「M(erry) C(hristmas)」


「入りますよー、おぉ!」
 ノックへの返事の後、ドアを開けた男は驚愕に目を見開いた。
 繁華街を少し離れた裏通りに面した小さなバー。そこでは彼の職場の部署の忘年会の為に貸し切られ、店内では今まさにパーティーが行われていた。
 その店の奥の個室を更衣室代わりに、彼の職場の同僚の女性達が宴の席に花を添えるべく、サンタクロースを模したコスチュームに着替え終わったところだ。

「いや、しかし、これは……」
 男が言葉を失うのも無理もない。部署切っての才媛、畑中理緒がその均整の取れた身体をセクシーなサンタコスチュームに身を包み、いつもの怜悧な雰囲気とはうって変わった柔らかな笑みをトレードマークのセルフレームの眼鏡越しに浮かべているのだから。
 鮮やかな赤に白のファーで縁取られた、サンタの衣装、だがそれは多くの人がイメージするヒゲの老人が身に着けているそれとはまるで異なる大胆なものだった。上はへそ上から胸元までを辛うじて覆い、前をボタンで合わせるビスチェ状のノースリーブ、下は少し動けばショーツが覗けてしまいそうなほどミニスカート。

「サイズはどう?」
 辛うじて送り出した言葉に
「ええ、大丈夫」
 と応える理緒。
「はいっ、大丈夫です」
 と快活に応じたのが、彼女の後輩、一之瀬真由香。学生時代はスポーツに打ち込み、小柄ながら引き締まった身体とショートカットにした髪が快活な印象を与える彼女のサンタ姿は、理緒のそれとはまた違った印象を与える。
「わたしはちょっとキツいかなぁ」
 理緒の同期である藤咲彩乃はその豊かな胸元に手をやりながら応える。緩めのウェーブのかかった髪にその三人の中で一番のナイスバディ、更にその落ち着いた物腰は部署内の男達をひき付けて止まない。

 それぞれに異なる魅力を放つ三人のサンタクロース。
「かなり、その、大胆な衣装だけど、大丈夫?」
 男の問いに
「でもこういうことでもないと着る機会ないし」
「ちょっと恥ずかしいけど、せっかくのクリスマスだし――」
「色々あったけど嫌な事みんな忘れて、また来年も頑張らないと、ね」
 快活に、しかしどこか虚ろな雰囲気で応えるサンタ達。
「そっか、三人ともありがとね。じゃみんなで盛り上がろうか」
 男は内心ほくそえみつつ三人のサンタクロースを従え、個室からホールへと歩み出た。

 店内のいくつかのテーブルは、貸し切った部署の人間でほとんどが埋まり、僅かな空席を残すのみだ。
 ホールの奥、個室がある廊下へ続く方とは逆に設えられた小高いステージへと四人が立つ。
 普段はアコースティックの生演奏などが行われているであろうそこに立った彼女達にパーティーの参加者は大いに色めき立った。なにしろ、職場ではスーツ姿しか見る事のない彼女達が大胆なサンタ姿を披露しているのだから。

「それでは、宴もたけなわでありますが、この辺でビンゴの当選と参りましょう。会に先駆けて皆様にお渡ししたビンゴカード、縦横斜め、いずれでも揃った方には我が部署の女性陣がサンタクロースとなって皆様に豪華プレゼントを差し上げるビンゴゲーム大会。それでは張り切って参りましょう!」
 いささか全時代的な挨拶と共に 一気に増した店内の熱気の中、男はビンゴゲームの開催を宣言する。
 ステージ上に置かれたテーブルにあらかじめ用意されたビンゴマシン。手回しで回転する球状のカゴの中に数字の書かれた玉が入っているのが見える。理緒がそのハンドルを手に取り、回して
「5!最初の数字は5番でーす!」
 男の宣言に従い、参加者達はカードと共に配られたボールペンで数字に印を付ける。

「なんかセンパイの司会ってパーティーのビンゴってより……」
「商店街の福引って感じねー」
「いいじゃないか、景気良く盛り上がれば」
 綾乃と真由香の突っ込みを受けながらも理緒に次なる抽選を促す。
「はいはい……えーっと」
「12!ハイお次は12番でーす!」
 
「25!」
「8!」
「16!」
 福引調で次々と数字を読み上げられ、抽選が進み、やがて
「ビンゴ!」
 最初の当選者が現れた。

「おめでとうございまーす!」
 どこから取り出したのかハンドベルを鳴らしながらまるっきり福引の口調で当選を称える司会の男。
「んじゃ藤崎さん、その箱を」
 男に促され、綾乃は上面に手が入るほどの穴が開けられた箱を当選者に差し出す。
「なんだこれは、くじ引きかい?」
「えぇ、すんません。一番最初にいいの当てられちゃうと盛り上がらないもんで」
「確かにそうだな、どれ……4?」
「あ、4番はこれですね」
 すかさず読み上げた番号に対応した景品、小さな紙の手提げ袋を当選者に渡す。
「開けていいか?……アイポッ……いや、これは……」
 袋の中を覗き込んだ当選者は呆れたような表情を浮かべる
「ハイ、4番はポータブル・オーディオ・プレイヤー、アイポットです」
「アイポッドって……こんな形してないだろ」
「いいじゃないですか、本物に比べて多少かさばりますが乾電池で動きますよ?電池が切れたら即コンビニで補充!」
 特に"本物"に固執するでもなく苦笑交じりにそれを受け取ると、最初の挑戦者はステージを降りた。

 その後もビンゴは続き、続々と当選者が現れる。
「液晶テレビ引換券!」
「マジで……ってかリサイクル引換券じゃねえか!」
「ええ、最近は処分にもお金がかかるご時世ですから、どうですか?いらないテレビありませんか?」

「手帳か、デザインも悪くないね……って'05年のか」

「取引先のノベルティか……」

 と、当選者が出揃い、ビンゴも終盤に差し掛かかり始めたその頃。
「さぁ!まだまだ豪華景品を多数ご用意してあります、皆様奮ってご参加くださーい!」


 いい加減冴えない景品にうんざりした空気が広がる中、福引調の司会は続く。
「ビンゴー!って今度は何です?」
 期待せずに綾乃からくじを引く新たな参加者。真由香がくじの番号に応じた封筒を彼に手渡す。
「これの中身だってどうせロクでもないような物なんでしょ?」
「うるさいよ。大体ね、こんなとこでテレビだのなんだの配る予算なんてあるわけないだろうに、ん、どした?」
「いや、これ……"サンタ衣装 (上) 畑中"って」

 封書の中身に場内が静まり返る。特に当選者と当の理緒本人の表情は驚愕に凍り付いていた。
「遂に出ましたぁ!今回の目玉商品、お、お、あ、た、り〜!!」
 その静寂を打ち破るようにハンドベルが打ち鳴らされる。とはいえ、相手は当選した彼にとっては頼もしくも恐ろしい先輩の畑中理緒である。このようなセクハラ紛いの言動をすれば、たちまち舌鋒鋭く罵倒が飛び出し、自分を叩きのめすであろう。現に眼鏡の奥の彼女の瞳は仕事に向かうときのそれのように鋭くなり……
 当選者が内心恐れつつも理緒の方を伺うと、なにやら司会の男が理緒に囁きかけている。男の言葉に頷くとおもむろに彼に近寄り――

「今夜は特別な日だからね」
 職場での彼女とは違う柔らかな笑み、どことなく虚ろな仕草。当選者の肩に手を置き囁く。
「一年頑張った君にはプレゼント。メリー・クリスマス」
 そして職場では聞くことのない甘い声。

 おずおずと手を伸ばすと、胸のボタンはあっさりと外れ、ファーをあしらった赤のビスチェが左右に開く。肩紐もないため支えを失ったそれを受け取ると、理緒の胸が肌蹴られる。
 息を呑む壇上の当選者と、途端に色めき立つステージ下の参加者達。男の陰から離れて再びビンゴマシンに戻ったときは既にその胸は左腕で隠されてた。
 見足りない観客に
「あくまで当選者へのサービスです」
 と言い放つと、片手で器用に取っ手を回し、ビンゴを続ける。


「21!」
「ビンゴー!」
 
 ガラクタ処分市のごとき景品が連発していたときとはうって変わり、ビンゴ参加者の熱気は最高潮だ。くじの内容は再び封筒。封筒の中身は――

「サンタ衣装! (下)! 一之瀬!」
 次の参加者は中身を読み上げるなり、プレゼンターの真由香を抱き寄せ、腰に手を掛ける。
「へっへー、まゆっちのミニスカゲット〜」
「わ、ちょっと!、いきなりダメだよっ!」
「ダメじゃなーい!ちゃんとくじ引いて当てたんだから、ねっ」
 二人の身体がもつれあい、真由香の引き締まった下半身がくねりながら、真っ赤なミニスカートがずり落ちて行く。
 同期で比較的仲が良いとはいえ、こういう行為を許す間柄ではない、が、今夜の真由香は口先だけの軽い拒絶で脱がされるに任せる。
 そしてストン、とスカートが床に落ち、真由香の穿いているグレーのスポーティーなショーツが露になった。
「ダメだぜ〜まゆっちー、こういう場にはちゃーんとお洒落してこないとー」
 ショーツ越しに尻を揉みしだく同期の男。厚手のコットンの柔らかな手触りが心地いい。
「こんど一緒に可愛いの選びに行こうなー」
「もう……バカッ!」
 同期の男を突き飛ばすと、再び景品が置かれたテーブルへと戻る。下半身がテーブルに隠れた事で落胆した観客に
「あくまでスカートをプレゼントしただけですっ!」
 と、ショートカットの童顔を背けてしまう。

 さらにビンゴは続き
「ビーンゴッ!」「あぁ、私もだ」
 二人同時に当選を果たした男達が壇上に登る。
 綾乃から引いたくじはどちらも封書。その中身は奇しくも――
『サンタ衣装 (上・下) 藤咲!』
 二人の当選者の声が重なる。
 初の事態に、一瞬の戸惑いを見せるも男達の行動は早かった。くじを入れた箱をテーブルに置いた綾乃を両脇から挟むように立つと、左右から腕を絡める。
「あ、あの……?」
 常に穏やかな微笑をたたえている彼女の顔に当惑の影が差す。男二人の視点から、綾乃の肩越しに胸元が除く。職場で見せる服装の、スーツを、ブラウスを、大きく押し上げていた胸のふくらみが、今はより大胆な姿で目の前にある。肩から胸元までが露になった服装。その奥まで覗けそうな隙間を、縁取ったファーが遮っている。
「プレゼント、ですものね。さぁ、お二人ともどうぞ」
 次の瞬間、至極あっさりとサンタ衣装は剥ぎ取られ、綾乃の豊かな胸と、レースに彩られたショーツが壇上に現れた。事あるごとにオフィスで男達の目を奪ってきた双乳が、今、目の前にある。
「あ、あのう……そろそろ」
 身体を隠そうとする綾乃。だが両の腕は抑えれられたまま動かない。
「この胸は言わばこの部署の共有財産の様な物」「私たちだけで独占は出来んよ」
 二人の勝手が過ぎる言い分を、しかし綾乃は
「もう、今夜だけですからね」
 恥らうように軽く目を伏せながらも受け入れた。

 彼女が身じろぎする度に白く柔らかな胸肉が微かに揺れる。その双丘の頂には、サイズに対してはやや小さめの淡く色付いた裾野が広がり、さらのその中心に息づく蕾までも壇上で晒されていた。
 視線を浴びる綾乃、視線を向ける参加者、誰もが無言。その静寂を再びハンドベルが打ち破る。


「さぁさぁ、ビンゴも最後の二つとなりました!面倒くさいからもう直に読んじゃいましょう。えーっと3と7です」
 その二つで当選を果たした二人が壇上に上がる。当然予想される景品――理緒のスカートと真由香のビスチェ――彼女達に緊張が走る。
 綾乃が露な胸を隠すように持つくじの箱から引き当てた景品は以外にも封書でなく、包み紙に覆われた箱と紙袋であった。安堵する二人。
「えー、箱の中身はクッキーで、袋の方は各種乾電池詰め合わせですね。最近見かけない四角いのもありますよ、よ。
 さて、お気づきの方も多いと思われますが、マス25個に対してマス内の数字、マシン内のボール、これらにはそれぞれズレがあります。ゲーム性を高めるための処置と申しましょうか、要はお持ちのカードが必ずしも当たらない可能性もありますよってことです。
 ですが、皆様から少なからず頂いた経費で用立てた景品を余らせても仕方がない。と、言うわけで、ここは私の独断で、先ほど抜いたボールを含めて入れ直し、再度延長戦と参りたいと思います!」

 突然の延長宣言に俄然色めき立つゲームの参加者達。彼らの狙いは言うまでもなく、卓上のガラクタ――であろう物よりも、残された衣装だ。
 彼らとは対照的にまだ衣装を残した二人のサンタクロースは表情を曇らせる。おそらく封書を含めた景品を全て消化されるまで延長は繰り返されるだろう。
「あはは、胸、見られちゃうのかなぁ……でも、仕方ないですよね」
「えぇ、パーティーなんだもん、わたしたちで盛り上げなくちゃ。真由香も頑張って」
 普段の彼女達の快活さとは異なるどこか虚ろな口調。


 更なる盛り上がりの中、ゲームは続く。
 しばらくガラクタがはけ続けていたが、遂に封書が引き当てられた。

「サンタ衣装! (上)! 一之瀬!」

「あちゃー……それじゃセンパイ、お先に」
 覚悟を決めたのか、そう理緒に告げると当選者の前に立つ。
「はい、どうぞ」
 そう腕を差し出した彼女に対し、男はビスチェに手を掛けると、一気に引き降ろした。真由香の小ぶりな胸は引っ掛かる事無く容易にそれを許してしまう。反射的に胸を隠すと男は手早くボタンを外し、衣装を抜き去った。
「脱いでもあんま色気ねぇなあ一之瀬、もっと藤咲あたりを見習ってだな」
「そういう事言う人には見せてあげませんっ」
 ぷいっと後ろを向くと、なだらかな背中から引き締まった小ぶりのヒップに続くラインが見える。
「こっちはなかなかだな」
 そう男は一人ごちるとステージを降りた。


 続いて当選したのは、先ほどガラクタを掴まされた男だった。
「二回目ですか、困ったな。そうだ、こういうのはどうです?二回目当選された方はサンタさんのパンティープレゼント!早いもの勝ち!」
 覚悟を決めたサンタ達もこれには戦慄を禁じえない。それとは対照的に参加者達は喝采を叫ぶ。
「それじゃ俺は……畑中のを貰おうかな」
 さすがに表情を引きつらせ、それでもビンゴ台の向こう側から歩み出る理緒。
 男は理緒とは仕事の方針をめぐり何度か対立した事があった。その度に建設的な議論を良しとした上で自説を主張する彼女を、疎んじるどころかむしろ好ましく思ってはいたが、こういう場が与えられれば少し意地悪をしてみたくなるのも人情だ。
「じゃ、後向いて、手ぇ付いて」
 男の言葉に素直に従い、胸を隠したまま片手を台に付いた理緒の背後に覆い被さるように立つ。そのまま尻を一通り撫でまわすと、男は無造作にスカートに手を差し入れた。
「今日はどんなの穿いて着たんだ?ん?」
 耳元に囁きかけながらスカートの中をまさぐると、理緒の裸の背がピクリと震える。
「早く脱がして自分で確かめてください」
 普段通りの彼女の口調、だがそれに込められた僅かな揺らぎを楽しみながらショーツの両サイドに手を掛ける。
 さすがに下着を脱がされるとこまでは覚悟していなかった、だが自分でも理解できない使命感――パーティーを盛り上げる。その為にはどんな恥辱も受け入れる――がそれを拒ませない。
 スカートの中でショーツがずり落ち、ヒップが露になったところで、男はこっちを向いて台に座るように命じた。命令通り台に腰掛けた理緒の足元に跪くと、そのままショーツを下ろしていく。
 スカートから引き出され、壇上に晒されたショーツは淡いブルー、レースを両サイドに飾るそれが膝を越えたあたりで男は一気にそれを脚から抜き去った。
 台の上に座り、片腕で胸を、もう片腕でスカートの裾を押さえて脚を閉じあわせる理緒の不安げな佇まいを見て日ごろの溜飲を下げたか、男は満足げにステージを後にした。


「さぁ!二週目にはスペシャルプレゼントもございます、ジャンジャン奮ってご参加くださーい!」
「これはちょっと……」
「困りましたねー……」
 衣装までもクリスマスプレゼントに差し出したサンタ達が身を寄せ合う。身体を隠しながら、それでいて彼女達はステージの上に立ち続ける。
 その間にもガラクタは全て引き当てられ、残るは最後の封筒一通。


「ビンゴーッ!」
 最後の景品、中身は言うまでもなく理緒のスカートが当選した。
 最後の当選者は意気揚々とステージに上り、綾乃が胸を隠すように捧げ持った箱から最後の一枚のくじを引き、ショーツ一枚の姿で胸を隠した真由香から封書を受け取り、その内容を朗々と読みた。

「サンタ衣装! (下)! 畑中!」

 理緒は観念したように歩み出ると、最後の当選者の前に立つ。セルフレームの眼鏡の奥の瞳が使命感と恥じらいの間で揺れる。
 彼女が身に着けているのは素足に履いたパンプスと、サンタクロースを模したファー付きの赤いミニスカート。その下は既にプレゼント済みだ。
 男が無造作に腰に回した手がホックを外し、スカートは呆気無く地に落ちる。
 両の腕で自らを抱き抱えるように身体を隠しているものの、理緒のその身体は全てステージに晒され、掌一つで辛うじて陰裂を隠している状態だ。突き刺さる無数の視線が肌を貫き、肌を焼き焦がさんばかりに羞恥が燃え上がる。


 そして何度目かのベルが打ち鳴らされた。
「はい、これにて全ての景品が皆様の手に渡りまして、これにてビンゴゲームは終了させていただきます。お手伝い頂いたお三方、本当にありがとうございました。
 さて皆様、ここで提案なのですが。この忘年会を大いに盛り上げてくださいましたこの素敵なサンタクロース達の労を、是非皆様でねぎらって差し上げようではないですか」

 男達は口々に賛同しながらステージに押し寄せる。一番近い位置にいた綾乃を男達が取り囲み、無数の腕が嬲り始める。
 彼らの意図に気付いたときには既に理緒も真由香も取り囲まれていた。理緒はビンゴ台に仰向けに押し倒され、あっさりと陰裂を露にされる。その際に靴も脱げ、これで一糸纏わぬ姿になった彼女を男達の手が覆い隠していく。
 真由香の小柄な身体は軽々と抱え挙げられ、ステージを引き降ろされて、ホール隅の開きテーブルに押さえ付けられていた。強引かつ巧みな愛撫を受けて、グレーの生地のショーツに早くも黒い染みを作ってしまう。
 衣装を剥ぎ取られ、その身体までもプレゼントに差し出した三人のサンタクロース。彼女達が男達に責め嬲られる嬌声とともに聖夜は更けてゆく。


<完>