プログラム2「筆に愛でられ……」


プログラム2 始まった恥獄 目覚め始めたマゾヒズム  さっきから、私のあそこから伝わる下萄さんの指の感触。一人で慰めた事もない私 にとってそれはあまりにもおぞましい感覚に感じる。 「ほほぅ。ぴっちりと閉じてしまって……。オナニーはしたことがないんですか?」 「へ、変なこと、聞かないで……」  あまりにも恥ずかしい質問に思わず目を伏せてしまう。 「どうですか、さやかお嬢様。初めてココを触られる感触は? 気持ちがいいでしょ う」 「バカなことを言わないでくださ…ひゃん!?」  嫌悪感しか感じなかった彼の行為。それが唐突に不思議な刺激に襲われた。 「な、何をしたの?」 「何って、お嬢様のクリトリスに薬を塗っただけですが?」 「クリトリス?」 「ええ、女が最も感じる場所の一つです。気持ちが良かったでしょう?」 「そ、そんなことありません!!」 「そうですか。まぁ、何も感じないのも今のうちですよ。くくく」  そう言って彼は再び私のあそこに薬を塗り始める。けど、さっきの感覚。気持ちよ くないといえばたぶん……うそになる。 「さて、薬も塗り終わったことですし、薬の効果が現れるまで他の場所の調教とまい りますか」  彼はまだ薬のついた手で、私の上着に手を伸ばしてきた。 「い、嫌!!」  びりり!!  私の拒絶行為を無視し、彼は私の上着を素手で引き破った。そして何も言わずに露 わになった私の胸を掴む。 「いやいや、相変わらず立派な胸をしてますなぁ。とても高校生とは思えません ねぇ。いい手触りだ、くくく」 「嫌!! 胸のことは言わないで!! 恥ずかしい……」 「恥ずかしがることはありませんよ。これだけ立派なモノをお持ちなんだ、男への奉 仕のバリエーションも増えるってもんです」  そう言いながら私の胸を、ブラジャー越しに円を描くように揉み始める。 「ほ、奉仕って……、私、そんなことするつもりはありませ…はう!?」  文句を言おうとした瞬間、私は胸からの妖しい感覚に言葉を詰まらせる。 「ほほぅ、胸の方の感度は抜群ですなぁ。これなら思ったより簡単にことが進みそう です」  そう言いながら、尚も私の胸を揉み続ける。 「はぅ、くぅん。や、止めて、これ以上胸を揉まないで……。はぁん。いやぁ、だ めぇ」  胸からくる感覚は、徐々に熱を持ち始め、気持ちよく感じるようになってきた。 「もうすっかり気分が出てきたようですねぇ。芋茎が利いてきたときの反応が楽しみ ですよ」 「はぁ……。お願い、もう止めて。これ以上揉まれたら変になっちゃう」 「何を言ってるんです? これからが本番ですよ。さて、そろそろ中身の方を拝見し ますかな?」  そう言って彼は私のブラジャーを下の方にずらした。 「ほほう、素晴らしい。まさかこれほどのモノをお持ちとは……」  彼の台詞に視線を胸の方に移動する。桜色をした私の乳首が、かつて見たこともな いくらい大きくなっていた。 「色もピンクだし、乳輪も小さい。乳首も大きさに見合った立派なものだ。クライア ントも相当見る目があると言うことか」 「な、いやらしいこと言わないでください。それにクライアントって……きゃう!?」  胸を揉まれる以上の快感にまた言葉を詰まらせる。一体何が起こったのか一瞬わか らなかったけど、どうやら下萄さんが私の両方の乳首をつまんだからみたい。 「くふぅん。い、一体何を……?」 「あまりくだらない事は聞かない方がいいですよ」 「そんな……」 「さてと、芋茎が利くまでもう少し時間がかかりますね。もう少し、胸の開発に励み ますか」  その言葉と同時に私の視界がゼロになった。 「な、何をするの?」  いきなりのことに戸惑いながらも、私は彼に聞いた。しかし…… 「ひゃうん!?」  突如右の胸を襲った刺激。くすぐったいのに、その後むず痒いような感覚が残るそ の感覚に驚いてしまう。 「今度は何?」  しかし、彼からの返事はなく、今度は左側の胸に刺激がくる。 「いやっん、やめて」  右から、左から何度も何度もその刺激が遅いくる。 「あ、イタ!!」  その刺激に腰の力が抜けてしまい、両肩に痛みが走った。 「おや、どうしました? あまりの気持ち良さに腰が抜けましたか? 気を付けてく ださい、そうなると体重を両肩で支えることになりますので……」 「き、気持ちよくなんかなって…ません」  うそ。本当は気持ちよかった。目隠しをされて神経が研ぎ澄まされてるからかもし れない。だから、与えられた刺激がものすごい感覚になってるんだと思う。でも…… 「そうですか。ではココを刺激すればどうですかな?」 「ふあぁぁん!?」  あまりの刺激に、今までで一番はしたない声をあげてしまった。彼が責めてきた場 所は両方の乳首。さっきまで片方ずつ、しかも乳房の部分だけ責められていた私に とって、その刺激は想像を絶するほど凄かった。 「あくぅぅん!! ふあぁぁぁぁ!!」  さっきまでのじらすような責めではなく、的確に、激しく責めてくる。 「いかがですかお嬢様、この責めは?」 「ひぁぁん!! 一体…んく。一体何をしてるのぉ?」 「くくく。では、目隠しを外して差し上げましょう」  そう言って目隠しを外される。そして、私の視界に入ったものはなんと筆だった。 「筆? こんなものでどうやっ…あふう!!」  尋ねようとした矢先、筆が私の乳首をかすめた。その刺激は間違いなくさっきから 感じたモノでした。 「ふぁぁ、こんなものが……気持ちいいなんてぇ」  先程からの責めで、半分思考が蕩けていた私はつい本音を言ってしまった。 「ほう。どうやらお嬢様にはマゾの素質がかなり濃いようだ」 「マ、マゾ?」 「そう。男に尽くし、男に辱められて喜ぶ。まぁ、一種の変態ですな」 「そんな、私そんなんじゃ…ひゃうん!!」  彼の言葉に抗議しようにも、筆の動きはいっこうに終わらず、刺激を与えられる続 けられるため言葉が続かない。 「安心なさい。これからはマゾであることが誇りになるようになりますから」 「い、いやぁ。そんなの……」  立続けに感じる刺激に、私は再び腰が抜けるほどの快感に悩み続ける。  塗られた薬のことも忘れ……。


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