]T.妄想


「あぁ……つ…疲れた……あゆみもたくやちゃんも何処に行ったんだ?」 俺は廊下掃除を終えたばかりの重たい身体を引きずって、疲れた身体を癒すべく従業員室に向かっていた。 まったく……たくやちゃんが見つかったと思ったら今度はあゆみまで、いや、調理場に真琴さんもいなかったから 三人だ。三人もいなくなるなんて一体どうなってるんだ? 午前中にいくら頑張ったからって、一人で残っていた仕事をするのはやっぱりキツいし、それになんだか空しいんだぞ。 みんな俺にだけ仕事をさせてどこでサボってるんだ!……といっても、一年前は俺もサボりまくってたんだけどね。 いまさら人の事は言えないか。 しかしたくやちゃん……本当に大丈夫かなぁ…… 旅館の主人(実質的には別としても)であり雇い主としては、あんなひどい目にあった彼女の事はどうしても気になる わけで……心配だ。 「たくやちゃん…か……」 無意識に廊下の真ん中で立ち止まると、ふと小さく呟いて、彼女のことを考えてしまう…… たくやちゃん……とっても……とってもいい子じゃないか! 俺は誰かが見ているのかもしれないのに、廊下の真ん中でグッと拳を握り締めてガッツポーズを取った。 あの夏美さんの妹――いや弟だっけ?――だって言うからどんな性悪娘が来るかと思ったら……とってもかわい らしくて、素直に俺の言う事を聞いてくれて、どんなにひどい目に合っても次の日には明るい笑顔を見せてくれる ……うむ、やっぱり従業員はあんな感じの子がいいな。 今日はいなくなる前に朝からあゆみに代わって洗濯物を干してくれたそうだし、あんなに仲の悪かった砥部さん夫婦を 仲直りさせたし……働き者で人当たりもいい。文句のつけようが無いな。 まぁ、急にいなくなるのが玉に傷だよな。今日だって出かける前に一言言ってくれればよかったんだ。そしたら梅さん の機嫌も悪くならなかっただろうし、俺にやつ当たりされる事も無かったんだよ。 午後はみんないなかったせいで梅さんの不機嫌は全部俺にぶつけられた。ため息だって出ちゃうよ、ほんと。 そういえばたくやちゃんもここに来てまだ四日だって言うのに、散々な目にあってるよな。昨日は昨日で帰ってきたと 思ったら全身ずぶ濡れだったし、その前は…… 一昨日。真っ暗な布団部屋。闇に白く栄えるたくやちゃんの裸体。引き裂かれたメイド服。 「い…いかん、いかん、いかん!何を考えてるんだ。俺は!よりにもよって従業員にそんな考えを持つなんて……」 頭に浮かんだあの時の光景を打ち消そうとするが、無残で、どこか綺麗だと思ってしまうたくやちゃんの陵辱姿は、 ますます鮮明さを増していく。 哀しそうに伏せられた瞳、身体のあちらこちらに残っている精液の跡、精液と愛液のむせ返るような臭い。 俺は一体どうしたって言うんだ。別に陵辱願望やレイプ願望なんか今まで無かった筈だぞ。でももし、あの時、横に あゆみがいなくて、俺一人だったら―― 俺は逃げ出した男を追う事もせず、汗と精液の臭いが交じり合い、ムッとするような空気が流れ出してくる布団部屋 の中に足を一歩踏み入れた。 入り口から入ってくる光は俺の身体に遮られ、崩れた布団の上に黒い人影を作っている。 その影の中、俺の足元には誰かにレイプされたたくやちゃんが倒れている。 手を後ろで縛られ、口にも猿ぐつわを噛まされて、俺が入ってきた事にも気付かず、身じろぎ一つしない。 ……気を失っているのか? その事に気付いた俺は、自然とたくやちゃんの足元に膝をつき、彼女の膝の裏に手を差し込んで、持ち上げるように 足を左右に開いていく。 これが……たくやちゃんの……… 開いていく足の向こう、その一点に俺の目は吸い寄せられていく。 何度見知らぬ男に陵辱され、何度男の欲望を吐きかけられ、何度見知らぬ男に犯されたのだろうか、たくやちゃんの 股間には秘所がほとんど見えないぐらいにドロッとした真っ白い精液が絡み付いている。 あまりに汚された女性の姿に、俺は目を逸らす事ができない。 ごぷ……ごぷ……ごぷ…… 釘付けになった視線の先、たくやちゃんのおマ○コから犯した男の精液が溢れ出してくる。 この精液がたくやちゃんの中――子宮まで犯したのか――― ズキリ ズボンの中で充血し始めたペ○スが硬度を増していき、行き場を求めて暴れ出すと根元が鈍く痛み始める。 その痛みに導かれるように俺の手がチャックへと伸び、ズボンの中から限界以上に勃起した肉棒を取り出す。 「はぁ…はぁ…はぁ……た…たくや……」 俺は暴れまわる愚息を握り締めると、たくやの汁だらけのマ○コへと先走りが溢れ始めた先端をあてがう。 俺だって……俺だって…… 「行くぞ…行くぞ……グッ!」 腰を押し出すと、ズブズブと音を立てながら俺のチ○ポがゆっくりとたくやの中に入っていく。 「たくや……たくや……!!」 俺はうわ言の様にたくやの名前を呼びながら、ヌルヌルのヒダが絡み付いてくるおマ○コの中に根元まで全部埋め こんでしまう。 「はは……入った…入ったぞ……」 見知った相手をレイプする行為に身体中が熱くなるほど興奮している。俺は荒い息を吐きながら腰を密着させて蠢く 蜜壷の感触を堪能した後、Vの字に開いた足を抱え込んでその中央に自分の腰を荒々しく叩きつける。 「ん、ん、ん、ん、ん」 「なんだ、気絶してるのに感じてるのか?レイプされてるのに感じてるのか?お前は……誰のチ○ポでもいいのか!?」 意識の無い筈のたくやが、俺に突き上げられるたびにかすかな喘ぎ声を漏らす。 汁で溢れかえったマ○コの中をグイッと突き上げると、中の肉壁がビクリと震え、奥へ奥へとチ○ポを誘っていく。 やっぱり俺のチ○ポで感じてやがる。だったら、もっと感じさせてやる!! 「それ、それ!感じろ、たくや! 「ふぅん!んんっ!ん、んん〜〜〜!!」 ぎゅうぅぅぅ〜〜〜 「くぅ!!」 たくやの身体がヒクヒクと断続的に痙攣を繰り返す。それに合わせておマ○コ内部の肉ヒダのウネりも激しくなり、 俺の中で一気に射精感が高まっていく。 「たくや、お前の中をザー○ンまみれにしてやるからな!イくぞ!イくぞ!!」 「んんんん〜〜〜〜〜〜!!!!」 俺がイく瞬間、たくやは急に目を見開き、身体が大きく跳ねさせる。そしてそのまま全身を細かく痙攣させる。 入り口から子宮まで全部で俺のチ○ポを締めつけくるマ○コの一番奥に、高まりきった俺の興奮を全部一気にぶちまけた! 「んんん……んん…ん………んむ…?」 長い痙攣の後、ようやく身体の硬直が解けたたくやは、とろんとした表情で俺の顔を見上げてきた。 最初はボンヤリしていた瞳もやがて焦点を結び、今まで犯していた男が俺だと気付いて愕然とする。 「どうだ、よかったか?」 勃起したままの肉棒で俺の精液で溢れかえった子宮を入り口を言葉と同時に押し上げる。 「んんっ!……ん…ん……」 その一突きで再び身体を震わせたたくやはうっとりとした表情で頭を縦に振った。 「たくや……まだまだこれからだ。お前はもう俺の女だ……」 「ん……」 その言葉にもう一度頭を縦に振ったたくやの目には涙が光る。 それは嬉しさからか、哀しさからか、悔しさからか、それともあゆみへの罪悪感か。 しかしそんな事はもう関係ない。 たくやはもう俺の女なんだから。 「喜べ。さっきの男なんか忘れるぐらいたっぷりと犯してやる。もう俺のチ○ポ無しじゃ生きていけないぐらいに 犯してやるからな」 体位を変えると再び剛直で深深と貫き、たくやを無理やり絶頂へと押し上げていく。 そしてひくつく子宮口をこじ開けて、その内部にたっぷりと雌奴隷の証を刻み込んでいく。 「たくや……お前は俺の女だ」 「それで…それで……ん?…ぐ…ぐぉぉぉ!!」 俺の妄想は股間から一気に脳天まで突き抜けた痛みで打ちきられた。 さっきの妄想でズボンの中では復活した息子がパンパンに膨れ上がっていた。ズボンの中で無理やり折り曲げられた 愚息の根元が痛い!折れるんじゃないかって言うぐらいに痛い!! 妄想の中とは違い、こんな所でチ○ポを出すわけにもいかず、あまりの激痛に俺は股間を押さえてその場にかがみ こんだ。 「我が子ながら……元気がよすぎるぅぅ……」 あまりに生々しい想像をしてしまったせいで俺の息子は全然収まる気配を見せない。それどころかますます充血して、 出口を求めて暴れまくっている。 あゆみ、すまん。 薬のせいだったとは言え、たくやちゃんのアソコの気持ちよさはあゆみよりもスゴくて、まさに名器って言うヤツだ。 なまじ、その感触を脳の奥深くにまでたっぷりと刻み付けられたせいで、妄想度合いもアップして、すぐに反応する んだもんなぁ…… しかしこんな所で何時までもこんな格好はしていられない。誰かに見られでもしたら…… 「じゅ…従業員室にいけば……」 あそこに行けば一人っきりの空間を確保できる。そうしたら……なんとか収めよう。 「山野さん、どうかしましたか?」 ぎくっ! 人に一番会いたくないときに! なんとか少しだけ猛りを静め、微妙に腰を引きながら立ち上がった俺の背後から、誰か女性の声が聞こえてきた。 しかしこの声は…… 「その声は……松永様ですか?」


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