プログラム77「最後の生贄(後編)」


 プログラム77 第3の恥辱(後編) 「や・・・やめろ・・・うぁぁ・・・やめろぉ・・・」  タイトにピッチリ身体に張り付いた白の卑猥なワンピース。緊縛され、身体中の私 の『女』の部分を、下萄がいやらしい手つきで玩弄してくる。 「くくく、メイド服の上からでも十分解っていたが、ここまで立派なモノを持ってい るとはな、調教のしがいがある」 「んぁぁ・・・やめろぉ・・・触るなぁ・・・」  触れられる度に、身体中が妖しい感覚に包まれる。その感覚は確実に私の気力を蝕 んでいく。すでに声に力が入らないくらいだ。 「しかし、この年まで経験が無かっただけあって喘き方がなってないな。まぁ、何度 も開発してやればそのうち覚えるだろうがな。なぁ? 才色兼備のメイド長殿?」 「くぅぅ・・・それ以上侮辱するなぁ・・・」 「くくく、いくら強がっても、そんな弱々しい声じゃ効果がない・・・ぜ!?」 「くぁぁぁぁ!?」  最後の方の強い口調と共に、私の乳首から痛烈な感覚が走る。これが・・・快感? 「まったく・・・色気も何もあったもんじゃないな。お前の喘き方は」 「ん・・・くぁ・・・やめろぉ・・・それ・・・やめ・・・んぁぁ・・・」  さっきの刺激ですっかり充血した乳首。ワンピースの下のブラジャーが乳首以下の ハーフカップブラだからワンピースにくっきりとその形を浮かび上がらせている。 「さすがに性経験が無いだけあって小さいな。ここからどういう風に変わるか楽しみ だ」 「なん・・・だと!?・・・んはぁ!?・・・くぅぅ・・・やめろと言ってるだろ・・・ うはぁ!?」  乳首を指で転がされる度に微妙な・・・世間一般でいう快感というものなんだろ う、それが乳首から脳へと神経を通じて響き渡る。その上、抵抗の言葉を言おうとし た瞬間にその敏感な二つの突起を摘まれる。痛みと共に広がる快感に言葉も詰まって しまう。 「どうだ? 気持ちいいだろう。だがこれは調教の内にも入らない責めだ」 「んく・・・こんなことで・・・堕ちると思うな・・・」  そうだ、この程度で屈するほど私の精神(こころ)は弱くはない。こんな快感如き では絶対に・・・ 「くくく、そう言っていられるのも今のうちだ。この俺の調教プログラムに精々抗う がいいさ」 「貴様にだけは・・・絶対に・・・んぁ・・・屈指はしないぞ・・・下萄・・・」  しかし、そうは言ってみたものの、何故か身体は力が抜けはじめ、声も弱々しく なってきている。 「そんな弱々しい声で言っても説得力が無いぞ?」 「なん・・・だと・・・うぁ・・・」  執拗に弄ばれる乳首に、ふしだらな声をあげてしまう。こんな屈辱、初めてだ・・ ・ 「お前のようなスタイルが良く、気の強い女はM願望が強いからな。簡単に堕ちるな よ? 楽しみが無くなるからな」 「貴様ぁ・・・」 「くくく、そうら、こうするとどうだ?」 「うはぁ!? んぁ・・・やめ・・・うわぁぁ!!」  胸から広がる快感に言葉を奪われる。ただ下から円を描くように揉まれているだけ なのに、仰け反ってしまうくらい、凄まじい快感が身体を襲う。 「ほうら、自慢の美乳が俺の手で淫らに歪む感じはどうだ? 気持ち良さに声も出ま い」 「くぁぁ・・・くぅぅ・・・んぁ・・・ひぁぁぁ!!」  別に自慢しているわけではないが、世間一般でいうと、私の胸は美乳、つまり綺麗 な形をしているらしい。 「くくく、気持ち良いだろう? もっとよがれ!! もっと喘げ!! 快感に打ち震えろ !!」 「うぁぁぁ!! やめ・・・んぁぁぁぁ!!」  なおも激しく揉まれ、快感一色に染まってしまいそうだ。こんな・・・こんなこと が気持ちいいなんて、そんなバカな!? 「くくく・・・ん? なんだ? 嫌がっている割りには随分と大量に濡らしている じゃないか」 「そ、そんなことは無い!!」  力強く否定したものの、下萄の言葉には嘘は無かった。私自身ですら自覚できるぐ らい、下着は熱く濡れていた。さらに、下着が吸収しきれなかったそれは、私の両腿 を伝って地面に滴り落ちていく。 「だったら、どうしてこんなにいやらしい愛液溜りが出来てるんだ? それともおも らしでもしたか?」 「へ、変なことを言うな!! 私はそんな痴れ者では無い!! ・・・んはぁ!?」  しかし、力強く抗議できたのもここまでだった。下萄が次の責めに入ったのだ。そ の標的はもちろん私の・・・ 「くくく、下着までグチョグチョに濡らしておいてまだそんな事が言えるのか?」 「んぁぁ!! そ・・・それはぁ・・・くぁぁぁぁ・・・」  グチュグチュ・・・  下着越しでも、確実に聞き取れるぐらいの湿った音。それは紛れもなく私の女性器 から発生していた。こんな・・・こんなヤツに・・・こんな・・・侮辱をされるなん て・・・ 「しかしよく濡れてるなぁ。俺が与えた服で感じたのか?」 「くぅぅ・・・やはりこの服は貴様がぁ・・・くぅぅ・・・こんなもので感じるわけ がないだろう・・・」 「どうかな? お前みたいに綺麗でスタイルのいい女は露出狂が多い。ましてやお前 みたいな生真面目な女は一度刺激を受けると意思に関係なく感じてしまうはずだ」  私が露出狂? そんなバカなことがあるか!? 「私をそんな痴れ者と一緒にするなと・・・くぁぁ!?」 「うるせぇなぁ。だったらこんなに濡らさないだろうが・・・。ましてや、いつも胸 やケツを強調したような服を着ているのはお前だろうが」 「それは・・・んはぁ!! 槻城家専用のメイド服・・・だからだ・・・」  くぅぅ・・・まずい、さらに声に力が入らなくなってきた。 「しかし、槻城家に代々仕えてきた家系のお前が意見すればどうにかなったろう が?」 「くぅぅ・・・それはぁ・・・」 「ま、つまりは結局、自分のいやらしい身体を見てもらいたかったのさ」 「んぁぁ・・・違うぅぅ・・・」 「どこが違う? こんなにスタイルを強調格好をして、こんなに濡らして、一体どこ が違う?」 「くぅぅ・・・それは・・・」  執拗に私の秘部を責めてくる下萄。しかし、私はそんな奴に対してなにも抗議出来 なかった。 「まぁ、それもゆっくり教えていってやるさ。時間はあまり無いがな」 「くぁぁぁぁぁ!!」  突然、痛烈な快感が身体を駆け抜けた。身体を強張り、思い切り仰け反った状態に なる。頭の中が真っ白になり、何も考えられなくなっていく。一体、何が起こったん だ・・・? 「その為にも、濃厚な内容で調教してやるからな、覚悟しておけ」  下萄が何か言った。だが、私の耳には奴の声は聞こえていなかった・・・


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