プログラム43「一つになる絶頂」


プログラム43 一つになっていく快感 「あ、くぁ、かは・・・」  真っ白。頭ん中真っ白。そんな状態。息は詰まるし、イってるし。わけわかんない や。 「くは、あ、あぁ・・・」  声も出ない。何も感じない。辛い。・・・辛い? ホントの所はどうなんだろ? 「ふむ。まだ少し早すぎましたかね?」 「少し息苦しそうですし、ちょっと辛そうですね。一応イってはいるみたいですけ ど」 「一度止めましょう」 「はい・・・」  意識は薄れていく・・・ 「うゆぅ・・・ふぁ!?」 「おや? 気が付きましたか?」  後ろから声がする。振り向くとそこにまさひろがいた。 「大丈夫? 急に意識を失うから心配したわよ」  今度は前の方からお姉さまの声。 「ふぇ?」  そっかぁ、気絶してたんだ私。・・・あり? なんかさっきまでの記憶が無いぞ? 「あり? 私なんで気絶してたの?」 「あら、覚えてないの?」 「そんなに激しくしたつもりでは無いんですがねぇ?」  激しくする? えっと・・・あ!! 思い出した!! 「あ、そういえば私、両方に・・・」  両方に入れられて、さらに二人一緒に動かれてなんか真っ白になって、それで・・・ 「思い出した?」 「むぅ、あんなに激しい事されたら誰でも気絶しちゃうなり」 「ごめんねぇ。物覚えがいいから行き過ぎちゃったみたい」  みたいって・・・? それに私、物覚えよくないよ? 学校の成績でも、下から数 えた方が早いくらいだし。 「まぁ、今日中に覚えさせるのには変わりがありませんから」 「あら、まだ続けるんですか?」 「当たり前でしょう。ココまで出来ておきながら今更止めてどうするんです?」 「でも・・・」  うゆぅ、なんかまた勝手に話が進んでるぅ。 「いずみも解っているでしょう? この快感を覚えたらどうなるか」 「はい・・・」  むぅ? お姉さまったら顔を赤らめて視線を逸らした。一体何? 「じゃあ、改めて始めますよ」 「はい」 「うゆぅ、やだよぉ」 「まずはわたくしからいきましょう」  来なくていいっす。 「それ!!」 「ひぁぁぁぁぁ!!」  ふぇぇ、またお尻から例の快感が走り出したよぉ。辛いッス!! 「くくく、さぁ、まずこの快感を完全に覚えなさい!!」 「んふぁぁぁぁぁ!!」  覚えてます。覚えきりましたとも、この快感。もどかしくって、切なくて、身震い するような感覚。忘れろといわれても忘れられない甘美な快感。 「くくく、後はこの快感と前を犯される快感とが混ざり合うように導かないといけま せんえねぇ」 「では始めますか?」 「いや、まずはクリトリスを責めてやれ。それが馴染んだら始めろ」 「はい」 「ふぇ? んくぅぅぅぅ!!」 手でクリトリスを責めてくるお姉さま。お尻からくる快感と、クリトリスからくる 快感とで頭がショートしそうになる。 「ほぅ? これぐらいならまだ対応できるみたいですねぇ?」  むぅ、どう反応すればいいんだろ? 気持辛い(気持ちいいと辛いってことね)と でも言うべきこの状況。 「まずはこれに慣れてもらうわよ?」 「んは!! くぅぅぅぅぅ!!」  あ、またイっちゃう。またイっちゃうよぉ!! 「まだだ!! もっとイきなさい!!」  ふぇぇぇ!? 勘弁して欲しいなり。 「あ、ひぁぁぁ、んく、くぅぅぅぅぅ!!」  辛い、つらい、ツライ、津雷、都頼!! 誤変換しちゃうくらいツライィィィ!! も う気持ちいいとかそんなレベルじゃなく、ホントに只苦しいだけになってきたよぉ。 「下萄さん、かなり辛そうになってきてますけど」 「くくく、どうやらそろそろのようですねぇ」 「でも・・・ホントにいいんですか? もしかすると・・・」 「大丈夫ですよ。あなただってこの娘の素質は認めているんでしょう?」 「はい」 「だったらいきますよ?」 「はい」 「では始めましょうか」  あぅぅ、また勝手に話進めてるぅ。もう辛いだけだって解ってるんなら勘弁して欲 しいなり!! 「んきゅあ!?」  問答無用で下から突き上げてきたお姉さま。 「ふぁ、ふぁ、ふぁぁぁぁぁ!!」  でもさっきみたいに圧迫感は感じない。ホントに馴染んじゃったのかな? 「くくく、どうやら馴染んだようですねぇ? なら、わたくしのほうもいきますよ」  そう言うなりまさひろが腰を激しく動かし始める。 「ひぁ? くぁぁぁぁぁぁ!!」  でも、頭が真っ白になることも無い。辛いって言えば辛いけど、さっきまでと違う 感覚が背筋を通って頭に届く。 「な、何? 気持ちいいのが、気持ちいいのが纏まって・・・!?」  一つなってく!! 「ふぁぁぁぁぁぁぁ!!」  そして、また真っ白になる・・・


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