プログラム168「止まらない・・・(中編)」


 プログラム168 暴走・・・(中編) 「もう止めてよ、お姉ちゃん。やり過ぎだよ・・・」  突然入った制止の声。それはかすみだった・・・ 「かすみ?」 「いくらなんでもこれ以上やったらお姉さまが死んじゃうよ。もう止めてよ・・・」  目に涙を湛えながら、いずみさんの前に立ち塞がり、そう訴えるかすみ。でも・・ ・ 「そこを退きなさい、かすみ。あなたもされたいの?」 「そりはかなりイヤッス・・・じゃなくて、お姉ちゃん変だよ? 何か凄く怖いよ・ ・・」 「そう? ふふふ、そうかしら?」 「何? その意味深な笑みは・・・?」 「ふふふ・・・」  私は笑いながらかすみの方へと歩み寄る。 「何? 何なの? お姉ちゃん・・・」 「もう一度言うわ。そこを退きなさい」 「おねえ・・・ちゃん・・・?」 「あなたには苦痛を与えるつもりはないわ。でもね、邪魔をするなら容赦しないわ よ?」 「ヤダ・・・ヤダよ・・・そんなの・・・お姉ちゃんじゃないよ・・・」 「何を怯えているの? 私は何も変わってないわよ?」 「だって・・・お姉ちゃんはこんな怖いことしないもん・・・こんな・・・酷いこと 絶対にしないよ!!」 「かすみ・・・」 「お姉ちゃん、お願いだからもう止めてよ・・・こんなのお姉ちゃんじゃないよ・・ ・」 「じゃあ、いずみさんはいいの?」 「え?」 「いずみさんは私と同じ事をしてるのよ?」 「・・・それは」 「ふふふ、それにね、今凄く楽しいの・・・見て、私のココ・・・こんなに・・・濡 れてる・・・」  チュク・・・ 「おねえ・・・ちゃん・・・?」  私は指でオ○ンコを開き、かすみに見せつける。 「どう? こうやって鞭でいずみさんを打って、私のココはこんなに濡れちゃった の。これがどういう事か解る?」 「嘘だよ・・・そんなの・・・嘘だよ・・・」  かすみは涙を流しながらそう呟いた。 「事実よ。そして、いずみさんは打たれても快感を得ることが出来る人なのよ」 「ぁ・・・ぁぁ・・・嘘だよ・・・そんなの・・・嘘・・・」 「なら、いずみさんの太腿を見てみなさい」 「・・・うん」  素直に頷いたかすみは、後を振り向き、いずみさんの下半身へと視線を向けた。 「そ・・・んな・・・」 「どう? 解った? いずみさんはこれで打たれて悦んでいる」 「そんなのって・・・」 「そして私は、いずみさんを責めることで快感を覚えているの」 「そんなのって・・・無いよ・・・今まで・・・痛いことしなかったのに・・・そん なのってないよ・・・」 「かすみ!!」  バシンッ 「痛い!?・・・何するの? お姉ちゃん・・・」 「怯えてないで・・・ね?」  優しく微笑んであげる。今は・・・この方が良い・・・ 「お姉ちゃん・・・」 「確かに、酷いことをしてるかもしれないわ。でもね? いずみさんは悦んでいる の。これは事実なのよ・・・」 「うん・・・」  目を見つめて、そう言うと素直に頷くかすみ。まだ、怯えている・・・ 「別にあなたにしようとしてるわけじゃないの。かすみにしろって言われたら、さす がに拒否するわ」 「うん・・・」  泣きじゃくりながら私の言葉を聞くかすみ。 「でもね、いずみさんは苦痛を与えられても耐えれる人なの。そして、それに悦びを 見出せている人なの・・・」 「う・・・ん・・・」 「だから・・・ね?」 「でも・・・」 「まだ納得いかない?」 「うん・・・」 「なら、いずみさん本人に聞くことね」 「え?」 「はぁ・・・はぁ・・・かすみ・・・ちゃん・・・」 「お姉さま!?」 「いいのよ・・・心配しなくて・・・」  私とかすみのやり取りを黙って見ていたいずみさん。息を荒げながらも、かすみを 諭すようにそう呟く。 「でも・・・」 「ふふふ、かすみちゃんには鞭は合わないみたいね? はぁ・・・はぁ・・・」 「大丈夫? お姉さま」 「えぇ、だからもう、止めちゃダメよ?」 「え? ・・・うん」 「良い子ね・・・さやかちゃん・・・続けて・・・」 「はい」  そして、再び鞭が肉打つ音が響き渡った・・・


プログラム169へ