プログラム196「お仕置き!? (後編)」


 プログラム196 淫夢の続き・・・(後編) 「ねぇ、お姉ちゃん、かえで姉。私、夢の中でどんなことしてたの?」  洩れそうになる激しい尿意を堪えつつ、二人に聞いてみる。謂れのないことで怒ら れるのはヤダよぉ。 「何? 知りたいの?」 「うん・・・」 「仕方ないですね。ただし、しっかり我慢してくださいよ?」 「うゆぅ・・・」  結局我慢させるんだ・・・ 「じゃあ、私から教えてあげる。あのね・・・」  で・・・二人の説明が始まっちゃった・・・ 「う、うやぁ・・・そんなこと・・・」  私とかえでさんの説明を聞いたかすみは、物凄く恥ずかしそうに顔を真っ赤に染め た。決して尿意に押されてなったものではない、羞恥の赤に。 「だから怒ってるの。解る?」 「でも、それって八つ当たりじゃ・・・?」 「気のせいよ」 「うゆぅ・・・」 「こ、こんな恥ずかしいこと言わせたんだから、尚更我慢しなさいよ?」 「そんなぁ・・・」  凄く残念そうな声を洩らすかすみ。まぁ、諦めなさい・・・え? ちゃんと何をさ れたか説明しろって? あんな恥ずかしいこと・・・言えません!! 「それにしても・・・遅いですね? もうそろそろ来てもいいと思うんですけど・・ ・」 「そうですね。案外、かすみがオモラシするのを待ってるのかも」 「じゃあ、洩らしていいの?」 「良いわけないでしょう。しっかり我慢なさい」 「うゆぅ、トホホ・・・」 「それにしても・・・いつの間にかミミズの動きも止まってますね?」 「むぅ、やっぱり食事する為に動いてたのかな?」 「夜中からずっと動くのが食事なの?」 「うゆぅ、そりは・・・」 「おかげであんないやらしい・・・夢・・・」 「か、かなり引きずってるね? お姉ちゃん」 「かすみぃ?」 「うゆぅ、ごめんなさい・・・」 「それにしても・・・早く来てくれないかしら、下萄さん・・・」  このままじゃ、ホントにかすみがオモラシしちゃう・・・ 「よう、気分はどうだ? 3人とも・・・ん? どうした?」  あれから程なくして下萄はやってきた。ただし・・・ 「何でシーツが濡れてるんだ?」 「そ、そりは・・・」 「ん? 何だ?」 「かすみがオモラシを・・・」 「うゆぅ、お姉ちゃん、言っちゃダメッス!!」 「オモラシ? 何だ? 中○生になってオモラシをしたのか?」 「ち、違うよぉ。これはまさひろが・・・」 「俺がどうかしたか?」  意味深な表情の下萄。何か企んでいるのか? 「もうちょっと早く来てくれてたら・・・ふぇぇぇ・・・」  とうとう泣き始めたかすみお嬢様。少しイジワルし過ぎたか? 「くくく、なるほどな。それは悪かったな。だが・・・」 「グス・・・グス・・・」 「粗相をしたのは事実だ。後でお仕置きだな」 「そんなぁ・・・」  下萄のヤツ、やはり何か企んでいるな? ニヤついた表情をして・・・ 「さて、まずは解いてやるか。その後は朝食を摂れ」  そう言って縄を解き始める下萄。時折身体をいやらしく責めてくるのを忘れないの は流石と言うか何と言うか・・・ 「さぁ、解けたぞ。今日は俺も相伴に預かるとするか」 「え? そうなんですか?」 「偶にはな。そうそう、かすみ・・・」 「グス・・・うゆぅ?」 「粗相をしたんだから、このシーツはお前が片しておけよ?」 「ふぇぇ? そんなぁぁ・・・」 「食事が出来るまでに終わらせれるだろう?」 「うゆぅ、せっかく腕を振るって作ろうと思ってたのに・・・」 「それは止めてくれ・・・」  心底嫌そうに言う下萄。まぁ、気持ちは解らんでもないが・・・ 「何もソコまで嫌がらなくても・・・」 「さぁ、早く片付けろよ? でないとお仕置きする時間が長くなるぞ?」 「そんなの嫌なり。解ったよぉ、片付けるッス。まったく・・・何か今日は朝から厄 日だよ・・・ブツブツ・・・」  拗ねながら濡れたシーツを片付けていくかすみお嬢様。かなりいじけているよう だ。 「食事の時間に遅れるなよ?」 「むぅ、了解ッス」  いじけるかすみお嬢様を残し、私たちは憩いの間へと移動した・・・


プログラム197へ