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もうひとりの私

れいな

第4話
無機質な音が受話器から聞こえてくる。
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気がつくと受話器を握ったまま、床に座り込んでいた。
ぼんやりと座り込んだまま、考えていた。

・・・・このまま下着をつけて寝ろってどういうこと?
       部屋の中では裸で過ごせって言ったはずよね?
       なに?いったいどうしろってこと?・・・・・・・

疑問が沸き上がる。

・・・・何をすればいいの? よくわからない。
       どうすればいいの?えっ??
どうしよぉ・・・
聞かなくちゃ・・ちゃんと聞かなくちゃ・・・・・

慌てて、再び電話番号をプッシュする。
私は意識せず、ごくごく自然に彼の言葉に従う、彼の命令を忠実に実行することだけを
考えていた。
そう・・・・それは奴隷としての行動であり、あまりにも滑稽な行動だった。

呼び出し音が聞こえる。

「はい。」
 「あのぉ・・・玲子です。ゴメンナサイ。」
「なに?」

明らかに不機嫌そうな声が響く。

 「ごめんなさい。貴方の言っている意味がよく分からなくて・・」
「はぁ?」
 「部屋では裸でいなくちゃいけないのに、下着をつけて寝ろって言われて・・」
 「どうすればいいのか、わからなくて・・・・」
「馬鹿じゃねぇの?」

半ば呆れ顔で聞いている彼の顔が目に浮かぶ。

「おまえさぁ、言われなきゃ分からない?」
 「・・ぇっ・・えぇ・・・。」
 「ごめんなさい。どうすればいいのかよくわからなくて・・・・」
「ったくさぁ、世話が掛かるなぁ。」

彼が何をいわんとするのか・・・想像も出来なかった。
想像できなかったというよりも、自らが考えることを拒否していたのだと思う
彼の言葉を待ちながら、漠然とした不安がよぎる。

「今夜は、お○こが、ぐっしょり濡れたままの状態で、拭かずにそのまま
  パンツを穿いて寝ろってことだよ。」
 「えっ?」
「そのままの状態で下着を着ければ気持ち悪いだろ?」
 「はぃ・・・気持ち悪いと思います。。。。」
「それでいんだよ。気持ちの悪いまま寝るんだよ。」
「まぁ、眠れるかどうかわからないけどな。」
「普通の女なら絶対しないことをするんだよ。」
「淫乱な雌犬ってことを自覚して寝るんだよ」
「どれだけ自分の身体が淫乱なのか、自覚させるために命令したんだよ。」
「もちろん朝起きてもシャワーを浴びずに会社に行けよ。」
「パンツを穿きかえるのも禁止な。」
 「えっ・・・・」

・・・・うそ・・・・

「スケベなおつゆをたっぷり含んだパンツを穿いて一日過ごせよ。」
「淫乱な雌犬の臭いを会社でプンプン振りまいてろ。」
 「そんな・・・」

・・・そんなこと・・そんなこと出来ない・・・・
ぃっ・・いや・・・・

「電話で話すだけで、お○こをグチャグチャに濡らす雌犬なんだからさぁ、
  それぐらいどってことないだろ?」
「もちろん下着を着けて寝るのは今日だけな。明日から家での生活は裸だ。」
「玄関に入ったら、直ぐに裸になるんだよ」
 「・・・・・・・」

・・・・そんな・・・・
次々と投げつけられる言葉に、身体は・・・・・
身体は再び反応を始める。秘唇の奥が熱くなる。
たまらなく熱くなり、疼き始める・・・・・

「なんだよ。イヤなのかよ。分かったなら返事くらいしろよ。」
 「あっ・・・はい・・・。」
「穿きたくなければ、そのまま会社でもノーパンで過ごさせるぞ!」
 「ごっ・・ごめんなさい・・・そんなわけでは・・・」
 「そんなわけではないんです!」
「俺は別にどっちでも構わないんだぜ。」
 「ぁっ・・いぇ。嫌ではありません。従います。」
 「従させて下さい。命令を・・命令を実行させてください。お願いします。」

これ以上彼の機嫌を損ねたくない。損ねても命令が増えるだけ。
無意識のうちに慌てて彼の機嫌をとり、媚びる。

「ったくさぁ、くだらないことで電話を掛けてくるなよ。」
 「すっ・・・すいません。ごめんなさい。」
「罰としてお仕置きだ!」
 「えっ!」

驚きと共に、背筋に寒さが走る。
自然に身体がお仕置きという言葉に反応する。
聞いた瞬間に身体の奥から愛液が溢れ出てくるのが分かる。
秘唇が痛いほどしこる。
その秘唇から、つぅ・・・つと愛液がゆっくりと内腿を伝わり落ちる。
自分の意思に関係なく、あとから溢れ出てくる。
自分の意思で止めることが出来ない。

・・・・・いやっ・・・・うそ・・・・・
どうしよう・・・・出てきちゃう・・止まらない・・・・・
そんな・・・・

身体が・・・・身体が欲してる・・・・
欲情して止まらない・・・・・

「おまえさぁ、メンソレータム持ってる?」

彼の言葉に我に帰る。

 「えっ?」
「塗り薬だよ。見たことあるだろ?」
 「いぇ、持っていませんけど・・・・」

発言の意図がわからない。訝しく思う。

「ったく使えないなぁ。それぐらい持ってろよ。」
「明日、買っておけ。」
 「はい。わかりました。」

いったい何に使うのか・・・考えるまもなく彼の言葉が続く。

「歯磨き粉ならあるよなぁ?持って来いよ。」
 「はい・・・。」

慌てて洗面台に向かう。何のために??そう思いながらも返事をする。

 「持ってきました。」

何を命令されるのか分からず、不安な気持ちのまま答える。
いったい何を言い出すのだろう・・・・・・

「おまえさぁ、また、おま○こ濡らしてんだろ?」

まるで今の自分を見ているかのように指摘されたことに驚いた。
嫌だ・・・恥ずかしい・・・・羞恥心にかぁ〜っと頬が熱くなる。
どうしよう・・・見透かされてる。
そんな私にお構い無しに、彼の言葉は続く。

「人差し指にたっぷりと歯磨き粉を出せよ。」

その言葉を聞いた瞬間、嫌な予感が・・・・

「出したのかよ。」
 「はいっ・・」

慌てて歯磨き粉を人差し指に取る。

「どのくらい出した?何センチだよ?」

 「あのぉ・・・多分、2cmくらいだと思います。」
「馬ぁ鹿!たっぷり取れといっただろ!」
 「すいません・・・・」
「倍、取れよ。」
 「はぃ・・・」

再び歯磨き粉のチューブを押す。
言われたとおり、更に倍量の歯磨きを取る。

 「出しました。」
「そのまま指をおま○こに入れろ」
 「えっ?」
「入れるんだよ。」
 「はい・・・」
「入れたらそのまま指で掻き回せ!」
「止めろというまで掻き回し続けろ・」
 「あっ・・・はぃ・・・・」

恐る恐る指を秘唇に差しこむ。
ゆっくりと熱くなっている内壁をなぞる。

「あぁ・・ん・・・・あふぅ・・・・」

愛液に混じり歯磨き粉が溶け出す。
メントールが染み渡る。子宮にまで。
あぁっ・・・気持ちがいい・・・・あん!堪らなくなる・・・・
我を忘れて指で掻き回す・・・

ぐちゃぐちゃ・・・・
ぁふん!あっ・・・いっ・・いぃ・・・

 「あん!あぁ・・・・いっちゃう・・・いくぅ・・・」
「止めろ!」
 「ぁ・・・ぁっ・・・っ。はぃ・・・」

このまま続けたい・・掻き回し続けていってしまいたい・・・
そう思いながらも指を止める・・・・しかなかった。

「止めたんだろうなぁ?」
 「はい。止めました。」

彼も言葉に我にかえり、指を止める。

「そんじゃぁ、同じ量をまた出せ。」
 「はぃ・・・」
「今度はクリトリスにたっぷり塗れよ。」
 「えっ?そんな・・・・」
「早くしろ!指で捏ね回せよ。」
「歯磨き粉とクリトリスがよく馴染むようにな。」
 「はぃ・・・」

彼の指示通り、たっぷりと歯磨き粉をクリトリスにつけ、捏ね回す。

 「あん!あぁ・・・・あっーーーーー」
 「はぁ・・・・」
「いいだろ?ただし、かってにイクなよ。」
 「ぁっあ・・・はぃ・・・・。」

ピチャピチャ

 「ぁ・・・・ぁ・・・・いっ・・・いっ・・・いく・・・ぅ・・・」
「止めろ!」
 「あっ・・」
「手ぇ止めるんだよ!勝手にイクんじゃねぇよ!」
 「あっ・・すいません・・・。」

咄嗟に我に帰る。

「おまえさぁ、ま○こ見てみろよ。泡ふいてんだろ?」
 「えっ?」
「早く見ろよ!」

慌てて視線をやる。
愛液に混じり、歯磨き粉が泡立っている。
いやぁーーーーーーーーーーーー!恥ずかしい。

「どうなってんだよ。早く言えよ!」
 「・・・あっ・・あわっ泡立ってます・・・・・」
「あははっ!愛液と混じって泡を吹き出してんだろ?」
「ったく、どうしようもないスケベな身体してるよな。」
「はっはっはっ!」

耳元で彼の嘲笑う声が聞こえる。
彼の言葉に思わず涙ぐんでしまう。

「さて、パンツ穿いて寝ろよ!」
 「えっ・・・・」
「そのまま寝ろよ。」
 「イクことも出来ず、悶えながら寝ろよ。寝れればの話しだけどな。」
「今日はもうくだらない電話してくんなよ。」
「今日以降、いきたければお願いの電話をして来いよ。」
 「はい・・・・わかりました・・・・」
 「おやすみなさい。」
「じゃぁな。」

ツゥーツゥーツゥー
電話の途切れた音が鳴り響く。
受話器を置き、慌てて下着を探す。。
下着は丸めて床に脱ぎ捨てられたまま放置されていた。
パンティを穿かなくちゃ・・・
慌てて握り締めていた受話器を戻し、脱ぎ捨てた下着をゆっくりと拾い上げる。
一瞬、そのまま身につけることに躊躇いを感じた。
けれど、彼の言葉が頭に響く。
「今夜は、お○こが、ぐっしょり濡れたままの状態で、拭かずにそのまま
パンツを穿いて寝ろってことだよ。」

思いきって身につける。
パンティをつけたことによって、なんとも言えない不快感が沸いてくる。
改めて自分の身体が、どうしようもなく濡れている状況を自覚せずにはいられないのだから。
肉体的にも精神的にも苦痛。
けれど・・・・どこかで・・・・・

そのままベットに潜り込む。
長い夜だった。
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