第7話 少女剣士 リサ  笹山 理沙


身長155センチ、B83 W54 H86 高校1年生16歳である。 私は、黒いビキニとオーバーニーを身にまとい、背中には赤いマントを着け、右手にロングソードを持っていた。 剣道部である私は剣の扱いには慣れており、森林コースで敵をバサバサと切り裂きながら進んできた。 体力的には自信があるが、学校の成績はいまいちの元気な女の子である。 私は森林コースを抜けて、鉄巨人を剣とすばしっこい動きでうまく蹴散らしながらここまでやってきた。 城内に入ると、既に何人かの女の子が3つの扉の前に列を作って待っていた。 私よりも先に進んでいた女の子達だった。 扉には3つのマークがついており、私は一番空いていた剣のマークの扉に並んだ。 私の前には、一人の女の子が順番を待っていた。 私と同じ、少女剣士の格好をした、かわいらしい女の子だった。 格好に似合わず、ずいぶんとかわいらしい声で 「ここ、むずかしいのかなぁ?」 「一番空いてたからここに来たんだけど、わからないなぁ」 私達は不安を紛らわす為、二人で話していた。 そのとき、 『いやああああああぁぁぁぁぁ!!』 何?今の 扉の向こうから、女の子の悲鳴が聞こえてきた。 城内にはいろいろな場所にディスプレイが設置されており、200人の女の子の状況が分かるようになっていた。 そのディスプレイから、一人の女の子が消えた。 ゲームオーバーの表示になり、今の状況が映し出された。 そこには、声を失う光景が・・・ 両足をロープで縛られ、靴下だけの格好で吊るされていた。 恥部は足を大股に広げられて晒されていた。 扉の上のランプが青く点灯した。 「じゃあ、行くね。」 「がんばって・・・」 彼女は不安そうに中へと入って行った。 他の扉からも、悲鳴が聞こえてきた。 10分くらい経っただろうか。突然私の扉から 「あぁぁぁぁぁ・・・イヤアアアァァァァァ・・・・ドボオオォォォォン・・・」 ・・・ダメだった。どうやら彼女はここで倒れてしまったようだった。 そして、私の順番が回ってきた。 おそるおそるドアを開ける。 中は暗闇であった。 左右のたいまつが唯一の光だった。 そして、少しずつ回りが明るくなってくる。 目の前には、3匹の狼がこちらを向いている。 そしてその前には幅3mほどの巨大なベルトコンベアがあり、行きつく先は5m下の血の海プールだった。 しかし、それほどスピードは速くない。 周囲を見回すと、これまでに倒れた女の子が、さきほどのディスプレイに移された、逆さの格好で吊るされていた。 よく見ると、一番端っこに、さっきの女の子が無残な姿で晒されてしまっていた。 体には無数の爪あとが残っており、狼達の攻撃の前に力尽きてしまったのだろう。 この傷もバーチャルの世界である為、命に関わることなく一日で完治するようになっている。 「ここはケルベロスの間。3匹のケルベロスを倒せば、2階への扉が開かれる。では、スタート」 どこからともなく、不気味な声が聞こえてきた。 私はベルトコンベアに飛び移った。その瞬間、私の立っていた足場が折りたたまれ、完全に逃げ道は絶たれた。 ケルベロスには赤、青、緑の首輪が付けられており、凶暴な犬を更に大きくしたモンスターだった。 私はまず赤い首輪のケルベロスに立ち向かっていった。 剣を振り下ろす!しかし、かなりの素早さで簡単によけられてしまった。 その隙に、左足の太腿を噛み付かれる 「いやあぁ!!」 思わず激痛に倒れこんでしまう。 その上に、他の2匹が馬乗りになって襲い掛かってくる。 爪で、牙で私の体を傷つけてきた。 このままではやられてしまう。 残す体力は50。 私は右手に持っていた剣で緑色の首輪のケルベロスを切りつけた。 「ウオオォオオオン!!」急所に命中したようだ。至近距離からの一撃で、まず一匹倒す事ができた。 しかし、ベルトコンベアが動いている。私の頭の後ろには、血の海が広がっている。 このままじゃ落ちちゃう!! 私はあわてて立ち上がり、攻撃を仕掛けた。 10分ほど経過し、私にも疲れが出てきた。 「ハア、ハア・・・」 その時だった。不意をつかれた私の後ろにケルベロスが回り、足首を噛み付いた!! 再び仰向けに倒れてしまう私。 その上にもう一匹が完全に私を覆いかぶさった。 身動きが取れない!! すると、そのケルベロスは噛み付かずに私の胸をなめ回し始めた。 「くぅぅぅ」 すかさずもう一匹が、私の恥部をなめ始める。 「はああぁぁぁぅ」 あまりの快感が、私の体全身を刺激する。 思わず剣を手放してしまう。必死にベルトコンベアから落ちないように体を動かすが、 次第に体力も奪われてくる。 剣はコンベアに流されて落ちてしまった。 もはや戦う事はできない。 「ぁぁぁぁぁぁ・・・ゃ・・・」 息遣いが吐息に変った時、すでに私は体力の限界だった。 濡れてヒクヒクしている私の恥部。 乳首は完全に立ってしまった。 容赦なく続く攻撃。 気がつくと、私はコンベアで落ちる寸前まで来ていた。 「ハアァァ・・・ダ・・だめぇ」 そして、私は最期を迎えた・・・ 赤いマントをひるがえし、私は血の海へと落ちていく。 「イヤアアアアァァァァァァァ!!!」 ドボオオオーーーーーーン!! 血の海へ体が沈んでいく。 もう・・・動けない・・・ダメ・・・ やがて足首を縛られ、吊るされていく。 ここで私は力尽き、冒険が終わってしまった・・・・ Result 城内1階 ケルベロスとの戦いで力尽き、血の海へと消え去った。 GAMEOVER (続)


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