その6「共闘」


 「おほほほほほっ!お前もこの小娘のように、嬲り物にしてくれるわ!二人していい声で泣かせてやろう」  妖花型の淫魔・・・アルラウネはそう言うと、麗裸に向けて数本の触手を伸ばす。 「甘く見ないでっ!ナインテールキャット!」  麗裸は先が九つに分かれた鞭をどこからともなく取り出し、迫ってくる触手を一塊にして絡め獲っていた。 「ほほう!やるではないか、では、これではどうじゃ!」  再び数本の触手が麗裸に伸びる。 「ふっ。バカの一つ覚えね・・・それならこちらも!」  麗裸は再び鞭を取り出し、その触手も絡めとる。 「ぬうううっ!こしゃくな奴・・・」  全ての触手を絡め取られたアルラウネは、悔しげな声を出す。  一方、麗裸も両手に持った鞭でアルラウネの触手を絡め取ったものの、次の手が打てない状態だった。  触手の力は意外と強く、少しでも気を抜けば、鞭の呪縛を脱出してしまいそうだ。  ちょっと間抜けな感じの睨み合いがしばらく続く。 「ほほほほっ!わらわとした事が、これを忘れておったわ!この小娘を責めておる触手を使えば、両手の塞がって  おるお前はなす術もあるまい。ほれほれ、ゆくぞえ!」  羞姫を嬲っていた触手が解け、くねくねとうねりながら麗裸に向かってゆく。  縛めを解かれた羞姫の裸身は、ぐったりと床に横たわっていた。 「羞姫!今よ!絶頂剣でぶった切ってやりなさい!」  麗裸が叫ぶ。 「ふぁ・・・絶頂剣って・・・」  触手嬲りの余韻で痺れた身体で、羞姫は尋ねる。 『羞姫!下腹に力を入れろ!そうすれば股間から生えてくる!』  カメの声が頭の中に響いた。 「あ・・・あの・・・嫌らしい形の柄がついた刀?・・・ちょっと嫌だなぁ・・・」 『そんな事言ってる場合じゃないだろ!このままでは麗裸も嬲られてしまうぞっ!」 「羞姫!何をやってるの!?早くしなさい!・・・あんっ!」  麗裸が色っぽい声を出していた。  ヘビのようにうねる触手が、見事な脚線美の脚を這い登っていた。  透き通るような白さを持った肌を、触手に這えた赤茶色の剛毛がさわさわとくすぐる。 「おほほほっ、滑らかで柔らかな良い肌をしておる。感度も良さそうじゃの・・・おや、これは変わった仕掛けが  ついておるな」  麗裸の両腿を這い上がったアルラウネの触手が、黒いボンテージスーツの股間に付けられたジッパーを見つけ、  器用に開いていた。  ジッパーが開けられる音が、異様にはっきりと闇の中に響く。 「くっ!止めなさい!・・・羞姫!何をしてるのっ!」  ジッパーを開けられ、股間にひんやりとした空気を感じた麗裸は、ちょっと焦って叫ぶ。 「ほほほっ。これは嬲り易き仕様よの・・・さて、大口を叩いたお前は、たっぷりと辱めてくれようぞ!」  細い触手がジッパーの両側に添えられ、大きく割り開いていた。  麗裸の股間が丸見えになる。 「ほほう・・・これは美しいたたずまいの秘め処よ・・・」  剥き出しになった麗裸の秘所を、触手がねちねちと嬲り始めた。 「ふぁ!・・・くうぅ・・・羞姫!早くやりなさい!・・・ひぁ!」  両手の鞭で絡め取った触手を逃がさぬようにコントロールしながら、麗裸は秘裂を嬲られていた。  快感に耐えかねて力を緩めれば、十数本の触手全てが襲い掛かってくる。  細い毛に覆われた触手が、秘裂を何度も擦り上げ、麗裸の腰を震えさせる。  脚に巻きついた触手も、さわさわと蠢いて内腿を責め立てた。 「ほれほれ、濡れてきたではないか・・・我慢せずにわらわの愛撫を受けるが良い、おほほほほほほほほっ!」  勝ち誇った笑い声を上げながら、アルラウネは更にハードな責めを開始していた。  きゅっと引き締まったヒップの谷間に触手が這い込み、後ろの蕾をくすぐる。 「ひぁぁ!・・・そこはやめろっ!」  麗裸はそう言って、尻の谷間に這い込んだ触手から何とか逃れようと身をよじる。 「おほほほほっ!お前のような高飛車な女は菊座を責めて辱めてやるに限るのじゃ!ほれほれ、ねじ込んでやろうぞ!」  剛毛に覆われた触手が、くねくねとうねりながら後ろの蕾にねじ込まれてきた。 「んあぁぁぁ!羞姫っ!早くしないと!あなたを全裸で江楠田駅前にさらし者にしてやるわよっ!股間に極太バイブも  突っ込んでやるわっ!」   まだ一度も責められたことのない直腸内を毛の生えた触手に撫で回される異様な感覚に身震いしながら、麗裸は叫ぶ。 「そっ!・・・それは嫌だなぁ・・・それにこのままじゃあ、アタシも嬲られちゃう」  羞姫は覚悟を決め、下腹に力を入れる。 「・・・やっ!先におしっこが出ちゃいそうだよぉ!」  力の入れ方が悪かったのか、別のものが出そうになって羞姫は困った声を出す。 『構わない!羞恥心が大きければ大きい程、絶頂剣は強力なものになるんだ!思いっきり漏らしながら抜いちゃえ!』  ちょっとだけ嬉しそうなカメの声。  少しだけそういう趣味があるらしい。 「ふぁぁ・・・どうしよう・・・人生最大の選択だよぉ!」  悩む羞姫に。 「くぁぁ!・・・早くしなさいっ!でないと、駅前でたっぷり浣腸した上で、三角木馬に乗せて引き回してやるわよっ!」  麗裸の脅迫は更にエスカレートしていく。  そう言う彼女の直腸内では、剛毛に覆われた触手がゆっくりと抜き差しを始めていた。  すぼまりを擦り上げながら、深々と挿入し、ゆっくりと捻りながら引き戻す。  幼い頃から女王様プレイに目覚め、一度も責められた事のない麗裸は、その異様な感覚に身震いする。  触手が動く度に、形のいい麗裸のヒップが緊張と弛緩を繰り返し、滑らかな肌の表面に汗が浮かぶ。  真性のサディスンである麗裸にっては、たまらなく屈辱的な責めだった。  それでも彼女は、両手に持った鞭を離そうとしない。  鞭を離せば、自由になった触手の責めは更にハードなものになるだろう。 「ほほほっ!なかなか耐えるではないか。では、もう一つの穴も辱めてやろう」  アルラウネはそう言うと、もう一本の触手を麗裸の股間に潜り込ませる。 「えっ!・・・ひゃぁぁぁ!」  もう一つの排泄口、尿道に、触手が挿入されてきた。  浅く挿入された触手は、くねくねと動いて麗裸に耐えがたい尿意を送り込む。 「おほほほほっ!一気にねじ込んで迸らせるのは容易い事なれど、それでは真の辱めにはならぬ。この責めに  耐えかねて、おまえ自身が迸らせるのじゃ!おほほほほほほほっ!」  触手がくねるたびに麗裸の身体が押し寄せてくる尿意に震える。  それをこらえようと腰を引き締めると、後ろに挿入された触手を締め付ける形になってしまい、抜き差しの  刺激が大きくなってしまう。  巧妙にして屈辱的な責めだった。 「んあ!・・・ひんっ!・・・羞姫っ!更に犬百匹に犯させるわよっ!早くしなさいいいっ!」  麗裸は切羽詰った声でとんでもない事を言う。  その声には、思いっきり本気が感じられた。 「ううう・・・麗裸さんの方が淫魔より鬼畜だよぉ!こうなったら・・・んっ・・・」  羞姫は再び下腹に力を入れる。  下腹で何かが、もぞり、と動く気配があった。  それと同時に膀胱が、きゅん!と収縮する。 「あ・・・やっ!・・・やぁぁぁぁっ!」  泣きそうな声で羞姫が叫ぶのと同時に、熱い迸りが秘裂に食い込んだ赤い縄を濡らす。 同時に縄が左右に開き、  秘裂を大きく割り広げていた。  サーモンピンクの媚粘膜と、ちょろちょろとお漏らしを続ける尿道口、そしてその下の膣口が空気にさらされる。  ずるっ!という感じで、ペニスそっくりな剣の柄が膣口から飛び出してきた。 「ふあぁぁぁぁぁぁっ!」   羞姫は自ら迸らせた尿と、愛液で濡れた剣の柄を掴み、思い切り引き抜いていた。  世界が青く染まるほどの強烈な絶頂感が羞姫の身体を貫き、お漏らしの勢いが強まる。「何っ!はわぁぁぁぁぁぁっ!」  股間から胸まで一気に斬られたアルラウネは、苦痛の替わりに全身を貫いた壮絶な快感で、一瞬のうちに絶頂に打ち  上げられていた。  恍惚の表情を浮かべたその表情が、赤い光に包まれて消えてゆく。 「はぁ・・・はぁ・・・遅いわよっ!羞姫!・・・これはお仕置きね・・・」  ぎりぎりの所で恥ずかしい放出を免れた麗裸は、呼吸を整えながら言う。 「ふえぇぇ!どうして!?ちゃんと助けたじゃないのよぉ!」  絶頂剣を引き抜いた事で、再び強烈なエクスタシーを迎えてへたり込んでいる羞姫が弱々しい抗議の声を上げる。 「お黙りっ!SMクイーンであるこの私がっ!あろう事かアナル責めされたのよっ!しかも尿道責めまでっ!  危うくお漏らしまでさせられる所だったわっ!」  鞭の柄を扱きながら麗裸は言う。 「うう・・・この前聖水プレイしてたじゃないのよぉ!」 「あれはファイナルエクスタシーという必殺技なの!お漏らしと一緒にしないでっ!」  仰向けで脱力している羞姫の股間を、黒いロングブーツを履いた麗裸の足が踏みつけ、グリグリと踏みにじる。 「ひゃうっ!何すんのよぉ!」  いわゆる『土手』をグリグリと踏まれる痛みと紙一重になった快感に声を上げながら、羞姫は抗議する。 「お黙りっ!この屈辱感・・・あなたの身体で晴らさせてもらうわっ!」  麗裸は羞姫のお腹の上に馬乗りになっていた。 「うえぇぇぇ!それはお門違いって奴だよぉ!ふぁぁぁぁ!」  左右の乳首を摘んで捻り上げられ、羞姫はビクビクと反応してしまう。 「これはお仕置きであると同時に特訓なのよ!この敏感すぎる乳首をた〜っぷり鍛えてあげるわっ!ほれほれ、  まだまだこんなもんじゃ許さないわよっ!」  ジッパーが開いたままになっている股間を羞姫のお腹に擦りつけながら、麗裸は徹底的に乳首を責め立てる。  淡い色の乳輪ごと摘んでグリグリと揉み回し、乳首に軽く爪を立てて羞姫の身体をわななかせる。 「ひぃぃんっ!ダメぇっ!乳首虐めたら・・・ひゃぁぁぁぁんっ!」  強烈な刺激の連続に、羞姫は泣き狂う。 「ほらほらぁ!あなたのいやらしい敏感乳首のせいで、私もピンチになったんだからね!もっともっと虐めて  鍛えてあげるわっ!」  女王様モード全開で、麗裸は責め立てる。  羞姫のお腹に擦り付けられている羞姫の秘裂からは、トロリと熱い蜜が溢れ出して滴っている。 (・・・麗裸さんも濡れてる・・・あ・・・ダメ!イっちゃうよぉ!)  乳首を捻り上げられ、爪でコリコリされる快感が、腰の奥に熱いマグマのように溜まり、次第に圧力を高め  つつあった。 「身体が震えてる。またいやらしくイっちゃうのね?ほら、ほらほらぁ!エロ乳首虐められてイっちゃいなさいっ!」  麗裸は叫び、羞姫の乳首を、ぎゅいいいいいいっ!と、強烈に捻り上げていた。  コチコチに勃起した乳首が、ねじ切られそうなほど捩られる。 「ひっ!・・・ふわあぁぁぁぁぁっ!」  馬乗りになった麗裸を跳ね飛ばしそうな勢いで羞姫の身体がのけぞり、硬直する。 「また乳首だけで絶頂したのねっ!お仕置きの仕上げよっ!受け取りなさいっ!」  立ち上がって腰を突き出した麗裸の股間から、光る筋がスプラッシュし、羞姫の身体を汚していた。  ブルブルと身震いしながら羞姫を『聖水』で濡らしていく麗裸の姿は、とてつもなくエロチックだった。  続く


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