第5話 魔法戦士 ハルナ −白石 春奈−


身長158センチ、B84 W54 H85 高校2年生17歳である。 私は、ピンクのビキニの上に、白いTシャツ状の法衣、そして右手にはナイフ形の光線中を持ち、白い オーバーニーを身に着けてチャレンジした。 「さあ、注目の戦士が登場しました。全国高校生美少女選手権準ミスの白石春奈ちゃんの登場です。」 一斉に彼女へスタッフ達の視線が集まる。水着の上に、ピッタリとした白いチビTシャツを着て、はち きれんばかりの胸を披露して登場した。白い法衣の下からは、かわいらしいおへそが覗いている。  あの城を登りきれば、賞金が手に入るのね、絶対クリアするから。  私は、4つのコースのうち、洞窟コースを選択した。この洞窟コースは、敵の数が少なく、コースと しての距離が短い為、速攻クリアを目指す事を狙える為だったからだ。  私の魔法戦士というキャラクタは、聖なるナイフから魔法を飛ばし、敵を倒していくという遠距離攻撃 型だが、威力は弱いのが欠点である。また、法衣もあまり強くない為、防御力が低い。だから、敵と戦う 事が不向きである。    洞窟の入り口にたどり着き、足を踏み入れた。中はブラックライトがともり、薄暗くなっていた。  白いTシャツと、オーバーニーが明るく光っていた。不気味に響く水滴の音が遠くから聞こえていた。 少しずつ進んでいくが、敵は一向に現れない。どうやら、ここはトラップが潜んでいるようだった。  目の前には、ぼやけた洞窟が続いていた。しばらくすると、足元が少しずつ狭くなり、ついには行き 止まりになってしまった。  「え?進めないよ?どうしよう・・・」 そこに突然明かりがともり、行き止まりの壁に何かが浮かび上がった。 壁にはいくつもの凹凸があり、ここを登って上に出るようになっていた。 私は、そこに足をかけ、登り始めた。上にはわずかだが光が見えていた。高さは10m以上はあるだろうか。 これを登りきれば、城の入り口にたどり着けるのだった。 後ろからは、他のチャレンジャーの女の子達もついてきていた。このコースを選んだ女の子は、30人程度で、 洞窟という暗所の難易度から敬遠されたコースであった。 全員の女の子が登り始めたその時、突然下のほうで大きな爆発音のようなものが起こった。 ドーーーーン・・・ガラガラガラ・・・・ 強化発砲スチロール製の洞窟が崩壊し、下には血の海が広がっていた。 洞窟は血の海の上を回廊のように渡されており、城の城壁へと伸びていた。つまり、私達は城の城壁を登って いるのである。 城壁は滑りやすいウレタンのようなものでできており、上からは滑りやすくするための水が滴っていた。 城壁からでている凸の部分をつかみながら登っていった。 すると、再び爆発音が鳴り響いた。 ドガーーーン!! 「いやああああぁぁぁぁ」 ドボオーーーーーーン 下のほうで、女の子が一人転落してしまった。 見ると、下のほうでは凸部分が爆発により、引っ込むしくみになっていた。そこにしがみついていた女の子は 足場を失い、そのまま血の海へと堕ちていってしまった。 早く登らないと、わたしも血の海へ落とされてしまう!! また、時間が経つと体力も奪われていく。そこに、また新たな罠が発動した!! ガーン!! どこかで崩壊する音が聞こえた。隣にいた女の子の登っていた付近に穴が開き、そこから巨大な触手が延びてきた。 私と同じ魔法戦士の格好をした女の子だった。 彼女は手足をつかまれ、身動きが取れなくなっていた。 「いやっ。はなして・・・」 そこにもう一本の触手が伸びる!! 「あんっ・・・ああああぁぁぁっ」 あっという間に水着を剥がされ、恥部を弄ばれてしまう。 やがて彼女は空中で潮を吹いてしまい、あっけなくそのまま海へと転落してしまった。 気が付くと、この5分間ほどで、20人近くのチャレンジャーがトラップにかかり、血の海へと転落して戦死 してしまった。 あと2m、わたしはゴールの見えるところまで来た。何人かの女の子は、見事登りきっていた。 ガーーーン!! 私の目の前の壁に穴が開いた!!しまった。罠だ!! その穴からは、テニスボールの大きさ程の塊が私に向かって飛んできた。 バシャっ!! 私の胸でボールが破裂した。 私のTシャツはピンク色に変化した。 「んん、ああぁぁっ・・・」 思わず喘ぎ声を上げてしまう私。 城壁からは、恥辱ローションと呼ばれる液体が発射されたのであった。私ともう一人のチャレンジャーがそれを 受けてしまったようだった。 私は胸に浴びてしまい、乳首を刺激されていた。 急激に体から力が抜け、足腰に力が入らない。 私の近くにいた彼女は、恥部に受けてしまい、相当なダメージを受けていた。 彼女の体力はモニターであとわずか、体をピクピクさせながら、必死に落ちまいと耐えていた。 しかし、そんな彼女もついに耐え切れず、 「もう・・・ダメ・・・」 イヤアアアアアアアッ!! ドボオオオオオーーーーーーン!!・・・・悲しい悲鳴をあげて、海へと消えてしまった。 私は絶対登る!落ちない! そう思いながら必死にのぼろうとする。しかし、体は言う事を聞かず、少しずつ登っていくペースになって しまった。 ローションが体を伝い、恥部へと刺激していく。 「・・・ん・・あ・・・」 涎をたらしながら、なんとか踏ん張っていた。 残す体力は、45だった。 再び大きな爆発音が響く!! ガーーーーン!! あっ!! 手足の凸がすべて引っ込む!! 終わった・・・ 体は重力に引っ張られ、そのまま私の体は血の池へと落ちていった。 「アアアアアアアァァァァァァァァ!!」 ドバアアアアアァァァァン!!! うそ・・・こんな・・・ そして、私は体力は一気に0になり、戦死を迎えた。 運ばれ、十字架へと貼り付けられる。 ミミズ達は、私の恥部をむさぼるように一斉に登っていく。 ここで私の意識は真っ白になった・・・   Result 洞窟コース 城壁のぼりでトラップにかかり、血の池へ転落死。 GAMEOVER (続)


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