第5話


4thチャレンジャー 岬 夏樹(みさき なつき) 身長 158cm  体重 47kg B  83 W  52 H  84 服装:白Tシャツ 紺ブルマ 紺オーバーニーハイソックス 赤ジョギングシューズ オレンジ色はちまき 新体操部の2年生17歳である。 バランスには自信があり、チームの中でも有力候補である。セミロングの髪型がかわいらしい。 「聖華女子高校、チャレンジャーは残り2人です。この50mの一本橋を渡りきることができるのか?」 ついに私の番になってしまった。これまでに仲間が3人失敗し、無残にもすべてを晒してしまう結果と 終わっている。 ここは何としても私がクリアしてみせる! 「なつき、がんばって・・・落ち着いてわたれば大丈夫だから!」 残った1人の彩奈が、精一杯の応援をしてくれた。 私は、スタート地点のステージへと上っていった。 両手を広げて深呼吸する。 「それでは、スタート!!」 私は新体操で平均台を得意としている。バランスにかけては絶対に負けない自信があった。 あとは、途中のチェックポイントでトラップに引っかからなければ必ずクリアできると信じていた。 私は少し速いペースで、トントンと平均台を渡っていった。 「おーっと、これは速い!あっという間に第1チェックポイントです。それでは、カードを引いてください!」 私は恐る恐るカードをめくった!! 「さあ、何が出たのかな?」 そこには、”ビー玉”と書かれていた!!なんと、例のあそこに玉を入れたまま渡るという、きわめて厳しい チャレンジとなってしまった。 「それでは、さっそく入れていただきましょう!制限時間は20秒です!」 私は、必死にブルマに手を入れビー玉を挿入していった。 「・・・はい、入りました・・・」 もうすでに、足がぶるぶると震えている。 「はい、合格です。それでは。次のチェックポイントまでがんばってください」 私は、続けて次のポイントを目指して進んでいったが、ペースはそのままに順調に進んでいった。 「おーっと、これはすごい、ペースを落とさずに、またもやクリアです!!」 そして、このチェックポイントでもカードをめくったが、ラッキーなことに白紙のカードを引くことが出来た。 「これはラッキーだ!ここでは何のトラップもありません。そのまま進んでOKです!」 そして、私は20mから30mのエリアを渡っていった。 途中には、さきほど力尽きたみずほが平均台につるされていた。 すでに意識はなく、体をぴくぴくさせたまま無残に晒されていた。 「絶対渡りきって、敵をとってみせるから!」 私は、そのまま誰も到達できなかった第3のチェックポイントへたどり着いた! 「さあ、ここでもカードを選らんでいただきます。」 そして、出てきた内容は”ローションボール”であった。 「それでは、ここで今まで入れてきたビー玉を出して、このローションボールを入れてください。」 くっ、こんなところで・・・ ローションボールは、ビー玉と大きさはほぼ同じであるが、中にピンク色の液体が入ったボールであった。 「このローションボールは、愛液に反応して、徐々に溶けていきます。完全にとけると、中から強力恥辱 ローションが染み出し、大変なことになってしまいますよ!」 「絶対、絶対渡りきってみせる!」しかし、ここから徐々に傾斜がつき、のぼりの平均台になっていた。 高さが少しずつ増し、暗闇に広がるプールが恐怖心を高めていった。 第4チェックポイントにたどり着いた時には、すでに水面から6mにまで達していた。 「さあ、ついに最終チェックポイントまであと10mです。ここからゴールの飛び込み台までたどり着けば クリアです。」 私たちの学校のプールは、飛び込み台用も兼ねており、深さは5m以上あるエリアがあった。 ここを利用して、高所の仕掛けを作っていたのだった。 「最後のエリアは、左右から障害物が襲ってきます。これをカードで選んでいただきます」 カードは全部で3枚あり、プールサイドには、バレーボールを飛ばす装置が並んでいた。 もしバレーボールなんかが飛んできたら、いくらバランスに優れている私でも、衝撃で耐えることができないだろう。 私は思い切ってカードをめくった。 ”水風船”と書かれていた。 「ここからは、左右から水風船が飛んできます。うまくよけながらゴールを目指してくださいね!」 私は、6mの高所で恐怖と戦いながらわたっていった。 そのとき!! 「バシャッ」 私の胸に、水風船が命中した。 思わずバランスを失い、体が中に舞う! 「あーーっと、ここでついにアウトか?」 ガシッ!! 間一髪、私は平均台にぶらさがることができた。 しかし、容赦なく水風船が私の体を狙ってくる バシャ!バシャッ!! あれ?な、何?若干ではあるが、水ではなくなにか特殊な薬品が混ざっている。 急に体が熱くなってきた・・・ そう、この水風船には、水にローションを薄めていたのであった。 あわてて平均台の上に戻る私。 気がつかないうちに、呼吸が荒くなっていた。 はぁぁ、はぁ・・・ その時! グチャッ!!ふぁあぁぁぁっ!! 思わず平均台にひざをついてしまう。そう、ローションボールが破裂してしまった! 急激に体力を奪われる私。 口からは唾液が垂れ、足は思わず開脚を始めている。 再び平均台にぶらさがる形となってしまう私。あとちょっとなのに・・・ ゴールは目の前に見えている。しかし、からだが言うことをきかない。 「あああぁぁぁぁん、いいよぉ・・・」 足が開脚し、恥ずかしい液が流れてくる。 紺のソックスは、すでにぐしょぐしょにぬれており、光沢を帯びていた。 「さあ、ゴール目前にして、大ピンチです。がんばれるか?」 しかし、私の腕力はすでに限界に達しており、ローションで手が滑り始めていた。 そして、私の最悪の瞬間が訪れた・・・ 「も・・もう・・・ダメ・・・・」 ズルッ キャアアアァァァァァッ!!! ザバアアアァァァァァン!!!!! 「あーーっと、ここでアウトです!惜しくも残り5mのところで力尽き、無念のアウトです。」 私は水中でイッてしまい、そのまま水面へ浮かんできた。 ブルマは溶け、下半身は開脚したまま私は気を失ってしまった・・・ 岬 夏樹(17歳)記録:45m地点で脱落  私立聖華女子高等学校 残り1人 (続)


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