ルート3−3


 ―――その頃、明日香は台所の片隅で膝を抱えてうずくまっていた。
「たくやのバカ、たくやのバカ、たくやのバカ……たくやの大バカ……あたしっていったいなんなのよ……」
 何とか離れからの脱出を試みたものの、窓も扉も壊す事ができず、ガラス一枚割ることができなかった。そうして脱出の道がないことを悟ると、少しでも拓也たちの地帯から離れるように自然とこの場所へとやってきてしまった。
 そして――
(私が…私がたくやを拒んでいたからこんなことに……)
 そろえた膝に額を押し付け、思い浮かべるのは指でなぶられながら聞かされた女教師の言葉だった。
 なにも、たくやが明日香に何もしなかったわけではない。男のときに比べれば多少の遠慮は見られるものの、明日香が望めば傍らに寄り添ってくれるし、一緒にいるだけで楽しい気持ちになれた。……けれど肉体関係は、別だった。
「……………」
(たくや以外の人に…抱かれるなんて……)
 拓也と付き合い始めるまで、学園のアイドルと呼ばれる明日香に交際を申し込む男子は後を立たなかった。だが、純情すぎるためにそれらの申し込みをすべて断り、自身の愛を貫いてきた明日香にとっては先ほどの絶頂は、たくやへの裏切り以外の何物でもなかった。
 ましてや明日香の経験は拓也のみ。処女こそ捧げたものの、たくやが女にばかりなるので未だ性行為に慣れていない明日香には、松永先生の手指は開けてはいけない禁断の扉だったのかもしれない。
(どうしよう……私、どんな顔をしてたくやに顔を合わせたら……)
 当の幼馴染は隣室で、あの保険医と行為の真っ最中だが、たくやの感度の良さは明日香どころか学園内でもかなりの噂になるほど知れ渡っていた。もし……自分が拒みつづけていたせいで、たくやも欲求不満だったとしたら……
(私が全部悪いのに…どうしよう……アソコがうずいて……)
 思い出すまいとしても、冷えた気の床に押し付けられた下半身には、あの時の甘く強烈な感触が焼き付いて離れない。和室に比べて冷えている台所にいて指先の体温も徐々に奪われつつあるというのに、股間だけは、明日香がたくや相手に見せたこともないほどの痴態の結果、ぐっしょり濡れた下着に包まれた恥丘の奥だけは、血管が煮えたぎっているかのように熱を帯び、奥の方から腰をしびれさせていた。
(………忘れなきゃ。たくやだって、私の事を思い出してすぐに戻ってきてくれる。そうしたらちゃんと今までのことを謝って、そして……)
「明日香ちゃん? そんなところにいたら風邪引いちゃいますネ」
「!? ケ、ケイト……」
 自分の思考の内側に入り込みすぎて近くに来ても気付かずにいた明日香は、ケイトの声を聴いて長い髪を跳ね上げながら頭上を振り仰ぎ……驚きで息を飲んだ。
「ケイト、その格好……」
 豊かなラインを描く肉体。胸も腰も、自分よりはるかに発育している金色の髪の少女は帯を解いた着物を流しのように肩にかけ、申し訳程度に引き寄せた襦袢の胸元から眩しいほどに白い肌をした巨乳を覗かせている。
 同性とはいえ、日本人離れした肉体と雰囲気に困惑していると、ケイトはニコニコと笑みを浮かべ、明日香を壁に押し付けるように覆い被さってきた。
「こんなところに一人でいたら、寒くて寂しいですネ。あっちで一緒にエッチなことをいっぱいいっぱい楽しみましょうですネ」
「ケ、ケイト……」
 どうして放っておいてくれないのか……軽い対人恐怖症に陥っていた明日香は、あまり好きになれずにいた異国の同級生の顔がすぐ近くにまで迫ってきたことにひどく緊張し、同時に警戒してしまう。
「ケイト、私の事はいいから……え?」
 ケイトが抱き着いてきた。まさかそんな、何の前触れもなしに来るなんて……まったくの予想外に混乱の度合いをますます深めていると、ケイトは自分の乳房が明日香に触れることも気にしないように体を密着させ、両手で明日香の腰からお尻へと繋がるラインをまさぐり始めた。
「やめてっ! なに考えてるの、離してぇ!!」
「やっぱり明日香ちゃんの体も、スゴくスゴく気持ちがいいですネ。たくやちゃんと違って胸もお尻も大きくないですけど、ウエストなんて羨ましいぐらいに引き締まってますネ」
「なっ…何よその言い方は! 自分がちょっと肉食文化の人間で不必要なまでに胸が大きいからって、嫌味のつもり!?」
「ノン。そんなつもりはありませんですネ。明日香ちゃん…そんなにケイトのことが嫌いですか?」
「それは……」
 さして付き合いがあるわけでもないが、クラス内でも人当たりのよいケイトにそれほど悪い印象は抱いていない。けれど松永先生の手で人前で強制的に愛液を噴かされ、たくやも今また同じ人間に抱かれているという事実が明日香の唇に素直な気持ちをつむぐ事を許さなかった。
 けれど言いよどみ、金色の髪のクラスメートから視線を逸らすその動きが、明日香の気持ちを代弁してケイトに伝えてしまっていた。
「よかったですネ♪ 明日香ちゃんもケイトのことが大好きなんですネ♪」
「あ、ちょっと……んっ!」
 壁に押し付けられながら押し倒される明日香へ、腕を通しているだけの白い着物をかぶせるようにケイトが体をかぶせる。
「明日香ちゃん……ケイトが慰めてあげますですネ」
 そして無駄な贅肉のついていないヒップからウエストのラインをなぞりながら、ケイトは明日香の首筋に下を這わせ、身をくねらせて抵抗する同級生のセーターをめくり上げて自分より小さくても整った形をした乳房を露出させてしまう。
「やめてっ! これ、レイプよ、犯罪なんだからっ!」
「アンシンしてくださいですネ。ニッポンでは「イくのイくのも好きのうち」ですネ。相手が同意すれば強姦も和姦ですネ」
「それ、何か違……んっ…ああ…んっ」
 明日香の白い脚にケイトの素脚が絡みつく。最初の絶頂の余韻がいまだ濃く残っている尖った乳首に乳肉を押し付けたケイトはわずかな抵抗を見せながらも身悶え始めた明日香の様子に笑みを浮かべる。
「明日香ちゃんの肌……甘いですネ。ケイト、食べちゃいたいですネ」
「た…食べちゃ、ダメぇ……」
 耳たぶからそり始めた首筋へとケイトの唇と舌が滑り降りる。ヌラッとした唾液の筋を作り、ウエストのくびれを撫で回して優しく愛撫していたケイトは乳房をこすり合わせながら身を下へとずらしていくと、まるで達する直前のように痙攣している乳首を吸うように口の中へと含む。
「んっ……!」
 声を出すまいと耐える明日香だが、乳首の周囲を細く固くした舌先に舐められるだけでノドの奥から嬌声がこみ上げてくる。それを必死に飲み込んでいると、脇の下を滑ってきた両手が明日香の乳房を優しく揉み上げ、わずかに上へとせり出した先端には唾液をまとった乳首が先ほどよりも強く絡み付いてきた。
「んっ…んむっ……んんっ…ちゅぱ……明日香ちゃんの乳首…ずっとしゃぶっていたいですネ……」
「だめ…そんなの……ああぁ……」
「そうでしたネ。明日香ちゃんはたくやちゃんのガールフレンドだからケイトが独り占めしたらダメダメでしたですネ」
 ………そういうものなのだろうか。今にも途切れてしまいそうな意識で明日香はそれが正しいことなのかと考えたが、結論は出ないまま……ケイトの手がスカートの中へ進入したことで強制的に思考を中断させられた。
「だったら…ケイトは二人とステディな関係になる出すネ。そうすれば八方破れかぶれで丸く収まりますですネ」
「ケ…ケイト……ひぃんッ!」
 すでに一度、大量の愛液を含まされた下着はケイトに撫でられるだけで小さな水音を奏でた。熱を帯びたその湿気は明日香の脚に割り込まされたケイトの太股にも移っていて、重なり合った二人の体の間には淫らな熱気が充満していた。
「明日香ちゃんのココ……ものすごくヌレヌレですネ。クリトリスもこんなになってますですネ……」
 怯えて体を硬くする明日香の股間にケイトの指が悩ましく動く。愛液を吸って開いた陰唇にぴたりと張り付いた下着を人差し指で撫でると、明日香の腰は電気でも流されたようにビクッと跳ね上がる。
「んっ…ひゃあっ!」
 明日香がよい反応を返したことに気を浴したケイトはさらに責め立てる。手をさらに奥へと押し込んでアナルの窄まりから股下を通って割れ目までなぞり、ヒクついた膣口から新鮮な愛液が吐き出されたと知るとそれを親指でぬぐうように掬い取り、下着にくっきりと浮かび上がるクリトリスを指の腹で円を描くように弄んだ。
「もっと力を抜いて…ケイトを受け入れてくださいですネ……」
「だって…だってこんな……ひあぁあっ!!」
 ケイトがクリトリスをこすりながら中指で蜜穴の入り口をくすぐると、明日香が何とか搾り出した反論は瞬く間にかき消され、甲高い喘ぎ声を放った。
「気持ちよくなってくださいですネ……ケイトが、いっぱい愛してあげますから……」
 じっくりと明日香の膣肉の感触を味わったケイトは指を下着に引っ掛け、力の入らなくなった脚へと下ろしていく。そして体をいったん起こし、ぐったりと横たわった明日香を目で楽しむと、下着を丸めて抜き取り、あらわになった淫裂を伸ばした指先で直になぞりあげる。
「あ―――――ッ!!!
 ぬるりとする愛液を指先に絡め取り、赤く充血した色を覗かせる肉溝をソフトタッチでこすると、明日香の膣口はキュッキュッと収縮させる。
「んっ…ケイト…わ…わたし……」
「どうかしましたか、明日香ちゃん?」
「ぁ………な、なんでも……」
「我慢が出来なくなりましたですか?」
 切なげに睫を震わせる明日香の表情を見れば言葉にしなくても分かってしまう。
 明日香本人が望んでいなくても、一度熱を帯びた肉体は経験の多いケイトの指先に翻弄されていた。例え拓也しか知らない身体でも肉欲の味を知ってしまっているが為に愛撫にはわずかながらに反応を返してしまう。
 けれど、最後の一言だけは口にすることが出来なかった。それはたくやを裏切る行為であり、これ以上幼馴染を、恋人を裏切れないという強い思いが明日香の唇を閉じあわさせる。
 だがその行為が、目の前のケイトを興奮させることになるとは露も考えていなかった。
「明日香ちゃん……いい物を見せてあげますですネ」
 ひとしきり明日香の股間を強く揉み込んだケイトは右の着物の袖の中へ手を戻しいれた。
「んっと……これこれ、これですネ。一番大きいものを選んできたから明日香ちゃんもきっと大満足してくれるですネ♪」
「ひっ!?」
 ケイトが取り出したもの……それはテーブルの上においてあった男根の形をした神木の中で特に長い双頭型だった。
「見てくださいですネ…ケイトのココ、こんなにいっぱいいやらしい蜜が溢れてますですネ……」
 明日香の脚をまたいで膝立ちになったケイトは着物の襟へ縦に指を滑らせて自分の体がよく見えるように広げると、木製のシャフトを言葉の通り太股にまで流れ落ちていくほど濡れた花弁へと擦り付ける。
「な、なにしてるのよそれぇ!!?」
「これは…ウンッ……あ、明日香ちゃんのおマ○コ…犯すための準備…です…ネ……アォン…このウッドスティック……ゴツゴツしてて…ケイトのおマ○コをえぐっちゃいますネ……」
 それはどこか男の自慰に似た行為だった。ゆるやかなカーブを描く神木ディルドーの半分を自分の秘所へと擦り付けながら、ケイトは明日香に向けて伸びるもう半分にも指を絡めて本物の男根をしごくように硬いシャフトへ手のひらを滑らせる。
 水分を吸い取って膨張しながら身を震わせる神木をバイブかローターのように淫裂に押し当てて捻りを加え、弾力のある自身の陰唇をねっとりと表面に吸い付かせると、目を見開いて見つめている明日香へ満遍なく蜜を塗りつけた方を差し出した。
「はい、こっちが明日香ちゃんのほうですネ。いきなり入れても痛くないように、ケイトのラブジュースをタップリ塗ってあげたですネ」
「わ、わたしはそんなの……」
「明日香ちゃん……たくやちゃんの代わりに、ケイトがいっぱい犯してあげますですネ。……うっ…アアァン……これ…太い、ですネ……」
 悩ましい声を上げてケイトが身をくねらせる。ディルドーのまだ濡れていないほうを秘裂にあてがったケイトはそのまま手に力を込め、ズブッ…ズブッ…と音を響かせながら膣内に硬い神木を埋め込んでいった。
「ハアァァァ……明日香ちゃん、見てくださいですネ……ケイト…これで男の子になっちゃったですネ……」
 収縮する肉ヒダの中で水分を吸い取るディルドーが膨張過程でゆっくりと身をくねらせるのをはっきりと感じながら、ケイトは唇から熱く湿った息を吐き出した。
 明日香にはそれがどれほどの快感なのか知るすべはないけれど、時折息をつめ、着物を肘まですべり落として露わになった肩を震わせるのを見ていると、なぜかたまらない気持ちがこみ上げてきて、床に押し付けられたヒップをもぞもぞと震わせてしまう。
「それじゃあ…明日香ちゃん…入れますですネ……」
「あっ……だ、ダメ……」
 口で拒んでいるが、ケイトが手を添えて脚を広げても、明日香は抵抗せずに木製の男根の前に自分の秘部をさらけ出してしまった。
 困惑、戸惑い、背徳……そして何より、自分の体を内側から炙るような疼きが明日香の体から力を奪い、男の拓也のモノより一回りは大きそうな先端を押し当てられても抗うことも出来ないままクッと唇をかみ締める。
「あっ………あああ……ああああああ……ッ!!」
 タップリと愛液をたたえ、ヒクヒクとはかない収縮を繰り返していた明日香の淫裂は拒みもせず、押し付けられるまま、挿入されるがままに、太くて硬い神木を膣内へと飲み込んでしまう。
「んんうっ……ケ…ケイト……いや…抜いて……」
 明日香の目じりから涙が伝う。その雫を手を伸ばして掬い取ったケイトはその指にねっとりと舌を絡ませると、背後へ手をついて足を絡ませ、互いのクリトリスが触れ合うほど自分たちの秘部を密着させ、神木の亀頭を子宮へとぶつけ合った。
「んっ!!!」
 鋭い声が放たれる。それが明日香とケイト、どちらのものかは分からないが、触れ合った二人の淫核と陰唇の周囲は湯気がたつほど熱い愛液にまみれていた。
「ああぁ……ケイトのおマ○コに…明日香ちゃんのびくびくが伝わってきますですネ……」
「ケイト…いやあ……許して…許してぇ……」
「大丈夫…ですネ。優しく…何度でもケイトがイカせてあげますネ。それに……」
 ケイトがいったん腰を引いて二人のヴァギナから蜜まみれとなった神木を半分近く引き出すと自分では揉みしだけない丸々とした乳房をぷるんと震わせ、木を磨き上げて作られた擬似男根で明日香の膣壁を擦りこねる様に腰を浮かせて円を描き、窮屈だと言わんばかりに明日香の淫裂を押し広げる。
 だがその動きは同時にケイトのヴァギナをかき回すことにもなる。明日香が受けているのとほぼ同じ動きで自分の熱く潤んだ秘腔をこね回し、膣を中心にじぃんと下腹部を痺れさせたケイトは恥丘を突き出して神木を飲み込み、明日香にそうするように自分の子宮をも固い木の棒に直撃させる。
「アウゥン……明日香ちゃんのおマ○コ…濡れ濡れだから激しくしても大丈夫ですネ……ンンッ、ンァアアアアッ!!」
 肉棒では味わえない硬質だが愛液を吸うことで温もりを帯びた異様な感覚はケイトと明日香の体を鋭く強烈に貫いた。それをすぐに受け入れられず困惑の表情を浮かべる明日香だが、逆にケイトは興奮を昂ぶらせるとトロンと瞳を蕩けさせ、悩ましいあえぎ声を上げながら腰を上下に振り始める。
「やぁああああっ!! ケイト……くぅ、くあっ……ダメ、へ、変になっちゃ…うぅん…ッ!!」
 明日香の淫裂を深く貫いた親睦が小刻みに揺さぶられるたびに先端の丸みが軽々と到達した子宮口を縦横になぞる。もしこれが常の明日香なら悲鳴を上げて必死に抵抗しただろうが、続けざまの陵辱と愛撫に理性は麻痺し、苦しげではあるが悩ましく顔をゆがめると上気した唇に右手の指を当てながら幾度もあえぎ声を唇から解き放った。
 そしてその感情をあおるように、明日香の膣内に入っている木製ペ○スがグワッとその体積を増し始める。すでにケイトの愛液を吸っているとは言え、膣内で打ち付けられるほど大量の愛液を浴びせかけられた神木は一度目の膨張を超える勢いで膨らみながら明日香の秘穴を押し開き、奥にたまった濃厚な愛液を丹念に練りこみむと、二人の性器がぶつかり合っては変形する結合部に次々と送り出していく。
「ああっ、あっあっ、あッ……!! ケイト…抜いて、避けちゃうぅ!!!」
「心配…しなくても…大丈夫ですネ……ああぁ…ケイトのおチ○チンが…明日香ちゃんの…明日香ちゃんのおマ○コに入ってますネ……うれしい…ケイト、明日香ちゃんと、ひとつになれて…アッ、アァァ…クアアアアッ♪」
 二人分の愛液を十二分に吸い取った神木は熱い塊と化していた。生き物かと思うほど大きな脈動を繰り返す長い逸物が二人の体内に迎え入れられるたびにケイトの豊満な乳房は弾むように揺れ、明日香は長い髪を振り乱して泣き悶える。――だが、いつしか明日香は自分からディルドーを迎えるように腰を振り、ケイトの動きにあわせて体を弾ませて自分とケイトの胎内を速く強く抉りあった。
「はあぁ…分かりますですネ、明日香ちゃんの中にケイトのが、入ってる、おマ○コの感触が伝わってきますネ。スゴい…スゴいですネ、んくっ、あっ…アアッ!!!」
「どうして…どうして私、こんなに、エッチに…いや、いやああぁぁぁ……!!」
「気持ち、いい? いいんですネ? ケイトも、いいですネ、もう、もう…イきます、イきますネェェェ―――ッ!!!」
「アンッ、ああっ、ああッあああッ!! わ、わたしだって、おかし、く…あっあああ、ダメ、ダメええええぇぇぇぇ!!!!」
 淫穴に灼熱の絶頂間が駆け抜ける。寒さに煽られ白い湯気を上げながら貪る様に一本の神木を飲み込んだ二つの淫裂がグチュリと音を立てて重なり合いお互いのクリトリスを弾きあうと、二人とも床の上で身を反り返らせて絶頂に上り詰める。そして――最大に膨張して明日香とケイトのヴァギナをうがっていた神木がビクッとその身を震わせて、痙攣を繰り返す二人の子宮に純白の樹液を噴出した。
「ふあっ、ふあああ、そ…そんな…いやあああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 膣内射精……実際、精液とは異なるのだから妊娠の可能性もない液体なのだが、その熱さと子宮の内壁に打ち付けられる重たい感触、そして密着しあった二人の接合部にまで溢れかえって白く汚す射精量に、明日香は半裸の体をくねらせながら一粒の涙をこぼした――



「―――ウフフ、明日香ちゃん、スゴく可愛かったですネ。また後でケイトとも楽しみましょうですネ♪ 約束ですネ♪」
「そ、そんな約束知らないわよ。私は…別に……」
「そうでしたですネ。まずはたくやちゃんと愛し合うのが先でしたネ。そのあとで、二人にはケイトの「おチ○チン」をタップリと味わってもらいますですネ♪」
「言っとくけど…私はたくやとだけだから。ケイトとは…別に……」
「わかりました♪ そこで「イくのイくのもすき焼きパーティー」ですネ♪」
「だから違うって……でも……」
(もう一度ぐらいなら………バッ、何を考えてるのよ、私は…!)
 台所で衣服を脱ぎ捨てた明日香はそれでも脚を踏み出してしまう。
 一度知ってしまった快感の味を忘れることは出来ない……ならたくやと、自分が想う相手となんの気兼ねもなしに、愛し合いながら感じたいと願う。
 けれど松永先生とケイトに犯された淫裂はジンジンと痺れていた。股間から太股までを胎内に吐き出された樹液と自ら漏らした愛液とで濡らしながら下半身を蠢かせていた。
 羞恥に染まる頬。羞恥に火照る肉体。明日香は口では断りながらも再びケイトに求められたら断りきれないことを自覚しながら、たくやと松永先生が痴態を繰り広げている和室へ足を踏み入れた……


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