プログラム3「敗北者」


プログラム3 陥落   あれからどれくらいたったのか皆目見当もつかない。それぐらい私は筆に責められ 続けられている。うなじ、鎖骨、耳……、ありとあらゆる場所を責められる。あそこ を除いて……。 「ふぁあぁああん!! あくぅぅぅん!! もう、もう許してへぇ!?」  与えられる快感は私の思考を完全に麻痺させ、理性を焦がす感覚にはしたない声を 出さずにはいられないくらい。 「まだまだこれからですよ、お嬢様」  いやらしい笑みを浮かべながら尚も私の胸を筆で責めつづける。 「そんなぁ……。は!?」  しかし、胸の快感とは違う感覚が私の体を襲い始めているのに気づく。 「あ、あぁぁ。いやぁぁ、何これぇぇぇ!!」  そのおぞましい感覚に思わず絶叫してしまう。 「嫌あぁぁぁ!! 痒いいぃぃぃ!! あそこが痒いのぉぉぉ!!」 「くくく、ようやく効いてきましたね」 「くぅぅぅぅぅ!! 一体何なのコレぇぇぇ!!」 「お忘れですか? 先程塗った芋茎ですよ。どうです。気持ちいいでしょう?」 「気持ち良いわけないでしょう!! 早くどうにかしてぇ!!」  あまりの痒さにどうにかなりそう。 「まぁ、そう言わずに暫くすればその良さもわかりますよ」  そう言うと彼は再び私に目隠しをしてきた。 「こうすると神経が敏感になるでしょう。この状態でまた暫くかわいがってあげます よ」 「くぅぅ!! いやぁぁ!! 目隠ししないでぇ!! 痒いのが、痒いのがぁぁぁ!! く ひぃぃぃん!!」 目隠しされたことによってあそこからくる痒みが更に増加した気がした。 「何を言ってるんです? あと1時間は我慢してもらいますよ」 「そんな……」  あと1時間。考えただけでも悪寒が背筋を走る。 「さて、私はしばらく離れますがそれまでいい子にしててくださいよ」 「いやぁ!! このままにしないでぇ!!」  しかし、私のそんな願いも空しく、遠くで扉が開き、閉じてゆく音が響きました。 「くぅん、ふっ、くぅぅぅん。はぁはぁ……」  彼が出て行ってからどれぐらいたったのだろう? 気が付くとあそこから痒さの他 に腰骨が痺れるようなじれったさ、熱が感じられるようになった。 「いやぁ、そんな、おかしいよ。痒いのに気持ち良いなんて。せつないのに、気持ち いいなんてぇ」  そう、痒みじたいはまったく治まる気配はないけど、じれったい快感が徐々に感じ るようになってきた。けれど、やっぱりこのままだと発狂してしまいかねない。そん な精神状態に追い込まれ始めてる。顔も涙と涎で汚れてしまっている。 「つらいのぉ。誰かどうにかしてぇ……」  この薬に加え、先程の筆責めに精も根も尽き始めた私は、もはや大声で叫ぶ気力も 無くなりました。  ギィィィィィ、バタン!! コッコッコッ……  扉が開く音……。下萄さんが戻ってきた? それとも他の人? 「いかがですかなお嬢様。芋茎の味は? 気持ちよくなってきましたかな?」  面白そうに聞いてくる彼。おそらく目隠しの向こうではいつものようにいやらしい 顔で私を見ているはず。 「そんなわけないでしょう。早くコレを解いて、この痒みをどうにかして……」  息も絶え絶えに答える私。 「かまいませんよ、お嬢様。ただし……コレで慰めるという方法以外は無いと思って ください」  目隠しを外しながら彼は言う。そして、視界のはれた私の目に飛び込んだのはグロ テクスな彼の一物でした。 「い、嫌!! それは嫌!!」 「くくく。しかしですねぇ、お嬢様。貴方に選択する余地は無いのですよ。わかりま すか」 「そんな、そんなのいやぁ……」 「お願いです。それ以外の、それ以外の方法でお願いします」  彼のモノから視線を反らせないまま、気力の無い声で哀願する。しかし…… 「そうですか。それではわたくしのモノで痒みを癒したくなるまで責めて差し上げま しょう」  そう言って彼は、先程使っていた私の汗まみれの筆を取り出した。そしてそのまま 今度は私の……私のあそこに近づけてきた。 「さて、胸だけであんなに乱れたお嬢様だ。コレで責めて差し上げればすぐに素直に なるでしょうな。くくく」  そして私のあそこに筆が触れた。 「くぁぁぁん!!」  想像以上の快感に、私は再び嬌声を上げる。その声は今いるこの部屋に木霊しつづ けた。 「ほれ、ほれ、ココなんかどうです」 「あひぃぃぃいん!!」  周りだけでなく、膣の中まで筆の先が進入してくる。その感覚は芋茎にさいなまさ れる痒みを癒す代わりにまったく別の疼きを与えてくる。 「ふぁぁぁあん だめぇぇ それ以上しないでぇぇぇ」 「おやおや、しないでとはおかしなことを言いますねぇ。お嬢様のココはすでにホ レ、こんなに濡れそぼっているじゃないですか」  涙でかすれる私の目元に筆の穂先が近づけられる。それは水分を十分に含んで、ポ タポタと雫が滴っていた。 「いやぁ、そんなの見せないでぇ」 「なにを言ってるんです。これは貴女のいやらしいオ○ンコから溢れた愛液ですよ、 お嬢様」 「そんなこと……言わないで、恥ずかしい」  あまりの恥ずかしさに更に涙を溢れさせる私。そんな恥ずかしいと思う感情が更に 私の身体を熱く燃え上がらせる。 「くくく、まだ抵抗する気力が残っているようですな。それでしたらもっと気持ちよ くして煽って差し上げましょう」  そう言って下萄さんは、再び私の下半身へと移動する。そして…… 「くぉぉぉぉぉん!!」  今までに無い快感が私の体に走った。 「ひあぁぁあぁん、だめぇぇぇぇ!! 感じちゃうぅぅぅ!! しないでぇぇぇ!!」  その筆は私のクリトリスを責めている。彼が女にとってもっとも感じる場所の一つ と言っていた場所。そこを今、筆がくすぐるように、叩くよう撫で回されている。そ の快感はコレまでの比じゃない。さらに…… 「胸の方が寂しいでしょうからこちらの方も可愛がってあげましょう」  彼がそう言うと同時に私の胸から鮮烈な快感が広がる。 「やぁん だめぇ!! つらいのぅ!! これ以上は堪忍してぇ!! でないと、でないと あそこがぁぁぁ!!」  どれくらいこうやって辱められているのだろう。もう、頭の中は真っ白で何も考え ることが出来ない。それに加え、芋茎の痒みと筆責めによるじれったさが私のあそこ を限界まで燃え上がらせていた。 「ひぃぃぃ!! お願い、あそこが、あそこが変になるのぉぉぉぉ、何とかしてぇぇぇ !!」 「先程も言ったでしょう。わたくしの自慢のコレで掻きまわす。これ以外の選択は与 えられません」 「そ、それだけはいやぁぁぁ……。嫌なのぅ」  けれどもはや我慢の限界は来ている。そして私は… 「はぁはぁ、わかりました、わかったから早くなんとかしてぇ……」  ついに陥落してしまいました。 「そうですか、ではお願いしていただけますかねぇ」 「お願いぃぃぃ?」 「そうです、これは一種の儀式のようなもの。お嬢様、貴女が奴隷になる為のね」 「そんなぁ、一体どうすればいいのぉ?」 「まぁ、今回は初めてなわけですから、このわたくしが直接指導して差し上げましょ う。良いですか……」  そう言って彼が耳元で囁く。しかしそれは…… 「そんな、そんなこと言えません!! そんな恥ずかしいこと……」 「言えなければ結構ですよ。またこの筆でかわいがってあげるだけですから」  その言葉と同時に私のあそこを撫で上げる。 「きゃう!! でも、でもぅ……」  さすがに彼に教えられた言葉は言いたくなかった。そのあまりにも卑猥な言葉を… …。けれど 「ならばこのまま狂うまで責めるだけです」  そのまま再び私のあそこを、胸を撫で始める。 「そ、そんなぁぁぁ。はうん、くふぅ……もうだめぇ」  一度あきらめてしまったせいか、少し撫でられただけでも堪えられない快感が体を 走りました。 「わたし、槻城さやかは、今後牝奴隷となるべく調教を、常に自分から望み、ご主人 様への奉仕技術を覚えるべく努力することをここに誓います。そこで……そこで・・ ・ぐすん」  彼に言われた言葉を反復しようとした。けど、あまりの悔しさに涙が溢れてきた。 「どうしました? 続きをどうぞ」 「はい。そこで手始めに、私の処女を捧げたいと思います。どうか受け取って下さい ませ……」 「くくく、よく言えました。では早速頂くとしましょう」  彼の勝ち誇った嘲笑が辺りに響いた。


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