プログラム145「崩れだす最後の砦(中編)」


 プログラム145 恥に塗れ、恥に溺れ・・・(中編) 「さぁ、まずは身体を縛ってやろう」  言うなり下萄は私の身体を自分の方へと引き寄せた。 「一体・・・何をする気・・・?」 「くくく、すぐに解る」  意味ありげな笑みを浮かべながら、私の身体に縄を走らせる下萄。ザラついた縄の 感触に、身体が妖しい快感に包まれていく。 「はぁ・・・」  その切なく疼く情感に、甘い吐息が洩らしてしまう。 「くくく、縛られて感じるか? 身体の方はかなり素直になってきたな?」 「くぅ・・・」 「くくく、身体を捩じらせて悶えやがって・・・いやらしいヤツだ」 「んぁぁ・・・そんなこと・・・言われてもぉ・・・」  縄をアソコに通しながら、何度も前後に動かし、焦らしてくる下萄に、私は声を震 わせながら言い訳をする。いやらしい自分を誤魔化すために・・・ 「くくく、さぁ、縛りあがったぞ」 「ん・・・ぁぁ・・・」  身体を走る気だるさと、桃色に霞んだ思考状態が、疼きとなって私を責め悩ませ る。 「うやぁ、まさひろってこの縛り方好きだねぇ?」 「私たちもいつもコレですね? 何か思い入れでもあるんですか?」 「別に・・・ただ、この亀甲縛りは難易度の高い部類でな。それ故に緊縛美を際立た せるんだ」 「確かに・・・綺麗ですね」 「何か・・・凄く艶かしい美しさだよね」 「それに、お前らみたいに胸が大きく、スタイルのいい女はこれが一番似合うんだ よ」 「そうなんですか?」 「目の前にいい例があるだろう?」 「確かに・・・」 「さぁ、後はこいつを動けないようにして・・・っと」 「くぁ・・・はぁ・・・」  腕を後に縛り上げられ、両足を肩幅より少し広げた状態で動けなくされる。これで ・・・抗う行為すら封じられてしまった・・・ 「くくく、さぁて、罰を与えてやろう・・・っと言いたい所だが、生憎この部屋には 俺が使おうとしている道具は置かれていないんだ」 「じゃあ、私が取って来ましょうか?」 「いや、俺が取ってくる。その間にこいつをイく寸前で何度も止めて焦らし続けろ。 二人でな」 「え? ・・・はい」 「いいか? 絶対にイかせるんじゃないぞ? これはお仕置きなんだからな」 「解ったなり。任せてよ」 「じゃあ行ってくる。くくく、かえで、たっぷり可愛がって貰えよ? 愛しいお嬢様 達にな・・・」 「・・・・・」  下萄のその言葉に睨み返す。そんな私の反応を無視して、下萄は部屋を出ていっ た。 「さ、かえでさん。覚悟してくださいね?」 「イけないのって辛いよぉ? でも、まさひろがおしおきするって言ってたから我慢 してね?」 「何度も・・・イけない切なさに悩ませてあげますね? 昨日みたいに・・・」 「あ・・・ぁぁ・・・さやかお嬢様・・・かすみお嬢様ぁ・・・」  二人はそっと私に近付き、優しく愛撫を始めてくる。 「ふふふ、さぁ、かえでさん、いい声で喘いてくださいね?」 「ふぁぁ・・・さやかお嬢様ぁ・・・」  さやかお嬢様が私の首筋を舐め、甘い吐息を吹きかけてくる。 「かえで姉ぇ、ココどう? 感じちゃう? 切なくなっちゃう?」 「んひぁ・・・かすみ・・・お嬢様ぁ・・・」  かすみお嬢様の指がアナルを軽く小突いてくる。 「ふふふ、かえでさんって私達の前では牝になるのね?」 「んぁぁ・・・だってぇ・・・」 「だって・・・何?」 「二人が・・・ココまでリードしてきたからぁ・・・」 「リードするって?」 「んぁぁ・・・だってぇ・・・ふぁぁ!!」 「ふふふ、私とかすみの愛撫には弱くなったの? かえでさん」 「んぁぁ・・・そうですぅ・・・」 「うれしい。でもこれは御仕置きなんですから覚悟してくださいね?」 「そうだよ、優しくイジワルしたげるからね?」 「んぁぁ・・・そんなぁ・・・」 「昨日ので焦らされる切なさは覚えましたよね? それを下萄さんが来るまで延々と 続けてあげますね」 「いやぁ・・・」 「ほら、かえで姉。クリトリスがこんなに固くしこってるよ?」 「ひぁぁ・・・やぁぁん・・・許して・・・下さいぃぃ・・・」 「ふふふ、乳首もこんなにして・・・股縄渡り、そんなに気に入ったんですか?」 「ひゃぅ!! 摘まないでぇ・・・そんな・・・そんなことはぁ・・・」 「嫌じゃなかったでしょう?」 「ふぁぁ・・・はぃぃ・・・」   二人に気を許しているためか、すぐに本音が出てしまう。つい、股縄渡りを気に 入ってしまったのを自白してしまった。 「ふふふ、可愛い、かえでさん。じゃあご褒美に股縄責めをしてあげますね?」 「ひぁぁ・・・止めてぇ・・・止めてくださいぃぃ・・・」 「ふふふ、ダメですよかえでさん。これはお仕置きなんですから」 「んぁぁ・・・そんなぁぁ・・・」 「お姉ちゃん、持って来たよ」 「ありがとう、かすみ」 「イヤァ・・・許してぇ・・・」 「さぁ、かえで姉。大好きな股縄で徹底的に焦らしてあげるからね」  縄を私の股の間に通しながらかすみお嬢様はそう語りかける。 「ひぃぃ・・・ゆる・・・許してくださいぃ・・・」 「ふふふ、いくよ? かすみ」 「うん」 「んぁぁ・・・止めてぇ・・・恥ずかしいのぉ・・・」 「ふふふ、良いんですよ、かえでさん。もっと恥ずかしくなってくださいね」 「でもイっちゃダメだよ? これはオ・シ・オ・キなんだからね?」 「ふぁぁ・・・イヤァァ・・・」  私の願いも虚しく、二人の股縄責めが始まった・・・


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