焦がれる制服 第二部 1


 通勤駅の同じホームの同じ場所へ同じ時間に立っていると、ほとんどの場合は予定の時間に遅れる事無く満員電車がやって来る。
 多少の違いはあっても普段と変わらない日常が流れ、その流れは以前にあった大きな出来事とは無関係に、ただ流れていく毎日……けれど、一度変化を経験して知ってしまった水無月薫には、以前と同じホームで電車を待っているのに、どこかしら世界と自分とがずれている様に感じられていた。
 ―――薫が処女を失ってから、そして薫が仕事場で課長に犯されてから、約一ヶ月が経っていた。
 社内で破廉恥な行いをしたとして名前すら聞いた事の無い支店に左遷された課長の後任も決まり、新しい上司にも慣れてきた薫の職場には何事もない時間が流れていた。
 もちろん、薫にとっても他の社員と同様の時間が流れていて、課長に犯されていたのが自分であると気付かれる事なく、何事もなく仕事に精を出していた。
 ただ……課長が転勤した直後の頃は、不安で、恐くて、そしてもう一つ別の感情を抱えていて、とても今のような気持ちではいられないほどに追い詰められた心境で毎日を過ごさざるを得ない状況だった。
 原因は、薫の席に置いてあった課長の携帯電話だった。
 犯された時、携帯についているカメラで恥ずかしい姿を撮られて脅かされていた。つまり薫の痴態を収めている携帯が、まるでそれが薫のものだとでも言うように目の前に置いてあれば、誰でも不気味なものを感じるだろう。
 誰が置いたのか……それは警察でも神様でも無い薫には調べようも無い。落ちていたものをたまたま薫の責へ置いただけなのかもしれない。けれど疑念を覚えながら携帯を調べてみると、壊れている事にすぐに気付く事となる。
 その故障原因が自分の放尿だとは露知らず、これで恥ずかしい姿を誰にも見られないで済むと安堵したけれど……それと同時に、“もう一つの感情”が脈動するかのように大きくなっていくのを、その時の薫は気付けないでいた。
 右腕に着けた腕時計で電車の到着時間を確認する。――まだ到着するには時間がある。電車を待つ列の前から二番目に立ち、不意に自分の服装に違和感を覚えて視線を向けて確かめて、何事も無いとまた顔を上げて……誰に見られているというわけでも無いのに肩を萎縮させ、太ももに力を込めて膝をよじらせた。
(今日は何もして無いけど……)
 今日は何もしていないけれど、先日はスカートの丈を少しだけ短くして通勤した。――露出とも言えない、ほんの少しだけの大胆な行動だった。
 満員電車で背の高い男の人に囲まれながら、スカートの裾を気にしていた時の恥ずかしさは、思い出しただけでも顔から火が出るような気持ちになる。
 誰とは知らない男の人の背中に顔を押し付け、唇をわなわなと震わせながら涙を溢れさせ、決して大きいとは言えない胸の膨らみを精一杯押し付ける。誰かに押されたからではなく、満員の車内で自分から男の人に半ば抱きつき、ブラとブラウスとスーツを間に挟んでツンッと飛び出た小さな乳首を、子猫が甘えてそうするように、男性の逞しい背中へ擦り付けたのだ。
 男の人が緊張して、興奮しているのを、身体を密着させた薫が感じ取るのは思ったよりも容易だった。薫が身をよじらせるたびに、固くなった男の背中が面白いようにビクッと震え、だけどこちらを振り向く事無く視線を天井から吊るされた広告へと向け続けていて……そんな男性の反応を見ている内に、薫は安心感を得ながらも体を火照らせ始めてしまい、駅に到着するや否やトイレに駆け込んで濡れた下着を履き変えなければならなくなってしまったのだ。
(……ああ言うのって、女の人でも痴漢って言うのかな……)
 女性ならば痴女である。―――が、この一ヶ月で薫がそのような行動に出たのは先日の一度だけではない。
 四度だ。
 そのどれもが傍から見ればたいしたことの無い行動だった。少しだけ下着を大胆なものにしてみたり、座っている時にほんの少し膝を開いてみたりと、ある種“かわいい”行動であるとも言えた。
 だが、そのどれもが以前の薫ならば羞恥心が先行して決して出来ないような事ばかりであり、そしてエスカレートしだしてもいる。
 それらの行動と繋がってくるのが、薫がずっと抱え込んでいる感情……“性欲”だった。
 仮に、薫が課長に犯されていなければ、薫の行動は今よりも先へ進んでいたかもしれない。ここのところ、毎晩指で“して”しまっている事を考えると、無理やり犯された事で身体に刻まれた性交渉への恐怖心と言うブレーキがなければ、この一ヶ月で肉欲が収まりのつかないところまで行ってしまっていただろう。むしろ、その恐怖心を忘れていないのに、次第に行動が大胆になっており……いや、犯された“からこそ”、細身の美しい体は抱かれた記憶に毎晩悩まされてしまい、指で何度果てても満たされずに疲れ果てて眠りに落ちるまで慰め続けてしまうのだ。
「はぁ………」
 ―――もう一度、乱暴に犯されたがっている薫がいた。
 それを認められず、心の内に溜め込むに連れ、意識がかすれてしまうほどの肉欲が薫の中に芽生えつつあるのを、薫はまだ気付いてはいなかった。
(自重しないと……このままだと、本当に痴漢になっちゃいそうだし……)
 重ねて言うが、女性ならば痴女である。知識としてそのぐらいなら知っていてもおかしくないが、そう言った知識を脳内から呼び出せないほどに精神的に疲弊していて、それに気付けていないのである。
 そうこう考えていると、ホームへ電車が滑り込んでくる。それで混乱していた思考を中断し、薫は人の波に逆らわずに車内へと乗り込んだ。……だが、
「きゃっ!」
 通路の奥へ進もうとした薫の体が後ろから突き飛ばされる。幸い、電車の中にはすし詰めとはいかないが十分に乗客が入っていて、倒れる事はなかった。だが、流れからはじき出された薫は乗り込もうとする大勢の人間の圧力を受け、痴漢されやすい乗降口脇へと押し込まれてしまう。
(え〜ん、こんな苦しい場所で通勤するのはヤダ〜〜〜!)
 まあ、車内の奥の方が暑苦しくてもっと苦しいのだが……それでも後ろからドアへ押し付けられるのは気分がいいものじゃない。昨日は男の人へ押し付けていた胸も電車のドアのガラスに押しつぶされ、降りる駅まで一駅しか止まらない急行では息を抜く暇もなく窮屈な体制で押さえつけられてなければならない。
 到着するまで背骨は無事だろうか……そんな一抹の不安を覚えていると、電車はゆっくりと動き出し、やがて目の前の景色を目で追うのが難しくなるほどの速度で走り出した。
(ふぅ……この場所は痴漢が出やすいけど、今日は下着は……うん、まあ、大丈夫だし……って、な、何を痴漢されること前提で考えてるのよ……)
 痴漢は犯罪です。――と前置きを、脳裏によぎる過去の記憶を振り払う。いやらしい男の手が体中を這い回るおぞましさは、会社へ勤めだしてから幾度か体験した事はあるが、とうてい好きになれるものではない。性行為とはまったく別物で、ただ女性に触りたいだけの男の欲求を一方的にぶつけられるのだから、嫌いで当然である。……のだが、
「――――――ッ!」
 電車が走り始めて三分と経っていない。……だが、スカートの上から薫のお尻をなでる手の動きがあった。
(ど、どうして、今日はいきなり……!?)
 まるで目をつけられていたかのように、電車が動き出してすぐの痴漢との遭遇に薫の頭の中はいとも容易く混乱に陥った。逃げようにも身動きがとれず、さりとて声を上げる事も出来ない。もしここで声を上げればお尻を触っている男も驚いて逃げ出すかもしれなかったのだが……薫は声を出す事をためらわれた。
(声を出したら……変な声が……)
 ホームで昨日の事を思い出していたことが仇となった。今日は“そんなつもり”は無かったのだけれど、軽く興奮を昂ぶらせていた身体は、ヒップラインにぴっちりと張り付いたタイトスカートの上から撫で回されただけで、信じられないぐらいに動揺し、震えていた。
「や……あの…ダメ……」
 額を目の前のガラスへ押し付け、囁くような抗議の声を絞り出す。下手に声を荒げてしまうと、どんな声を出してしまうか分からない恐さがあるのでどうしようもないのだが……痴漢の手は、薫が強い抵抗を示さないのを知ると、より大胆に丸みを撫で回し、左右によじって逃げようとするヒップを大胆に揉みしだき始める。
「っ……やめて、ください……こ、声…出しますよ……」
 そんな警告をせずに叫べばいいのだが、痴漢に触られるおぞましさに声は震え、強く出ることは出来ない。その間にも痴漢の手はスカートの裾を捲くり上げ、太股の内側をヒップに向かって撫で上げる。
「んゥ………!」
 ストッキング越しのタッチに、薫の唇から小さく声が漏れた。それに気を良くした痴漢は薫の体を扉へと強く押し付け、ショーツとストッキングに包まれた下半身をあらわにしてしまい、余計なものがついておらず綺麗な形と張りをしているお尻の膨らみを揉みしだき、他人の手に一番触れて欲しく無いヒップの谷間で指を押し当ててきた。
「ッ……ん………ぁ…ゃぁ………」
 痴漢の指がグイグイとショーツを押し込み、お尻の穴へ触れようとするたびに、薫は下腹部に力を込める。キュッと窄まる排泄の穴は痴漢に触れられてもなんとも無いように守りを固めていたのだが……指先がツンと軽く触れた瞬間、薫は反射的に手で口を押さえ、扉と痴漢にサンドイッチにされた身体を大きく跳ね上げた。
 震える膣の入り口から下着の中に、熱い液体が滴り落ちる。電車の中で、見知らぬ男にお尻の穴を触られて、それでも喜びを感じて下半身が濡れ始めたのを知ると、薫の中で急速に羞恥心が昂ぶり、お尻の穴を弄ばれるたびに口を抑えた手指の隙間からくぐもった声を漏れこぼしてしまう。
(こんなの…イヤ……信じられない、信じたくない!)
 薫がいくら否定しようとも、刺激を受けるたびに薫の体は上に向けて跳ね、下着からにじみ出るほどの愛液を溢れさせていた。最初は突き抜けるような感触だったアナルタッチが次第に下腹部全体に広がるような重い疼きへと変わって行くと、まるで自分のふしだらな一面を突きつけられたような気分になった薫は唇を噛みしめる。
「ッ……ゥゥ………」
「我慢しなくてもいいんだよ。昨日みたいに気持ちよくなっちゃえば?」
「――――――!?」
 “昨日”と言うキーワードが何を指すか思い至った途端、薫の感度が跳ね上がった。その直後に男の指はショーツを押し込み、アナルの窄まりを擦り上げてくると、薫の中で恥ずかしさが爆発し、腸から熱いモノが噴出するような錯覚に襲われながら膣口が緊縮を繰り返す。
「そんな……私……ち、違う…私は……」
 人に知られてはいけない楽しみ……体を疼かせて入るが羞恥心は人よりも強いと言う矛盾を抱える薫には、その一言には気が動転するのに十分な衝撃が含まれていた。そんな精神状態とは裏腹に、男が薫のヒップの谷間をなぞればなぞるほど、甘い疼きが込み上げ、薫の理性を蕩かせ、狂わせていく。
「もう…やめ…ヤダ……お願い…だから………」
 今にも泣き出しそうな声で懇願するが、男は聞く耳を持たない。両手で二つの膨らみを散々こね回し、ストッキング越しにショーツを摘んで薫の股間へ食い込ませる。
「くぁ……!」
 淫靡な湿り気を帯びた吐息が窓ガラスを曇らせる。
 細く捩れたショーツが恥丘とお尻の谷間を同時に刺激する。痴漢の手は次第に反応を見せ始める薫の悶える様を楽しむかのように上下に手を揺さぶり、興奮の火が灯った下腹部をリズミカルに責め立てた。
「随分気持ちよさそうだな。さすがに痴女。電車の中で行きそうになるなんて、とんだ淫乱女だよ、あんたは」
「違う……」
「こんなにおマ○コ濡らしといて、よく言うぜ」
「んっ………!」
 男の空いている手が薫の下腹部の前へと回り、ドアへ向けて下着を晒している股間を撫で上げる。するとその指先にはストッキング後しだと言うのに愛液の湿り気が触れ、割れ目にショーツを食い込ませた股間の温もりまでもが伝わってきた。
「あ……あぃ…んぅ……っ〜〜〜……!」
 必死に脚を閉じて男の手を拒もうとしても、ショーツに割れ目を圧迫され、前後から刺激を受ける薫の体にはズゥン…と重たい快感美が広がってしまっている。下着を引っ張られ、同時に布地越しにクリトリスに触れられると、腹部全体が激しく収縮し、うねる膣道から愛液がとめどなく溢れ出してしまう。
 今までに遭遇した痴漢とは一味も二味も違う巧みな指使いに、いつしか薫はおぞましさや恐ろしさを押しのけるほどに薫は責め狂わされていた。次第に開いていった内股にはグッショリと愛液の染みが広がっている。濡れた感触が刻一刻と広がるのを感じながら赤面していると、後ろから男が囁きかけてくる。
「そんなにおマ○コが気になるのか? それとも……電車の中で、これが欲しいのか?」
 いささか乱暴にストッキングがズリ下ろされる。まるでTバックのようにショーツが食い込んだお尻の二つの膨らみが車内で露わにされた恥ずかしさに、薫は身体を固くして……次の瞬間、熱い肉の塊が押し付けられると、頭の中は一瞬で熱いイメージで埋め尽くされてしまう。
「お…おチ○…チン……」
「ご名答。だけど、電車の中で言う言葉じゃないぜ、それ」
 薫の羞恥心を刺激するような言葉を使いながら、痴漢はストッキングに続いてショーツまでズリ下ろす。そして二枚の邪魔な布地を太股まで下げてしまうと、痴漢は自分の下半身を薫の生のお尻へと密着させ、脈動する逞しいペ○スで谷間をズリッと擦りあげた。
「くぅ……ッ!」
「いやらしい尻をしてるな。俺のに吸い付いてくるようだ。ほら、何人の男の前でこの尻を振ってきたんだ? 言ってみな?」
「そんな……あたし……あ、ああぁ………!」
 ストッキングの中に充満していた湿り気はヒップとペ○スをよりしっかりと密着させ、わずかな動きで十分すぎるほどの快感を生み出していた。男が腰を突き出すたびに亀頭のエラが柔らかい膨らみを擦りたて、先端からにじみ出る先走りをアナルへとなすり付ける。男性の性器と薫のもっとも恥ずかしい場所とが触れ合うたびに菊座はおろか腸やヴァギナまでもが緊縮を繰り返す。
「はぁ……はぁぁ………」
 薫の腰が蠢き、お尻に挟んだペ○スに不意打ちのように刺激を咥える。力が入ったままの谷間から肉棒を離す事無く薫は腰を揺すりたて、えも言えぬ心地よさを男に味合わせてしまっていた。
「いやらしい女だな。自分から腰を振ってチ○ポをおねだりか? 真面目そうな顔をしてるくせに、どれだけ遊んでるんだ?」
「やァ……違うの…本当に……私はただ………ああっ!」
 薫の唇から悲鳴が上がるのと同時に、電車が一際大きく揺れる。その音で周囲には気付かれずにすんだものの、喘ぎ声を迸る原因となった男の手は、しっかりとブラウスの上から乳首を摘みあげていた。
「だ…ダメ……クリクリしちゃ…あ…ああぁ………!」
「小ぶりな分、胸の感度はいいようだな。こんなに尖ってるじゃないか。オレにこうしていじって欲しかったんだろ?」
「んん…っ」
「今更恥ずかしがるなよ。昨日だってこんなに尖った乳首を男の背中に擦り付けて喜んでたくせによ。このおっぱいを揉んで欲しかったんだろ? こういう風に……」
「ああっ…ああッ……あッ………!」
 意識がペ○スを押し付けられている下半身へとどうしても向いてしまう。そのせいか、男の手指が蠢いて張りのある美乳を揉みしだだれると、喜悦の震えが薫の全身に駆け巡り、自分の体がそうであるように、男の手を胸とガラスでサンドイッチにするように膨らみを突き出してしまう。
(これ…夢なんじゃ……ずっとこうされる事を考えながらオナニーしてきたから……だから……)
 毎晩のように激しく犯されるイメージで慰めていた記憶が、現実を錯覚させる。痴漢されている事実が受け入れられず、その一方で快感の味を覚えた体は男の手を求めてしまう。相反する心と身体の狭間で薫の理性はゆっくりとだが確実に狂い始め、甘美なる刺激のままに喉元まで淫らな喘ぎ声を込み上げてしまっていた。
「―――そろそろ駅に着く頃だな」
 乗っている急行電車は目的の駅につくまで一駅にだけ停車する。それで終わりなのか……次第に速度を落とす電車の窓の外を見つめながら痴漢の手が乳房から離れていくのを感慈雨と、安堵と同時に物足りない…と恥ずかしくも思ってしまう。
 だが、
「昨日はいい物を見せてもらったから、これはプレゼントだ」
 男は薫の耳元でそう囁き、手の中にバトンのような“何か”を押し付けてきた。
「ヒッ―――!」
 視線を落として手の中のものを確認した薫は、思わず息を飲んだ。握らされた者はピンク色をした棒状のもの……握り手らしきほうとは反対側の先端は膨らみ、くびれ、その表面に無数のイボを持ち、そして十手のように中ほどで二股に分かれていて……そう、それは薫も初めて触れる女性を慰めるための道具、バイブレーターだった。
「い…いりません、こんなのいりません……!」
「いらないの? せっかく高いのを買ってきたのに……じゃあ一回使ってから返してよ。今すぐここでさ」
 言うなり、男の手が動き、薫のブラウスのボタンを上から順にはずして行く。手の中のバイブを両手で握り締めてどうしようも出来なくなっていた薫にはボタンをはずす痴漢の手を拒む事が出来ず、窓の外へ……もうすぐ駅に到着しようと言う電車の窓から見えてしまうように薫の胸元をさらけ出す。
「ああぁ……ダメ……こんなところで……ん…あぁ……ああっ………!」
「さあ、この電車が駅を出るまでにバイブをいれれたら受け取ってやるよ。―――入れてみせろよ、そら」
(い…いや…ぁ………!)
 出来るわけが無い。いくらなんでも電車の中で自分の秘部にバイブを入れるなんて……けれど、そのバイブを握り締めた薫の両手は、ドアと身体の間を通り抜けて下腹部へと向かって行った。


 ―――そして、電車がホームへと滑り込む。


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