プログラム66「天秤に狂う姉妹(後編)」


 プログラム66 新たなる淫具(後編) 「具合はどうです? かすみお嬢様」 「にゅぅ、こんなにきつく縛らなくても・・・」  かすみが苦しそうに言う。しかし、その声色には微かな快感の吐息が含まれてい る。 「くくく、すぐに馴染みますよ、快感とともにね」 「あぅぅ、あんまし慣れて欲しくないなり」 「あまり我侭を言わない方が良いですよ? 少しはさやかお嬢様を見習ってはどうで す?」 「えぅぅ・・・しょんなこと言われても・・・」 「まぁ、すぐにそういった我侭も言えなくなりますけどね」 「ふぇ? それって一体?」 「くくく、すぐに解りますよ」 「うゆぅ、凄く気になるなり」  そんな無意味な会話をしつつ、かすみも亀甲縛りにする。実はこの縛り方はスタイ ルの良い女の身体を際立たせるだけのものではない。色々と応用が利くようになって いるのだ。 「さて、それでは第2段階へとまいりましょうか」  俺はそう言ってさやかを傍に引き寄せた。 「あ・・・」  触れた瞬間、ビクっと怯えた反応を見せたが、すぐに力を抜いて大人しくなった。 「まずは身体を宙に吊るしますのでじっとしてて下さい」 「はい・・・」  大人しく従うさやか。無駄な力を抜いて、完全に受身の態勢をとっている。 「くくく、こういうところを見習ってください、かすみお嬢様」 「え〜と・・・にゃはは?」  何やらわけの解らない笑いで誤魔化すかすみ。まったく、いい加減にしろよ。 「はぁ・・・」  浮かすポイントごとに縄を結んでいくと、さやかが艶っぽい溜息を出した。それに は次に与えられる快感に期待するものも含まれている。 「さて、吊るしますよ?」  ようやく縛り終え、さやかに訪ねる。 「はい・・・」  その応えと同時に縄を引く。  カラカラカラカラ・・・  滑車が回る音に合わせ、徐々に浮いていくさやか。淫花から溢れる愛液が雫となっ て落ちてくる。 「次はかすみお嬢様の番です」 「むぅ、か、覚悟は決まったなりよ?」  妙に発音が変なのだが・・・気にしないでおこう。 「まったく、どうして素直になれませんかね、かすみお嬢様は」 「ふぇぇ? 私いつも素直だよ?」 「それはいずみに対してでしょう?」 「うん!!」  力強く頷くかすみ。あっさい肯定しやがった・・・ 「これからはわたくしが調教するんですから、けじめはつけて頂かないと」 「うゆぅ、優しくしてくれる?」 「それはかすみお嬢様次第です」 「さ、左様ですか」 「まぁ、いずみと違ってわたくしの調教は激しいので覚悟しておいてください」 「いま素直になれば優しくしてくれるって言わなかったっけ?」 「くくく、優しくしますよ。わたくし流でね?」 「な、なんかすごく意味ありげな気が・・・?」 「さぁ、結び終わりましたよ。覚悟はいいですか?」 「え〜と・・・いいともぉ!! って古い?」  ・・・キレるぞ終いに。 「いい加減にしろ。さっさと吊るすぞ」 「えぅぅ、ヤーさんモードになってるぅ」 「ふん!!」  カラカラカラカラカラ!!  気合の入った声と同時に、かすみを引き上げる縄を思い切り引っ張る。 「ひゃわぁぁぁ!?」  変な叫びと同時に勢いよく吊るされるかすみ。その声は恐怖感を抱いている。 「うゆぅ、急に吊るさなくてもいいと思うなり。怖かったよぉ・・・」 「自業自得だ、バカが・・・」  まったく・・・まぁ、準備も整った事だし、そろそろいくか。 「では、最後の準備に取り掛かりますので」 「はい・・・」 「お姉ちゃん、さっきからはいばっかしなり」 「かすみお嬢様、よろしいですね?」  少しドスを効かせて訪ねてやる。 「は、はいです。思いっきりOKです、はい」  慌てふためいて頷くかすみ。慌てるくらいなら最初から普通にしてろ。 「では、今から降ろしますので脚を肩幅まで開いた状態にしたままにしてください」 「はい」 「ド、ドンと来いっす!!」  二人が両足を肩幅まで開いたのを確認すると同時に、ゆっくりと降ろしていく。そ してその下には・・・ 「くくく、ここからは一気に落とします。オ○ンコとお尻の穴の力を抜いておいて下 さい」 「はい・・・」 「わかったなり・・・」 「いきますよ?」  そう言って縄を離す。  カラカラカラ・・・ズチュン!! 「ひぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「きゅぅぅぅぅぅ!!」  二人同時に叫ぶ。まぁ、それもその筈だ。何しろ勢いよくバイブが両方の穴に入っ てきたんだからな。 「あ・・・あぁ・・・くぁ・・・」 「い・・・たた・・・びっくりしたなり・・・」 「さて、まずはさやかお嬢様からいきましょうか」 「え?」  カチッ ヴィィィィィィィ 「んぁぁぁぁぁぁぁ!!」  スイッチが入ると同時に勢いよく動き始めるバイブ。さぁ、面白いのはここから だ。 「次はかすみお嬢様です」 「ふぇぇぇ?」  カチッ ヴィィィィィィィ 「ふわぁぁぁぁぁぁ!!」 「さぁ、思う存分狂いなさい、そのシーソーバイブの上でね」 「んぁぁぁぁぁぁ!!」 「きゅぅぅぅぅぅ!!」  激しく喘ぐさやかとかすみ。だが、こいつの本領はここから始まる。ここからな・・・


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