プログラム182「再登場・・・(後編)」


 プログラム182 淫生物再び・・・(後編) 「さぁ、こいつらが今日の調教具だ」  開かれた扉の先には、水槽があった。そしてその中には・・・ 「何・・・これ・・・?」 「何か・・・嫌な予感が・・・」 「うう・・・やっぱり・・・」 「こいつはな、改良型の鰻だ」  あっさりそう言ってのけた下萄さん。鰻って・・・鰻って・・・ 「こ、コレで一体何をするの? まさひろ・・・」 「くくく、知りたいか?」 「な、何? その意味深な言い方・・・」 「知りたければ経験者のかえでに聞けばいいんじゃないか?」 「経験者って・・・?」 「かえでさん?」 「う・・・そこで私に振るな・・・」 「かえで姉、一体何されたの? これで・・・」 「そ、それは・・・」  あの気の強いかえでさんがここまで拒絶反応を見せるなんて・・・一体何なの? 「うゆぅ、私ヌルヌルした生き物って苦手だよぉ・・・凄く不安ななり」 「私だってそうよ。一体何に使うつもりなのかしら・・・」 「そ、それは・・・」 「答えないなら俺が教えてやろう。が、まず、その前に言っておくことがある」 「言っておくこと?」 「そうだ。こいつらの主食はな・・・女の愛液だ。それがどういう事か解るか?」 「え・・・と。この水槽の上でオナニーして、愛液を垂らして食べさせる?」 「・・・わざと誤魔化してないか?」 「そぉぉぉんなことないよ?」  嘘ね、半分気付いてるわね。実は私も半分気付いてる。でも・・・それだけは絶対 認めたくない。 「お前ら・・・俺が冗談を言ってるように見えるのか?」 「そぉぉぉぉんなことないよ?」 「・・・もういい。かすみ、さやか、二人ともこの中に入れ」 『えぇぇぇぇぇぇ!?』  二人揃って絶叫する。やっぱり私たちって姉妹ね・・・ 「マ、マジッスか!?」 「ほ、本気で言ってるんですか!?」 「言っただろう? 冗談は言わない」 「うゆぅ・・・」 「そんな・・・」 「イヤなら身体を縛るまでだ」  そう言って縄を取り出した下萄さん。ほ、本気なのね・・・ 「し、縛られたら事由が効かなくて溺れちゃうよぉ・・・」 「安心しろ、溺れないように縛ってやるさ」 「そんなぁ・・・」 「さぁ、いこうか?」  そして・・・私とかすみは縄で縛られ、水槽に入れられてしまいました・・・ 「うぅ・・・やだよぉ・・・止めてよぉ・・・まさひろぉ・・・」 「諦めるんだな。我侭を言った罰だ」 「そんなぁ・・・」  水槽に身体をつけ、溺れないように縛られた。律儀に両足を開いて、両手を振って 暴れないように後手に・・・うぅ、酷いなり。 「それなら溺れることもないだろう? 感謝しろよ?」  何をですか? こんなのヤだよぉ・・・ニュルニュルは嫌いだよぉ・・・ 「さて・・・さやか、お前の方はどんな気分だ?」 「あの・・・妙に温いんですけど?」 「言ったろう? そいつらは改良型の鰻だって。風呂に入れた状態で責めれるように 50度ぐらいまで耐えれるように作られているんだ」 「そうなんですか・・・」  ・・・お姉ちゃんは早くも観念してるみたい。随分素直だなぁ・・・ニュルニュ ル、イヤじゃないのかな? 「さて・・・そろそろ入れてやろう」 「うぅ・・・ヤだよぉ・・・」  実は、私たちは鰻の入ってる水槽には入れられてなかったりする。恐怖心を煽るた めなのかな? 「さぁ、いくぞ?」  そう言って大きな水槽を持ち上げるまさひろ。中には凄い数の鰻が・・・うぅ・・ ・ヤだよぉ・・・ 「まずはさやかからだ」  ザバァ・・・ドボドボドボ・・・ 「や、いやぁ・・・」  ちょっと否定の声を洩らすお姉ちゃん。そりゃ、嫌だよねぇ・・・ 「さぁ、今度はかすみだ」 「うゆぅ・・・す、するの?」 「当たり前だ。お前は特に我侭を言ったからな。サービスで多めに入れてやろう」 「うゆぅ、そんなサービスお断りッス」 「さぁ、いくぞ?」  無視ですか? 解ってたけど・・・トホホ・・・ 「くくく、そら」  ザバァ・・・ドボドボドボドボ・・・ 「イヤァァァァァ!!」  私の・・・浸かってる水槽に・・・たくさん・・・鰻が・・・入ってきた・・・


プログラム183へ