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もうひとりの自分 (4)

れいな

第16話
「これ、着ろよ。」
「裸でピザは受け取れないよなぁ。」
 「えっ??」

驚きで言葉が出なかった。
イクことだけを考えていた…そこから現実に引き戻され、我に返った。
彼は可笑しさを堪えながら、話を続ける。。
まさか…このままYシャツ一枚で…嘘でしょ!!!いやぁ!いやよ!いや!

 「そっ…そんな…できません…・」
「いいじゃん、白じゃないから透けないぜ。」
「俺って親切だから、最初はこれで勘弁してやるよ」
 「あっ…あのっ…このYシャツだけで…これだけで…」
「そうだよ。それだけを着るんだよ。」
「裸にYシャツって、男が女性にやらせたい憧れなんだぜ。」
「裸にエプロンと同じくらいにさぁ。ふふっ。」
「その憧れの格好で、ピザを受け取るんだよ。」
「ピザ屋の兄ちゃん、びっくりするぜ。」
 「でっ…そんなことっ…出来ません。出来るわけがありません。」
「別に嫌ならいいぜ。後ろから嵌めながら受け取らせるから。」
「後ろからガンガン突きながら受け取らせるぜ。それでいいわけ?」
 「っ…そっ…そんなっ…・」
 「お願いです。許してください。そんな恥ずかしいこと…そんなこと出来ません。」
「やれよ。出来ないじゃなくて、"やる"んだよ。」
「奴隷に"No"は無いんだよ。命令に服従するだけなんだよ。Yesしかないんだよ。」
 「………」
「身体中にまん○汁を塗りたくられて、雌犬の臭いをプンプンさせて受け取るんだよ。」
「それがお前には相応しい格好なんだよ。」
 「いっ…いやぁああああ!そんなのイヤです。」
 「そっ、そんな…・まさかその為に、その為に身体中に塗ってたの???」
「そうさ。当たり前じゃん。計算ずくだよ。今ごろわかったわけ?あははっ!」
「今更、気づいても遅いんだよ。」

楽しそうに彼は笑い声を上げる。
すがるような目で彼を見つめるが、冷たい視線を返し、言葉を続ける。

「早く着ろよ!時間が無いぜ。」
「裸で後ろから嵌められながら受け取るか、裸にYシャツを着て受け取るか、
 どちらかを選べよ。」
「俺は別にどっちでもいいんだぜ。どっちにしろ、俺は楽しめるわけだし。」
「俺なら本当に嵌めながら受け取るってこと、わかるよなぁ?」

まだ、知り合って間もないけれど、彼の底知れぬ怖さは十分わかっていた。
発言したことは、必ず実行する…十分、承知していた。
そして新ためて怖さを教えられた。
今まで私が出会ったことの無い人……

「それにさぁ、イキたいんだろ?イカせて欲しければ、それを着て、ピザを受け取れよ。」
 「そっ…そんな…っ……せめてシャワーを浴びさせてください。」
「なに言ってんだよ。早くしないとピザ屋の兄ちゃん、来ちゃうぜ。」
「シャワーを浴びても直ぐにグズグズになるくせに。無駄なんだよ!」
「早く着ろよ!時間が無くなって、またイケないんだぜ?いいわけ?」

イクことが出来る…甘美な誘いだった。再び現実から快楽を求める世界に引き戻される。
さっきまで願っていた、イキたい…。その想いが支配し始める。
それに…それに彼に逆らえるはずがない。
抵抗しても、所詮彼に適うわけが無い。結局彼に従う以外ない…・
そう自分を納得させ、床に投げられたYシャツを手に取る。
彼の命令通りに、裸のままYシャツを身につける。
自分の蜜壷から溢れ出た愛液を塗りたくられた身体に…・

「そうそう。ボタンは上から2つ、外しておけよ。」
 「そっ…そんな…うそっ……・。」
「嵌めてやるから、早くしろ!」
「ピザ屋の兄ちゃんにもサービスしてやらなきゃなぁ。」
「胸ぐらい見せてやれよ。見られて感じる身体なんだからさぁ。」
「ボタンを外したら、壁に手をついて腰を突き出せよ。俺に嵌めて貰うために。」
 「えっ??」
「早くしないとイケないよ。ピザ屋のお兄さんが来ちゃうよ。いいのそれでも。」
 「…。」

言葉など出なかった。震える指でボタンを2つ外す。
Yシャツはギリギリ秘部が隠れるくらいの丈で、前屈みになれば、お尻を完全に隠すこと
はムリだった。
無言で立ち上がり、言われた通りに彼に背を向け、壁に手をつく。
一刻も早く、感じたい。イキたい。それだけだった。
言われなくても、自然にお尻を突き出していた。
隠したいはずのお尻が、彼の前に剥き出しの格好で曝け出されていることは十分わかって
いた。
けれど…

「嵌めて欲しくて堪らないだろ?ガンガンに突いてやるよ。」
「まったく淫乱だよな。Yシャツからケツが見えるくらい突き出して。」
「そこまでしても、嵌めて欲しいわけ?呆れるくらいの雌犬だよな。」
「淫乱!雌犬!マゾ!」

Yシャツの裾を捲りながら、言葉で嬲りながら秘唇に指を這わせる。
既に限界だった。イキたい。嵌めて欲しい。
彼にどんなに言葉で嬲られようとも、頭の中はそれだけだった。

「あららぁ…ぐっちょぐっちょじゃん!」
 「あっ…ぁん…あふん!もう駄目!突いて、突いて下さい!突いてぇ〜!」
「もちろん、バックで犯してやるよ。メス犬に相応しい嵌め方をしてやるからな。」
「さぁ、お願いしろよ。後ろから犯してくださいって。」
 「ぁっ…はぃ…お願いです。どっ…どうか玲子を後ろから犯して下さい。」
 「めっちゃくちゃに…っめちゃくちゃに、犯してぇえええええええ!!!」
「それでいんだよ。素直が一番さ。」
「おらぁ、ケツをもっと突き出せよ。淫乱な雌犬らしくケツだせよ!」
「ちゃんと突き出さないと、嵌めてやんねぇぞ!」

平手がお尻に飛ぶ。痛みにピクリとお尻は反応する。
彼に気に入られたい…それだけを思い、さらにお尻を突き出す。
彼はニヤニヤと楽しげに笑いながら、私の背後に周り、左手で腰を掴み右手を自身に添え
る。

「ほぉら、雌犬。欲しくて仕方なかったものが入るぞ!」

秘裂に熱り立ったものが、一気に突き立てられる。
腰を両手がっちりと掴み、反動をつけて貫いてくる。

 「ひっ!ひぃぃ!!きゃあぁ…痛いぃ…。」
 「だっ、だめぇーーー!裂けちゃうぅぅ!」

メリメリと分け入ってくる。彼自身が自分にとっては大きすぎたことが思い出される。
最初に抱かれたの時の痛みが蘇る。

「なに嫌がってんだよ。お前が欲しがってたものだろ?遠慮するなよ。」
「たっぷりと味わえよ。これでなくちゃ満足できない身体になっちまえよ。」
 「あ…ぁあん!はぁん…ぁ…ぁふぅ。」
「玲子、お前は俺の奴隷だ。お前の身体は俺でなくちゃ満足できない。」
「お前は俺に犯され、嬲られなくちゃイケないマゾなんだよ。」
「玲子の身体は、ノーマルで満足できる身体じゃないんだよ。」
「お前はマゾなんだよ。奴隷の雌犬なんだよ。」
「ご主人様のために、奉仕する奴隷なんだよ。」

耳元で呪文のように囁く。怒張をゆっくりと出し入れを始める。

「嵌めて貰うために、命令には全て服従するんだ。」
 「あ…ぅうう!許してぇー!」
「嵌めてもらうためなら、命令には全て服従する雌犬になるんだよ!」
 「あはぁ……ん…もぉ…もぉ…だめぇぇ…」
「淫乱。お前は淫乱な雌犬さ。」
 「はふぅ…ん。」
「誓えよ!嵌めて貰う為なら、何でもしますって。」

痛みだけだったのに、次第に甘美な感覚が加わり、快感を感じ始める。
痛みなど忘れ去るくらいの、蕩けるような快感……

 「あ…あっぅ…あはん…いぃ…。」
「ほぉら、どうした?よくなってきただろ?我慢できるわけないだろ?」
「奴隷としての宣誓をしろよ。」
「言わなきゃ、抜くぜ。イカせてやらないまま、放置するぜ。」
 「いやぁ!いやですぅ…。言います。言いますからぁ…」
 「ああん!堪らない!感じるんですぅ…」
「早く言わなきゃ、放置だぜ!」
「それとも放置されて、自分で嬲る? 」
「それとピザ屋の兄ちゃんにでも嵌めて貰う?」

くっ…くっ…と笑い、ゆっくりと出し入れを繰り返す。
甘美な…とても甘美な刺激だった。

突然、ピンポ〜ン!ベルが鳴り響く。
第17話
「ちっ!中断かよ!」
「なんだぁ、予定より早いなぁ・・・・。」
「おまえがトロトロしてるからだぞ!」
「まぁ、仕方ないか・・・玲子、早くピザを受け取って来いよ。」

秘唇に埋め込まれていた彼自身を抜き取られた。
甘い刺激が遮られる。そのことが、とても切なく感じる。
彼は財布から1万円札を取り出し、手渡す。

 「あ・・あの・・あのぉ・・・許してください。」
 「このままの格好で、受け取るなんてこと、出来ません。」
「今更、何言ってんだよ!早く受け取って来い!」
「嵌めながら受け取らせるぞ!」

これ以上は何を言っても無駄。
彼の怒りを買うことはあっても、許されることはないことは察知していた。
わかってはいても、抵抗する言葉が出てしまう。
こんな格好で人前に出るなんて・・・・想像もしなかった。

震える手でお金を受け取り、勇気を振り絞り、ドアに手をかける。
ロックを外し、扉を細く開ける。
ピザ屋の店員によって、扉は勢いよく開かれた。

「毎度ありがとうございます!ピザー○です!」
「お待たせしました!」
「えっ!」

その言葉の後、沈黙の時が広がる・・・。
店員の驚きを隠せない表情、目のやり場に困り、視線が泳いでる。
店員は二十歳前後とおぼしき風貌だった。
大学生のアルバイトといった感じだ。

「あっ・・・あのぉ・・えっとぉ・・・、ご注文のピザをお届けに参りました。」
「ご注文のピザは○○○でよろしいでしょうか?」

予想だにしない出来事に、彼はしどろもどろの状態だった。
それはそうだろう。誰がこんな出来事を予測するだろうか・・・。
明らかに、裸の上にYシャツしか身につけていないとわかる格好で、女性がピザを受け取るのだから。
驚くなというほうが無理であろう。
店員は必死に冷静を装っているのが手に取るように伝わってくる。
彼は顔を赤らめ、視線が宙に浮いている。
私は、まともに店員の顔を見ることが出来ない。
不安と恐怖で足はガクガク震える。
心臓の鼓動が聞こえそうなくらい、胸は高鳴る。
俯いたまま、必死で言葉を吐き、1万円札を差し出す。

 「あっ、あのぉ・・・お勘定はこれでお願いします。」
「はっ、はい!」
「ごっ、合計で3200円になります。えっと、えっと・・・6800円のお釣りです。」

店員はポケットに手を突っ込み、お釣りを探す。
なかなかお釣りが出てこない。
彼が動揺していることがありありとわかる。
やっと小銭を探り当て、確認する。

「まっ、まっ毎度ありがとうございました。」

手渡す彼の手は震えていた。受け取る私の手も震えていた。
震える手から小銭が床に落ちる。

「あっ!すいません。」

彼は慌てて床にしゃがみこみ、小銭を探そうとする。

 「ぃっ・・・いえ。大丈夫です。」

私は一刻も早く彼にその場を立ち去ってほしかった。
必死で探そうとする彼を、祈るような気持ちで止めた。

 「大丈夫ですから気にしないで下さい。」
 「探さなくて構いません。ご苦労様でした。」
「どうもすいませんでした。では失礼します。」

願いが届いたのか、彼は立ち去ってくれたた。
扉を閉まる音と同時に、涙とともに熱いものが秘唇から溢れ出た。
愛液が溢れ、太股に垂れていた。
驚いた。
自分の反応に驚きと戸惑いが・・・
涙がこぼれるくらい、恥ずかしさと屈辱を感じた。
けれど、身体からはそんな感情を裏切って、熱いものが流れ落ちた。
太股を伝わり、足元に流れ落ちる。
この出来事に、呆然と床に座り込んでしまった。
嫌・・・・私は・・どうして・・・・どうして・・・・
溢れ出るの??何故?どうして?何故なの?
私の身体は一体どうなってしまったの???

「おい!」

彼の言葉で我に帰る。

 「えっ・・・」
「なにやってんだよ。早く持って来いよ。」
「ピザが冷めちまうだろ。」
 「はっ、はい。」
「店員に見られて感じたわけ?」
「それとも、若いお兄ちゃんに見られただけでイッタのか?」
 「ちっ、違います!」
「どうでもいいから早く持ってこい!」

ピザを慌てて運ぶ。
彼は手早く、取り皿と、フォーク、氷が入れられたピルスナーグラスを二人分、運んできた。
冷蔵庫から冷えたシャブリを取り出し、グラスに注ぐ。

「ワインに氷は邪道だけど、俺はキンキンに冷えたワインが好きなんだよ。」
「生温いワインは嫌いなんだ。調教と一緒でね。」

なに?・・・・調教?生温い調教は嫌いだってこと??そういう意味でいってるの?
容赦なく調教するってこと?頭の中を彼の言った一言がぐるぐる回る。
恐い・・・・言いようの無い恐さを感じる。

「乾杯しようぜ。初めての露出に!」
 「えっ!」
「初めての露出だろ?それとも経験あるの?」
 「いぇ・・・。」

あれは世間一般で言う露出・・・思いもしなかった。
彼に言われて初めて気がついた。自分が露出行為をしたことに。
彼に促されグラスをあわせる。カチンと涼やかな音が響く。
グラスに口をつける。

「玲子。立ち上がって後ろを向いて、ケツを突き出せ。」
 「えっ!」

彼の突然の言葉に躊躇する。

「早くしろ!」
 「はい。」

おずおずと立ち上がり、彼に背を向け、お尻をわずかに突き出す。
彼に店員に見られたことで、愛液が溢れ出たことを見咎められるのが恐かった。

パァン!

「なにやってんだよ。まだわかんねえのかよ。」
「ケツを突き出すときは、足を開くのが当然だろ?」
「いちいち言われないでも、俺が望む格好をするんだよ!」
 「すっ・・・すいません。申し訳ありませんでした。」

恐る恐る足を広げてお尻を突き出す。
きっと彼に見つけられる・・・・見つけられたら・・・・・
また言葉で突き落とされる。
そう思うと身体が震える・・・・・どこかでそれを望み、期待に震える・・・・・

「あれぇ!凄いじゃん。おま○こヌルヌルじゃん!あはは!」
「参ったねぇ。露出してマン汁を垂れ流して太股までベチャベチャとはねぇ。」
「見ず知らずの男に、恥ずかしい格好を見られて濡らしちゃうんだ。」

彼は指で流れ落ちた愛液をなぞる。
彼の指でなぞられることで、再び身体は感じ始める。

「へぇ、露出でこんなに感じるんだ。」
「あらあら、足元まで垂れ流してさぁ。ここまで淫乱な女だとはねぇ・・・・。」
「まだ会って2回目なのにさぁ、こんなになるとは思わなかったよ。」

恥ずかしい。ただただ、恥ずかしい。
消えてしまいたい。このまま消えてなくなりたい・・・・。
18話
「まさにマゾだね。」
「まぁ、続きはピザ食ってからにしようぜ。」
「後でゆっくり嬲ってやるから、楽しみに待ってろよ。」
「とりあえず、座って食べろ。」

彼に促され、再び座る。
良く冷えた辛口のシャブリ。2口、3口と続けて口にする。
身体中が熱かった。彼に恥ずかしい自分の姿を見られたことが恥ずかしかった。
見ず知らずの男に見られて感じていたことを指摘されたことが・・・・
汗が噴出し、喉が渇き、熱病に罹ったように熱かった。
渇いた喉に冷えたシャブリを流し込む。
冷えたシャブリが美味しく感じられる。一気に飲み干した。

「ワインばかり飲まずに、ピザも食べろよ。」
「まだまだこれからなんだから。」

彼の言葉に恐さを感じながらも、これから起こるであろう彼の責めを待ち望むような、
そんな思いを感じ始めていた。
食欲はなかったが、無理やりピザを口にする。ワインで胃に流し込む。
殆どピザを口にすることはなく、冷えたシャブリだけを飲み続けた。
空腹に、立て続けにワインを飲めばほろ酔いとなる。
ましてや昼間のアルコールは酔いが加速する。
わかってはいた。けれど・・・・・酔うことを心が望んでいた。
胃に冷たいシャブリが染み渡る。
わずかに残っていた玲子のプライドを融かしながら、心の中にも染み渡って行く。
何かが溶け始めてる。
この感情の変化はなに?
自分に問い掛ける。
自分の中で問い掛けを始めた時、彼が口を開いた。

 「続きを始めようぜ。再開だ。」

彼は笑顔でありながら、冷たい声で宣告した。
私の隠れた扉の鍵が外されようとしていた。

   「はぃ。」

自然に出た言葉だった。
不安でありながらも穏かな気持ちだった。

これから自分は変われる。そんな予感めいたものを何故か感じていた。

「立って後ろを向けよ。。」
「はっ・・・はい。」

私は彼に先程言われたことを思い出しながら、後ろを向く。
恥ずかしさに耐えながら、彼の目の前で、足を開いてお尻を突き出す。

「足ももっと広げて、おま○こまで見えるようにお尻を突き出すんだよ。」
「それが後ろを向けと言われたときの奴隷のポーズだ。」
「二度と同じことを言わせるな。」
 「はっ、はい。」

慌てて更に足を開き、お尻を突き出す。羞恥に耐えながら・・・・・・
彼は人差し指と中指を秘唇に潜り込ませる。
親指はクリを押さえながら動かす。
先程、身体が感じていながら、イク寸前で止められたことを思い出す。

「さっきは嵌めていた途中で抜かれてどうだった?」
 「えっ?」
「嵌められて感じまくっていたところを、お預けにされてどうだったんだよ。」

言葉で攻める間も、彼の指は秘唇を攻め立てる。
秘唇からはグチャグチャと音が鳴り響く。
蜜壷の奥深く、2本の指はねじ込まれ、ゆっくりとかき混ぜる。

「正直に言ってみろよ!」
「こんな厭らしい音を立てやがって。淫乱!」
 「あっ・・・・・あのぉ・・・・。」
「早く言えよ!」
 「はっ、はい。あっ、あのぉ、残念でした。」
「何がどう残念だったか詳しく言えよ。」
 「あっ・・あそこが・・・・あそこが寂しくて・・・・寂しくて残念だったんです。」
 「欲しかったんです。」

素直な思いを口にした。
イクことなく感じて、途中で中断され、焦らされ疼いていた身体への責めは強烈だった。
一層、身体が敏感に反応する。
知らず知らずのうちに、感じたい・・・それだけを願い始めていた。無意識の中で・・・・

「あそこじゃわかんないぜ。具体的に言えよ。」
「誰のどこが、何を欲しがったのかさぁ。」
 「・・はぃ・・・・・・・。」

そう言う間も、彼の責めは続けられる。
容赦なく・・・・
乳首にも彼の責めの手は延びていく。乳首に爪を立て、捏ね繰り回す。
乳首に顔を寄せ、甘噛みする。舌を這わせ、乳首を舐める。
蜜壷から引き抜かれた指で愛液を乳房に塗りたくる。

 「はぁ・・・・、くぅうふぅっ、き、気持ちいぃぃっ…」
「ほらほら、よがってないで言えよ。」
「こんなに乳首を立たせてさぁ、よがり狂ってんじゃねぇよ。」
 「あっ・・・はぃ!すいません・・・。」
「早く言えよ!」
 「あっ。。はい・・・・・」
 「玲子のおっ、おっ・・・おっ・・・」
「何だよ。"お"ばっかり言ってないで、その先はなんだよ!」
 「すっ、すいません。玲子の、玲子のおま○こは貴方のちん○が欲しくて疼いてました。」
「へぇ〜。そうなんだぁ。」
「やっぱり厭らしい雌犬だよな。」
「恥ずかしげもなく、そんな言葉を言っちゃってさぁ。」
「ほらほらぁ、身体も正直だぜ。土手もこんなに膨らんでるぜ!ぷっくりとね。」
「あららぁ・・・・クリトリ○も顔を出してるぜ。恥ずかしげもなくさぁ。」

遠慮なく、顔を出した膨らみを指で嬲り、弄ぶ。身体がビクビクと反応する。

「やっと上の口も下の口も、素直になってきたじゃん。」
 「はぁぁあぁぁん」
 「あぁん!イキそう!だめぇーーーーーー!」
 「いやん!あぁーーーーーん!」
「たまらないんだろ?イキたいんだろ?」
 「はぁぁ、くふぅひぃっ、イキたいーーー!」
 「あぁっ、ま、また、いっ、いっちゃうぅぁぅっ…」
「なんだよぉ。指だけでいっちゃうわけ?」
 「はっ・・・ぁん。いくぅ!イキたいぃーーー!イカせてぇーーーー!」

耳元で彼は囁く。

「俺の指でイカセテやるよ。何度でも。」
「何度でも登りつめろよ。」
「但し、イク時はイクって言っていけ。」

耳元でそう告げると、クリトリ○を爪で摘み上げ、捻り上げる。

 「ぐっ!ぐふっ・・・・あっん!あぁぁぁーーーーっ!いくぅうううううう!」
「ほらぁ、雌犬らしく、いけよ!遠慮なく何度でも昇りつめろよ!」

秘唇に延びた指を、激しく前後にスライドさせる。乳房も鷲掴みにされる。

 「あぁん!いやぁ!いっちゃうぅぅぅ!駄目ぇぇええ!」
 「あふん!あはぁ・・・・・ん・・・。」

足がツンと伸びきり、力が入る。ガクガクと膝が震える。

「もぅ・・・もぅ・・・駄目。・・あん!」

ビクン、ビクンと背中かが波打ち、絶頂を迎えた。目の前が真っ白だった。
第19話

その場に崩れ落ちてしまった。
しかし、私に休む暇は与えられなかった。
パシッと彼の平手がお尻に飛ぶ

「ほら、何度でもイカせてやるから立てよ。」
  「お願いです。もぉ・・・もぉ、休ませてください。」
「馬ぁ鹿!なに、ふざけたことを言ってんだよ。」
「お前の身体に"いきまくり"って感覚を叩き込んでやるからよぉ。」
「勝手に休んでるんじゃねぇよ。」
  「すいません。もぉ、膝がガクガクいって立っていられないんです。」
「ったく、こんなことぐらいでだらしないなぁ。」
「仕方ない、立つのが嫌なら四つん這いになれ!」
「雌犬の格好をしろ。」
  「はぃ・・・・。」
「但し、休みは与えない。俺がいいと言うまで休まないでイキ続けるんだ。何度でもな。」

冷酷な宣告だった。
反抗的な言葉など出なかった。
既に身体は鉛のように重かったが、彼の命令に従うべく、身を起こし、床に四つん這いになる。

「顔を床に着くぐらいに低く、ケツだけは思いっきり高く上げろ。」
「もちろん言われなくても足を大きく広げろ。」

おずおずと命令に従う。
指示された通り、頭を低く下げ、腰を突き出し、足を広げる。
再び、凌辱が始まる。
蜜壷の奥深く、1本の指がねじ込まれ、激しく掻き回される。
ジュブジュブと音が響きわたる。
耳を塞ぎ、逃げ出したくなる。けれど、身体は・・・・・・

  「あっ、あん!ひぃっ、ひぃんっ!」
  「はぁぁあぁぁん」
  「はぁぁ、くふぅひぃっ、あぁっ、ま、また、いっ、いっちゃうぅぁぅ・・・・・」
「もうイクのかよぉ。たった今、イッタばかりだぜ。」
「しょうもない、雌犬だなぁ。我慢できないわけ?」
「恥ずかしげもなく、何度もイキ狂ってさぁ。」
  「はぁッ・・・・・ああン・・・だめぇ・・・」
  「あぁん・・・・気がっ、気・・・が・・・くる・・・っぅ・・・ちゃ・・・うぅ・・・・」
「狂え!狂え!狂っちまえよ!」
  「あぅん!ああっ、ああっ、あー!」
  「いっ、いくぅーーー!いいっ、イクーッ!」

絶叫し、その場に崩れ落ちる。
何度いっても休みなど与えられない。
崩れ落ちても、直ぐにお尻をピシャリと叩かれ、態勢を立て直すように指示される。
凌辱は収まらない。蜜壷に出入りする指は2本に増え、激しく出し入れされる。
クチャクチャ、クチャクチャ。淫音が響き渡る。
何度も指で蜜壷を掻き回され、充血しぷっくりと膨らんだクリト○スを親指で転がす。
そんな責めに身体は素直に感じていく。
激しく仰け反り、身悶える。休みなく、それは続く。
強制的に何度もイクことを覚えさせられ、あっけなく絶頂を迎えるようになっていた。
蜜壷からは、大量の愛液が溢れ出て、太股を流れ落ちていた。
プライドなど、何も残っていなかった。
思考能力は絶たれ、快感は身体だけでなく、理性までをも侵していた。
私は快楽の波に飲み込まれ、なにもかも考えることが出来ず、淫らな世界に溺れていた。

  「あぁ、くふぅ、ああぁっ、いぃっ・・・・」
「くっくっくっ!気持ち良いんだろ。じゃなきゃそんな声は出ないよなぁ?」
  「はぁ・・・・ぁ、気持ちいいですぅ。」
「どう?おま○こも、大分こなれてきただろう?」
「指だけじゃ可哀想だよなぁ?ちん○も欲しいだろ?どうだ?」
 「あっ、はぁ、はぁ・・ぅうっ・・あぅっ。欲しいです。」
 「欲しくて堪らないの。欲しいのぉおおお!!!」
「そろそろ嵌めてやるよ。」
「四つん這いのまま、ケツをもっと高く上げろ。」

彼の命令通りに、更に腰を高く上げ、足を開く。
秘唇に怒張の先端があてがわれる。
もうそうされただけで,言葉が口を出ていた.
しかも,彼が聞きたいであろう言葉が.

 「もぉ,もぉ駄目です.」
 「はぁ,はぁ......はやくっ,下さい.お願いです.」
「何を下さいなんだよ.」
 「あっ・・あれが欲しいんです.」
「俺,馬鹿だからさぁ,何のことだかさっぱりわかんねぇ.」
「もう何度も言ってるんだからさぁ,わかってんだろ.ちゃんと言えよ.」

そう言うと,秘唇にあてがった怒張をこすりつける。.

 「お願いです.どうか玲子のおま○こに,ち○ぽを入れて下さい!」
 「あぁん.お願いです.奥まで,奥まで突いて下さいぃぃぃ.」
 「はやくぅ!」

「くっくっくっ.いいざまじゃん。」

勝ち誇った彼の笑う声が聞こえる.

「玲子,ちん○嵌めてもらえるなら,何でも言うこと聞くよなぁ?」
 「はい.聞きます.何でも聞きますから.だから早く入れて下さい.」
「おまえは俺のなんなんだ?」
 「あぁ・・ぁん,奴隷です.奴隷なんですぅ.」
「命令には絶対服従するよなぁ?」
 「はい,します.しますから,早く下さい.」
「どんな命令に対してもだよなぁ?」
 「はい.どんな命令にも服従します.あん、早く下さい。」

まるで熱病にでも冒されているようだった。

「その言葉,忘れるなよ.」
 「はい.」
「いまから嵌めてやるよ。嫌というほどな。」
 「あっ・・あん。早くぅ!」

秘唇にあてがわれたものが、一気に押し込まれてきた。
めりめりと熱く、硬いものが根元まで押し入ってくる。
ゆっくりと出し入れを始める。

 「はぁうぅっ!くぅぁあぁっ!あぁん!!!」
 「キツイのぉ!キツキツよぉおお!だめぇえええ!」
「なに言ってんだよ。嵌められて嬉しがって、ま○汁を垂らしているくせに。」
「これが欲しくて、おねだりしてただろうが。」

彼はくびれた腰を両手でがっちりとつかみ、反動をつけて叩き込んでくる。
2、3回出し入れをするだけで、怒張はびっしょりと蜜にまみれる。
すかさず彼が言葉で嬲る。

「ほぉーら,まん○がグチャグチャだぜ.ちん○にスケベ汁が絡みついてくるぜ。」
「こんなに淫乱な女は見たことないぜ.淫売!」
「凄いぜ。ま○汁が。」
「見てみろよ.シーツにま○汁が垂れ落ちてるじゃん.」
「シミがどんどん広がっていくぜ.」
「まったく俺のベットが,おまえのま○汁で汚れちまったじゃんねぇかよ.どうすんだよ.」

ピシャ!お尻に痛みが走る.

 「あうっ!すっ・・・すいません.」
「締まりのない,まん○しやがって.」
「このドスケベ!」

ピシャッ!再びお尻に痛みが走る.

 「ひぃーーーー!あっ,あぁん.申し訳ありません.」
「ケツを叩かれても感じやがって.たいした玉だよ.」
「自分で腰を使い始めてるんじゃねぇの?まったく呆れるほどの雌犬ぶりだよな.」
「ちん○を咥え込んで,離さないぜ.そんなに欲しいのかよ.雌犬」
 「あん!だめぇーーーーーーーー!いいのぉ!いいの!たまらないのぉ!」
「ほらっ,欲しいならもっと腰を使えよ.」

彼の言葉嬲りに,さらに身体は反応していく.
第20話

  「ううっ、あん!もうだめぇ。キツイ!キツ過ぎるのぉーーーー。」

怒張は根元まで深々と埋め込まれ、前後に激しく叩きつけられる。
先端がガンガンと子宮の壁に突き当たる。
尚も腰を密着させ、怒張を子宮に突き当てたまま、グラインドさせ、捏ね回す。
子宮が悲鳴をあげる。かつて経験したことのない、快感と共に痛みが走る。
 
  「いやん!壊れちゃう。壊れちゃうよぉー。」
  「いやぁー!やめてぇーー」
 「なに言ってんだよ。自分が奥まで突いてくれって、お願いしてただろうが。」
  「あぁーーーん。だめぇ。ホントに駄目なの。壊れちゃう。壊れちゃうぅぅぅ。」

悲鳴にも似た声が出る。けれど、どこか鼻にかかるような甘い悲鳴が。

 「壊して欲しいんだろ?壊して欲しい癖に何いってんだよ。」
  「もう、も・・・・う!!! ゆる・・・・・し、て・・・・っ・・・・」

確かに痛みを感じながらも、それ以上の快楽も・・・・・・

 「いいんだろ?よすぎてたまらないんだろ?」
  「あぁぁ・・・・は、はいっ。いいの!」
 「おま○こされて、気持ちいいんだろ?」
  「とろけそぉ・・・・・あふぅ・・・」

彼は容赦なく、更に荒々しく捏ね回す。

「ほら、気持ちいいんだろ?素直に快楽に身を任せればいいんだよ。」
「素直になるんだ。快感に逆らうな。」
「つまらないプライドなんか捨てて、雌犬になるんだ。」

彼の言葉が、凍っていたプライドを解かしていく。
身体はとっくに答えを出していた。

 「はぁ、いいっ・・・いいのぉ・・・とっても。壊れちゃう。」

身体中が熱くなり、目の前が霞み、真っ白になる。

「おらぁ、おらぁ、壊れちまえよ!」

激しく腰を打ちつけながら、彼が叫ぶ。
怒張を奥深く咥えたまま、仰け反る、身体が震える。
彼の言葉が遠くに聞こえ、私は意識を失った。

その日、自分の部屋に戻ったのは23時を廻っていた。
どうやって帰宅したのか殆ど記憶が残っていない。虚脱状態だった。
あれから何度、昇り詰めたのだろう。
その度に、何度も奴隷として服従するとの誓いを口にしていた。
蕩けるような快感に、なすがままだった。
様々な方法で嬲られた。もう、何も考えられず、ただ、快楽だけを貪った。
まるで雌犬のように。

いつものように、浴槽にたっぷりとお湯を張る。
身体を沈める。
ゆっくりと身体を休めたかった。
頭がぼんやりとしていた。昼間の出来事が夢のようであった。
しかし、身体のあちこちで昼間出来たであろう傷にお湯がしみ、痛みを訴える。
そのことが昼間の出来事が夢でない事を改めて教えた。
入浴後、髪も乾かさないまま、ベットに横たわると、いつの間にか深い眠りに落ちた。
目が覚めたのは午後4時だった。身体中が悲鳴をあげていた。
と同時に、陶酔感が残るけだるさがあった。
けだるさを押して、起き上がり、自分の姿を鏡に映す。
昨日までの自分と、何ら見た目に変わりはなかった。
けれど、見た目には見えない、何かが変わっていた。何かが・・・
昨日のことがフラッシュバックする。

「どこが気持ちいいのか、言えよ!」
 「あぁ・・・・」
「早く言えよ。」
 「あっ・・・おっ、おま○こが・・・・気持ちいいんです・・・」
「どんなに気持ちがいいか、四つん這いになって自分の指でおま○こを広げるんだ。」
「ドロドロのおま○こが、よぉーく見えるようにだ。」
 「あぁん。そんな・・・恥ずかしいです。」
「何言ってんだよ。雌犬の分際で。やらなきゃお仕置きだぜ。」
「嵌めてもやらねぇよ。」

慌てて彼に言われるまま、お尻を向け、四つん這いになる。
お尻を突き出し、足を広げ、指で花唇を押し開く。

「まったく四つん這いがよく似合ってるぜ。ホントにサカリのついた雌犬だな。」
「ま○こもドロドロだしな。」
 「いやぁ。。。言わないで!見ないで!虐めちゃ・・・・虐めないで下さい。!」
「なに言ってんだよ。虐められたいくせに。」
「見せるために自分から広げてるんだろ?」
「まったく玲子はスケベな女だよな。」
「恥ずかしげもなく、こんな格好してさぁ。普通の女には出来ないぜ。」
「やっぱり変態じゃなきゃな。こんなことしないぜ。」
「おっと、女じゃなかったな。雌犬だったな。はっはっは。」

大声で笑いながら、わざと卑猥な言葉を投げつける。

 「あぁん!だって・・だってぇ・・・」
「だってなんだよ?」
 「だって・・・」
 「あぁん!玲子はスケベな女です。だから、だから、嵌めてください!」

彼は勝利を確信した笑みを浮かべた。
身体は彼からの責めを期待し、待ち望んでいた。
甘く蕩けきった蜜壷の中に、彼は熱く硬いものを何度も突き入れた。
ただ、彼は精液を中に出すことだけはしなかった。
背中に熱いものを放出し、直ぐに剛直を目の前に突きつける。

「起きろ。跪いてお前の舌と口で掃除しろ!」
「お前の厭らしいま○汁で汚れたんだ。」
「イカせて貰ったことを感謝して、お前の口で清めろ。」
 「はっ・・はい。」

急いでふらふらになりながらも、身を起こし、跪く。
自分の蜜と彼の精液にまみれた物を目の前にし、羞恥に耐えなかった。
娼婦に落ちた気分だった。
そして出された精液は、ゆっくりと背中を流れ落ちる。
なんともいえない感触だった。
しかし、既に欲情の虜だった私は、ゆっくりと口を開き、彼のものに舌を這わせる。

彼は鍵を持つ、男だった。彼によって隠されていた私の扉は開けられた。
彼に教えられた扉の向こう側,かつて経験したことが無い甘美な世界だった。

その世界の中では、自分が無力な、か弱い女性でいることが出来た。
虚名を追う必要も無く、強気に振る舞う必要も無く、弱さを曝け出す事が当たり前に出来
た。
なによりも大切なことは、彼は私に強さを求めず、頼ることもなかった。
逆に、隠された扉の中を明らかにすることを強要した。
彼は、隠そうとしていた私の扉を強引に開けてくれた。
それは、長い間,心のどこかで持ち望んでいたこと、そう、素直に思えた。
誰にも打ち明けられず、悩み秘めた思いを封じ込めることしか出来なかった私にとって、
彼の出現は大きな影響を与えた。
ただ、彼の存在が、私のその後の人生にどれほどの影響を与えることになるのか、
その時は何も知らず、鏡をぼんやり眺めていた。

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