第5話


「ハァ……ハァ……うっ…はぁ……」 「初めてなのにたくさん出したわね。それとも、初めてだったから…かしら? ふふふ……」  おチ○チンを松永先生に触られてから、時間にして一分と経ってない。その短い時間の中で、私は今までにな い濃厚な快感に突き上げられ、男の子の絶頂を迎えてしまった……  大きくなった男性器全体から私のアソコがあった位置に重たい衝撃が流れ込み、次の瞬間には内側から押し広 げるような圧迫感が股間を逆流してきて、まるで体内から太くて長い縄のようなものをを引き出されているよう に、ズルズルと長続きする射精感……小水にも似ているけれど、快感としてみるならまったく違う。拓也の悪戯 で噴かされてしまった女性の射精よりも数倍スゴい開放感に、射精が終わったのに私の腰はビクビクと震えつづ けている。  男の子って……こんな…こんなスゴい感じ方してるんだ…… 「んっ……で…出ちゃった……」  体中の力が股間から一気に噴き出てしまったかのように体が重い。松永先生が体の上に乗っていることもある けれど、全て搾り出された私は体をぐったりと床の上に横たえ、昨日よりもずいぶんと薄くなってしまった胸い っぱいに空気を吸いこんでいる。けれど近くに先生の股間があり、そこから漂っている濃密な性臭を吸いこんだ 途端、沈んでしまいそうな私の意識とは無関係に、おチ○チンがピクンと跳ね上がってしまう。 「片桐さん、スゴいわ……こんなに出したのに、全然小さくならないなんて。ふふふ…若くて元気なおちんちん ね……」 「んっ……」  先生は私の顔にお尻を向けているから、自分の体なのに股間の部分への視線は遮られ、どんな状態になってい るのかは私でもよく分からない。時折、太股の間から走る震えがおチ○チンに直接伝わっているのはなんとなく 分かるけれど、それを松永先生にまじまじと見つめられるのは……かなり恥ずかしい。 「せ…先生…もういいでしょ? どいてください……」 「まだダメよ。私は全然満足していないんだもの」  そう言いながらも、私の体から降りてくれて、こちらを振り向いた松永先生の顔を見た瞬間、私の目は釘付け になってしまった。  いつも優しげな笑みを浮かべているはずの先生の顔には、私の男性器から放たれたドロドロの粘液が飛び散っ ていた。量こそ少なかったものの、額や頬、顎に白い精液が付着しているのを見ると、目を背けたくなる私がい る一方で、顔射されて汚された美貌から目が離せない私もいた。  あれは…私が汚したんだ……なんだか興奮しちゃう…なんでだろう……  松永先生が頬を伝い落ちる精液を指で掬い取り、舌を伸ばして舐め取るのを見ているうちに、あの舌で舐めら れて放ってしまったことを思い出してしまい、いまさらながら恥ずかしさを感じて顔を熱く火照らせてしまう。 「こんなに大きくさせてるんだもの。休まなくても十分よね。このままじゃSEXしても長持ちしそうにないか ら、もう少し射精させてあげるわ。そこのベンチに座って足を開いて」 「えっ…ま、まだするんですか!? 私は…私はもういいです……」 「何を言っているの。片桐さんだって、女の子なのにここをこんなに大きくさせてるじゃないの」 「これはその…勝手に……」  このまま先生を見つめていると、いつまでたっても興奮が収まらない……体を起こして床に女の子座りで座り こんだ私のアソコは射精して小さくなるどころか、なんだかさっきよりも大きくなっているような気がしてしま う。  もう…拓也のバカ。私以外の人にもこんなに興奮して……私が悪いんじゃないのに……  ヌチャ…とした感触がおチ○チンを押さえこもうとした手の平から伝わってくる。手はそのまま向きを変え、 そっと肉茎を握り締めてみると、表面に絡みついた松永先生の唾液の下から私自身の脈動が確かに伝わってくる。 明らかに異常発熱している男性器に、私の心中は胸の奥で渦巻く怒りと興奮をどこにぶつければいいのか…かな り心中複雑だった。これが拓也自身だったら私はいくらでも怒る事はできるけれど、今はどちらの性器なのか判 断がつかない。目の前の松永先生に興奮しているのは拓也なのか、それとも私なのか…… 「まぁ…しょうがないわね。突然男の子になったんですものね。その感触に慣れなくてもしかたがないわ。相原 君も女の子になった時はずいぶん戸惑っていたし」 「あっ……拓也も…拓也もこうだったんですか!?――って、なに脱いでるんですか!?」  拓也の名前が出た途端、それまで真っ赤になって膨らんだ男性器の先端を見つめていた顔を上げると、いつの 間にか立ち上がっていた松永先生は白衣を脱ぎ捨て、短いタンクトップを引き上げて羨ましいぐらいに大きな乳 房を露出させていた。 「何って……やっぱり何のためかしら?」 「失礼します。私、授業に出ないといけないから」 「あん、だめよ。行くのはそっち」  これ以上はいろんな意味で本当に危ないと感じた私はズボンを掴んで立ちあがって逃げようとしたんだけれど、 立ちあがったところでタイミングよく胸を押され、後ろにバランスを崩してしまう。ズボンが中途半端な位置に あることもあって足も絡まり、一歩、二歩と後ろによろめいて、三歩目には膝の裏と背中とに同時に何かが触れ、 そのままぶつかった物――壁際に置かれた、二人か三人ぐらいは並んで座れる黒皮のベンチの上に勢いよく座り こんでしまった。 「さぁ、私が男の子になったばかりの片桐さんに特別授業をしてあげるわ。テーマは「男性の性欲について」。い っぱい勉強してね」 「ゆ…許して……これ以上は本当に…またさっきみたいな事されたら、気が変になっちゃう……」 「いいのよ。変になっちゃいなさい。そうしたら一日中かわいがってあげるから。SEXと射精する事しか考え られなくして、毎日私の中に注がせてあげるわ」  タンクトップとスカートも脱ぎ捨てて、結構体には自身のあった私でも(言っとくけど本当の私の体のほうね) 敵わないと思うほど肉付きがよく、それでもしなやかさを失っていない見事なボディーを揺らしながら松永先生 が近づいてくると、とっさに入り口に向かって駆け出す事もできたのに、私は体を縮こまらせたまま逃げようと はしなかった。  もしかすると、さっき射精した時の感覚をもう一度味わえるのなら……そんな思いがどこかにあったのかもし れない。 「もうこんなに先走ってるのね」  私の右に座った先生は手を軽く振ってズボンとトランクスを足元に払い落とすと、おなかに付きそうなほど反 りかえったペ○スの先端、オシッコや精液の出る小さな穴に指を挿しこんで、私が握っていた時から溢れ出して いた透明な液体を穿り返し始めた。 「あっ…あっ…そ…そんな……そこ…弱いの……んっ…イッ!」 「自分ばかり感じていちゃダメよ。受けに回っていても男の子なんだから、女性を気持ちよくして上げることも 考えて。こうして……」  男根を弄られる感触に夢中になって抵抗する事さえ考えられず、空いていた先生の手に絡めとられた私の左手 は、嫉妬してしまいそうなほどふくよかな乳房へと押し当てられる。これは汗なのか、わずかに湿っている肌は きめが細かく、私の手に吸いついてくるようだった。  人差し指と親指で輪を作り、大きく広がった傘の部分をグジュグジュッと擦られ、時折根元まで激しく扱き上 げられていた私はギリギリのところで手加減されていると走らずに激しい快感の虜になり、先生が手を動かすた びにプルプルと振るえるバストに何も考えられないまま指を食い込ませてしまう。  柔らかい……こんなに大きいのに張りもあって……  これだけ大きければ少しは形が崩れそうなのに、内側から張り裂けそうなほどの弾力で指を押し返す乳房を、 私の指はいい様にこねくり回す。自分が感じすぎているせいで力の加減ができず、その手触りのよさもあって、 私の指はより強く激しく先生のおっぱいを揉み始めてしまっていた。 「んんっ…いいわ、その調子よ……自分でしていたときのことを思い出して……んっ…片桐さんのここもこんな に元気になって……」 「うあああっ!!」  あっ…きそう…また精液が出ちゃいそう……こ、このまま…うっ……!  松永先生の扱きに涙を浮かべている私の口から歓喜の声が飛び出てくる。 「ふふふ…いいのよ、出しちゃっても……その度に大きくしてあげるから。それともどこか別のところで出した いの?」 「ハァ〜、ハァ〜、ハァ〜、んうっ!! わ…わた…私…気持ちいいのぉ…はぁ〜〜…」  先生の指の動きに恍惚とした表情を浮かべ、荒い息を吐きながら腰を揺すっていた私は先生の問いに答える事 ができず、すぐ横にある真っ白い乳房に顔をうずめていた。舐めたり吸ったりするわけじゃなく、しがみついて 顔を押し付けるだけだったけれど、私の頭がすっぽり包まれてしまいそうなボリュームに包まれる感触はなんと も言えない気持ちよさだった。 「そんなにおっぱいが好きなの? う〜ん…次は胸で挟んであげるわね。まずは射精してしまいなさい」 「は…はい……んんッ!! い…イきそう……!」  柔らかい膨らみに歯が当たる事を気にせず、だらしなく開いて喘いでいる口から涎がとめどめとなく零れ落ち る。  もはや射精は時間の問題だった。松永先生のしなやかな指が上下に動くたびに精液がペ○スへと込み上げ、そ の瞬間を待ち望む射精のための器官はさらに膨張しながらビクビクと痙攣を繰り返していた。 「せ、先生…もっと…もっと激しく……わた…わたし……おかしく…なっちゃう……」 「まだダメよ。もっと我慢してから出した方がずっと気持ちいいのよ」 「そんな………ダメ…もう…我慢できない!」  とうとう快楽に飲みこまれてしまった私は、最初に比べて緩やかに握っている松永先生の手の上からペ○スを 握り締めると、今まで以上の速さで上下に肉棒を擦りたてた。  スゴいぃ! こ…こんな感触初めてぇ!! 来る、来ちゃう、もう精液がぁ!!  あいだに先生の手を挟んだまま両手でキツく握り締め、自分の精を搾り取ろうとするように無心で手を動かす。 拓也にもした事がないような動きで、拓也の…今は私のおチ○チンを扱き、弄び、精液を放とうとしていた。  拓也…拓也、許して! もう手が止まらないの! ああぁ、昇ってきた、うぅ…出る…これが…これが男の子 の――!!  ガラッ! 「松永先生!!」 「ヒッ!?」  先っぽの穴にピリッと痛みが走り、管を押し広げて通ってきた精液が亀頭の中にまで達した瞬間、突然保健室 のドアが開かれ、若い女の子の声が室内に響き渡った。 「ダメ、止まって、止まってぇぇぇ〜〜〜!!!」  いきなりの来訪者に射精を何とか押し留めようとするけれど、とっくに臨界点を突破した精液は少しタイミン グが遅れたけれど、先端の向いている先、空中へと大量の精を解き放った。 「うぐぅ!!」  噴出した白いマグマは少し薬品臭い保健室の空気の中で弧を描き、少し離れた床の上に音を立てて落ちていく。 その間にも、亀頭と裏筋を指でくすぐられ、さらに快感を付きこまれた淫茎からはドプドプと大量の精が放たれ る。一見濃厚なミルクに見えるそれは濃厚であるあまりゼル状になっていて、床の上に落ちても周りに広がらず、 こんもりと盛りあがっていた。 「やっ…やだぁ…見ないで…こんなところ見ないでぇぇぇ!! いやぁ、まだ止まらないの、射精が、射精が、 射精がぁぁぁ!!」  一番見られたくないところを誰かに見られた…その恥ずかしさは、私の頭の中にある言葉を繰り返し連呼させ る。けれど、そのことがかえって私の興奮を高めてしまい、嫌悪すべき押すの欲望は尾をなびかせながらさらに 遠くへと飛んでいく。お尻の穴から陰嚢、裏筋に至るまで、ペ○スにつながるすべての器官が痙攣し、四方八方 に精液ミルクを放ちながら脳裏まで真っ白に染め上げていった。 「あ…明日香…なにを………」 「えっ……い…いやあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」  そして私の意識が途切れる瞬間、わずかに取り戻した瞳の光りが映し出したのは……汚れた私を見つめる私の 姿だった………


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