Aどスケベ教師「青田」


サッカー部顧問のAは、名前を青田という。
その青田が笛地を誘って、仕事帰りに居酒屋に立ち寄った。
「青田先生、オレを誘ったのは当然、葉須香の件でしょう。もー、あんまり無理な注文はしないでくださいよ。こないだので精一杯ですからね」と笛地が話を切り出す。
「いや、葉須香の話をする前に、ちょっと聞いてもらいたいことがありましてね。実は隣町の猪俣学園高校のことなんですがね」
笛地はビールを飲みながら、興味深げに話を聞いている。
「猪俣のサッカー部ですけど、去年から急に強くなったでしょ。なぜだか分かりますか」
「たしか、ブラジル人の留学生をとったんですよね・・」
「そう・・。しかし、それだけではないんですよ。あそこの監督は私の大学の後輩でしてね。それで急に強くなった理由を聞いてみたのですが、これがもう驚くような話でしてね」
「驚くような話?」
「そうです。これは絶対に秘密ですからね。笛地先生お願いしますよ」
青田が声を潜めて話を続ける。
「実は留学生のカルロスですがね、遠くから日本にやってきてストレスが溜まっていたのでしょうね。去年、マネージャーの子を強姦しそうになったらしいんですよ。偶然監督の時田が悲鳴を聞きつけて部室に入り、なんとか未遂に終わったようですがね」
「へー、そんなことがね・・」
「で、カルロスが、日本では彼女の一人も作ることができないし、もうブラジルに帰りたいと言い出したそうなんですよ」
「助っ人留学生も何かと大変なんですね」
「それでまず、ことを荒立てないようにとマネージャーの子をなんとか説得して、カルロスにもなんとか卒業まで残ってサッカーに打ち込むように説得したらしい」
「苦労して連れてきた助っ人ですからね、簡単に帰すわけにはいきませんよね・・」
「ええ。それで監督の時田が思いついた作戦というのが、もうビックリなんですよ・・。これが少し葉須香と状況が似ていましてね・・」
「えっ、どういうことですか」
笛地がますます興味津々といった顔つきで聞く。
「その襲われそうになったマネージャーというのが名前を香澄というのですけどね、あどけなくて可愛らしい顔の割にはスタイルが良く、それにかなりのお人好しらしいんですよ。時田はその香澄を説得して、カルロスの自慰行為に協力するように仕向けたらしい」
「葉須香のように裸にして?」
「そうです。カルロスが一人のときに、時田の立会いのもとに香澄を部室に呼び、最初はパンチラからはじまって、水着、下着、ショーツ一枚、全裸というふに協力をエスカレートさせてね。それを見てカルロスが、こないだ私がやったようにバスタオルで隠しながらやるわけですよ」
「いやー、オレと同じような教師が隣町にもいたなんて、こりゃ本当に驚きですな」
と、笛地がビールをあおる。
「で、その“協力”なんですが、一年たった今では、もの凄いレベルにまでなっているんですよ」
「ってことは、もう全てオープン、ですか?」
「いや、そんなもんじゃありません。今では、例のマジックミラーボックスが部室に置かれていて、部員全員に全裸をさらすのはすでに当たり前で・・」
「部員全員・・、それまた凄い」
「それで驚くのはまだ早いですよ笛地先生。今では試合や練習でいいプレーをした選手には、ボックスの中に入る権利を与え、なんと手コキサービスまでさせている、という話なんですよ」
「それはもう、完全にオレより上手ですな」
笛地はその光景を思い浮かべ苦笑した。
「選手たちは、もうそのために、もの凄く気合を入れて練習して・・、そしてその“協力”は当然極秘ですから、共通の極秘条項を持ったことでチームワークも良くなって、今年はインターハイ出場だ! って時田のヤツは意気込んでいましたよ。私たちと同じでとんでもないエロ教師ですよ、まったく」
そう言って青田も笑った。

それから先もその話を中心に盛り上がり、3杯目のビールが運ばれてきたとき、青田がさらに驚くべき話をした。
「今度、時田を訪ねて猪俣学園に行くことになっているんですがね、実は私も恩恵を預かることになりましてね・・」
「その香澄の裸を見に?」
「えへへ・・」
青田がいやらしく笑い、話を続ける。
「裸を見るだけならうちの高校でもできるからね・・笛地先生のおかげでね」
「じゃあ、あれですか、手コキ?」
「いや、それがですね、今度その“協力”がさらにエスカレートする予定らしくて、とうとう口コキ、つまりフェラにまで発展させることを時田は考えているらしいのですよ。で、私はその練習台を買って出たわけなんですよ」
「ひえー、このどスケベ教師!」
笛地は自分のことは棚に上げて青田をヤジる。
「まぁね、自分でもそのどスケベ加減に呆れますわ。練習台にさせないと全部ばらしちゃうぞ、なんて時田を脅したりしてね」
「もう、青田先生はほんとに呆れた人だ。でも羨ましい・・」
青田はビールをうまそうにノドに流し込み話を続ける。
「今度の土曜日に行く予定です。もう、今からテントが張りっ放しでしでね・・・。もちろんその結果は、笛地先生にすぐに報告させてもらいますよ。で・・・」
ここで少し青田が言いよどむ。
「で、なんですか?」と笛地が促す。
「葉須香のことなんですが・・・」
「やっぱりきたかぁ・・」
「今度は我がサッカー部員たちの前でもショーツを脱いでもらうことは本当にOKなんですか」
「いや・・、そう言われてもね。弱りましたな・・・。ところで、部員の前ではお情けとして手隠しありにするという代わりに、青田先生が出そうとしていた条件というのは、いったい何ですか?」
「実はですね・・、しょっちゅう葉須香をお借りするわけにはいかないと思うので、デジカメで撮っておきたいのですよ。いや、もちろん私のプライベート用ですから、悪用は絶対にしませんよ」
「うーん、写真ですか・・。ちょっと考えておきます」
「ぜひ、いいお返事聞かせてくださいよ。笛地先生・・」


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