麻耶の黒い下着(修正版) 第12回

沼 隆

登場人物  坂下大樹 アマチュア写真家 浩平の父親
      野口明菜 麻耶の妹 大学生
      真壁宗男 大学講師
      浜部朱美 大樹の写真仲間
      沢渡良太 大樹の写真仲間
      篠田麻妃 大樹の写真仲間


(1)

山口県、〈湯涌温泉〉のホテルの客室。
部屋の中央に、ダブルベッドがある。
坂下大樹は、起きあがると、しぼんだペニスの始末をする。
スワッピングの最初の相手、野口明菜とし終わったところだ。
明菜を抱くのは、久しぶりだ。
20すぎの若いからだは、期待どおりだ。
乳房はしっかりと張り出して、弾力がある。
ウエストのくびれも、尻の張り出しも、申し分ない。
そして、なによりも、明菜の性器がすばらしかった。
大樹の肉棒を、くわえ込み、すわぶり、
シュブシュブ、淫らな音をたてながら、うごめいたのだ。
ほとんど言葉を交わさなかった。
大樹も、明菜も、セックスに没頭した。
言葉は交わさなかったが、声は出した。
明菜の、ヨガリ声。
独特の、うめき声。
普段の話し声と違って、低く、絞り出すようなうめき声なのだ。
うううううっ・・・うううううっ・・・うううっ・・・
イクときには、それが、ぐうううおおおおっ、という獣の咆吼に変わる。
明菜の部屋に入って、40分ほどで射精に達した。
まだ20分ほど時間がある。
もう一度、明菜と交わっても良いのだが、次の女に備えたい。
ベッドで休んでもいいのだが、ロビーで待つことにする。
明菜が、股間を拭いながら起きあがり、シャワー室に向かう。
「オレは、ロビーに行くから」
「はい」
大樹は、ホテルの名前が入った浴衣を着ると、帯を締めながら、廊下に出た。
朱美の部屋の前を通り過ぎようとして、ドアの向こうから、
メスの泣き声が、聞き慣れた朱美のヨガリ声が漏れてきた。
俺たちの声も、誰かに聞かれたのだろうか。
午後5時前のホテルの廊下。
チェックインの客も、大浴場に向かう客も、いるのだ。
廊下のすぐ先に、こちらに向かってくる中年女性のグループがいるではないか。
大きなお風呂、やっぱり、いいね、などと言っている。
3人連れのその女性たちとすれ違う。
女たちの話し声が、やんだ。
振り返らなくても、女たちが朱美の部屋の前で足を止め、
なかの様子に聞き耳を立てているのは、明らかだ。
「いぐうっ!」
朱美の声が、大樹の耳にまで、はっきり聞こえた。
大樹は、朱美のイクときの表情を思い浮かべながら、ロビーのソファに、腰を下ろした。
大きな窓から、日本海が見える。
冬の日本海は、荒れるけれど、夏の海は、エメラルドグリーンで、美しい。
宗男がやってきた。
それからしばらくして、良太も来た。
男たちが、ロビーで休んでいるあいだに、女たちはシャワーを浴びて、一休みするのだ。
それから、男たちは二人目の女を抱きに、女が待つ部屋に向かう。
大樹は、麻妃を抱く。
麻妃の潮吹きを、俺の手で、と期待しているのだ。
あるいは、もう、宗男が潮を吹かせたか。
「じゃあ、行くよ」
大樹は立ち上がる。
「ああ、ごゆっくり。オレは、もうちょっと、ここにいるよ」
良太が返事した。

(2)

ドアをノックする。
麻妃が顔を出して、ちょっと照れくさそうな表情で、大樹を迎え入れた。
大樹は、浴衣のたもとから取り出したコンドームを、ベッドサイドテーブルに置く。
コンドームを、必ず使うようにと、良太から念を押されている。
麻妃の裸体は、熟した女の魅力があった。
そのことは、撮影会で知っている。
それを、これから、味わうのだ。
どこから、攻めるか。
抱き合い、口を吸いあいながら、麻妃の帯をとき、浴衣を脱がせる。
肌を密着させ、胸を押し付け合い、下腹部を押しつけあう。
これから始まる、オスとメスのひととき。
ただ、ひたすら、セックスをする時間。
セックス以外、なにもない。
大樹のペニスが、膨らみだす。
それを感じて、麻妃は大樹の唇を、激しく吸った。
して、と。

右の人差し指と中指をそろえて、挿しこんだ。
ぎゅうっ、と締め付けてきた。
「すごいね、締まるね」
「うふ、でしょ?」
麻妃は、それが自慢だ。
つい今し方まで、宗男のチンポをくわえ込んでいたはずなのに、
よく締まる。
「クイクイ、くるよ」
「子ども、3人産んだなんて、信じられないって、言われる」
「そうか」
「うん」
大樹は、手首をゆっくりとねじる。
「あああああん」
悲鳴のように、高い泣き声。
大樹は、肉穴に挿しこんだ指を、Vの字に広げようとして、
あっさり、締め付けられてしまう。
左手でクリトリスをいじるのも忘れて、右指をもう一度グイッと広げた。
「あはああああああっ」
ものすごい、締めつけが、応える。
そして、麻妃の声。
客室の壁に反響する。
指を、つけ根まで挿しこむ。
中指の腹に、ぷっくりとした膨らみが触れる。
そこは、そこだけが、ざらざらとしていて、
イチゴか、ラズベリーを触っているような感じがする。
そこをこすってやると、麻妃は、いい、いい、と泣くのである。
かんたんに潮を吹きそうになかった。
大樹は、身体を麻妃の上体にずらしていき、
右手でクリトリスを、左手で乳房をもみし抱きながら、
麻妃と舌をからませ、唾液をすすりあう。
麻妃の指が、大樹の股間にのびていき、
大樹の肉棒を握る。
太さと、硬さを確かめるかのように、キュッ、キュッ、キュッ、と握りしめた。
それから、麻妃は上体を起こすと、大樹の肉棒をしごきながら、顔を近づけていき、
それから、すっぽりくわえ込んだ。
亀頭をしゃぶり、茎を舐めまわす。
茎をすわぶる口が、根元に下がっていき、それから、タマ袋をほおばった。
片方ずつ、しゃぶられて、タマ袋は、麻妃の唾液で、べとべとになっていく。
「麻妃ちゃん、おめこ、舐めるよ」
「うん」
麻妃は、大樹の肉棒をしゃぶりながら、片足を持ち上げて、大樹の腹にまたがる。
それから、ゆっくりと、股間を大樹の顔に寄せていく。
仰向けになった大樹の目の前に、麻妃の性器がぱっくりと口を開けている。
すぼまった肛門のほんの数センチ下に、肉の裂け目が始まって、
肉穴の入り口の襞が、花びらのように開いている。
その花びらには、麻妃のからだが分泌した愛液がネットリとたまっているのである。
それから裂け目は狭まっていき、
いちばんはしに、小指の先ほどに膨れあがったクリトリス。
大樹は、頭を持ち上げながら、顔を花びらに近づけていき、
舌を伸ばして、花びらを強く舐めた。
それから、麻妃の蜜を、音をたてて吸った。
じゅじゅじゅっ

麻妃の肉穴は、大樹の肉棒を締め付けた。
締め付ける肉穴を、グイグイ責め立てる快感が、大樹の腰の動きを力づける。
ぐっ・・・ぐっ・・・ぐっ・・・ぐっ・・・
麻妃も、腰を突きだして、大樹に応える。
ぐっ・・・ぐっ・・・ぐっ・・・ぐっ・・・
ふたりの動きに、ベッドも、きしむ。
ぎゅっ・・・ぎゅっ・・・ぎゅっ・・・ぎゅっ・・・
適度に堅い、ダブルベッド。
「ねえ、バック」
「・・・・ン?」
「バック、して」
大樹は、肉棒を抜く。
麻妃は、うつぶせになり、それから、尻を突きだしてきた。
充血して、赤みを増している淫裂に、大樹は麻妃の背後から再び挿しこむ。
ぐぐぐぐぐっ
肉棒の先端が、奥深くまで挿しこまれ、
子宮頸の固い筋肉に突き当たる。
「ああああああああっ」
大樹は、立て膝の姿勢で、上体を起こすと、麻妃の腰をつかむ。
それから、自分の腰をグイッ、グイッ、グイッ、とつき出しながら、
麻妃の腰を手前に引くのだった。
グイッ・・・グイッ・・・グイッ・・・グイッ・・・
「ああっ・・・ああっ・・・ああっ・・・ああっ・・・」
腰の動きにあわせて、麻妃が声をあげる。
まったくシンクロしていて、ひと突きするたびに、麻妃の声が上がるのだ。
大樹が、動きを早めると、麻妃の声も速くなっていく。
大樹は、片膝をたてた。
自分の身体を、しっかり支えるためだ。
しかし、こうすることで、挿入の角度が変わり、
麻妃の身体も、疲れる場所が変わるのだった。
「あハッ・・・あハッ・・・あハッ・・・」
大樹は、結合部を見下ろしている。
穴は、肉棒を飲み込み、抜かれる肉棒を、穴が追ってくる。
淫乱な肉穴が、淫蕩な肉棒をしゃぶり続ける。
しゅぶ、しゅぶ、しゅぶ
いやらしい音をたてて。

麻妃のほほは、すっかり朱に染まっていた。
肉穴も、赤くなっている。
「ねえ」
麻妃が、甘えた声を出す。
「いきそう」
「いいよ、イッて」
「うん・・・・・・」
大樹がいっしょにイクのを心配しているのだ。
大樹は、まだ射精するつもりはない。
しかし、麻妃を心配させたのでは、いかせてやれないだろう。
肉棒を抜くと、麻妃の淫水でずぶ濡れになっている。
一度ティッシュで拭い、コンドームを装着する。
大樹の手元を、麻妃が見つめている。
「バックが、いい?」
「どっちでも・・・」
「麻妃ちゃんが、したい方で、いいよ」
「うん」
麻妃は、仰向けになった。
大樹のために、両足を開く。
両ひざをたてて、大樹を待ち受ける。
大樹は、麻妃に被さっていき、肉棒を穴に埋めていく。
潤った穴が、肉棒を飲み込んでいく。
「おおっ」
大樹は、うめいた。
「いいよ、麻妃ちゃん・・・キモチ、いい」
「ああん」
甘い泣き声を上げて、麻妃は腰を突きだしてくる。
ふたりが同時にしっかり腰を突きだしたので、
肉竿の先端が子宮を突き上げていた。
「ああああああああああああああああっ」
麻妃は、腰をぶるぶるぶると激しく突き動かす。
体の芯から振り絞るように、歓喜の悲鳴を上げるのだった。
「ああああああっ、ああああああああああっ、あああああああああああっ」
大樹の耳元で、麻妃は叫ぶ。
そんなに、いいのか・・・
麻妃、そんなに、感じるのか・・・
麻妃が、腰をいっそう激しく突き上げてくる。
しかも、締めつけが強いのだ。
大樹は、麻妃の腰をしっかりと支える。
麻妃の腰の動きを抑えないように、
麻妃の突きに応えて、サオを突き出せるように。
麻妃の上体が、激しく痙攣した。
乳房が、ぶるぶる震える。
その時だった、
大樹の肉棒が挿しこまれた穴から、ブシュブシュという音がして、
温水が、大樹の下腹に浴びせかけられたのである。
びゅびゅびゅびゅびゅっ
ふたりの身体のすきまからしたたり落ちた温水は、瞬く間にシーツを濡らしていった。
そっと指先につけてもる。
明らかに小便ではない。
さらさらした液体だ。
麻妃は、はぁはぁはぁと、荒い息をしている。
大樹は、これからだ。
麻妃が腰の動きをやめて、少し落ち着くのを待って、
それから大樹は、ゆっくりと、麻妃の反応を確かめながら、腰を動かし始め、
麻妃の激しいヨガリ声を楽しみながら、達したのである。

(3)

シャワーを浴びて、浴衣を着る。
麻妃は、まだベッドに横になっていた。
「シーツ、濡らしちゃった」
「ああ」
そうか、宗男を相手にしたときは、潮を吹かなかったのか。
「よかった?」
「うん、とっても」
「そうか。オレも、よかったよ」
「なんか、腰が抜けたみたい」
「ははは」
大樹も、しっかり腰を使った。
2時間ほどのあいだに、ふたりの女と交わって、
肉棒が、垂れている。

夕食は、7時に予約をしてある。
浴衣姿の男3人が、ロビーでくつろいでいる。
ふたりの女を続けて味わった余韻に浸っている。
生ビールを飲みながら。
激しいスポーツのあとの、生ビールほど、美味いものはない。
一口目が、喉を流れ降っていくとき、
身体の疲れが消し飛んでいくような気分さえする。
当然のことだが、女ふたりは、違う味をしていた。
顔はもちろん、体つきが違う。
持ちものが違う。
淫水も。
寝技も違う。
声も。
それを、続けて味わう楽しみに、大樹は浸っている。
明菜の身体の手触りが、麻妃の身体の手触りが、指に、胸に、腹に、肉棒に、蘇ってくる。
右の人差し指と中指を、鼻先に持ってくる。
ごく自然に嗅いでしまった。
さっきシャワーを浴びたときの、ボディーソープの香りがするだけである。

「おかわり、もらうかい?」
向かいに座った良太が、言う。
「そうだなあ、やめとくよ。もうすぐ夕食だし」
「明菜たち、待たせるなあ」
宗男が言った。
「化粧直してるんだろ」
化粧を直しただけではなかった。
明菜は、服に着替えていた。
浴衣姿で居たくなかったのか。
ショッキングピンクのブラウスは、てらてらと光沢がある。
それが、身体にピッタリ貼付いているので、
ブラジャーのラインがくっきりと浮き出ている。
濃い色のブラジャーを着けているようだ。
ぴょこんと会釈して、宗男の隣に腰を下ろす。
小さな黒のビニールバッグで、ミニスカートの前を隠す。
隣のソファーに座っている中年男が、明菜のむき出しになった太ももを、
遠慮会釈なく、見つめている。
朱美が、来た。
濃紺のワンピースを着ている。
「お待たせしました」
と、小声で言った。
大樹の隣に腰を下ろす。
初めてのスワッピング、朱美は、どう振る舞ったらいいのか、不安なのだった。
大樹と来たのに、大樹とはしていない。
向かいに座っている良太として、それから今、宗男としたところなのだ。
うつむき加減にしている。
大樹は、いたわるように、朱美の手を握った。
「きれいだよ、朱美」
きちんと化粧をし直している。
朱美は、大樹とふたりきりになりたかった。
それは、叶わない望みだ。
これから、6人での夕食。
そのあとは・・・聞かされていない。
麻妃が、来た。
「おっ」
隣の席の中年男が、声を上げる。
麻妃は、パールホワイトの、チャイナドレスを着ていたのだ。
身体に、ピッタリまとわりついた、チャイナ服。
深いスリットが、麻妃の太ももをむき出しにする。
「驚いたなぁ」
「ヤルねぇ、麻妃ちゃん」
「へっへっ、オレも、びっくりだよぉ」
良太は、自分の女の演出に、まんざらでもない。

照明がはいった日本庭園を望む和室が、6人に用意してあった。
うまい地酒を飲みながら、料理を味わう。
辛口の冷酒が、美味かった。
ドライブと、2度のセックスで、疲れが出たのか、眠気を催して、
男たちは、ごろんと横になり、寝息を立て始める。
女たちは、地酒を追加したのだった。
小半時した頃、男たちが目を覚ましていく。
目の前にいる女たちを眺めて、疲れが吹き飛んだのだ。
少々のうまい酒と、短時間の熟睡が、男たちを回復させた。

(4)

片付けに来た仲居にせかされるようにして、食事処を出る。
「どうする?」
「そうだね」
「オレの部屋に、来るかい?」
大樹が、言う。
6人、ひとつ部屋にはいるか、という意味だ。
「麻妃、いいね?」
良太が訊ねると、麻妃は、うんとうなずいた。
「おまえは?」
宗男の言葉に、明菜もうなずく。
「じゃあ、いいね、朱美」
大樹は、朱美の腰に腕を回し、先に立って歩き出す。
4人が、それにしたがった。
大樹と朱美の部屋は、
女郎屋風に言えば、朱美の部屋と言うことになるのだが、
ここだけが、ツインルームである。
ベッドが2つ、窓際に、丸いテーブルをはさんで、椅子が2脚。
「ルームサービスでも、とるかい?」
「オードブルの盛り合わせでも、もらおうか」
良太が、ビールを買いに出て行き、宗男がルームサービスをオーダーする。
缶ビールを抱えた良太が戻ってきた。
「ごくろうさん」
「椅子が、足りないなあ」
「俺たち、ここでいいよ」
大樹は、朱美とベッドの縁に、腰を下ろしている。
宗男は、ドレッサー前のスツールを運んできて、明菜を座らせた。
「ムネさん、じゃあ、こっちに座れよ」
大樹が、ベッドの端を指さす。
ルームサービスが届く。
ボーイが、すぐに出て行ってしまう。
「気が利かないヤツだねえ。椅子をお持ちしましょうか、
 くらいのこと、言うモンでしょうが」
「ははは、まあまあ」
良太が、照明を落しに立った。
ベッドサイドテーブルひとつを残し、明かりを消してしまう。
テーブルの辺りも暗くなって、外の明かりをバックに、影だけが浮き上がる。
「いいかな?」
良太が、言った。
だれに向かっていったのか、すぐにわかった。
「どうぞ」
と、大樹が応えたからだ。
大樹は、朱美を促してベッドから立ち上がり、宗男が続いた。
ベッドサイドランプの光のなかに、良太と、麻妃が浮かび上がる。
宗男は、スツールに座り、ひざに明菜を抱き上げた。
大樹は、丸テーブル脇の椅子をベッドに向け直して、朱美を座らせ、
もう一つの椅子を朱美の隣に移動させて、座った。
4人が見つめる前で、良太は、麻妃をうしろから抱きかかえる。
みなに、麻妃が見えるように。
スリットの脇から、良太の腕が挿しこまれ、
ドレスの前垂れが跳ね上げられて、
麻妃の下半身かあらわになる。
パンティは、はいていなかった。
良太は、ドレスのボタンをはずしていき、そして、上半身をむき出しにした。
胸を、光沢のあるパールホワイトのブラジャーが包んでいる。
乳房のボリュームをしめすように、良太の手が、乳房をブラジャーごと、ぐっと持ち上げる。
「ああっ」
すぐにブラジャーがはぎ取られ、チャイナドレスも、ベッドの下に落とされた。
全裸の麻妃が、浴衣姿の良太に、背後から抱かれている。
良太の浴衣がはだけて、だらりと垂れ下がったサオが、べろりと顔を出す。
良太は、浴衣を脱ぎ捨てた。
暗い部屋の中、そこだけ光が照らすベッドの上に、麻妃の裸身が横たわり、
裸の良太が、重なっていく。
宗男が抱き、大樹が抱いた女を、いよいよ良太が抱く。
  オレの女を、おまえらの目の前で、いかせてみせる・・・・・・
  この女を、いちばんよがらせるのは、オレだ・・・・・・
  見てろ・・・・・・!

麻妃と良太が性交するところを、朱美はすでに見ている。
けれど、きょうの良太は、このあいだとは違っていた。
初めから、激しく攻めていった。
麻妃の背後から挿入して、よがる麻妃の身体の正面を、観客に見せつけた。
結合部が、出入りするサオが、丸見えだ。
麻妃が高まっていくのが、はっきりわかる。
目に、鼻腔に、唇に、乳房に、乳首に・・・
目はうつろになっていき、
鼻腔は広がり、
唇はだらしなく開き、
乳房が赤みを増し、
乳首が飛び出した。
「ここも、見てもらえっ!」
「あうっ」
良太の指が、乱暴に淫裂を広げた。
「よく、しまるっ!」
「あうっ」
「しまるっ、まきっ!」
麻妃の穴がよく締まることは、大樹も、宗男もすでに知っている。
それは、見ていても、よくわかるのだった。
サオをくわえ込んだ麻妃の花びらが、クニュクニュうごめいているのだ。
肉穴を縁取る粘膜のビラビラが、ぷるぷる震えている。
朱美は、大樹の手を握りしめた。
大樹は、その手を握り返す。
良太は、麻妃をグイッと抱き寄せると、そのままベッドに押し倒す。
それから、突き続けながら、体位を変えていく。
麻妃の身体を横向きにして、
もちろん、観客から麻妃の表情や乳房の震えがよく見えるようにして、
麻妃の片足を足首でつかむと、ぐぐっと持ち上げて、Lの字に開脚させた。
そして、Lの字の横棒にあたる足にまたがるように腰を沈めていき、
Lの字の縦棒にあたる足をしっかりと抱き抱えながら、
大きく広げられた股間の穴を、いっそう深く突くのである。
ぶううっ
放屁に似た音が響く。
放屁では、ない。
膣が、突きまくる肉棒で広がって、
流れ込んだ空気が、麻妃の締めつけで押し出されて、音をたてたのだ。
穴は、蜜をしたたらせている。
サオが、穴が、ぬらぬらと濡れている。
大樹は、朱美をひざに抱き寄せる。
スカートのスソから手を入れる。
パンティを引きずり下ろし、淫裂に指を滑り込ませる。
濡れていた。
背中のボタンをはずして、ワンピースを脱がせ、ブラジャーもはぎ取った。
いきり立ったサオを、朱美の尻は感じているはず。
大樹は、浴衣の前をはだけ、つき出してきたサオを、朱美の淫裂に突き刺した。
椅子が、ふたりの重みに、ぎしっと音をたてる。
「ベッドに移るよ」
朱美が、うなずく。
空いているベッドに、朱美を横たえる。
ベッドサイドランプをつける。
朱美の裸身が、浮かび上がる。
部屋の暗がりの中に、カーペット敷きの床の上に、
ベッドカバーを広げて、明菜と宗男の裸身が絡み合っている。
口を吸う音、舌をからませる音、肉棒が肉穴とこすれる音が、
ぬちゅ、ぬちゅ、しゅぷ、しゅぷ・・・・・・
淫らな音をたてている。
大樹は、ベッドにあぐらをかくように座る。
朱美を背後から抱き寄せて、両足のあいだに抱え込む。
朱美に尻を持ち上げさせ、肉穴にサオの先端をあてがうと、
朱美の尻を沈めさせた。
サオが、朱美の穴にズブズブと呑まれていった。
結合すると、朱美のひざを立てさせて、それを左右に開く。
隣のベッドでまぐわっている良太と麻妃に、結合部を見せつける。
この体位だと、結合は浅いけれど、
普段は、突かれることがない場所が突かれて、
朱美は汁をあふれさせるのだ。
その淫らな汁で濡らした大樹の指先が、
皮をむかれて飛び出したクリトリスを、こすりあげる。
耳のうしろの敏感な場所に唇を、
乳房と、クリトリスに指を、
肉穴に、サオを、
朱美は同時に4カ所を攻められて、
うっすらと汗をかいているのだった。
「いい・・・・・・」
麻妃と、明菜と、朱美のヨガリ声がしだいに高まっていき、
男たちのうめき声も混じり合って、
6人が淫らな声を上げる。
ヨガリ声が、ヨガリ声を掻きたてる。
そして、自分が出すヨガリ声が、いっそう自分を燃え立たせていく。
「かわるよ、朱美」
大樹が、耳元で、ささやいた。
朱美は、何のことだか、わからなかった。
大樹の肉棒が、抜かれた。
朱美は、ベッドに寝かされる。
「あっ、いやっ」
宗男がベッドに上がってくる。
「ああっ」
朱美は、上半身を起こす。
宗男に抱き寄せられ、唇を吸われながら、仰向けに寝かされる。
「大樹・・・・・・」
大樹は、ベッド脇に立って、朱美を見下ろしている。
「ここに、いるよ」
そういって、隣のベッドに、腰を下ろした。
大樹のうしろで、麻妃が、身体を起こす。
麻妃のそばに良太の姿はない。
「んんんんんんっ、んんんっ、んんんっ」
部屋の隅から、明菜の声。
良ちゃん、明菜と・・・・・・
大樹、あたし、大樹の目の前で、この人とするの・・・?
「うううううっ・・・ううううっ・・・うううっ・・・・・・」
明菜のうめき声。
「ムネさん、朱美に、入れてやってくれないか」
「ああ、朱美さん、いいね」
「あああっ・・・いやぁぁ・・・いやぁぁぁ・・・・・・」
いやだ、いやだよ、大樹が見ているところで、するなんて・・・・・・
「あっ・・・・・・ああっ・・・・・・ああっ・・・・・・ああっ・・・・・・」
宗男のサオが、ゆっくりと挿しこまれていく。
宗男は、朱美の太ももを、脇に抱える。
それから、朱美の両足をゆっくりと引き揚げていった。
朱美は、両足を大きくVの字に広げられ、
股間にサオを打ち込まれるのだった。
宗男は、朱美の足首をつかみ、弾みをつけながら、突く。
深山(みやま)という体位だが、男は腰を激しく使えるし、
挿入感も変化に富んでいるのだ。
「やるねえ」
大樹が、つぶやいた。
「すごい」
麻妃も、つぶやく。
麻妃は、大樹のすぐわきに横座りをして、朱美と宗男のセックスを見物しているのだ。
「きみたちの、松葉くずしも、よかったよ」
「うふふ」
宗男が、体位を変えていく。
見物の期待に応えようというのか。
暗がりに目を移すと、良太は、明菜に松葉くずしをしかけていた。
明菜の低いうめき声、朱美のあえぎ声。
大樹は、麻妃を抱き寄せながら、覆い被さっていった。

次々に体位を変えて、麻妃と交わった。
麻妃は、何度か達して、凄まじいヨガリ声を響かせた。
大樹は、しっかりハメ続けたのだが、射精しなかった。
タマ切れか。
学生時代、2時間に5回射精したことがあるのだが、もう、その若さはないのだ。
麻妃をたっぷりよがらせたのだから、大樹は、心地よい疲労感を楽しんでいる。

終わったカップルは、まだ行為中のカップルを眺めて過ごした。
宗男が射精して、部屋は静かになった。
ベッドから起きあがった宗男が、コンドームの始末をしている。
朱美は、ティッシュを数枚重ねて、股間を拭った。
「先に、いいですか?」
明菜が言う。
「いいよ、遠慮しないで、いいよ」
明菜が、バスルームに入っていく。
バスルームの明かりに、明菜の裸身がシルエットになる。
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