第3話(挿絵:ずみずみさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

2ndチャレンジャー 金井 千奈美(かない ちなみ) 身長 159cm  体重 40kg B  83 W  53 H  81 服装:白Tシャツ 紺ブルマ 黒ハイソックス 黒ジョギングシューズ 水色はちまき 合唱部所属、成績優秀な典型的美少女である。 普段はおとなしく清楚な雰囲気だが、合唱部では体格からは想像のつかない声量を持つ。 「さあ、聖華女子高校、残念ながら1stチャレンジヤーのさやかちゃんは、転落し リタイアとなってしまいました。2stチャレンジャーは、金井千奈美ちゃん16歳です。 さやかちゃんの仇を討てるのか?」 どうしよう・・・このままじゃ、私は・・・ 「す、すみません」 「おや?どうしましたか?」 「あたし・・・棄権します・・・」 「・・・やれやれ、困ったもんだ」 司会者はそう言うと、私のほうへ近寄ってきた。 「今、なんて言いました?」 「・・あの・・棄権したいんです。私、こんな番組なんて・・・知らなくて・・・」 「そうですか。」 司会者は急に態度を激変させる。 「ふざけるなよ。このアマ!賞金につられて参加しただけの女子高生ってわけだな。 この番組はな、その辺のバラエティーとはわけが違うんだよ。こっちは慈善事業でやっ てんじゃねーんだから、わかってんの?」 「あ・・・あ・・・す、すみません・・・」 私は恐怖で涙が止まらなかった。わけもなく涙がこぼれてくる。 「いいか、視聴者を喜ばせるためには、お前がどうすればいいか分かってるだろ? とっとと晒してくれればいいんだよ。」 「そ、そんな・・・」 「今の女子高生っていうのは、金につられて何でもやってくれる、格好の的なんだよ。 まあ、無事に帰りたければ、渡りきっちゃえばいいんだよ。簡単だろ?それに賞金まで もらえるんだからな。まあ、せいぜい頑張れや。」 「・・・・・・は、はい」 私はその恐怖に何も言い返せず、ただ返事をするのが精一杯だった。 「いいか、残りの3人もよく聞けよ。テレビをなめるんじゃねえ!!参加したからには、 最後までやらせてもらうからな。」 私たちは完全に恐怖と恥辱へのプレッシャーに追い詰められていた。 追い詰められた私たちを楽しむ、それが彼らの目的だった。 司会者は、さっきまでの態度から、再びテレビの前の人格へ戻る。 「それでは、撮影を再開します。ちなみちゃん、準備はいいですか?」 「は・・・はい。」

私は、もうすでに平常を失って
いた。
私はどうすればいいの?

「それでは、スタートです!!」

始まってしまった・・・ 私は、
靴下を膝まで上げ、震える足
を慎重に進めた。

一歩、また一歩と確実に進んで
いく。
「さあ2ndチャレンジャー
ちなみちゃん、ゆっくりと進ん
でいきます。心配そうな表情だ」
足が・・・震えて落ちちゃうよぅ。

「危ない!バランスを崩し、ちょ
っと傾いたか?まだ5mですよ。
こんなところで落ちちゃったら、
もったいないですよ。頑張って!」

あと2m、頑張ろう。ゆっくりで
いいから・・・

自分に言い聞かせ、なんとかチェ
ックポイントまでたどり着いた。

「さあ、チェックポイントです。
今度はどんなゲームなのか?
カードをどうぞ!」

私は、真ん中のカードをめくった。バルーンと書かれている 「おーっと、バルーンゲームです!このゲームは、直径20センチの水風船を両手で抱えて 平均台を渡ります。」 ふう、ビー玉じゃなくてよかった。でも、あんなに大きな水風船、割れちゃうよ。 「この水風船は、薄いゴムで出来ており、気をつけて運ばないとすぐに破れてしまいます。 途中で割れてしまうと、そこでアウトですが、ここは強制的にアウトになるようになって います。気をつけてね。」 え?どういうことなの? 私の目の前に直径20センチもある巨大な水風船が現れた。水色で中には液体が満たされて いる。 両手で慎重に持ち上げ、抱えた。

「お・・・重い・・・」
「はい、分かりましたか?この風船には、特殊な
液体が満たされており、重さは20kg以上あり
ます。気をつけて運んでくださいね。」

私は、胸の前でしっかりと抱きかかえ、10m地点
をスタートした。
「さあ、ちなみちゃん、ゆっくりと再びスタートしま
した。」
・・・?この風船、なんかあったかい。何が入って
いるの?

「ちなみちゃん、先程のさやかちゃんと同じく、発育
がいいですね。おっぱいが見事に浮かび上がって
います。」
「ピッタリのブルマが、ちょっと汗ばんできていま
すね、自分の汗で溶かしてしまわないように、気を
つけてくださいね。」

司会者が言葉でプレッシャーを更にかけてくる。
15m地点に差し掛かったその時、私は動揺の
あまりバランスを崩してしまう!

「あっ、きゃああっ!」
おっと、危ない!耐え切れるか?
「ああっ!くっ!」
私は片足で何とかバランスを取り戻し、転落を
免れたが、その時
「バシャッツ!!」
私は思わず風船を強く抱いてしまい、その弾み
で爪で風船を破いてしまった!!

中から白い液体がほとばしる! 何?これ・・・・ぁぁぁぁぁっ・・・・・ 「あーーーっと、ざんねーーーん!ここでゲーム失敗です!さあ、ちなみちゃんに注目です!」 ・・・気が遠くなってくる・・・液体はTシャツ、両足、顔、そして恥部に浸透し、私の体 を包み込む。 そう、この液体こそ、恥辱ローションである。 「はーい、恥辱ローションにまみれてしまいました!ここでサービスゲームです!次のチェ ックポイントまで落ちずにわたれれば、クリアとしましょう。まあ、無理だと思いますが、 さあ渡れるか?」 膝がガクガクする・・・少しずつ渡ろうとするが、体の自由が利かない。じわじわとブルマ が溶けはじめてきた。 「あああぁぁぁぁん!!!い、いやああぁぁぁぁ!!!」 私は平均台の上に四つんばいになり、左手で恥部を押さえている。 すでに晒されてしまった下半身、ハイソックスだけとなってしまった。もう私は自我を失い かけていた。 「ハア、ハア、アアアアンン、いいよぉ・・・」 激しい動きに耐え切れず、はちまきが外れプールに落ちていった。 水面には、水色のはちまきと、私のはずかしい姿が映し出されていた。 「おっと、ちなみちゃん、意外とエッチですね、合唱部で鍛えたかわいらしいソプラノの あえぎ声が響き渡ります。左手で、あそこをこすっているぞぉぉ!」 スポットライトが、私を集中的に照らし、カメラは四方から捉えている! 指が・・しぜんに・・うごくの・・・あたし、もうダメ、いっちゃう・・・いっ・・ あああああっ!! プシャアアーーーーッ 「おおおーーっ!ちなみちゃん、水上で大噴火です!」 そして、私はバランスを崩し、大股を開いた恥ずかしい格好で、平均台から崩れ落ちた。 ズルッ ドボォォォオオォオオオン!!!! 仰向けのまま浮かび上がる私。気を失い、そのまま放置されてしまう。 「残念、ここでちなみちゃん、失格です。しかし、見事な大噴火を見せてくれました!」 Tシャツとハイソックスのまま、静かに漂っていた。 こうして、私の挑戦は恥辱ローションの前に散った。 金井 千奈美(16歳)記録:15m地点で転落  私立聖華女子高等学校 残り3人 (続)


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