プログラム9「新たなる恥辱」


プログラム9 蝕まれていく身体 「あ、れ? 私どうして……あっ!?」  あれからどれくらいったたのだろう? 窓も無いこの部屋で、わたしは目を覚まし た。 「私……そうだ、あれから寝ようとして、あんな・・・あんな恥ずかしいことを」  昨夜(?)のことを思い出す。あれから寝ようとして、身体が疼き始めて…… 「そうだ私、一人で始めて……。そのまま寝ちゃったんだ」  ギィィィィィ・・・バタン。 「お嬢様、よくお眠りになれましたか?」  その言葉と同時に中に入ってきた下萄さん。手に籠を持っている。  カチャリ  鍵を開ける。 「朝食を持ってきましたのでね、まずはこれを召し上がってください」  そう言って籠を渡してきた。 「これは・・・?」  中を見てみる。パンとフルーツ、それと牛乳。 「おや、お嬢様。早速お水をお飲みになられたんですね?」  渡されたパンを口に運ぼうとしたとき、彼が指さした方に目をやる。 「飲みましたけど・・・それがどうかしたんですか?」 「いえいえ、べつにどうも……ただね、夕べはそうとう激しく自慰行為に勤しんでい たのだと感心してるだけですよ」 「な、どうしてそれを!?」  恥ずかしさに顔を真っ赤にして聞き返す。 「くくく、あの飲み物にはですねぇ、媚薬がたっぷり含まれていましてねぇ」 「? 媚薬?」 「ええ、わかりやすい説明をすれば、男が飲めば精力増強。女が飲めばあそこが疼き 始める・・・と言うものでして」 「そんな……。じゃぁ、あの時急に疼き始めたのは・・・」 「もちろんその飲み物の力ですよ。ついでに昨日塗った芋茎の作用を再発させる効果 があります。まぁ、威力は焦れる程度のかるいものですが」 「や、やだ……」  恥ずかしさに思わず顔を背けてしまう。 「くくく。その様子ですとかなり楽しめたようですなぁ?」 「い、言わないで!!」 「まぁまぁ、まずは朝食を済ましてください。その後に今日のプログラムを実行致し ますので」 「・・・また私を辱めるのね」 「今日は徹底的に行いますので早く済ませてください。でないとお仕置きとして身体 の自由を奪って芋茎を塗って放置しますよ?」 「い、いや……。芋茎はやめてください」 「くくく、昨日のことがよっぽど堪えているようですね。ならばさっさと食事を済ま せてください」 「・・・はい」  私は力ない返事をすると、パンを食べ始めた…… 「さて、今日はお嬢様の性感帯を徹底的に開発させていただきます」食事を食べ終 わった私に、頃合を見て彼が話してきました。 「性感帯?」 「そうです。平たく言えばお嬢様の感じる部分を見つけ出し、そこを徹底的に攻めう るだけなんですが・・・」 「そんな・・・」  はっきり言って私は性的な知識は殆ど無い。オナニーも昨日の夜が初めてでした。 そんな私を、彼は更に責めようと言うのです。 「さて、まずは目隠しをして移動をしていただきます」 「!? 移動ってどこへ?」 「決まっているでしょう。昨日の調教室ですよ」 「そんな、またあの格好をして移動しなきゃいけないんですか?」 「そうです」 「あれっきりじゃ、なかったの!?」 「誰がそんなことを言いました? それにあなたは昨日のゲームで負けたんだ。逆ら うことは許しません」 「そんなぁ……」  彼の言葉に思わずへたりこんでしまう。まさかもう一度あの道を歩かされるとは思 いませんでした。 「さぁ、さっさとこれを着けて、移動する準備をしてください」  そう言って例のいやらしいビキニを渡してくる。おそらく彼は、私が自分で着るこ とによって屈服させるつもりらしい。 「けど、今は朝なんでしょう? そんな時間にこんな格好をっすれば人に見られま す」 「安心なさい。今のこの時間は人は殆ど来ません」  そう言う彼の視線は、昨日のように威圧的なものに変わってました。 「・・・行くしかないんですね?」 「ものわかりが良くて結構です。ですがあまり手間をかけないで下さい」 「はい」  そして私は再び、この恥ずかしい格好で外を移動することになりました。 「くくく、いい天気ですよ、外の方は。まぁ、目隠しされているお嬢様には、太陽の 日差しで実感していただくしかありませんが」  彼が手綱を引きながら私に話し掛けてきました。当然、手綱の先には私の首輪が・ ・・ 「はぁはぁ。それより、今日はちゃんと近道の方を・・・」 「あぁ、あのことですか? 残念ながらあれは向こうから寝床へ行く場合のみとなっ てますので」 「そんな・・・」 「それよりどうです、その責め具の具合は? その様子ですとかなり感じているよう ですが?」 「くふぅ……そんな恥ずかしい事言わないでぇ」  彼の言う通り、私はこのいやらしいモノの責めに、快感を与えられていた。すでに 両方の乳首も、クリトリスも、微妙な振動に硬く大きくなっていました。 「返事がないということは、やはりそうとう感じてるようですねぇ。開発したときの 反応が楽しみです」 「あら、下萄さん。お散歩ですか?」 「!?」  暫く歩いた後、突然女の人が話し掛けてきました。 「よう、いずみじゃねぇか」 (どうしよう、人に見られた・・・)  ついに人に見られた、そう思った瞬間、私の子宮に昨日のときと同じ、妖しい快感 が走りました。 「あら、そのコ新しい子ですね?」 「あぁ、また依頼されてな」 「結構スタイルの良い方ですね。羨ましいわ」 「くくく、母親がグラビアアイドルだったらしいからな」 「そうなんですか? それより下萄さん。今度はいつ可愛がってくださるんです か?」 「おめぇもすっかりマゾになったな」 「それは・・・下萄さんのおかげです」 「!?」 (マゾ? 可愛がる? この人一体何を言ってるの?) 「くくく、おめぇのことをマゾだって言ったら反応しやがった」 「くす、まるで昔の私みたい」 「そうだったな。おまえもこうだったな」  ・・・なんだかさっきから下萄さんの言葉遣いがおかしい。昨日の起こったときの ような口調だ。 「ねぇ、下萄さん。この子にちょっかい出したら駄目ですか?」 「お、いいねぇ。じゃあ早速ここでやってくれ。ただし、いつ人が来るか分からない から気をつけろよ」 「はぁい」 「じゃあ、早速始めろ」  その言葉と同時に、私の唇に暖かい感触が走った。そして、そのまま口に何かが 入ってきた。 (・・・!? 何? 何が起こったの)  ちゅぴ、ちゅぱ  いやらしい音と共に、舌を吸い上げられる。頭の中が痺れるような快感が走った。 「んふぅぅぅん」  あまりの心地よさにいやらしい声をあげてしまう。 「くくく、相変わらずキスがうまいな」 「ぷはぁ、このコ、キスだけでこんなになってる。お口、開発しちゃおうかしら?」 「あぁいいぜ。たっぷり開発してやれ」 「はぁい。んちゅ」 「ふぁむ」  ちゅぴ、ちゅぱ。じゅるるるるる 「ふぅん、ふぅぅぅん・・・」  相手の女性は、容赦なく私の口を貪りました。そして、それに答えるたびに口の中 が快感でいっぱいになりした。 「くくく、いいぞ。もっと開発してやれ」 「あむ、はぁい」  彼女の口から妖しい吐息を感じました。そしてその後しばらく、私は彼女に唇を吸 われ続けました。


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