第7話「近親相姦」その1


 なんだ、たくやは何をしているんだ…? 「こ、弘二、だめ、奥に、あ、当たって…ああ…!」  最近ローンを組んで家を購入(XC2はマンション、XC3は一個建て)したために仕事を張りきりすぎていたのか、 体調を崩して昼で会社を早退した私――相原拓也の実の父、相原某(仮名、名前募集中)――を待っていたのは、 リビングから聞こえてくる女性の喘ぎ声だった。 「すごい…先輩のここ…僕のにものすごく絡み付いて…で、出ちゃいそうです!」 「ま…まだダメ……もう…少しぃ! あ…あ〜〜、そこ、もっとぉ! ハァ、ハァ、はぁああああっ!!」  男の方はともかく女の声には聞き覚えがあった。一週間ほど前に性転換して女になった息子の拓也だ。  最近は薬で女になれるとは……父としては複雑だが、人生、何事も経験。たまに女になるぐらいはかまわない だろう。しかし昔はモロッコに行って手術しなければいけなかったのに、時代は変わったものだ。  それに拓也が女になる事は私にとってもある意味で楽しみであった。  女の拓也は亡き妻によく似ていた。顔立ちも、声も、そして物心つく前に死に別れたはずなのに拓也の何気な いしぐさまでが時折ハッとしてしまうほど瓜二つだった。  今は夏美の母と再婚した手前、あまりそう行った感情は表には出さずに平静を装ってはいるが、妻が拓也を通 して会いに来てくれた――そう思って拓也の姿を眺めるのは私にとっては何事にも変えがたい幸福な時間であっ た。  だが今日は大学に行っていたはずだ。どうして拓也が家にいるのか……いかん、いかんぞ! せっかくお金を 出して大学に行かせてやっているんだからきちんと勉強してもらわねば! そして立派な会社に入って父さんを 楽にしてくれなければ困る。それにローンはまだまだ先が長いんだぞ。がんばれ息子、父の老後のためにがんば ってくれ。  だがしかし、大学をサボって返ってくるなど…これは説教せねばならん、そう思ってリビングへと向かうと扉 がきっちり締められ、その向こう側から声が聞こえてくる。 「いい…いいっ! もうダメぇ、イくぅ、イくぅ、イっちゃうぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜!!!」  …………SEXをしているのか?  クーラー病か夏風邪か、とにかく朦朧とした頭はここにいたるまで、拓也が何をしているのかにまったく気付 いていなかった。  ―――ドクン  むっ…そういえば最近疲れでろくに夜のお勤めをしていなかったな。ざっと一ヶ月か…歳を取ったな、私も。 しかも息子の喘ぎ声を聞いてすぐさま反応してしまうとは……  ズボンの中で長年使いこんできた自慢のジュニアが久しぶりにたくましさを取り戻し、見る見るうちにズボン の股間にテントを張ってしまう。まだまだ若いな、私は。  こうなると気になるのは、我が息子が女になってどんなプレイをしているかだ。父親の目から見ても素晴らし いと賞賛している体をしているのだから、さぞやハードなSEXをしている事だろう。さすがに猫耳に尻尾をつ けたアニマルプレイや、首輪に拘束服に縄と言ったSMはしていないだろうが……どれ。  我が家の扉にきしみは無い。だが覗きの醍醐味は気付かれない様にというところにあるので慎重に慎重に隙間 を開ける。すると―― 「おおおっ…! 先輩、イきます、僕も先輩に…うああああっ!!」  拓也がイった後も腰を振りつづけていた男の方がちょうどタイミングよく達したらしく、ソファーに全裸で横 たわる拓也の上に仁王立ちでまたがると、まだピストンと絶頂の余韻で上下に揺れる拓也の肉体に精液を浴びせ 掛けた。 「く、うぅぅぅ……!!」  こちらは脱いでいるのが下半身だけと言う男は、歯を食いしばり、愛液でヌチャヌチャグチャグチャに濡れた 肉棒を激しく擦り、拓也の妻似の顔に、そして妻よりも大きな胸に、お腹に、股間に、太股にと、精液を撒き散 らす。  ―――ゾクッ  拓也が汚されていく……妻の面影のあるたくやが、私ではなく、別の男に……  そう思うと、胸の奥から憎らしい感情と同時に、生暖かい衝動が背筋を通ってペ○スの先端にまで突きぬける。  窮屈なズボンの中でペ○スが今までに無いほど膨張してゆく。そしてビクンビクンと痙攣するかのように脈動 し、ただ一つの事を望んでしまっていた。  あんな若造などにではなく、たくやを俺に犯させろ――  ………やっと帰ったか。最近の若者はパワフルだな。  こっそり買ったデジタルビデオカメラでたくやたちのSEXを撮影する事、1時間半。  ぐったりと失神したたくやに四発目を中出しした若者はすっきりした顔で帰っていった。  あれがたくやの恋人か……ううむ…複雑だ。実の父親としてものすごく複雑だ。夏美の結婚が決まったときで さえこんな気持ちにはならなかったのだが……  階段に身を隠しながらあれこれと考えていると、たくやも意識を取り戻したらしい。床に脱ぎ散らかされてい た衣服を手に抱えると、私しかいない家の廊下を全裸のままでふらふらと歩き、脱衣所へと向かった。  風呂に入るのか。――あれだけ顔射やパイ射されれば当然か。  たくやが一人になったのを見計らって覗き見たその姿を思い出すと、10年前の逞しさを取り戻したかのよう に股間がたぎって行く。あの汚されちゃった…と今にも泣き出しそうな表情で気を失っているたくやの顔に、す ぐにでも射精をしたかったが……今は我慢だ。後でタップリ楽しませてもらおう。  そして当然のごとく私もたくやの後について脱衣所に向かう。風呂のシーンを撮影したいがカメラが防水では ないので置いておくとして……たくやが風呂に入り、シャワーを浴び始めたのを見計らって脱衣所に侵入する。  ほほう……たくやはこんな下着を履いているのか。  入ってすぐのところにある脱衣籠にはたくやが集めてきた服が無造作に放りこまれている。幸いな事に衣服は 若者の精液で汚れてはいなかった。その中から薄いグリーンのパンティーを探し出すと、伸ばし、裏表とよく観 察し、おもむろにズボンとパンツを脱いで射精を我慢しているペ○スに巻きつける。  くぅぅ…これがたくやの下着……たくやの股間に密着して……むむむっ、こんなに小さな物でぴっちりと、そ してそんな場所にあんな男のペ○スを…ペ○スを……ううっ!!  先走りがにじむ亀頭をたくやの割れ目に触れている部分に入念に擦りつけながら、先ほど覗いたたくやの痴態 を思い浮かべて一心に扱き上げる。すると本当にたくやの膣に挿入しているような――いや、妻が生きていた頃 の濃厚な肉の交わりの快感を思い出し、あの愛液ドロドロで肉棒を咥えたら離さないおマ○コが…おおっ、おお おおおっ!? わ、私と言うものがありながら、他の男に、体を許すなぞ……こんなにも濡らしおってっ!!  先ほどの事を思い出すたびに、本当に亡き妻が他の男に抱かれているような気がして胸が締めつけられる思い がする。  だがその一方で、妻以上に豊満な肉付きをし、男に突かれるたびに淫らに感じていくたくやの姿に興奮が押さ えられなくなり、我慢できずにたくやのパンティーの中に射精してしまった。  うっ……お、おおっ! たくや…こんなに立派に成長して……  収縮する尿道を押し広げながらザーメンの塊がビュクビュクと吐き出されていく。その快感に背筋を震わせな がら首を横に向ければ、すりガラスにほんのりと映し出されるたくやのおぼろげな姿。  だがそれだけでも今の私には十分過ぎるほどのものだった。浴室で立ってシャワーを浴びているたくやの体は はっきりと見えないせいか、私の想像を激しく掻き立て、射精の途中だと言うのにまるで童貞の少年のように連 続して絶頂に達してしまう。  ………妻や夏美が返ってくるまでにまだまだ時間はある。  そこには触れる事はもう無いと諦めていた亡き妻の体がある。  そこには初々しくもいやらしい女になった妻に似た女がいる。  ようやく手を離した下着からは塊になって滴るほど精液が放たれていた。  私はそれをビシャリと床に落とすとネクタイやカッターを脱ぎ捨てて全裸になり、それらの服をたくやの着て いたものの上へと覆いかぶせた。  このまま風呂場に入って抱くのもいいが、出来れば綺麗な体になってからじっくりと犯したい……  もう興奮が押さえられない。灼熱の精液を放ったペ○スは浴室のたくやの姿を思い浮かべるだけでビンビンに 反りかえり、今すぐにでもオナニーをしてしまいそうなほど狂おしく欲情していた。  だがまだだ。何年も我慢してきたんだ。妻を…たくやを抱くのを何年我慢していると思ってるんだ。この服を 見れば私が帰っているのに気付いて慌てて出てくるはず……くっ…くくくくく…… 「―――だれっ!? まさか弘二、あんたなの?」  いかんいかん、思わず笑みがこぼれてしまう。たくやにばれてしまったじゃないか。  けれどどんなに警戒しても無駄な事だ。何しろ私はたくやの父だ、夫だ、血を分けたただ一人の家族なのだ。  くっ―――くっくっくっくっくっ――  湧き上がる生暖かい感情。  それが禁断の愛ゆえの興奮だと気付いたのは、まだまだ先の事だった――― 「と、父さん? 帰ってたんだ……」  背後からたくやのためらいがちな声が聞こえてくる。ソファーに座り入り口に背を向けている私は振り向かず に声だけで答える。 「ああ、少し体調が優れなかったんでな。それよりたくやもどうしたんだ。今日は朝から大学に行ったはずだろ う?」 「うん……あたしもちょっとその後でいろいろとありまして、ははは……」  やはり何か隠しているな。父親に隠し事など…ゆるせん! 「たくや…こっちにきて座りなさい」 「えっ…?」 「いいから座りなさい」  内心の怒りを抑えていたって冷静にそう言うと戸惑っていたたくやもしぶしぶとリビングに入ってきて、私が 腰を下ろしているソファーの横へとやってくる。と―― 「きゃっ!? 父さん、なんて裸なのよ!?」 「おおっ!? たくや、なんて言ういやらしい姿で…!」  こんな立派にそだってくれて……父さんは嬉しいぞぉ!  シャワーを浴びたばかりのたくやはまだ湿り気の残っている裸体にバスタオル一枚を巻いただけの姿だ。私が 家にいるときにはこういう格好で家を歩きまわらないので、バスタオルから零れ落ちそうなほどに膨らんでいる 豊満な乳房や下の端から伸びている太股の白さと柔らかそうな膨らみ具合に、実は息子だろうが今は娘なので問 題無しにペ○スはギンギンだ。一度射精して収まっていた興奮が異様なまでに再燃焼し、はちきれそうなペ○ス にはあまりに充血してしまったために痺れたような感覚が広がり、その中で赤黒く張れ上がった亀頭にだけはビ リビリと電気のような刺激が駆け巡っている。  そのペ○スをたくやもしっかりと目にしただろう。何しろ私も全裸だ。ソファーにふんぞり返って大きく開い た脚の間からそそり立つ逸物は隠しようが無く、事実、私の姿を目にしたたくやは固まったかのようにその場で 立ち尽くしている。  もっとも、サイズ的には個人的には「かなり大きい」だと思うのだが、社員旅行などでは「極悪外人」と言われて いるぐらいだ。きっと今のたくやの頭の中では先ほどの間男と比べている事だろう。まぁ、あんな若造とたくや への愛情を比べ様が無い。妻の面影を宿すたくやの半裸姿にうん十年の思いが大爆発で私の圧勝だろう。青筋も 浮いてるぞ。  ―――おっと、想像以上のたくやの美しさに思考が滞っていた。お楽しみは…これからじゃないか。 「たくや、ここに座りなさい。早く」  もう一度促すために私の左隣のソファーをぽんぽんと叩く。だがたくやは両手で口元を覆うだけで動こうと― ―いや、逃げ出すように後退さろうとしている。 「あっ…い……や……」 「いいから座りなさい」 「やだぁ!」  怒るのではなく静かに述べる私の声を聞いた途端、たくやはその場で踵を返し―― 1:――だが私に腕を掴まれ、体を引き寄せられてソファーへと倒れこんだ。(ビデオ鑑賞へ) 2:――残念。指はバスタオルに引っかかったが、たくやは全裸になりながらも廊下に駆け出した。(追いかけ陵辱) 3:――む、たくやには逃げ出されたが、扉のところに人影が――(誰かと3P。男?女?)


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