダメェェ・・・ふぁぁ・・・」   コリコリと両方転がされる。こ、この人上手だよぉ・・・ 「いやらしく勃ってきたぞ。そら、もっとしてやろう」 「ふやぁぁ・・おじさん上手だよぉ・・・」  気持ち良過ぎて甘えた声が出ちゃう。 「くくく、大きさも申し分無しだな。3人ともホントにスタイルが良い」 「本番が待ち遠しいですな」 「まったくだ。ははは」  ・・・? 本番? 本番ってどういうこと? 「それに、3人とも乳首がとても綺麗だ。まだまだ初々しい桜色をしてる」 「身体は肉感的で熟している感があるが、なかなかどうして初々しい」 「顔立ちは文句無しですな。これほど美しくスタイルの良い女が3人もいると思う と、いてもたってもいれませんな」 「まったくだ」  何か皆さん、色々と熱いトークに盛り上がってるようで・・・っていうか、改めて 自分の身体のことをどうこう言われるとすっごく恥ずかしいッス。ちょっち遠慮した いなり。 「さぁ、まずはこのグラスにワインでも注いで貰うとしますか?」 「そうですな」 「ほれ、何をしている。ボサっとしてないで、ワインを持ってきてグラスに注ぎなさ い」 「あ、はい。申し訳ございません」  そうやって一礼して3人でワインを取りにいく。・・・お酒って美味しいのかな?  ちょっち興味大だったり・・・ 「さぁ、まずは私のグラスから頼もうか?」  白髪とちょび髭の生えたおじさんがそう言ってグラスを差し出してきた。 「かしこ参りました」  かえで姉が率先して前に出て、グラスにワインを入れようとした。入れようとした その瞬間・・・ 「ひぁ!? な、何を!?」  入れようとしたかえで姉のお尻の穴に指を入れてきた。かえで姉、お尻弱いから ビックリしただろうな。 「何をじゃないだろう? ほら、早くグラスにワインを注ぎなさい」 「は、はい・・・くぁぁ・・・ひぁ・・・」  頷くものの、身体を震わしてしまうかえで姉。あれじゃ、入れれないよね? 「ん? 何だ? 早く入れたまえ。それともココが弱いのかな?」 「は・・・い・・・ですから・・・指を・・・止めて・・・ください・・・」  震えながらそう返事をするかえで姉。ワインを持つ手はからだの震え以上に震えて る。 「それは出来んな。頑張って注ぎたまえ」  そう言いながら指を激しくピストンさせる。あの動きはまさにかえで姉の弱点だ よ。大丈夫かな? かえで姉。 「は・・・ひぃ・・・わかり・・・ました・・・」  声も震えてる。何だか粗相をしそうで見てる私も怖いなり。 「ほら、早くしたまえ」 「ひぁぁ!! あ・・・くぅぅ・・・」  チン・・・コポポポポポ・・・  ワインの瓶をグラスに当て、注いでいくかえで姉。なるほど、ああすれば悪戯され ても粗相せずに済むのか・・・覚えとこ。 「やれば出来るじゃないか。では、次はかすみちゃんに入れてもらおうかな?」 「うゆぅ、了解ッス・・・」  うゆぅ、早くも私にお鉢が回ってきたよ・・・


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