プログラム203「終局へ(その1)」


 プログラム203 最終段階(その1) 「ふぅ・・・思った以上に早く進んだな。この分だと色々オプションを付けることも 出来るな・・・」  今日までの調教結果をパソコンのデータに入れながら、俺はそう呟いた・・・ 「やはり、素質は十分だったな。あの二人は・・・かえでの方もあそこまで素質があ るとは思はなかったがな・・・」  2週間遅れで始めたのに、すでにさやか達と同じ調教を行なえるくらい、肉体がマ ゾ化していたな。 「しかし、今回は正直、失敗すると思ったがな・・・」  期限は40日間。傷を付けてもいけないし、精神崩壊を起させずに調教するには、 些か短いと思ったのだが・・・ 「しかも、3人もだからな」  まったく、無理を言ってくれる。まぁ、成功したんだから良しとしよう。それに・・・ 「今回は最高傑作といってもいいな・・・」  さやかもかすみもかえでも、3人とも実に素晴らしい目覚めをしてくれた。 「あの大人しいさやかが、マゾとサドの両方に目覚めたのは大きかったな」  まさか、両方の素質があるとは思わなかったが・・・ 「そういえば、かすみを調教した時は、初日に一気にアナルまで開発してやったな・ ・・」  寂しがり屋だったのが幸いして、一気に獣姦までもっていけたしな・・・ 「しかし、やはり一番驚かされたのはかえでか・・・」  さやか同様、ウブな性格が最短で調教できた要因の一つだろう・・・ 「後はかえでに奉仕の仕方を覚えて・・・ふむ、レズも出来るようにするか? い や、これはさやか達が勝手にやってくれるか? 何にしろ、あと僅かだな・・・」  残りの日数はあと6日か・・・ 「さて、どうしたものかな?」 「うゆぅ、まだ尿道が熱いよぉ・・・」  かすみが拗ねた声でブツブツと呟いている。 「文句言う割りには気持ち良さそうだったけど?」 「うゆぅ、そりは・・・」  口篭もるかすみ。やっぱり気持ち良かったのね? 「でも、いくらなんでもヒドイよぉ・・・粗相したのってまさひろが原因なのに・・ ・」  まぁ、否定はしないけど・・・ 「でも、私たちが一番の被害者になるんだけど?」 「な、何ゆえ!?」 「かすみが洩らしたおかげで、私たちに、かすみのオシッコに濡れちゃったんだ よ?」 「そ、そんなぁ・・・」  ちょっと涙目になるかすみ。そんなかすみを見てると、身体の芯から熱くなってく る。 「ふふふ、それに、木馬、あんなに感じてたじゃない」  そんな怯えてるかすみにそう言ってあげる。 「でも・・・」  合点がいかないかすみが。何だか最近、かすみをイヂメルのが楽しい。私ってやっ ぱりサドッ気も強いんだわ。 「あんまり酷いようなら下萄さんに言いなさい。ひょっとしたら炎症か裂傷を起して るかも知れないし・・・」 「うゆぅ、脅さないで欲しいなり」 「別に脅してないわよ?」  これは本当。だって、何だかんだ言っても、かすみは私の妹なんだし・・・ 「心配してあげてるんだよ?」 「ホントォ?」 「えぇ」 「・・・妖しいなぁ。最近お姉ちゃん、私をからかってばっかだもん」 「だってかすみって可愛いし」 「うゆぅ、そんなのって理由になってないッス」  結構根に持つタイプなのかしら? まぁ、気にしないでいましょう。 「それに・・・」  そう言いながらかすみに近付く。両腕を開いた状態で。 「うひゃぁぁ!? な、何ぃ!? お姉ちゃん・・・」  抱きしめると、かすみが驚いた声をあげた。 「ふふふ・・・」 「ひゃぅぅぅ!? い、いきなり何するかな? お姉ちゃん・・・ひぁぁ・・・」  両方の胸を鷲掴みにして悪戯をすると、早速快感に悶え始めたかすみ。 「ふふふ、ほうら、こうするとどう? 気持ち良い?」 「うゆぅ・・・そんな事聞かないでよぉ・・・」 「だぁめ♪ ほら、答えてごらんなさい?」 「うゆぅ、言えないよぉ・・・」  恥ずかしそうな表情をするかすみ。この顔を見てると、本当に芯がゾクゾクと疼い ちゃう。 「ほぅら、こうするとどう?」 「あひっ!! ダメェェ・・・今日はもうソコは止めてよぉ・・・」  かすみの股間部に手を伸ばすと、イヤイヤをするように首を左右に振って拒んでき た。 「・・・そんなに辛い?」 「うん・・・」  さすがに少し滅入ってるみたい。今日はこの辺でおいとこうかしら・・・ 「じゃあ、今日は解放したげる」 「ふぅ・・・」  私が離れるとかすみは溜息をついた。あ、ちょっと目が潤んでる・・・ 「かすみ、可愛い・・・」  そう言ってまた抱きつく。 「ひゃぁぁ!? もう解放してくれるんじゃ!?」 「何だか、今日のかすみが凄く可愛いから・・・暫く抱いてたいの。いいでしょ う?」 「か、可愛いですか!?」 「大丈夫よ。もう悪戯はしないから」 「・・・うゆぅ。抱きつくだけだからね?」 「解ってるわよ、かすみ」 「むぅ・・・しょうがないなぁ・・・」  嬉しいような困ったような表情をするかすみ。この子のこんな表情って初めてみた 気がする・・・ 「ふふふ、可愛い・・・」 「うゆぅ・・・」 「・・・な、何をしてるんですか? 二人とも・・・」  お風呂から戻ってきたかえでさんが開口一番にそう言ってきた。 「ふふふ、別になんでもないですよ?」 「うゆぅ・・・」 「はぁ・・・そうですか・・・」 「かえでさんも一緒に抱きつきます?」 「い、いえ、遠慮させて頂きます」 「そうですか? 今日のかすみは抱き心地がいいのに・・・」 「お姉ちゃぁぁん・・・」 「ふふふ、冗談よ」 「信用できないよぉ・・・」 「大丈夫よ。今日はね?」 「き、今日はですかぁ?」 「ふふふ・・・」  私はそう笑って、かすみをさらに強く抱きしめた・・・


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