第1話「アデルと少女」


※作中の一部に『暴力的な表現や残酷な表現、その他スカトロ描写』が含まれています。

遠方の国家エスト侵攻のために作られた拠点。
その指揮官室で何かに腰掛け本を読む女性。
彼女はガディア侵攻の指揮を任されているガーゼル帝国の女将軍アデルである。

アデルは今までにも幾つもの国家侵攻を任され、それを達成してきた。
あるときは5日で敵対国家を自国への隷属国家とし
またあるときは敵国の人間を王族兵士民間人問わず3日足らずで皆殺しにした。

「大体わかったわ、それじゃ明日でエストも終わりね。」
「はい、アデル様。」
アデルしかいないと思われていた部屋でもう1人の人間の声がする。
「それにしても王女様ともあろうものが自分が助かりたいからって国を売るとはねぇ。」
そう言って自分が座っているモノを平手で思いっきり叩くアデル。
「はっ、はい!私は自分の命が惜しくて国を売る売国豚ですぅ。」
返事をしたのはアデルが座ってるモノである。
アデルが腰を掛けていたのは四つんばいになった全裸の少女だった。

何かで鍛えたのであろうその身体は少々筋肉が付いているが
だからといって女性らしさが損なわれているわけではない少女。
年の頃は16前後といったところであろうか。

だがその少女は他の同じ年頃の少女と明らかに違う点がある。
少女の陰毛や無駄毛は完全に剃られそのうえ女の命
とも言うべき毛髪までが完全に剃りあげられているのだ。

「豚・・・そうよねぇ、こんな惨めな姿で生きながらえてるあなたは豚よねぇ。」
そう言って少女の無毛の頭をぺちぺちと叩くアデル。
「はい、私はぶ・・・」
少女が喋ろうとした途端にアデルは少女の尻を思いっきり叩いた。
「お前は豚でしょ?」
その言葉を聞いてハッとした表情をする少女。
「ブヒッ!ブヒブヒ!!ンゴォ〜」
恥ずかしげもなく豚の鳴きまねをする少女を見て楽しそうに笑うアデル。
「でもあれねぇ、豚なら畜舎に腐るほどいるからねぇ・・・」
そう言うとアデルは立ち上がり部屋の端に置いてあった自分の剣を手に取る。
「あなたは食用って事にしようかしら?」
にこやかに笑いながら剣を少女に向けるアデル。

「ブヒッ!ブヒィ〜〜〜!!」
すがるような目でアデルを見る少女。
「うふふ・・・」
そんな少女の眼差しなど気にならないといった感じでアデルは剣を振り上げる。
「ブヒブヒ!ンゴッ!ンゴォーーー!!」
少女の叫びと同時に振り下ろされた剣は少女の目の前に振り下ろされた。

バタッ!
シャーーー!ブゥ〜〜ブリブリッ!!

あまりの恐怖に気絶し同時に糞尿を垂れ流す少女。
「あらあらぁ、またお漏らし?
 捕まえたときから何も成長しない馬鹿豚ねぇ・・・」
気絶している少女を蹴りながら呟くアデル。
「ほら、起きなさい!
 ほらほらほらほらほらほら!!」
容赦なく少女に蹴りを連発するアデル。
「うっ・・・あぅ・・・・・・」
その衝撃を受けてか意識を取り戻す少女。
「ア・・・デル・・・さまぁ・・・」
朦朧とする意識の中で自分を殺そうとした人間の名を呼ぶ少女。
「うふふ・・・
 生きてて良かったでしょ?
 優しい私に感謝することね。」
そんな少女に対し楽しそうに笑いながら語りかけるアデルであった。


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