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もうひとりの自分 (3)

れいな

第11話

彼は花芯に指を伸ばす。そして更に激しく指で嬲る。
快感に身体が震え、足の指先にまで力が入る。身体は快感を拒否できなかった。
  「イキそう…・。はぁ…。」
彼の指の動きが止まる。
  「あっ、後もう少しでイケたのに…・。お願いです。」
「駄目だね。そう簡単にイカせてなんかやらないね。」
「イカせてほしかったら、奴隷の挨拶をしなくちゃねぇ。」
「ほらぁ、イカせてください。お願いしますって言えよ!」
彼の指は再び動き始める。
親指と人差し指で、花芯をゆっくり抓む。やわらかく、リズミカルに。
既に愛液で十分潤っているため、指は滑らかに滑る。
  「あっぅぅぅぅ…」
「言わなきゃ、このままだぜ。」
  「えっ?」
彼の指は再び動きを止める。
「イカせてもらえないまま、生殺しの状態が続くんだよ。」
  「えっ? このまま…このままの状態が続くの??」
「そうだよ。」
「このまま、イケない状態で何時間でも過ごすんだよ。」
  「嫌! あっ…もう駄目ですぅ。我慢できません」
「抵抗すればするほど、恥かしい言葉を言わせてやるぜ。」
  「嫌ぁ!!もうこれ以上辱めないでぇぇぇぇえええ」
「イキたいんだろ?」
  「おっ…お願いです!イカせて下さい。」
彼が耳元で囁く。囁きながら、再度、花芯を嬲り始める。
「イキたいんだろ?ちん○欲しいんだろ?」
「なら、さっき教えた言葉を言えよ。」
「言わなきゃ、このままだぜ。ここ、グチャグチャだもんね。」
「あっ…はぁ…」
「言えば楽になれるぜ!天国に行けちゃうよ。」
  「あはぁん…ぅぅぅぅ…。」
「ほらぁ、俺の言う通りに言えよ。」
「玲子は、ちん○大好きな女です。おま○こに、ちん○を嵌めてもらうためなら
なんでもする淫乱な女です。お願いですからイカせて下さい。」
「ほら、言ってみな。」
「これで言えなきゃ、今度はもっと恥かしい言葉にするぜ!」
「早く言った方が楽だよ。」
既に身体は限界だった。快感に逆らうことなど、できようもなかった。玲子が囁く。
今の貴女は玲奈ではなく、玲子なの。別人の玲子なの。快感に身を委ねてもいいのよ。
玲子なんだから…。もう一人の自分が囁きに従うしかなかった。
限界だった。
  「あっ、はぁ…。れっ、れいこはぁ…・あっ、ちん○大好きな女ですぅ。」
  「おっ…おっ…おま○こに、ちん○を嵌めてもらえるならぁ…ぁ
   なんでも、なんでもぉしますからぁ、あぅぁぅっ…お願いですから、
   お願いですからぁイカせてくださいぃぃぃぃ…。」
「はい。よく言えました。」
彼はニヤニヤ笑いながら、指についた私の愛液を私の太腿になすりつける。
「ほんと淫乱だよね。恥ずかしげもなく、こんな言葉を言っちゃうんだもんね。」
「イヤラシイ女だぜ。」
「おま○こはこんなにドロドロにしちゃうし。」
「ほらぁ、太腿がベタベタだろぉ?」
「全部、おまえのま○汁だぜぇ。」
「ふふふっ。今に、本当にちん○を嵌めてもらえるなら、なんでもする女にしてやるよ。」
「さてとぉ、そろそろイカせてやるか。」
恥かしさで、逃げ出したくなる。こんな言葉など生まれて初めて口にした。
自分の口から具体的な部分を示す言葉など、人前で口になどしたことはなかった。
逃げ出したい。でも、それ以上に身体は快感を更に追い求めている。
自分の身体が、変わっていくことが信じられなかった。
どうして? 何故?
彼の責めは容赦なく続く。更に激しく花芯を嬲る。指で花芯を執拗に捏ねくりまわす。
彼の責めに、何も考えられなくなる。思考は止まり、身体は素直に快感に身を任せていっ
た。
  「あっ…はぁ…っ、イクゥ…イキますぅぅぅぅぅううう。」
「イケよ。」
  「だっ、だめぇぇーーーー!イキますぅ。ううっ。」
  「いやぁ……・っ。」
私は達してしまった。立っていた身体は崩れ、前のめりにしゃがみこんでしまった。
肩で息をする。
  「はぁ、はぁ、はぁ…」
息が荒い。休息を得ようとしゃがみこんでいた背中に痛みが走る。続いてお尻に。
  「あっ、はぁん!あっ…痛い!」
「なに休んでるんだよ。立てよ。」
  「えっ?」
「俺の許可なく休んでるんじゃねぇよ。」
  「あっ。すっ、すいません。」
慌てて立ち上がろうとするが、身体は思うように動かない。
よろよろとよろけながらやっと立つ。肩で息をする。
  「はぁ…はぁ…」
「お前さぁ、今。叩かれて感じたんじゃないの?」
彼は私の顔を覗き込みながら、意地悪い言葉を投げつける。
「叩かれたのに、あんな艶のある声なんか出しちゃってさぁ。」
「お前。やっぱりマゾじゃん。」
「叩かれて、普通あんな声出す奴いないぜ?」
  「ちっ、違います!」
  「感じてなんかいません。」
「へへへっ。お前は間違いなく、正真正銘のマゾ女みたいだな。」
「これからいろいろと調教してやるよ。楽しみだぜ。」
「今にさぁ、叩かれただけでイクようになるぜ。ハハハッ。」
嘘! 私が…そんな筈ない。否定している自分がいる。

 

第12話

そんな馬鹿な! そんな筈、ない!
否定する自分…。でもどこかで否定しきれないでいる自分もいた。
否定しきれない…そんな自分に気がつかない振りをする。
必死で冷静さを保とうとする。
そんな私に彼は追い討ちの言葉を掛ける。
「まぁ、今にわかることだよ。俺の前に跪け。」
  「はっ…はい。」
「俺にKISSしろよ。」
 「はぃ?」
「KISSするんだよ。」
  「あっ・・はい。」
彼の命令どおり、跪いた姿勢から背を伸ばし、彼の口元に顔を近づける。
身体に震えが走る。
彼は一部始終をニヤついた顔つきで見守る。
顔を近づけながらも唇を重ねることが出来ず、ためらう。
「早くKISSしろよ!」
  「はぃ…。」
勇気を振り絞って唇を重ね合わせる。
彼の腕に身体を引き寄せられる。
閉じたままの唇を、彼は舌先で抉じ開けてくる。
彼は舌先を挿しいれて、歯茎に舌先を這わせて舐めまわす。
突然のことに驚き、食いしばった歯が緩む。その隙に彼の舌先は口中に差し込まれ、舌を
絡めとられた。その舌先から彼の唾液が流し込まれる。
あまりのことに、何が起こっているのか理解できなかった。
首を振って逃げようとしたが、頭が彼の腕の中に引き寄せられたままで逃げることなど出
来ず、唇を塞がれたまま、彼の唾液を飲み下すしかなった。
彼の空いている手に胸を揉みしだかれながら、彼の舌によって、自分の舌先が絡めとられ、
彼に吸い込まれた。
かつてない、KISSだった。
こんな屈辱的なKISSなど経験したことなどなかった。
ようやく唇が開放される。
「おまえさぁ、KISSするときは自分から舌を差し出せよ!」
  「えっ?」
「自分から舌を差し出すんだよ。わかったのかよ!」
  「はっ、はい。」
  「申し訳ありませんでした。」
彼に強要されたわけでもないのに、彼におもねる言葉が自然に口をつく。
「さてとぉ、次はブラウスのボタンを全部はずせ!胸元のリボンも解けよ。」
「さっさとしろよ!それとも、また叩かれたいわけ?」
  「すっ、すいません。」
「まぁ、叩かれても感じちゃうようだし、叩かれてもお仕置きにはならないかもねぇ」
底意地の悪そうな顔で彼は笑った。
既に玲子は彼に逆らうことなど出来ない状態だった。
慌ててリボンに手を伸ばし、解く。
何も考えずに、身体が彼の命令どおりに動き始める。
ブラウスのボタンを外す手が、震える。
外し終えて、ブラウスを肩から脱ぎ始めようとしたその時、
 
「ちょっと待ったぁ!」
  「えっ?」
「俺さぁ、ボタンを外せとは言ったけど、ブラウスを脱げなんて一言も言ってないぜ。」
  「えっ!」
彼の言葉に驚きを隠せなかった。
「玲子ちゃん。俺がさぁ、命令したわけでもないのに率先して脱ごうとするわけ?」
ニヤニヤと笑いながら彼は私の顔を覗き込む。
思いもよらない彼の言葉に動揺する。
  「あっ…。あのぉ…。」
  「ブラウスのボタンを外せと言われたので…てっきり脱ぐのかと。」
「へぇ〜。そうなんだぁ?いい心がけジャン!」
「でもねぇ、脱がなくていいんだよ。まだ、脱ぐ必要はないのさ。」
彼は口の端を歪めて笑う。
  「えっ????」
「乱れた服装のまんまでフェラするんだから。」
「胸元が露になって、グチャグチャのTバックを身につけたままフェラするんだよ。」
「エロイ格好だろ?」
「誰かがこんな状況を見たらどう思うかなぁ??玲子ちゃん。」
  「そっ…そんな…っ」
  「そんな恥ずかしいこと…出来ません。」
「何いってんだよ。エロい格好を、すればするほど感じる癖に。」
「気取ってんなよ!」
「このグチャグチャのまん○はなんだよ!ま○汁でベトベトにしてるくせに。」
彼の指が、胸元がはだけたブラウスの中に入り、乳首に伸びる。乳首を摘み、捻りあげる。
  「きゃぁ…あっ…はぁ…ぁはぁん。」
「見て見ろよ!この乳首。厭らしくビンビンにおっ立ってて。えっ?」
「どうなんだよ。こんなに硬く乳首を勃起させておきながら恥ずかしいだぁ?」
「なに言ってんだよ。感じてないのに乳首が立つわけないだろ。」
「ちょっと乳首を摘み上げただけで、感じて声をあげてんだろ。」
「こんな淫乱な身体してる癖に、恥ずかしいだぁ?笑っちゃうぜ!」
 
彼の言葉に、彼の恐ろしさを垣間見たような気がした。
これから起こりうる何か、今までの自分を変えてしまうほどの恐怖にも似た怖さ、そして
期待を感じずにはいられなかった。
あぁ、彼は本当にSなんだ。私には想像つかないほどの…。
きっと私は引き返せない。漠然と感じていた。

 

第13話

ベッドに腰掛けていた彼は立ち上がり、私の前に立つ。
ベルトに手を掛け、引き抜き、ズボンを乱暴に脱ぎ捨てた。続いてTシャツも脱ぎ捨てる。
彼はトランクス1枚になり、跪いた私の前に仁王立ちになる。
「おい!立て膝つけよ。でもってぇ、トランクスを脱がせろよ。」
「えっ。」
「今からフェラさせていただくために脱がせるんだ!」
「はっ…はぃ…。」

彼の言葉に逆らうことなく、迷うことなく身体は動く。
恐る恐るトランクスに手を掛ける。ゆっくりとトランクスを脱がせていく。
目の前に屹立したものが現れる。
改めてその大きさに驚く。
初めて目にしたときの驚きが記憶に蘇る。
私は彼の行動から、これから起こることを予感し、目を閉じ、顔を俯けていることしか出
来なかった。
怖かった…。
「なに、目を閉じてんだよ!」
「ちゃんとあけて見てろ!しっかり見るんだよ!」
「目を背けてんじゃねぇよ!」
「はっ…はい…。」
「おまえ、まだ自分の立場がわかってないようだなぁ。」
「ちゃんと見るんだよ!お前のご主人様のちん○なんだからよぉ!」
「これから、このちん○を嵌めてもらうためには、何でもする奴隷になるんだよ。」
「ちん○奴隷だ!わかってんのか?」
彼の言葉に圧倒される。
髪の毛を掴まれ顔を引き上げられ、屹立したものに近づけられる。
恐々目をあける。間近に迫る怒張を見つめる。
「ほらぁ、誓えよ!」
「玲子は、ちん○を嵌めて頂く為なら、どんな命令にも服従する奴隷になります。って」
「いえよ!」
「ちん○を見つめながら言えよ!」
彼は冷酷な表情で誓いの言葉を要求する。
彼の言葉が理不尽であることは十分承知していた。
けれど……。
けれど、玲子にとっては理不尽ではなかった。
玲子にとっては逆らうことなど出来ない、命令だった。
なぜ、なぜ彼にかしずくのだろう? わからない…
奴隷…自分の口から言わなければならない。自分から発しなくてはならない。自分の意思
によって。
その誓いが、今後どのようなことになるのか。今はまだ知る由もなかった。
「はやくしろ!」
「はぃ…。」
  「玲子は…玲子は、ちん○を…ちん○を、はっ、嵌めて、嵌めて頂く為なら…どっ、
ど、どんな…命令にも服従する…どっ…ど…奴隷に、奴隷になります。」
「なにつっかえながら言ってんだよ!」
「一度もつっかえずに言えよ!言い直せ!」
「はっ、はいっ。すいません。」
「玲子は、玲子はちん○を嵌めて頂く為なら、どんな命令にも服従する…どっ奴隷に
なります。」
「やり直し!」
「すいません。」
「玲子は、玲子はちん○を嵌めて頂く為なら、どんな命令にも服従する奴隷になりま
す。」
「声が小さい!もっとデカイ声で言え!誓いなんだぞ!」
「早くしろ!」
「はい。玲子は、ちん○を嵌めて頂く為なら、どんな命令にも服従する奴隷になりま
す。」
「ちゃんと、ちん○を愛しいと思いながら見つめて言え!」
「はい。申し訳ありません。」
こんなことの繰り返しが何回続いたのだろう。
自分の身に何が起きているのか、わからなかった。
思考回路は止まり、彼の命令に従うだけだった。
繰り返し彼に強要された誓いの言葉、いつの間にか自ら考えることを拒否し始めていた。
彼の言葉だけが頭の中を巡っていた。
彼も余計なことを考える隙を与えないくらい、次々と命令が投げつけられた。
いつの間にか、彼に満足して貰いたい…それだけを考えていた。
「よし!まぁいいだろう。」
「次はちん○をしゃぶれ!早くしろ!」
「はい。。。。。。。」
恐る恐る、彼の怒張に唇を近づけ、含み始める。
石鹸の香りがしない…。キツイ匂いがする…。
信じられなかった。
今まで男性自身を口にすることを強要されたことなどなかった。
「嫌!嫌よ!」それだけ言えば何事もなく済まされてきたことだった。
それが…シャワーすら浴びてないものを口にするなんて…
嫌よ!汚い!!!
そんなものをどうして、どうして口にしなくてはいけないの??なぜ??
あまりの事に、眠っていた玲奈が目を覚ます。玲奈のプライドが、許すはずなどなかった。
なぜ…なぜ…ここまで…そうは思っても…。
そう思っても身体は彼に支配されていた。そして思考能力すら奪われ始めている。
身体が感じていることを、止めることなど出来なかった。
彼に指一本振れられなくとも、彼の言葉に嬲られて感じていた…
自分でそれを認めることが怖かった。
考えることが怖くなる。玲奈の理性が、この場から消え去るしかなかった。
自ら玲奈を封印し、この場に存在するのは玲子だけだった。
頭の中が真っ白のまま、怒張を口にしていた…
っとその時、いきなり再び髪の毛を掴まれ顔を引きずり上げられる。
「きゃぁあ!」
「この馬鹿!なにやってんだよ!」
「おまえさぁ、フェラしたことないわけ?いきなり口に咥える馬鹿がどこにいる!」
「すっ…すいません。」
「あまりしたことないので…わからないんです。」
「ごめんなさい。」
「はぁ???おまえさぁ、フェラしないの?普通、男にしろって言われるだろうが?」
「あっ、はい。でも…でも、嫌だっていえば…許してもらえましたから。」
「はぁ?」
「嫌だって言って、するなら帰るって言えば…。無理やりさせられることはなかった
んです。」
「マジかよ!おまえの付き合ってきた男ってさぁ、馬鹿じゃねぇの?」
「女にフェラさせるの当たり前だろ?」
「ったくさぁ、今までなにをやってきたんだか。アホじゃねぇの?」
「一から十まで教えなきゃいけないようだなぁ。」
「ったく、フェラする時の挨拶から始めろよ!」
「えっ???あのぉ……。」
「挨拶だよ!奴隷の玲子にフェラをさせて下さい。お願いしますだろ?」
「これからはフェラするたびに、挨拶をするんだよ!」
「忘れんなよ!」
「はっ、はい。どっ奴隷の玲子にフェラをさせて下さい。お願いします。」
「よし!」
「まずは舌で、ちん○全体を舐めるんだ。丹念に舐めろよ!」
「はっ、はい。しゃぶらせて頂きます。」
「おい!間違っても歯を立てるんじゃねぇぞ!」
「歯を立てたりしたらどうなるかわかってるよなぁ??えぇーっ!」
「はっ、はい!」
  「ぎゃぁああああああああああ!」
  「あぅ…。」
いきなり左の乳房をぎゅっと握りしめられ、悲鳴がでる。
容赦なく、捻りつぶされる。
  「ひっ…ひぃ…痛いですぅ…ぅ。うぅ…っ。」
  「きゃぁぁぁあああ!止めて!許してください。」
  「いやぁあああああああ!やめてよ!」
あまりの痛みに乳房をつかんでいた彼の腕を振り解く。
  「きゃぁあああああ!」
その瞬間、髪を掴まれ、彼に平手で頬を張られた。

 

第14話

 「なにやってんだよ!馬鹿野郎!」
 「俺に逆らって手ぇだすんじゃねぇよ!」
 「おまえは俺の奴隷なんだよ!どうしようと俺の自由だ!」
 「逆らってんじゃねぇよ!」
 「フェラしろって言われたら、何をされようとフェラを続けるんだよ!」
再び頬にビンタが飛ぶ。
 「手が出ないように、後ろで手を組め!」
 「ぜってぇ、手ぇだすなよ!」
 「手をだせばどうなるかはわかるよなぁ?」
彼の怖さに身体は小刻みに震え、素直に彼の命令に従っていた。
手を後ろに回して、手を組むしかなかった。
彼は後ろでに組まれたことを見届けると、再び左の乳房を責め始める。
再び乳房をねじ切らんばかりに握りしめられる。
  「きゃぁあああ!」
 「玲子!さっきのように手ぇ出すなよ!」
 「手ぇだせば、お仕置きされること、わかってるよなぁ?」
  「はっ…はぃ…」
既に左胸は真っ赤に染まってる。乳首も引っ張られ、捻り上げられる。
彼はそれでも容赦なく乳房を掴み揉みし抱く。
  「ひぃ……ゆっ…許してください。お願いですぅぅぅぅぅ…。」
 「なんだぁ?左ばかりじゃ不満なんだぁ。じゃぁさぁ、次は右も可愛がってやるよ。」
冷笑を浮かべ、彼は右胸も同じように攻め始める。
これでもかというくらい、乳房を握りつぶす。
  「はぁ…くぅ、ひぃぃぃぃいいいいいいいいいい!」
後ろに組んだ手を何度外して、彼の手を振り払おうと思ったことか。
しかし、反抗すればいかなる仕打ちをされることか…それが怖かった。
彼を怒らせればどうなるかは、短時間の中で十分承知していた。
息も出来ないくらい、両の乳房を握りつぶされる。
必死で耐えるしかなかった。
  「ひっ…ひぃぃぃ…。」
  「うっ……うぅぅぅ……ぅぅ……。」
 「さて、胸もいい感じに感じるようになってきたしな。しゃぶれ!」
  「はっ、はい!」
幾分、緩やかになったが、胸への責めは変わらず続けられる。
手を後ろに回したまま、胸をさらけ出し、突き出すような体勢で、いきり立つ怒張に唇を
寄せる。
バランスが上手くとれずに、体制を崩しそうになるのを必死でこらえ、舐め始める。
命令に従い、舌を伸ばし、ちん○を舐め始める。
 「舌をだして、ちん○全体を舐めろ!キャンディーを舐めるようにだ。」
 「自分の唾液を出しながら、ちん○を舐めるんだぜ。」
 「舌をちん○に絡ませろ!唾液をちん○に絡ませながら舐めるんだよ。」
 「上品ぶってないで、雌犬らしく音を立てて舐めるんだよ。」
 「ビチャビチャ厭らしい音を、わざと立てながら舐めろ!」
  「はっ…はぃ…。」
次々と指示が出され、不安定な体勢なまま、必死に従っていた。
静まり返った部屋にビチャビチャと彼のちん○を舐めあげる音だけが響く。
我ながら、聞くに堪えない音が響く。
あまりの惨めさに悲しみが込み上げ、涙が出そうになる。
 「袋も舐めろ!舌、使えよ。」」
  「はぃ…。」
 「丁寧に舐めろよ。もっと唾液を出してべチャべチャにするんだよ。」
  「はぃ…。」
 「よし、そろそろ咥えろ!歯を立てずに咥えろよ。」
  「はっ…はぃ……。」
  「んっ…んむぅ…っぅ…」
 「もっと奥まで飲み込めよ。」
 「歯を立てないように出し入れをしろ。出し入れしながら舌も使うんだよ。」
 「音を立ててしゃぶれ!」
  「はっ…はぃ。」
 「ちゃんとしゃぶれよ。いやらしい音をたてろよ。」
  「あっ…ぅ…。びちゃびちゃ…くちゅくちゅぅ…ちゅっぱ…」
  「ぶちゅぶちゅ…じゅるじゅるぅ…。」
 「そうだよ。やれば出来るじゃん。」
 「本当に厭らしくしゃぶるよなぁ?欲しくて堪らないって感じだぜ。」
 「雌犬には、お似合いだな。はははっ!」
  「はぃ…っちゅっぱ、びっちゃ…ちゃぶちゃぶ…」
彼に再び左胸を強く掴まれ、捻り上げられる。
彼は容赦なく、赤く腫れ上がった乳房を責める。
  「ひっ…ひぃいいいいいいい!すっ…すいません。嫌ぁ!お許しください。」
 「喋る暇があったらチン○咥えてろ!」
  「あぅ…ふぁぃ…くぅ…ちゅっぱ…びちゃ…ちゅぶ…」
 「それでいんだよ。命令されてもいないのに、ちん○を口から離すんじゃねぇよ。」
 
彼は嬲る目標を乳房から乳首に変えた。両乳首を摘み上げ、捻る。
力をこめて乳首に爪を立てる。
 
  「ぎゃぁ!ひぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
 「こんなに胸を嬲って貰えるなんて、玲子は幸せもんだよなぁ?はははっ!」
 「刺激を与えられれば、胸もでかくなるぜ。なぁ?」
 「なぁ、そう思うよなぁ?ちん○咥えたまま、返事をしろよ。」
  「ふぅぁい。れひこは・・ひしゃわせものれふ…」
本当は、くっ…苦しい、嫌ぁ!と叫びたい。けれど言葉にならない、言葉に出来ない。
 「よぉし、そろそろ濃い奴をご馳走してやるか。」
彼は私の髪を掴むと、いきなり激しく動かした。遠慮なく腰を突き動かす。
彼に髪を掴まれ、口を犯された。息も出来ず、苦しい。
 「うっぷぅ…ごっ…げえっ」
喉の奥まで突かれ、苦しさに涙が溢れ出る。
 「最初だから、そろそろ出してやるか。」
言い終わると、彼の動きはますます激しさを増す。
 「おら、おらぁ、そろそろ出すぞ。しっかり飲めよ。口から出したりすんじゃねぇぞ!」
 「ありがたく、飲み込めよ。うっ…う…」
 「でるぞ!でるぞぉーーーーー!」
そういうや否や、口の中から喉の奥にまで生臭いねっとりとした液体が絡み付いてきた。
不快感を通り越していた。
  「うっぷ…。うぅ…。」
 「分かってるだろうけど、吐き出したりするなよ。」
 「せっかく濃いやつをだしてやったんだからよぉー。」
私の反応をいち早く察知した彼が命令する。
無理やり飲み下す。喉にねっとり感が残り、吐きそうになる。
喉全体にまとわりつくものが不快で、吐き気がこみ上げてくる。
必死に吐き気を堪える。
彼は立ち上がり、冷蔵庫を開け、冷えたウーロン茶を取り出し、コップに注ぐ。
私の前に差し出す。
 「飲めよ。」
私はコップを受け取り、喉に流し込んだ。
さっきとは彼の表情が違う。
コップ一杯のウーロン茶を与えられたこと、些細なことかもしれない。
今まで彼が私にしてきたことを考えれば、それくらい当然といわれるかもしれない。
でも、散々自分を虐げた相手が見せた優しさに戸惑い覚えた。
戸惑いと共に、なにか自分でもわからない感情が生まれつつあることを漠然と感じていた。

 

第15話

再び彼の顔を見る。
彼に対し、恐怖すら感じていた筈なのに、彼の横顔に心を惹かれるような…
そんな不思議な感情を感じ始めている自分に驚く。
この感情の変化はなに?自分に問い掛ける。
自分の中で問い掛けを始めた時、彼が口を開いた。
「腹減ったなぁ。お昼過ぎたしなぁ。昼飯にしようぜ。」
いつのまにかお昼を過ぎていた。
「外に食べに行くほうがいい?それともピザでも取る?」
 「出来ればピザがいいです。」
肉体的にも精神的にも疲れ果てていて、とても外出する気になどなれなかった。
そして何よりも外出することが怖かった。
直感的に、彼が普通に外出をさせてくれる筈など無いことが予想できた。
それならば部屋で食事を取るほうが得策だと咄嗟に判断した。
その時はそれが得策だと信じていた…・
彼はテキパキと電話し、ピザの注文をし終え、受話器を置き、私に笑顔を向けた。
「続きを始めようぜ。再開だ。」
彼は笑顔でありながら、冷たい声で宣告した。
彼の言葉に怯えが走る。
「30分くらいかかるってさ。その間、楽しもうぜ。」
地獄に落とされる始まりだった。
「さて、素っ裸になってもらおうか。」
「早く脱がないとピザ屋のおにいちゃんが来ちゃうぜ。」
 「…はい。」
そう答えるしかなかった。
彼は可笑しくて仕方ないという表情だった。
立ち上がり、ゆっくりとブラウスを脱ぐ。Tバックに手を掛けたところで彼の言葉が飛ぶ。
「ゆっくり脱げよ。膝まで下ろしたら、手を止めて姿勢を正せよ。」
「気を付けの姿勢だよ。気を付け!」
 「えっ?」
彼の言葉の意味がわからなかった。
しかし、命令なのでゆっくり脱ぎ始め、膝までTバックを下ろす。
指示されたとおり、状態を起こし、姿勢を正す。
「足を開け!思いっきりな。」
 「はい。」
彼が何のために…そのような命令を出したのかわからないまま足を広げる。
「やっぱりな。玲子、お前は本当に淫乱なマゾだな。」
 「えっ??」
「見て見ろよ。まん○からTバックまで、ま○汁が糸引いてるぜ。」
 「いやぁああああああ!やめてぇーーーーーー!」
キラリと光る一筋の糸がTバックと秘部を繋いでいた。
思わず彼の言葉に反応し、座り込む。
「なに勝手に座り込んでんだよ。立てよ!」
 「お願いです。許してください。もぉ…」
「立て!早くしろ!その格好でピザを受け取らすぞ!」
 「ぅぅっ…。それだけは、それだけは許してください。」
嫌々ながら立ち上がる。
彼なら…・本当に裸でピザを受け取らせることをさせると思った。
「なに勝手に足を閉じてんだよ。早く広げろ!」
 「ぅ…ぅっ。はぃ…。」
「ま○汁が糸を引いている、Tバックを脱げよ。」
 「……。」
おずおずとTバックを足元から抜き、再び命令通り足を広げる。
 「許して、もぉ…許してください。恥ずかしすぎます。」
「こっちへ来いよ。早くしろ!」
神にも祈るような気持ちで彼に訴える。
が、許される筈も無かった。諦め、彼の前に立つ。
彼は無遠慮に秘唇に片手を伸ばし、嬲り始める。
もう一方の手は、乳首へと伸び、優しく指で弄ぶ。
 「あっあぁん!はぅ…う…んぅっ…ん!」
与えられる刺激に、ビクッと反応し、身体が反り返り、甘い吐息が漏れる。
乳首への刺激は、先程までの十分過ぎる攻めにより、軽く愛撫されるだけで跳ねあがるほ
どの快感を生み出した。
更に、蜜壷へ指をのばし、指でかき回す。身体はよりいっそう素直に反応する。
自分でもあそこが熱くなって、愛液が溢れ出すのがわかる。
彼は溢れ出た愛液を指にすくい、太股に擦りつける。
恥ずかしさを堪える為、目を閉じ、唇をかみ締めた。
「こんなにまん○汁垂れ流しちゃってさぁ、恥ずかしくないわけ?」
 「あっ…ああっん…はぁ…」
噛み締めた唇が開き、喘ぎ声を漏らす。
「あんだけイキまくったのにさぁ、まだこんなに溢れ出てるじゃん。」
「またイキたくなったんだろ?乳首も尖らせちゃってさぁ。」
「イカせて下さいって、お願いしろよ。」
 「あふぅん…だめぇ…つっ…辛すぎますぅ。」
「何が辛いんだよ。感じすぎるのが辛いんだろ?ったく恥知らずだよなぁ。」
「じゃぁさぁ、この音はなんだよ。聞こえるだろ?玲子のま○汁の音だぜ。」
彼はわざと音が出るように指で掻き回す。
自分でもわかっていた事実を指摘され、屈辱と羞恥心に身を焼かれる。
しかし、余った片手では乳首を摘み上げ、口に含み、舌で転がし、甘噛みされ、屈辱と羞
恥心は快楽に変わる。
乳首に吸い付き、?ぎ取れるほどに捻り上げ、かとおもうと舌で優しく舐めあげる。
彼のテクに身体は溺れる…。
蜜壷から、くちゅくちゅと淫猥な音が聞こえてくる。
彼は耳たぶを甘噛みしながら、耳もとで囁く。
「ほらぁ、身体は素直だぜ。快楽に身を任せろよ。」
 「はぁ…あふぅ…あっ…あん…。」
切ない吐息を止めることなど出来なかった。身体はさらに強い刺激を求めている。
敏感に反応する身体からは、愛液がとめどなく溢れ出てくる。
くちゅくちゅと淫猥な音が、さらに大きくなる。
自分の身体から発している…そう思うと耳を塞ぎたくなる。
「ったくさぁ、スケベ汁が幾らでも出てくるジャン。」
「止めたくても溢れ出てくるのを止められないんだよなぁ?」
「スケベな女だぜ。」
 「ぅぅうっ…いやぁ…だめぇ…欲しいぃ…」
 「あぁん!イカせて下さい。もぅ…もぅ駄目ですぅ。」
 「うっ…っ。イキたいのぉ〜〜〜!」
「はははっ。始めから素直にイキたいといえばいいものを。」
「言わなかった罰だ。イカせてやらないよ。イク寸前で止めてやる。」
「ま○汁だけ、溢れさせてやる。溢れ出たま○汁を、おまえの身体中に塗ってやるよ。」
彼は、勝ち誇ったように声を立てて笑う。
彼の嘲笑と蜜壷から発せられる音が部屋に鳴り響く。
彼は秘唇を嬲りながら、溢れ出てくる愛液を太股だけでなく、胸や首筋へと身体中に塗り
つける。
身体が…身体がもっと気持ちよくなりたい…快楽を求めてる。
そう願っても、彼に寸前で止められることが繰り返される。
何度も昇りつめそうになる。其の度に責めは中止される。
焦らされ続け、イキたいと哀願を口にする。
恥も外聞もなく、イク為のお願いを口にする。
 「あぁん…。イカせてぇー!イカせて下さい。お願いですぅ。」
「駄目だね。素直に言わない子にはお仕置きだよ。」
「素直に命令に従わなければどうなるか、教えてやるよ。二度と逆らわないようね。」
イキたくてもイクことの出来ないもどかしさ。
イキたい…感じたい…早く、早く楽になりたい…それだけを願い始めていた。
頭の中はそれで一杯だった。それ以外、何も考えられない…
どのくらい時間がたったのだろう…。
身体の芯は熱く燃え、切ない思いで満ち溢れていた。
突然彼は立ち上がり、クローゼットの中から濃紺のYシャツを取り出し、投げてよこした。
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