隣人の妻 第1回

作 沼隆(ヌマ・タカシ)

登場人物

沼田 哲夫
沼田 ルミ  	哲夫の妻
郷田 軍治 	隣人
郷田 琴音 	軍治の妻

(1) 最初の土曜日

3月中旬の土曜日の朝、
沼田テツオ、ルミ夫婦の家の隣に
引っ越し業者のトラックがやって来て、
荷物を運び込んでいった。

夕方、夫婦が挨拶に来た。
男は、「ゴウダ・グンジ」と名乗った。
「ヨメは、コトネ。見ての通り、若くて
 なんも、知らんから、よろしく、頼みます」
ゴウダの嫁は、十代に見えた。
「ま、年の離れた、夫婦、デス」
ゴウダは、そう言うと、にやっとして、
それから、いやらしい目つきで、
ルミのからだを睨め回した。
ゴウダの視線でハダカにされていくようで、
ルミはからだをすくめてしまった。

「なんか、いやらしい目つき、してたな」
リビングに戻って、テツオが言うと、
「うん、ちょっと、怖かったよ」
と、ルミが返事をした。

寝室のダブルベットに入って、灯りを消す。
夜の静けさに包まれようとしたとき、
隣の家から、なまめかしい女の声が聞こえてきた。
夜の静けさの中で、それは、はっきりと聞こえる。
「あはん……うふっ……キモチ、いい……」
確かに、隣の家とは接近している。
それにしても、はっきり聞こえてくる。
イトナミの際の、女のあえぎ声が、
テツオとルミの寝室の中にまで届くのだ。
テツオは起き上がり、窓辺にたった。
ゴウダ夫婦に気づかれないように、
灯りは消したままだ。

ゴウダの家は、テツオの家から一段低い位置にあって、
テツオ夫婦の寝室の鼻先ほどの場所に、
ゴウダの家の浴室があった。
暖かいからなのか、窓が開けっ放しで、丸見えだった。

ゴウダ夫婦が淫らな行為の真っ最中だった。
目と鼻の先で繰り広げられる隣人の性行為に、
テツオは息を殺した。
いつの間にか、テツオの背後にルミが寄り添っていた。
ルミが、声を潜めていった。
「あのふたり、何、してるの?」

浴室の洗い場に、銀色の不思議な形をしたマットが敷かれ、
仰向けに横たわったゴウダのからだを、
コトネが撫で擦っている。
ゴウダの身体は、何か、オイルのようなものが塗られていて、
コトネの手のひらが、ゴウダのからだをなめらかに滑っている。
コトネの身体にも、何かが塗られていて、
それは、どうやら、ヌルヌルした液体のようだ。
コトネが起き上がり、ゴウダの腰をまたぐ姿勢になったとき、
ゴウダの肉棒がはっきりと見えた。
テツオの後ろで、ルミが身体を硬くした。
ゴウダの肉棒は、猛々しくそそり立っている。
コトネは、肉棒の根もとを右手でつかみ、
それから、腰を沈めていった。
肉棒が、コトネの身体にもぐり込んでいくとき、
ズチュ
という音がかすかに聞こえた。
ルミは、身体を硬くして、テツオにしがみついた。
ルミも、テツオも、息を殺してゴウダ夫婦の性交を見続けた。
ゴウダ夫婦の身体がマットとこすれて、
キュゥ、キュゥ、音を立てた。
コトネは、上半身を振るわせながらあえぎ続け、
そのコトネを、ゴウダはしっかりと突き上げた。
コトネは、なきごえにも、悲鳴にも聞こえるあえぎ声を、
辺りをはばからず上げ続けた。
「あうっ!」
コトネが上半身を大きく反らせながら、激しくうめいたとき、
ゴウダは、小刻みに腰を上下させ、
最後の一滴を絞り出すように大きく突き上げた。

コトネは、疲れ切ったのか、ゴウダの身体に覆い被さっていく。
テツオとルミの目に、結合部が丸見えになった。
ゴウダの肉棒は、コトネの身体にもぐり込んだままで、
その肉棒で広げられたコトネの大陰唇が、
生きたアワビのように、グニュグニュとうごめいている。
テツオは、一瞬、ゴウダと目が合ったような気がして、
後ずさりした。
ゴウダが、テツオに、にやりとしたように見えた。

テツオの肉棒は、ずっとボッキしていた。
テツオは、ルミをベットに抱き上げて、
ハダカにして、交わり、射精した。

(2) 日曜日

昼過ぎにゴウダがやってきて、
荷物が片づいたから、今夜はお近づきの印に、
うちに晩飯を食いに来てくれ、と言った。
「下手な手料理だけど、お近づきの印に」
と、口もとは笑っているのに、鋭い目つきで言われると、
ことわりようがなく、
夕方、テツオとルミは、隣家を訪れた。

コトネは、艶めかしい格好をしていた。
「オレの、趣味でね」
とゴウダはにんまりした。
コトネは、ミニのチャイナ服を着ていて、
いかにも安っぽいピンク色のチャイナ服は、透け透けで、
真っ赤なブラとパンティが、丸見えなのだった。

料理はうまかった。
ゴウダは、話しじょうずだった。
「オレ、板前やったことがあってね」
「ああ、なるほど」
テツオは、相づちを打ったが、落ち着かなかった。
コトネが真向かいに座っていて、
透け透けのチャイナ服の下の、
真っ赤なブラジャーに包まれた乳房が、
テツオを挑発した。

コトネが食事の後片付けをするのを、ルミは手伝った。
キッチンで、洗い物をするふたりの後ろ姿を見ながら、
テツオは、ルミがコトネのような格好を決してしないことに、
がっかりしていた。
ルミは、セックスも淡泊だった。
これまで、正上位でしか交わったことがない。
テツオが、何か仕掛けると、
「そんなこと、いやっ!」
と言うのだった。
ルミは、フェラチオをしたことすらないのだった。

テツオは、今夜のお礼にと、
ゴウダ夫婦を次の土曜日、家に招く約束をして、
ゴウダの家を出た。

夜、テツオとルミがベットに入ってまもなく、
ゴウダの浴室から、昨夜と同じ声が聞こえてきた。
「また、はじめたな」
テツオが言うと、
「いやらしい!」
と、ルミは吐き捨てるように言った。
テツオは起き上がり、窓際に立ち、
隣家の浴室をのぞき込む。
テツオは、ゴウダ夫婦のマットプレイの一部始終を、
見たのだった。
ヌルヌルの液体を全身に塗りたくったゴウダ夫婦の性交を、
たっぷり1時間ほど眺めた。
硬くなった肉棒を右手でしごきながらベットに戻り、
ルミの身体に触れると、
「いやっ!」
と拒まれて、
テツオは、悶々としながら、やがて眠り込んだ。

(3) 月曜日

朝、テツオがカーポートから車を出していると、
隣の家からゴウダが出てきた。
「すまんけど、コトネを駅まで、送ってくれんね?」
すまんけど、と言う言葉と裏腹に、ゴウダの声には
有無を言わせぬ響きがあった。
玄関から出てきたコトネを見て、テツオは驚いた。
コトネは、3駅先にある女子校の制服を着ていたのだ。
「じゃ、たのんだよ」
ゴウダは、家に引っ込んでいき、
コトネは助手席に乗り込んでシートベルトをした。
乳房の膨らみが、浮かび上がる。
おそらく、校則違反のミニスカートの裾を
コトネは少し直した。
ほとんど、下着のラインすれすれまでの短いスカートから、
若々しい太ももがむきだしになって、
テツオは、ゴクリとつばを飲み込んだ。
テツオは、駅までの道、言葉を探したが、
夜のコトネと、セーラー服姿のコトネがあまりにも違っていて、
言葉が見つからなかった。
駅前で、コトネはありがとうと言って車を降りた。
ミニの裾がめくれて、白いパンティが見えた。
(おいおい、学校に行くときは、白いパンティかよ……)
ミニスカートの裾が、ひらひら舞って、テツオは見とれた。
後ろの車がクラクションを鳴らしたので、
テツオは我に返り、職場に向かって車を出した。

夕食の時に、今朝のコトネの格好を話題にすると、
ルミは、露骨にいやな顔をした。
「あの子、女子校生だなんて……」
それから
「いやらしいっ!」
と、吐き捨てるように言った。
「あいつ、今日一日、何してたんだろう?」
独り言のようにテツオが言うと、
「あいつ、って?」
と、ルミが言い、
「ゴウダだよ」
とテツオが答えると、
「10時頃車で出ていって、夕方戻ってきたみたい」
とルミが教えてくれた。
「仕事、何してるんだろ?」
と、ルミが聞いたので、
「そういえば、昨夜、仕事の話、しなかったぁ」
とテツオは答えた。

その夜、ゴウダの家からは、妖しいあえぎ声は聞こえなくて、
テツオは、がっかりしながら、眠りについた。

(4) 火曜日

コトネを駅まで送ることが、当たり前のことになった。
「ダンナさん、どんな仕事、してるの?」
とコトネに聞くと、
「よく、知らない」
と、コトネが答え、
テツオは、聞いてはいけないかったか、とうろたえた。
コトネの太ももを、テツオは盗み見ていた。
コトネは、今日も、白いパンティをはいていた。

10時過ぎに、ゴウダがやって来た。
ルミは、ゴウダを家に入れるしかなかった。
玄関先に立って、鋭い目つきで、笑顔を浮かべているゴウダは、
追い返せない雰囲気を全身から出していた。

「いい家じゃないか、ねぇ、ルミさん」
そう言いながら、ルミが勧めもしないのに、
リビングのソファに座り込んだ。
大股を広げ、ふてぶてしい態度で、
リビングを眺め回す。
ルミは、コーヒーを出す。
「ルミさん、お構いなく」
そして
「ねぇ、うちの中、見せてもらって、いいだろ?」
「えっ? こ、こまります」
「きれいに、してあるじゃねぇか、ん?」
ゴウダは、すっくと立ち上がると、
ルミの案内も請わずに、家の奥へと進んでいった。
「ま、まって! ゴウダさん、困ります!」
無駄だった。
「きれいに、してあるねぇ」
ゴウダは、ドアを次々に開けていき、
奥の寝室の扉を開けた。
「そ、そこは、だめ、だめですっ!」
ルミが叫んだときには、ゴウダは寝室の中に踏み込んでいた。
「ダブルベットか……」
ルミを見て、にやりとして、
とんでもないことを言った。
「ここで、セックスをしてるってワケだ……ふふ」
セックスなどという言葉を、知り合ったばかりの男の口から聞くとは。
そして
「いいセックス、してるかい?」
とゴウダが真顔で聞いてきたとき、
ルミは、視線をそらせるしかなかった。
「ふふ」
と、ゴウダがせせら笑う。
それから、ゴウダは部屋の隅のチェストまで行くと、
一番上の引き出しを引っ張り出した。
「いやっ!」
ルミは、叫んでいた。
その引き出しには、ルミの下着と、避妊具がしまってある。
「やめてっ!」
ゴウダは、ルミを振り返りもしないで、
パンティをつまみ上げ、
くだらないものでもあるかのように
「ふん」
と鼻先で笑いながら、引き出しの中に戻した。
「へへっ、ゴム、使ってるんだ、ルミさん」
「いやっ、帰って、くださいっ!」
ルミは、やっとの思いで、言ったのだが、
ゴウダの表情は一変していて、
ルミは、震え上がった。
ゴウダは、ルミをじっと見据えながら、
後ろ手で寝室のカーテンを開けた。
それから、窓の外を見て、言った。
「ルミさん、ここから、うちの風呂場、丸見えなんだね」

ゴウダは、ルミに近寄りながら、
「あんたのダンナ、オレたちがマ●コしてるとこ、毎晩、のぞいてるんだぜ」
ルミは、後ずさりして、ベットに足を取られて、
そのままベットに座り込む。
「ルミさん、あんた、そのこと、知ってるんだろ?」
ルミは、首を左右に激しく振った。
「いいえ」
そういうルミの声は、かすれている。
「へへっ、ルミさんよぉ、あんた、正直だよ」
ゴウダが、恐ろしい顔で、にやりとした。
「オレたちがマ●コしてるとこ、見たって、顔に書いてあるぜ……ハハハ」
ゴウダはルミをベットに押し倒した。
「いやぁっ」
ゴウダの顔は、冷ややかだった。
あっという間のことだった。
ゴウダは、ルミの衣服を引き裂き、
下着をむしり取った。
「いやっ!」
ゴウダは容赦しなかった。
自分も素っ裸になると、ルミにのしかかってくる。
ルミは、両腕を突きだして、ゴウダを押し返そうとしても、無駄であった。
「ルミさんよぉ、余計な手間、とらせるんじゃないぜ」
「あっ!」
ルミは、息を呑んだ。
ゴウダの下腹部には、まがまがしく膨れあがった肉棒が、
てらてらと黒光りした肉棒が、
こちらに向かって突きだされている。
「お、お願いです……やめて……くださいっ」
「ルミさんよぉ、痛い目にあいたくはねぇだろぉ?」
「いやぁ」
「それどころか、あんたを、いいキモチにしてやる、って言ってるんだよ」
「う、うそっ」
「おいおい、うそ、はないだろ、ん?」
ゴウダの裸体がのしかかってきて、顔が迫ってきて、
ルミは、身動きがとれない。
ゴウダの肉棒が、ルミの下腹部に押しつけられる。
ゴウダが、腰をぐりぐりさせて、
肉棒をルミに感じさせながら言った。
「コイツで、あんたにいい思いをさせてやるよ」

ゴウダは、唇を押しつけてきて、
ルミの口を強引に広げながら舌を挿し込んできて、
びちゃびちゃと、音を立てながらルミの口を吸い、
舌をねっとりからませてきた。
「ン……ンンン……」
ルミは唇をふさがれ、うめくしかない。
ゴウダの肉厚の舌が、ルミの首筋を舐めまわし、
胸に降りていき、乳首を舐めまわす。
それから、ちゅうちゅう、音を立てて乳首を吸い、乳房をすわぶった。
ゴウダの指が、乳房から下腹部へ降りていき、
陰毛の茂り具合を確かめるようになでまわし、
それから、淫裂にもぐり込もうとするのを、
ルミは、両足に力をこめて阻もうとする。
ゴウダは、いとも簡単にルミの股間に指を差し込む。
「ふふ」
ゴウダは、鼻先で笑った。
左腕で、ルミを抱え込み、
唇で乳房を吸いながら、
右指を淫裂にもぐり込ませていく。
ルミの身体は、ゴウダの三所攻めのまえには、無力だった。
身体は正直だった。
テツオしか知らないルミには、
暴力的なゴウダの性行為は、恐ろしい。
けれど、それだけではない。
驚きと、そして、未知の快感があったのだ。
ルミは、目を閉じていた。
ゴウダのなすがまま、ルミは両膝を立てると、
ゴウダの前に、からだを開いていた。
ゴウダの肉棒の先端が、肉穴にあてがわれたとき、
ぎくりとしたけれど、
ズブズブと埋め込まれる感覚で頭が真っ白になり、
「あああああああっ」
叫んでいたけれど、それは、苦痛の叫びではなかった。
力強い男に、征服されていく悦び。
ゴウダが、ゆっくりと腰を動かし始める。
「ああっ、ああっ、ああっ」
ゴウダは、一言も発しないで、
ルミの反応を冷ややかに見下ろしながら、
肉棒を動かす。
ずいっ、と埋め込み、ぐいっ、と曳く。
ずいつ…ぐいっ…ずいっ…ぐいっ…
そのたびに、ルミは、ああっ、ああっと声を上げた。
突かれ続けるうちに、
ルミの身体を、これまで経験したことがない感覚が襲ってきた。
しびれるような、からだが、宙に浮き上がっていくような、感覚。
ルミののどの奥から
「あああああっ」
と言う叫び声が噴き出した。
ルミのからだが、わなわなと震え、
ルミの肉壺は、ゴウダの肉棒を締め上げていた。
「うっ!」
締め上げられて、ゴウダはうめいた。
ルミが、絶頂に達した姿を、ゴウダは見下ろしながら、
ルミが鎮まるのを待つ。
ルミは、閉じていた目を開いた。
焦点を失った瞳が、ゴウダをぼんやり見上げている。
(もっと、イカせてやるからな、ルミ)
肉棒が埋め込まれたままのルミの淫裂から、
蜜が流れ出る。
ゴウダは、つながったまま、ルミを抱き起こし、
抱きかかえたままの姿勢で、腰を突きだした。
ぬちゅ
つながった場所から、粘膜がこすれる音がする。
ぬちゅ
それから、ゴウダは器用にからだの向きを変え、
横向きに寝かせたルミの左足を抱え上げると、
大きく開いたルミの股間に、
肉棒をぐぐぐっ、と埋め込んだ。
「ぎゃっ」
ルミが叫んだが、苦痛のせいでないことを、ゴウダは分かっている。
(松葉崩し、初めてかよ)
悲鳴を上げながら、ルミは腰を動かし、
ゴウダの肉棒を求めているかのように、
股間を押しつけてくる。
(ふふ)
ゴウダは、ほくそ笑む。

ゴウダがベットから起き上がるのを、
ルミはぼんやり見ている。
肉棒は、萎えて、ズルリと垂れ下がっている。
濡れて、光っている肉棒を、
ゴウダはティッシュでぬぐう。
「よかったよ、ルミ」
と言って、出て行った。
玄関のドアが閉まる音が聞こえた。

(イク、って……こういうことなんだ……)
ゴウダが出ていった後、ルミは、ベットに横たわって、ぼんやり天井を見ている。
(何回、イッたのかな……)
夢のなかの出来事のようだ。
ひんやりしてきて、ルミは、のろのろと起き上がった。
股間から、ゴウダの出したものが流れ出してきて、
ルミはティッシュをあてがう。
ぬぐったティッシュから、栗の花の匂いが立ち上る。
ゴウダの精液の匂い。

午後、ルミは慌ただしくシーツを取り替えた。
ゴウダの精液と、ルミの淫水が、染みを作っていたから。
ゴウダが引き裂いた衣服は、ゴミ袋に入れた。
ルミは、テツオが仕事から帰ってきた。

ルミは、昼間の出来事を、テツオに話さなかった。
昼間、あんなひどいことがあったのに……
ひどいこと?
ひどいこと、だったの?
話さなかったわけは、
犯されたからじゃない……
セックスをして、初めてイッた、
セックスの悦びを知った、なんて、
テツオとは、一度もイッたことがないのに、
あの男……
ゴウダ……

そして……ゴウダの浴室から、あの声が聞こえてきた。
テツオは起き上がって、窓際に身を隠すように立ち、
ルミも、テツオの背後に、立つ。
「どうした?」
「……」
テツオはいぶかる。
昨夜は、「いやらしい!」と吐き捨てるように言ったのに。
ルミは答えずに、黙ってゴウダの浴室を見下ろしている。
銀色のマットの上で、ヌルヌルの液体を塗りたくったゴウダとコトネが、
セックスを始めていた。
テツオとルミに見せつけるように、
コトネがフェラチオを始める。
こちらに、見せつけているかのように。

ゴウダの肉棒が、コトネの股間に埋め込まれていくのを、
ルミは、見つめているのだが、
その目は、嫉妬に燃えていた。

ベットに入って、ルミの股間に手を伸ばしたテツオは、驚いていた。
お隣の、「いやらしい」夫婦の「いやらしい」イトナミを見ていたルミの、
淫裂は、ジッポリと濡れていた。
テツオは、悦びながら挿入し、
静かに果てて、後始末もしないまま、寝息を立て始めた。
進む

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