第8話


「お相撲やりたい人ー?」 女性の声がサウナの中に響きました。 私には、意味が分かりません。 恥ずかしい話ですが、そこにいた学生さんたちが、勝手にお相撲をするのかと思いました。 しかし、そんなわけがありませんでした。 「あなたと、彼らの相撲」 私の気持ちは、凍り付きます。 「でも、私たちって、そんなに鬼じゃないから。彼ら3人抜きしたら、解放してあげるよ」 そう言われては、OKしないわけにはいきません。 「負けたら…?」 「そのときは、罰ゲームよ」 今度は何をされるのか。 しかし私には、今以上の屈辱なんて、存在しないと思っていました。 「やらなかったら、こいつみたいになってもらうけどね」 あらためて私は彼の方を見ます。 彼はハダカで柱にくくりつけられていました。 女性は柱の縄をほどくと、彼を仰向けに寝かせました。 「あ、トイレいきたくなってきた。ここでトイレしていい?」 「しちゃえば?」 すると女性はバスタオルを巻いたまま、彼の顔の上にまたがりました。 もちろんタオルですから、下は何もつけていないはずです。 彼は目を丸くして、それを見つめました。 「よいしょっと」 「ウガー!」 彼女はそのまま彼の顔の上に密着して座りました。 「や、やめてーー!」 私はあわてて叫びました。 しかし彼女は気にしていません。 「すげー!」 周りの男たちは大声で興奮します。 「ほら、口あけろよ」 そういいながら、彼女は彼のオチンチンをひっぱたきました。 「ふぎゃっ!」 彼は痛みに顔をしかめながら、口を大きく開けました。 「じゃあ、いくよ…?」 周りからはタオルで見えませんが、そのまま彼女は彼の口に自分のアソコをあわせているようでした。 「…あっ…」 じょろろろろろろろ。 そんな音を立てながら、彼は口の中に放尿されていました。 「あぐっ…! あぐっ…!」 「一滴でもこぼしたら、キンタマつぶすわよ?」 そう言いながら、彼女は彼のアレを握りつけました。 「ぎっ…!」 彼は必死に飲み干します。 「やめて…。やめて…」 私は懇願しますが、もちろん聞き入れられません。 彼女はそのまま彼の口の中にオシッコを最後までしました。 ごぼっ。 イヤな音が、彼の口の中から聞こえました。 彼の足がピクピクとふるえます。 「あら? 体がちょっと青色になってきた」 「息ができないんです! 離してあげてください!」 私はそう言いますが、もちろん聞き入れられません。 そうこうしているうちに、彼はひときわ大きくふるえると、足を大きく突っ張りました。 じょろろろ…。 音が響きます。 全員がその音の方を見ました。 彼は失禁していました。 目の前で、彼のあそこから、オシッコが流れ出ていました。 「ギャハハハハハ! こいつ漏らしてるー!」 「オシッコ飲まされながら、自分もションベンしてたら世話ねぇなぁ!」 全員が爆笑の渦に飲まれます。 「水かけたら、目冷ますんじゃない?」 「いえるいえる!」 すると他の女性が、やはり彼の上にまたがって、顔にオシッコをかけはじめました。 「う…。うう…。ゴホッ!」 彼はそれに目を覚ましました。 「さ、起きて起きて。今から彼女が、あなたのためにお相撲するから」 「え…?」 「で、やりたいコは、決まった?」 すると男の子たちが、いっせいに手を挙げました。 「じゃ、君!」 彼女は男の子を指定します。 「わ、わたし…。そんな…。お相撲なんて…」 そういうと、彼女は私に言いました。 「やらないと、今度は本当にこいつ殺すよ?」 もう私に選択権はありませんでした。 「ただ、そのかわり」 そして彼女は私に大きなバスタオルをくれました。 「これ、巻いていいから」 「え…?」 私は驚きます。 私はすぐにそれを手にとって、体に巻き付けました。 胸もお尻も、すべて隠れます。 周りから、ブーイングが湧き上がりました。 「じゃ、こちらに来て」 すると周りが一斉にサウナの中心をあけました。 私はそこに立ちます。 「ひがーしー! 淫乱山ー!」 どう考えても私のことでしょう。女性は私のことを大声でそう呼びました。 「にしー! チビザル里ー!」 「おー!」 するとさきほどから私の後ろにピッタリとくっついていた子が、 腰にハンドタオルを巻いて、私の前に立ちました。 仕方ありません。 3人抜きすれば、無事に返してくれるんだ。 それに、こいつなら勝てる…。 私はそう思いながら、真ん中のスペースに立ちました。 しかし、それは甘かったのです。 <私信> みなさま更新遅くてごめんなさい! とにかく頑張ります。 (つづく)


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