Eルートその5


「わ…私……こんなつもりじゃ…違う…違うんです……」  元々気の弱いめぐみちゃん……そんな彼女がこんな場面に出くわして平静でいられるわけがない……開け放た れた扉の向こうで眼鏡をかけた顔を青ざめさせ、その場に立ち尽くしたまま身体を小刻みに震わせていた。  手に持ったトレイ…その上に乗った物がカタカタと硬質の音を立てる。その音が湿った空気に満ちた個室に静 かに響き渡る……  そんな……よりにもよってめぐみちゃんにこんなところを…… 「藤枝、早く入って来い。酒を持ってきたんだろ。そこのテーブルの上に置け」 「私は…ただ新庄さんに頼まれただけで……見るつもりなんて……」 「入ってこい!」  店長の言葉にも震えて動けなかっためぐみちゃんに鋭い叱責の声が飛ぶ! 「ひっ!…は…はい……しつれい…します……」  短い一言だったけれど、耳に突き刺さるような店長の声にビクリと細い身体を震わせためぐみちゃんは、声を 涙で湿らせながら、おずおずと個室の中に足を踏み入れ…入ってきた扉を自分から閉めてしまった…… 「んっ……」  めぐみちゃんの歩みは遅く、目も手に持ったトレイを見つめているので今はあたしの姿は見られていないけど ……こんな事をしている場所に他の人が来るなんて……それが…めぐみちゃんだなんて……  店長の剛直に貫かれたまま、あたしはめぐみちゃんから顔を背け、数時間も揉まれ、舐めしゃぶられた乳房を かろうじてブラウスが引っかかっている両腕で抱くように覆い隠した。 「相原、隠すんじゃない。じっとしていろ!」 「やっ、離して、離してよぉ!」  そんなあたしの行動を気に食わないのか、店長の手があたしの腕を強い力で握り締め、無理やり左右に開かせ て、パンパンに張り詰めきった乳房を再び露わにさせた。 「恥ずかしがるな。客に見られても平然としろ、いいな」 「そんな…許して…めぐみちゃんに見られちゃう……」 「……俺がそうしろといってるんだ。お前は言われたとおりにしろ」 「っ!」  非力なあたしに店長の戒めを振りほどく腕力がある訳も無く、それどころか腕を掴む手に骨が軋むほど込めら れた力に顔を一瞬しかめ……あたしは身体の力を抜いていく…… 「そうだ…いい娘だ……」  あたしが抵抗をやめた事でようやく腕を開放した店長は、あたしのわきの下から通した両の手を正面から歩い てくるめぐみちゃんに向かって突き出した乳房と、無意識に閉じ様と力が入っていた太股の内側へと伸びてくる。 「ふぁぁっっ!…やっ…やだ……いまは…やめて……ふぁぁあああ!!」  手が触れる感触に身体をびくつかせるあたしを店長が自分のほうに引き寄せる。ヌルヌルの股間に大きな肉棒 を突き刺され、今すぐにでも言ってしまいそうな身体から力を抜こうともがくあたしは、それに逆らう事無く逞 しい胸板に持たれかかる……と同時に店長があたしのうなじに顔をうずめ、タバコ臭い息を吹き掛けながら軟体 動物のような舌で敏感な肌を舐めまわしてきた!  だめっ、イっちゃう! めぐみちゃんが目の前にいるのに…い、イっちゃうぅぅぅ〜〜〜!!  店長の身体の上であたしの裸身が硬直する!  大きく開かれた太股には全然力が入らず、地面を踏む締めている感覚はどこにもない。店長と結合した一点に あたしの全体重が掛かり、肉の柱はより深くあたしの中に押し込まれる。 「あぁ…あ、あああ……」  呼吸をするたびに秘唇の奥から重たい疼きが走る。粘膜は擦られていないけど、ヴァギナを深く抉るペ○スと、 絶頂続きでウネりが止まらない肉ヒダからドロドロにとろけてしまいそうな快感が局部の中に放出されていた……  動かれてないのに…こんなに感じちゃうなんて……こんな姿を見たら…めぐみちゃんは……  ふと、脳裏にめぐみちゃんの健気で明るい笑顔が浮かんでくる……すの姿に少しだけ意識を取り戻したあたし が背けた顔から横に視線を向けると………めぐみちゃんはドアとあたしのいる位置の中間辺りで立ちすくみ、顔 をうつむかせる事なく涙のたまった瞳で…あたしの姿を見ていた…… 「――んっ………」 「なんだ、締まりが勝手によくなってきたぞ。藤枝に見られるのがそんなに気に入ったのか?」  めぐみちゃんの視線に気付いてさらに強く目を閉じたあたしの耳もとに、店長の小さな声が聞こえてきた……  言わないで…そんな事言わないで……いや…見ないで…恥ずかしいから見ないでめぐみちゃん!  途端に頭の中が一気に白熱し、視線からのがれたくても隠す事もできない身体全体が波打つように痙攣する! 「た…拓美さん……きゃあ!?」  ガシャン!! 「んんっ!!」  突然響いた大きな音に膣道が反射的に窄まり、飲みこまれたままのペ○スがあたしの頭の中でより大きな存在 感となって突き上げてくる! 「ちっ、ろくに仕事もできないのか!」 「ご…ごめんなさいごめんなさい! すぐに片付けますから!」 「はぁぁ……め…めぐみ……ちゃん……」  あたしの頭の横を通りすぎていく店長の怒声と、めぐみちゃんの泣き崩れそうな声にあたしが荒い息を吐きな がら顔を向けると、めぐみちゃんは何もあしに引っかかるような物がないところで転んでいて、トレイの上に乗 っていたウィスキーのボトルやグラスは割れてはいないけどあたしと店長の足元にまで転がってきていた。その ウィスキーに入れられるはずだった氷は丸い容器と一緒に横へと倒れ、表面に浮かんでいた水滴が集まり、絨毯 に冷たいシミを作っていた。 「藤枝……お前も再教育が必要だな」 「えっ……私……ですか?」  幸いな事に床に敷かれた絨毯のおかげでガラス類は割れていない。それでも慌てて絨毯の上に散らばった氷を 拾い集め陽気に戻していためぐみちゃんは自分の名前を呼ばれた事で反応し、床に座ったまま店長の…引いては あたしの顔を見上げてきた。その顔は自分の犯した失敗に飛んできた店長のキツい言葉で今にも泣き崩れてしま いそうで、少しそばかすのある顔が小動物が獣を前にしたかのように完全に怯えきっていた。 「呆けてる場合じゃねぇ。おら、こいつのマ○コを舐めな!」 「ひっ! いやあぁぁぁぁ〜〜〜!!」  あたしの体を押し倒すように店長構えに持たれかかってきたかと思ったら、そのままあたしの両膝の裏に手を 差しこみ、めぐみちゃんに肉棒を咥えこんで限界まで広げられた秘唇を大股開きで晒すように足を持ち上げられ た! 「やめてぇ! いや、めぐみちゃん見ないでぇぇぇ!!」 「お前は黙ってる、口を挟むな!」  グジュ! 「!?ああああああ〜〜〜〜〜〜!!!」  う、嘘、奥に、ああぁぁ…当たってるぅ! すご、い、ひゃああんぁぁん!!  腕に力を込め、足をVの字に開いたあたしを店長が持ち上げげ、大きく出張ったカリでグジュグジュに濡れた 粘膜を擦られた次の瞬間、ソファーからの反動を利用して勢いよく上昇してきた店長の腰が落ちてきたあたしの お尻に勢いよくぶつかり、回りに溢れた粘液を飛沫のように撒き散らしながら肉の凶器を根元まで突き込んでき た! あたしのおマ○コは度重なる店長の折檻で筋肉が柔らかくなっていて、その上いくら締めつけていても秘 粘膜全体から滲み出した大量の愛液が潤滑液となり、引っかかる事無く飲みこむように一番奥まで迎え入れてし まった。 「お前は黙って俺の言う事を聞いていればいいんだ! 分かったか!!」 「はい、わかり、わかりましたぁ、だから、あぁん、ああぁぁぁん!!」  店長があたしを抱きかかえて腰を振るたびにあたしの頭に白い火花が何度も弾け、熱い肉棒が何度も出入りす る感触にびくびくと痙攣し続ける花びらからは次から次へと大量の愛液が溢れ出す。それでさらに滑りのよくな った肉棒は動きを加速させ、絡みつく肉ヒダを無理やり引き剥がし、めくり上げて何度も奥を突き上げてくる! 「ああっ! ふああっ!! すご、い、いいぃ〜〜…激しっくてぇ…あ、あたし…あたしぃぃ……!!」 「藤枝、早くしろ。お前がしなかったらこいつが壊れるだけだぞ、そら、そらぁ!!」 「くっ、あっ、あっ、ああっ、あああああぁぁぁぁぁ!!」  身体の奥に一月ごとに叩きこまれる力強い快感にあたしは唯一自由な背中をイヤらしくくねらせ、乳首の先か ら汗のしずくが弾け飛ばしながら、身悶えして悶え続けた。  そう…目の前にめぐみちゃんがいる事も忘れて…… 「相原さん……ごめんなさい! んっ……」 「ひぃぃぃん!! やっ、め、めぐみちゃぁん!!」  絨毯に手をつき、子犬のようにあたしの前まで近づいてきためぐみちゃんは顔の高さにある結合部へ……店長 の肉棒が奥の粘膜を掻き回して引き抜くと同時に止まる事無く蜜を溢れさせるあたしの秘唇に…口付けをした。 全開にされた陰唇に柔らかい唇が触れ、めぐみちゃんの性格が現れたかのように溢れる淫液を丁寧に舐めとって いく。 「あっ、はぁぁ、ひやあああ!!」  肉付きがよい股間の膨らみに、自分で皮が向けるほど大きく勃起したクリ○リスに、雄肉が引き抜かれる時に 一瞬見える敏感な粘膜に……拙いながらも丁寧に舌を這わせるめぐみちゃんの行動に、あたしの身体は絶頂への 痙攣に突入していく!! 「めぐみちゃんやめて、お願い、ダメェ! じゃないと、あ、あたし、いっ、んっ!! はぁ…はうぅぅぅ!!」  身体を大きく仰け反らせて店長に体重を預ける……そして身体から湧きあがる快感に身を委ね、全身から汗を 噴き出した裸体を震わせながら…… 「ぐぅぅ…だ、出すぞぉ!!」  店長の肉棒が一回り大きくなり、さらに激しく突き上げてくる。あたしの蜜壷はそんなペ○スの根元を絞るよ うに強く締め上げ、愛液と一緒に隅々にまで絡みついた蠢く肉ヒダで射精を促すように扱き上げる。 「なんて名器だ、俺のチ○ポに吸いつきやがって…おら、藤枝ももっと強く舐めろ!」  店長の片手があたしの膝裏から離れて、めぐみちゃんの頭を二人の繋がる場所に強く押しつける。そして彼女 の歯が偶然びんびんに勃起したクリ○リスに当たり、強烈な刺激が一瞬で溶けてかけていた脳を焼き尽くした!!  グジュウウウウ!!  それと同時にものすごく大きな水音をたてて駄目押しのように押しこまれた店長の剛直が、射精口を子宮の入 り口にぴたりと押し当て、溜めこんだ熱い精液を解き放った!! 「う…あ…あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!」  まるで妊娠でもさせようとするかのように増えるえるペ○スを無理やり子宮に捻じ込み、一滴も無駄にするま いと全ての精液をあたしの胎内に流しこんでいく……その身体の一番奥ではじけ、暴れる精液の衝撃に…あたし は続けて絶頂に突入して…… 「それからめぐみの顔に潮ふいてぇ、イかされてぐったりしてぼんやりした相原さんの前で今度はめぐみが犯さ れるのぉ。そこへお客も乱入してねぇ――」 「………もういいです…」 「来る客全員とSEXしてさぁ、最後は泡のお国へレッツゴー♪」 「だからストップ! もうそれ以上言わなくていい、絶対に言っちゃダメェ!!」  あたしは噛みつかんばかりの勢いで椅子から立ち上がり、何故か嬉しそうに滅茶苦茶な妄想を口にする新庄さ んに詰め寄った。 「なんであたしがノーパンでお客の前に出なくちゃいけないんですか!? それにあの店長がいくら恐いからっ てそんな事するはずないでしょ!?」  いくら客が少ないからって、受付でこんなエッチな話をする、普通……なんだか頭が痛くなってきた…… 「いやいや、あの店長ってぇ、裏ではいろんな事やってるわよぉ。それに風俗って気持ちよくなってお金もらえ るから楽よぉ♪ それのほうが身体が熱くなって……いいじゃなぁい♪」 「だぁ〜〜かぁ〜〜らぁ〜〜〜〜!! あたしはそう言った事はしないんですってば!! ほら、めぐみちゃん も何か言ってよ………って、めぐみちゃん?」  いくら力いっぱい力説しても、あたしを主人公にしたイヤらしい話をやめようとしない先輩店員を何とか止め るべく、援軍を求めて振りかえったあたしの視線の先には―― 「わ、私……そんな…拓美さんの…アソコへ…そんな…そんな事を………」 「……もしも〜し、めぐみちゃん、おきてる?」  椅子に座り、首を横に傾けて呆けたようにつぶやくめぐみちゃん……あたしが目の前で手を振っても全然気付 かず、その様子は…何かが壊れたようで少し恐くさえあった…… 「まったくだめねぇ。あんな話で妄想モードに入るなんてぇ。まったくウブなんだからぁ」 「そう言う問題じゃないでしょ! めぐみちゃん、目をさましってば、めぐみちゃん!!」 「ダメ…私なんか……でも拓美さんのように…そしたらあの人も…でもあんなことしたら……はぅぅ……」 「起きてよぉぉ〜〜、めぐみちゃ〜〜ん!!」  両肩に手を置いて揺さぶっても、耳元で叫んでも、顔を真っ赤にしためぐみちゃんはあたしに気付く事無く、 口から呪文のように淫らな妄想の一部を口にしている……その中にあたしも男のあたしも入ってるんだけど……  ――チ〜ン  あぁもう、こんな時にお客が来るなんて!  エレベーターがこの階に到着した事を知らせる音に、目を覚まさないめぐみちゃんはとりあえず椅子に座らせ ておき、あたしは振りかえって居住まいを正した。 「――おう、真面目に仕事してるか?」 「て…店長……お、おはようございます!」  左右に開いたエレベーターの扉から現れたのは、つい今さっきまで話題に上っていた強面店長だった。いつも のように白い背広をビシッと着こなし、サングラスをかけてその威圧感をさらに増してあたしたちを眺めている。  ひょっとして……本当に話のようなことがあったら……  隣に立つ新庄さんにマネージャーの欠勤の事とかを聞いている店長を見つめるあたしの背中に冷たい汗が流れ 落ちる…… 「そういえば、藤枝はどうした。体調が悪いのか?」 「へっ!? あ、いえ、えっとですね…はい、そうです。なんだか熱っぽくて…今日は早退させた方がいいかも 知れませんね…あはは……」  いきなり店長の視線が向けられた事に焦りを覚えながら、あたしは口からでまかせを並べ立てる。 「相原も最近休んでいたな……」  ひえぇぇぇ〜〜、あたしは悪い事なんかしてないのにぃ〜〜!!  首だけでなく、身体全体をあたしの方を向けた店長の姿にあたしはその場から逃げ出したかったけど、足は恐 怖ですくんでピクリとも動いてくれなかった………  あ…あたし……このまま店長に…そして…そしてやっぱり風俗にぃぃぃ〜〜〜!! 泡の国…泡の国に行っち ゃうのね……それだけはイヤだったけど…まぁ男に戻ったら…でも海外に売られるのはイヤァぁぁ〜〜〜!!  完全に混乱状態に陥ったあたしはさっきの話と現実をかなりごちゃ混ぜにしていろんな想像をしてしまう……  そしてそんなあたしをサングラスの冷たい視線で見つめた店長は、背広と逞しい胸板の間に手を差し入れ――  ピッ 「まだ体調がよくないようだな。今日は仕事の帰りに美味い物でも食って元気をつけろ」 「………………へっ?」  あたしに向かって差し出されたのは…分厚い札入れから取り出された新品の一万円札だった。 カラオケハウスでのダイエット:失敗  ダイエットも何もないわよね、あれじゃ……それにしても、あの店長って結構従業員思いだったのね……  というわけで…ウェイトレスさ〜ん、ジャンボハンバーグランチ追加してくださ〜〜い♪


続く