没落姉妹 後編


沙耶と麻耶は朝早くに千早に叩き起こされた。
もはや学園内に2人が安息できる場所というのはこの粗末な鳥小屋の中だけだった、中にはこんな境遇の2人を笑いものにするために見に来る者もいたが直接何もされないのならそれでいいと思えるようになっていた。
「こんなところでよく寝られるわねー」
千早の言葉に対しても沙耶はもちろん麻耶でさえ反論することはなくなっていた。
とにかく逆らわないようにしよう、それが2人が見つけた生き延びる術だった。
しかしそんな態度が逆に千早を怒らせることになってしまう、2人が諦めて従順になっても面白くないのだ。

そこで千早が思いついたのがインターネットで見つけた『二人組で朝礼台で公開排尿&排便 終わったらお互いのワレメとおしりの穴を舐めとる』というもの、なんと沙耶と麻耶にこれをやらせようというのだ。
企画書を見せられた沙耶は愕然となった。
一方で妹の麻耶に渡された企画書は全校生徒の前で身体測定、というだけのものだった。
沙耶に渡された企画書はそんな生易しいものではない、多少は従順になったとはいえさすがにここまでは堕ちてはいない、しかし断ればどういう目に合わされるか沙耶はよく分かっていた。
教室でストリップをしろという要求を拒んだときは丸裸にされ性教育の教材人形にされた。
下級生に全裸で水泳指導をしろという要求を拒んだときは両手両足を一まとめに縛ったままプールに投げ込まれ溺れさせられた。
教壇でオナニーしろという要求を拒んだときは拘束されたまま学校中の男に犯された。
他にも沢山あるが、ようするに断ったら最後、要求されたことよりひどい目に合わされるというのがお決まりだった。
これを繰り返すうちに2人の脳には「素直に従おう」というという思考が刻み込まれた。

今度のことにしても断ったりしたらそれこそどんな目に合わされるか分からない。
考えあぐねた結果2人が出した結論は。
「やらせていただきます」
と真っ青な顔で答えることだった。
2人はその後残飯同然の食事を取らされた。

朝礼が終わった後の朝礼台に立った二人、注目の度合いはさっきまでやっていた朝礼とは段違いだ。
朝礼中はそっぽを向いていた写真部の人間も今はカメラを構えてそのときを待ち望んでいる。
「みなさま、本日は私たちの健康状態について調べたいという千早様のご好意を受ける様をご覧ください」
台本どおりの台詞を口にすると服を脱いでいく2人。
生徒たちの中からも歓声が起こる。
普段は上下の制服しか着ることを許されていない2人だがこの日だけは下着、肌着、ストッキングとありとあらゆる衣類を着ることを許されていた。
もちろんそれはこの全校生徒が見守る中のストリップをより長い時間続けさせるためだ。
2人は見られながらも胸のリボンをはずし羞恥に震えながら一枚一枚衣服を剥ぎ取っていく。
もともと鈍い動きだったが下着姿にまでなると2人の動きは格段に鈍くなる、いくら何度も犯されたからといって平気なわけではない。
しかしいつまでもジッとしているわけにもいかない、2人は覚悟を決めて全校生徒の見守るなか自らの裸体を白日の下にさらした。

全裸のまま直立不動の姿勢をとる2人の前に1人の保健委員がやってきて2人のBWHの数値を図る、しかもご丁寧に大声で叫んでくれるのだ、しかも・・・
「皆様聞こえたでしょうか、私宮下沙耶のおっぱいは86センチでございます」
「お聞きになったでしょうか、姉宮下沙耶のおっぱいは86センチだそうです」
そう、2人にも続いて叫ぶよう言われているのだ。
2人は耳まで真っ赤にしながら叫ぶ。
生徒たちから帰ってくるのは歓声と嘲笑だ。
やりたくてやっているわけでもないことを笑いものにされるという事実は2人をいっそう惨めな気持ちにさせた。
もちろん麻耶のバストを図ったときもサイズを言わされたし、ウェストはともかくヒップのときは尻を割り開かされ肛門のしわの数から黒ずみ具合まで叫ばされた。
最後に性器を調べるといわれたが、これはどういうわけか麻耶を先に調べるとなった。
2人は手を頭の後ろに組ガニ股になるよう言われた、こんな格好をさせられただ待たされるという沙耶の恥ずかしさはひとしおだった。
そしてその結果は・・・
「問題はありません、しかしかなり黒ずんでますねこれはセックスのしすぎでしょう、それに恥垢も溜まっています、これはかなり汚い部類に入るでしょうね、おまけにかなりにおいますねこれは愛液のにおいでしょうか」
こんな目に合わされていても麻耶はまだ少女である、その少女が自分の性器を汚いだのにおうだのと言えるはずがない。
対に麻耶は泣きべそをかいてしまう。
そんな麻耶に向かって沙耶は、
「がんばって。ちゃんと顔を上げて言うのよ『私宮下麻耶のま○こはおめ○をしすぎたせいで真っ黒になっています、いつもいやらしいことを考えているから溢れた愛液のせいでチーズ臭い恥垢を溜め込んでいる悪臭ま○こです』って」
それを聞いた麻耶は余計に泣き出してしまう。
「泣いてないで早く言って」
沙耶は余計にせかすが、もちろんこれらは沙耶の真意ではない。
沙耶はここに来る前に千早からこう聞かされていた
「もしあんたの妹が自分の性器を臭くて汚いと言えたら妹だけは今の暮らしから開放してあげる、でももしこのことをバラしたらあんたの妹は変態爺に売り飛ばしてやるわ、それこそ今の境遇を幸せだと思えるほどの相手にね。
もしあんたが台詞をとちったりしたら妹をそれよりもっとえげつない目にあわせてあげるわ」
沙耶は妹の麻耶だけでも助けたかったのだ、しかしそんな姉の思いを知らずに妹はただ泣きじゃくるだけだった。
このままでは仕方ないと見た千早は沙耶に続きをやらせるよう保健委員に指示した。
「どれどれあんたの性器は・・・」
沙耶の姿勢はさっきからずっとがに股のままである、その股間を朝礼台の下から見上げる保健委員が沙耶の性器の特徴、正確には沙耶に叫ばせる恥辱の台詞の原稿を読み上げる。
あまりの内容に躊躇する沙耶だったが、やがて意を決し声を上げた。
「私宮下沙耶のま○こは妹宮下麻耶のようなどす黒いものではなく、実にきれいなピンク色でございます、お疑いの方はぜひ妹の汚いま○こと見比べてください、またにおいにつきましても妹のような悪臭はいたしません、よろしければ私のま○この匂いをかいだ後に妹のま○こをかいで比べてみてください」
麻耶は2人してM字開脚の形に縛り上げられてしまう。
沙耶は取り乱していないので自分でできるだろうということで自分で股を開くように言われた。
そして生徒たちがやってきては沙耶のま○この匂いをかいでは「うむ」と唸り、その後麻耶のま○この匂いをかいでは「臭い」「汚い」「信じられない」と悪口を言うのだった。
麻耶はその間中ずっと泣きっぱなしだった。
無理もない、ただ臭いといわれるだけでもショックは相当だろうによりにもよって姉と比べて言われているのだ。

やがて麻耶に食事にだけ混ぜられた利尿剤と下剤がその効き目をあらわす。
「やだ、こんなのやだ、まって、おねがいまって!」
痛みによって一瞬にして正気を取り戻し必死に懇願するがそんなことで便意は治まってはくれない。
「いやあああぁぁぁぁぁぁぁぁ」
叫びと共にほとばしる黄色い液体、そして肛門から溢れる・・・
およそ乙女としてこれほど恥ずかしい場面はあるまい。
麻耶はそれを見られたばかりか撮影までされているのだ。
麻耶の嗚咽は排泄を終えた後もしばらく続いた。
やがて排泄が完全に終わったとみると沙耶に次の行動をするよう指示がでた。
「いっ妹がおみぐるしいところをお見せして申し訳ありません、これから私が妹のま○ことケツの穴を清めます・・・」
沙耶は朝礼台を降りると妹の股間に顔を近づけた。
いつの間にかカメラマンが回りこんで沙耶の顔を撮影している。
沙耶はすぅーと音を立て鼻を鳴らし息を吸い込んだ。
「恥垢と愛液とウンチとオシッコが混ざってすごい臭いがします・・・」
台本どおりの台詞ではあったがまったくの嘘というわけでもなかった。
意を決した沙耶は妹の性器へと舌を伸ばす。
「んっ、むぅ・・・」
れろれろと舐め回し恥垢と一緒に小便を舐めとっていく沙耶、そして沙耶の舌使いに感じてしまう麻耶。
「あんっ」
沙耶も麻耶も連日の強要されたセックスで体のほうはすっかり出来上がっている。
そして双子のつながりとでも言うのだろうか、沙耶は舐めているだけなのに同時に舐められる快感も感じていた。
もはや自分の性器を舐めているのと同じである、どこをどうすれば感じるかが手に取るように分かる。
恥垢まみれ、おしっこまみれということも意味を成さなかった、いやむしろ沙耶は・・・
「麻耶の恥垢おいしいよ、おしっこも美味しい」
などと言い出す始末だった。
一方麻耶もさっきまで泣いていたのはどこへやら、沙耶の攻めにあえぎ声を上げ腰まで振っている。
「もっと舐めて、麻耶の臭いお○こペロペロしてぇ」
「ほら、綺麗になった、今度はこっちをしてあげるね」
麻耶のウンチがついた肛門に舌を伸ばす沙耶。
「うん、してぇ、麻耶のウンチまみれのケツの穴ペロペロして〜」
そのピンクの舌で麻耶の排泄物を舐め取っていく沙耶、そんな沙耶に軽蔑の言葉を投げかけるものも少なくない。
しかしそんな言葉でさえ今の沙耶には興奮剤にしかならない。
「沙耶は、沙耶は人間ウォシュレットなの〜もっと笑って〜私のこと馬鹿にして〜軽蔑して〜」
麻耶の肛門に舌を差し込む沙耶、もちろんその感覚は沙耶にも流れ込んでくる。
『イっちゃう〜妹のケツの穴に舌突っ込んでイっちゃう〜』
沙耶が更なる快楽を求め舌を限界まで差し込んだところで2人は達し気を失った。
麻耶の肛門は急激に絞まり沙耶の舌を離そうとはしなかった。
麻耶の肛門にぶら下がる沙耶の姿が一同の笑いものになる。
2人はその笑い声を意識の隅で聞いていた。


<完>