STORY・1


童話・・・誰もが童心を思い出すための物語。 そんな童話を正しき方向に導くものが彼女たちポリッシュとプルーフである。 「ふー、今回はどこかしら?プルーフ?」 緑のショートヘアーの少女が髪を掻きながら聞いてくる。 「どうやら日本のむかしだね。ポリッシュ」 橙のロングヘアーの少女が明るく答えてくる。 「日本のむかしね..で、これが童話に選ばれた作品よね?」 「そうそう、栄えなる童話に選ばれた以上はちゃんと修正しなくちゃね」 面倒な説明は省くとして要は将来的に”童話”として残るように”原話”を 書き換えるのが彼女たちの仕事である。 「で、これは何の童話になるものなの?」 「それは言っては駄目だよ。”童話”を汚さない為にもそれは聞いちゃいけないのを 忘れたのかい?」 「・・・プルーフ..いつも思うんだけど元の童話が何かわからなかったら修正しようが ないじゃない」 「それを判断するのも私たちの仕事よ。さあ、いきましょ。いきましょ」 ポリッシュとプルーフはある竹やぶに移動すると、ひとりの危ない男が大きな声で 叫んでいた。 「へへへっ〜、竹の中から女のガキが出てくるなんてついてるぜー!俺の念願だった 奴隷育成が楽しめるぜぇぇ!」 危ない男に見つからないように隠れてるポリッシュとプルーフは互いを見てため息をつく。 「ちょっとぉぉぉーー!これを童話に修正しろっていうのっ!無理があるわよ!」 「異性人の子供を偶然見つけた危ない男か...竹の中に隠すとこが異性人らしいね」 「これって、やっぱりあの童話のことよね..本当なら見つけたのはおじいさんでしょ!」 「実際に育てること考えたら、あの年齢が妥当じゃない?」 「じゃあ、おばあさんはどうなるのよ」 「うーん?あんな変態男に女がいるのかな?いってみよ。プルーフ」 二人は変態男の家に移動すると、その中には調教済みの裸の女が4つんばいで男の 元で飼われていた。 「うわぁぁぁ、これが、おばあさんの役の子?」 「こりゃ、すっかり薬の子になってるわね。ラリってるじゃない」 「こらこらっ!危ないこと言うんじゃない!童話に反映したらどーすんのよ!」 「反映しないわよ。けど、こりゃあの子、まともな育成させてもらえないわね」 「はぁぁぁ..こんなので本当に童話に出来るのかしら」 「まあ、とりあえず私がProofreadingしてみるわ」  子供のいない2人は女の子をとても大事に育てました。  そのかいあってか、女の子は美しい娘に育ちましたとさ。 「・・・大事に?プルーフ..かなり拡大解釈してるでしょ」 「まあ、快感になるまで育てたんだからいいんじゃない?」 「で、この後はまた、あの変態男が竹やぶに行くんでしょ?」 「ええ、何かまた竹を覗くとお金が出るやつ?それはないっしょ」 「じゃあ、どーすんのよ。確か、この後はお金持ちになるんじゃない」 「大丈夫、大丈夫、金になる木はあそこにあるでしょ」 プルーフが指差した変態男の家には多くの男たちがある楽しみを する為に行列をしている。 家の中を特殊な望遠鏡で覗いて見ると、例の女の子が男たちに順番に 犯されまくっていた。 パンパンパンッ、パンパンパンッ、パンパンパンッ、パンパンパンッ 「あんあんああんっあんあんああんっあんあんああんっ〜〜〜」 「こ・これって、まさか売春ってやつですか?プルーフ」 「そうだね。あんだけ美人で淫乱に育ったんだもの。1人で楽しむのは勿体ないっしょ」 「あああっ・・・こんなの童話にどうやって修正しろっていうのよ」 「まあ、竹やぶでお金が出たってことにすれば、いいんじゃない」 「はぁぁぁ・・・で、この後はどう展開する気?」 「物語では、あまりの美しさゆえに噂が広まるみたいだけど、実際はあまりの低料金と プレイサービスの良さで広まるんじゃない?」 「ああぁぁぁ!偶像の清純さが崩れていくぅぅーーー」 「けど、あの変態男。なかなか異性人の子の事をよく調べた感じよね」 「ん?どういうこと?」 「一見、低料金を売りにしてるけど、それは初めの数回だけで犯れば犯るほど料金が あがっていくシステムのようね」 「常連をつくらないってこと?あまり商売としては下手な方法ね」 「えっと、私の調べたところ初めの数回は、ただ同然で犯れて、常連になると、ひと財産 捨てないと出来ないようね。でもほら、捨ててる人も多くいるじゃない」 二人が見ていると変態男に泣きついてくる男の哀れな情景が見える。 「お願いだぁぁぁーーー1回でいいから犯らしてくれぇぇーー」 「駄目だ駄目だ!うちは慈善事業じゃない!犯りたかったら家でも何でも売って犯りにくるんだな」 よく見ると泣きついてくる男は何かの中毒が出ている感じだ。 「プルーフ!これってまさかっ!!」 「そう、どうやら、あの異性人の子と交じまうと病みつきになる性質があるみたいね。忘れらない あの子の膣の味ってか」 「うわぁぁ〜〜これって完全なアレな世界じゃないっ」 「そうそう、結局五人ほどの男が、あの子と犯りたいばかりに変態男が示す宝まで取りに いったそうよ」 「ううぅ・・・変なところが元の話にリンクしてるわね」 「でも、このままじゃ話しがおかしくなるから、そろそろ私たちの出番よね」 「出番?」 「あの変態男から女の子を奪って元の星に帰してあげるの」 「いいぃっ!じゃあ、私たちが使者の代わりなの?」 「ピンポーン!」 こうして異性人の女の子を元いた星に帰そうとするポリッシュとプルーフが、変態男が居ない 間に女の子と接触することになった。 けど、異性人の女の子から意外な答えが返ってくる。 「いやよ。何で星に帰らなくちゃいけないのよ」 「えっ?だって、こんな悲惨な毎日いやでしょ?」 「う〜ん、それはポリッシュの意見で実際は違うのかも知れない」 「プルーフ!どこのどいつに毎日犯されて気持ちいいやついるのよ!」 「・・・・私は平気ですか..」 「うそっ!どーしーよーポリッシュ」 「う〜ん、すっかり変態男の言いなりってわけっすか」 「言いなり?ああ、毎日犯されることを言ってるの」 「・・・・この子、童話と性格が異なるんですか..」 「元からズレまくってるから仕方ないよね」 「あんたら、誰だが知らないけど、これは私の任務なんだから邪魔はしないでね」 「任務?」 「こりゃ、予想外な答えだね。もしかして採集ってこと?」 「はんっ、よくわかったわね。そうさ、出来る限り多くの精液を回収することが私の任務さ。 だから私と交わった奴は私の虜になってしまうのさ」 「変態男に精液回収女・・・もう、こんなの童話に修正できるわけないわよ」 「そうね..でも大体の事実は掴めたわ。要はあなたの星は何らかの環境変化で異性人種 が生まれてこなくなったのね」 「ああ、そういうことよ。私たちは種の保存の為に自分たちに近い種がいる星に行って、そこの 星の精液を回収して送るのが使命よ」 「送るってどうやって?」 「ポリッシュ、これ見てみて。あの子の透視写真撮ってみたの。何かほら子宮に何か組み込ん でるんじゃない」 「うわぁぁ・・・これって自動転送装置じゃないぃぃーーこの子の星ってもしかしてかなりの 高文明ってこと」 「どうやら、そんな感じね。けど詳しいSF要素は童話の邪魔になるから困るわね」 「どーするのよ。プルーフ」 「相手が高文明とわかれば、かえって好都合よ。いきなり強制返還装置作動ぉぉぉぉーーーー」 ポリッシュが何らかの装置のボタンを押すと、異性人の子の顔が引きつっていく。 「強制返還だと..まさか私のシップをいじったのか」 「シップ?」 「ピンポーン!あなた達の事だからどっかに返還装置、隠してるっしょ。まあ、どこにあるかは わからないけど、それをコントロールするぐらいは朝飯前なのだ」 「ふ・ふざけた真似を・・・だ・誰が出会えぇぇーー!こいつらを捕らえるのよ!」 「いいぃっ!プルーフ・・・どーしーよー」 「どーしーよーじゃないわよ。とりあえず、これで任務終了だから私たちも帰るわよ」 「えっ?ちょっとプルーフ!」 「スーパーワァァーープ!作動ぉぉー!」 シュパパパパパパーーーー 二人は一瞬にしてその場から立ち去ってしまう。 そして異性人の子はその後、コントロールされた返還装置から必死に逃れるために手をうつのだが 結局は無理矢理、元の星に帰らされてしまった。 めでたし..めでたし.. 「どこがめでたしなのよ!これじゃ全面修正じゃない!プルーフ!どーするんのよ」 「とりあえず、全面修正してみるしかないね。ポリッシュ」 「まあ、一応私のPolishで余計な事柄は全て削除するけど、ほとんど消えると思うわよ。プルーフ」 「いいじゃない。私のProofreadingで追加して直しておくわ」 「全文書き換えしてるような気もするけど」 「まあまあ、じゃあ急いで直しますか」 こうして二人の活躍?によって、この話は立派な童話として修正されることと なったのである。


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