次なる露出ー伊吹頼子ー そのなな


「うふぅい……さすがにもう出ねぇや」
 ぐったりと下のオトコに身体を預ける頼子を取り囲むオトコ達。皆満足そうに息を荒げる少女を見詰めている。
 がっしりとした体格のオトコ二人に両側から支えられ、慣れぬ性交の疲れに震える身体を支える両足の間からぼとり――と塊のような精液を地面に向かって滴らせる頼子。口の周りに、その豊満な二つの膨らみにまでべっとりと濁液と汗で濡れ光る肌が、呼吸に合わせて上下する。
「はっ……ぁああ……はぁ…はぁ……んんぅ……」
 呼吸するたびにこみ上げてくる独特の『濃い』ニオイにむせ返りそうになり、ぼんやりとした意識のまま、頼子はぺろり――と肉付きの良いぽってりとした唇を舐めた。
(ヘンな……味ぃ……)
 そう思いながらも舌先に集めたぷりぷりとした感触を、口内で遊ばせ唾液に絡めてこくりと飲み込む。
「んんぅ……ごく……んんっ……はぁ」
 紅い唇の上を次の味を求めて艶やかな舌が踊る。
「おい……こんなコが覗いていたぜ?」
「うわぁ!? やめろっ!! はなせぇ!!」
 オトコの――この場のオトコ達とは違う、まだ声変わりも向かえていない若い――声が、熱心に残滓を集める頼子の耳に響く。
「ふぇ?」
 緩慢な動作で視線を向けると、後ろ手を捕まれ大人のオトコに引きずられて少年が頼子の前へと連れて来られた。
「う……わぁ……」
 じたばたと頼りない――オンナのコのよう――細い手足を振り回していた少年の動きが止まった。

 ――うわぁ……見られて……る。

 ほぼ全裸に近い頼子の姿に――おそらく女性の裸を見るのも初めてなのだろう――少年は暴れるのも忘れて魅入っている。その痛いホドにまっすぐな視線が頼子の肌に突き刺さり、イヤでもわかってしまう。
 普段であれば風の音と虫の声しかしない暗がりの一角。頼りない外灯と月明かりのみが照らすその場所で、頼子は九人もの視線に――犯され、望まないままオンナにされた身体を――晒されている。
「うそぉ……ぉお……はぁあああ……」
 がくがくと痙攣のように揺れる身体。ショックと晒される快感が全身を駆け抜け、自分の身体なのに隠すことも許されず、支えられるまま立ち尽くす頼子。
「みなっ……いでぇえ……」
 力なく呟いた声は、目の前に現れた新たなオトコに対する懇願。
 若く純粋なオスは――学生ズボンを前を突き破らんばかりに盛り上げて――戸惑いと興奮の視線を遠慮なく頼子へと送る。
「まぁまぁ、お嬢さん。そんな可愛そうなこと言うなよ?
 この歳くらいのオトコに、このヤらしい身体を見るなって言うのはイジメだぜ?」
 少年を押さえるオトコはまるで見せつけるよう――頼子に? この若いオスに?――頼子の胸に指を置いて、形を確かめるように揉む。
「うふぅ!? んんっ! はっぁああ!? やめっ……」
 柔らかな胸肉が無残に形を変えてひしゃげる。全体を揉み潰され、硬いままの突起を摘まれ乱暴に捻られた。
「くふぅううっ!! っぁああはぁあ!!」
 痛みと――それを塗りつぶすホドの――快感に、だらしなく快感に蕩けた貌で少年の視線を受け止め、頼子は甘い嗚咽を漏らし続けた。
「はは、こんなガキでもやっぱオトコなんだな?」
「へっ? ……うわぁ!!」
 オトコのコのズボンがずり下げられ、頼子の前に随分と――今の今まで頼子を鳴かせ、悶えさせた肉棒に比べ――幼い突起が現れる。
(うわぁ……おケケもほとんど生えていない……アレだってひくひくしてるけど……なんか……)
 スポーツをやっているのだろう。引き締まり肌は焼けてはいるが、オトコと呼ぶにはまだまだ中性的な少年の下半身を眼にし、視線をはずすコトなく頼子は見詰める。
 先ほどまで眼にしていたグロテスクな――たくましく、まさに『剛直』と呼ぶに相応しい――モノとは違い、勃起してはいるが、余る包皮に全体を隠した少年のモノは随分と幼く見える。

 ――なんかかわいい?

 恥ずかしげに暴れる――それでもオトコの手から逃れられず――少年に合わせて上下に揺れる肉茎。大きさも形も頼りないが、若さ特有の元気さからか? 硬く張り詰め自らの――すべすべとした――お腹に当たり、ぴたんっ! と音をたてる。
「……は……ふぅうう……」
 元気いっぱいに跳ねる少年のモノが滑稽で――可愛らしく、愛おしくて――頼子の口から熱の篭った吐息が漏れた。
(やだ……私………)
 耳に届いた自分の息のあまりにもイヤらしげな響きに、頼子は慌てた。
「おやおや? お姫様はコレが御所望みたいだな?」
「随分がんばるねぇ? 頼子ちゃん。まだ満足してないんだ?」
 揶揄する声を頼子は耳まで赤く染めながら否定するが、オトコ達にとっては頼子の意思は関係ない。ただ自分たちが興奮できれば――気持ちよくなれれば――それでいいのだから。
「じゃあ、また気持ちよくなろうか?」
 一番最初からいるサラリーマン風の男が頼子の身体の下へ――ぎんぎんに勃起したモノを見せつけながら――潜り込む。
「うぐぅうう!!」
 苦悶か喜悦か? 頼子の喉から漏れ出る嗚咽。
 体内の奥へと打ち込まれる楔に、弛緩した身体を頼子は震わせた。
(気持ちいい……けど……)

 ――このコじゃないの?

 皿のよう眼を丸くし、目の前で繰り広げられる痴態にごくりと喉を鳴らす少年のモノを見詰め、どこか――快感に身を揺らしながらも――頼子は残念に思ってしまう。
「はぁあっ!! ぁあああ!! あんんぅうう!!!」
 そんな考えも、下からの荒々しい抽送にすぐに霧散し気持ちいいコトしか考えられなくなってしまう。
 この一日で何度も男性の精を受け、絶頂するコトを教えられた身体は若い頼子の体力もあってか、限界を知らずに何度でも貪欲に性を求めた。
(見てる……見られてる……このコに……すごい……視線がわかるぅ……)
 肌に感じる若いオスの包み隠さぬ欲望の視線を振り払おうと、自ら身体全体を弾ませてオトコのモノを自分の奥深くへと導く。
 びりびりと肌の上を走る『快楽』と、ずんっ! と奥底を貫かれる『快感』に頼子は高々と――ここが誰が通ってもおかしくない『道端』であるコトも構わずに――声を上げる。
「ほら? オレらも頼むよ?」
 少年の視線を遮り――「あっ……」と、残念そうな頼子の――視界に突き出される6本もの大人の肉棒。
 それぞれ形も――ニオイも――大きさも違うモノに取り囲まれる少女は、抗う力も残しておらず、弱々しくソレを見詰めて身体を弾ませる。
「はぶぅ……ちゅ……ずずうぅうう……」
 何処を見てもオトコのモノが視界に飛び込み、目の前の2本を交互に咥えて舌を這わす。口のナカで舌を動かすたびに、次のモノを咥えるたびに頬や頭に当たる熱い感触。
(うわぁ……これ全部……オトコの人のモノだぁ……)
 そう考えると勝手に身体が火照り、頼子の秘所を穿つモノをきつく締め上げてしまう。
「うわっ!! すげぇ締め!!」
「口もすごいぜ? 熱くてぬるぬるで舌がオレのモノを丁寧に嬲ってくれてる」
 オトコ達の喚起の声に、ますます熱心に奉仕を続ける頼子。前に注がれた精液が締め付けの厳しくなった秘芯からどろりと溢れるのも気にせず、ただ快感を貪り、与える為だけに全身を動かす。
「んんぅうう!! じゅぶぅっ!! はぁ! んんぅ!! はぶぅうう!!」
 見せ付けるよう太ももを大きく開き、男性を迎え入れる自分のモノを見せ付ける。両手に肉棒を握り、交互に口内で愛撫を繰り返し、首筋や髪に擦りつけられる感触を受け止める。
(すご……かちかちって……びくびくってぇ……)
 口の、膣の粘膜で、手の平で、肌で――全身全てで感じる感触は熱く――生命を主張して――力強く脈打つ。
「んんんんぅ!! はぶっっ!!! じゅ! ずうぅううう!! むぅううぁあああ!!」
 交わる肉の感覚に酔い、独特の肉の交わりに発するニオイに酔い、突き刺さる視線――そして目の前に並ぶ男のモノに――酔い、ぐちゅずちゅと鳴り響く水音に酔い、五感に感じる全ての快楽に頼子の理性は酩酊し、剥き出しになった本能に従う。
(気持ち……いい……ううん……)

 ――良すぎる。

「んんんぅっ! はあっぁああああああああ!!!」
 一際高い絶叫と共に、全身をヒクつかせて頼子はイった。
「っはぁ!? すげぇ!! ナカがぐにぐにっってぇ!!」
「うわぁ、これからが本番なのにイっちゃったねぇ?」

 ――はぁあああ……本番?

 絶頂の波に揺れる頼子。それでもオトコの言葉が脳裏に引っかかる。
(本番……って……これ以上なにを?)
 口に、ナカに、そして彼女を取り囲む大蛇のよう鎌首をもたげる肉棒達。

 ――これ以上何をしようというのだろう?

「ほら、身体をもっと倒して……そう、下のやつに身体を預けて……」
 その疑問はすぐに解消された。
 言われるがまま、自分を貫くオトコに抱きつくよう頼子は身体を密着させると、まだ若いが充分肉付きのいいお尻を突き出すようにオトコ達の手に割り開かれた。
「んじゃ、最後の飛び入り君に頑張ってもらおうか?」
(最後? あのコの事?)
 眼前にそびえる肉の剛直に隠され、見失った少年を探すが何処を見てもそそり立つ――大人の――モノしかない。
「っひぃいい!? はっ! なにっ!! なにを!?」
 突然背筋を駆け抜けた違和感に、口のナカのモノを吐き出し頼子が驚きの声を上げた。
「大丈夫♪ このコのモノならそんなに大きくないし。オレ達や頼子ちゃんのモノで後ろの穴までぐちょぐちょだし」
「?? なにを……まっ……まさか……」
 後ろの――お尻の窄まり――に感じる熱い――硬く、びくんっ! と脈動する――感触。
「なっ……なにを……んんぅうう!!」
 後ろから声変わりもまだな中世的な声で戸惑いの音が聞こえた瞬間、
「はっ? がぁああああああああ――」
 みりみりと体内から鳴り響く音を聞きながら、頼子は苦悶の声を振り絞った。
「んんぐぅううううっ! っはぁ! ぁああああ! ぅううっ! くるぅ……しぃいい!!」
 ぴったりと閉じ合わさっていた菊門に突き入れられた熱い感触。柔らかくもごつごつとした硬い感触は見なくてもナニかはわかってしまう。
(うしっ! うしろぉおぉお!!! お尻に……入って来てるぅウウう!!)
 ちかちかと明滅する眼の前の風景。

 ――信じられないっっ!!

 知識では知っていたが、自分で経験するコトはないだろうと思っていた後ろの穴での性交。
(そっ……こっおおおお!! きたっ! なぃいい!! お尻っ! なのにぃいいい!!)
 呼吸が止まりそうな圧迫感――前も後ろもぎちぎちと埋め尽くされ――ただでさえ味わったコトのないお尻への挿入が、前の穴からの抽送も加わって頼子を戸惑わせる。
「うわぁぁっ! なにっ!? これぇええ!! 熱くて……きゅうぅうううっぅてぇえ!! きもちっ!! いいぃい!!!」
 少年の声と共に容赦なく――相手のコトなど考えない、がむしゃらな突き込みに――身体を揺さぶられる。
「うがぁあああ!? っはぁあ!! ぎぃいいいいいっつつっつ!!」
 お尻から身体を前へと押されて、膣に入り込んだ硬いモノに上下へ弾まされる。
 ごりごりと頼子のナカを削るオトコのモノが体内でぶつかり合い、予想もつかない暴力的な快感は間断なく――『気持ちいい』と理解する前に直で本能へと送り込み――容赦無く頼子を攻めたてた。

 ――お口に咥えて。
 ――あそこで受け入れて。
 ――お尻にまで入れられて。

 海上で嵐に巻き込まれた難破船のごとく、ただ為すがまま身体をオトコ達に蹂躙されて。

 ――ああ、もう、バカになるっ。

「んんぐっぅううう!! じゅぶっ! ずっ! ずずぞぞぉおおお!! はぁっ! んん!! あんっつ!! はぁ!! ぁあああ!! あぐぅ!! ぷはぁあああ!! はむぅっ! じゅるうぅぅうう!!」

 ――気持ちいい。もう何も考えられないホド。

 圧迫され、苦しかった後ろの穴からじわじわと侵食してくる感覚。
 前の穴のモノとぶつかり合い――その度に頼子の口からケダモノの嬌声が溢れて――擦れ合ってナカで隔てる肉壁をぞりぞりと抉られる。
「あああぁあああ!! おっ! おねぇさんっつ!! もうっ!! でるっ!! なんぁかぁあ! でちゃぅうう!!」
 泣き声のような――快楽と戸惑いの――声と同時に、知らなかった快感を引き出されるお尻のナカが熱い飛沫で満たされた。
(あふぅうううう!! あつぅ! 熱いのがぁあ!! どくんぅ! てぇええ!! あっ! またぁあああ!!)
 背中に覆いかぶさる少年の震えと連動して、どくどくとお腹を満たしていく粘液の感触。
「あぅう……あぁあああああ……っはぁああ……」
 荒い呼吸が――頼子と少年の――重なり、快感に脱力したオトコの重みを背に感じて、頼子は喉奥まで肉棒で塞がれながら、全身を――甘い痺れに――慄かせる。
「ははっ。さすがにもたないか」
「まぁ、ハジメテだろうしな」
 周りを囲むオトコ達が、大人になった――後ろでの初体験をハジメテとするならば―-少年を祝福し、笑う。
「んぅうう……べぇ……はぁ……はっ……ごほっ!! ごほっ!! はぁあああ……」
 口を塞ぐ肉棒を吐き出し、だらしなく舌を覗かせて頼子も少年と同じく絶頂の余韻に呼吸がさだまらない。
「おっと、頼子ちゃん? オレがまだ終わってないよ?」
「はぁあ………へっ? んぁああああああああ!!」
 ずるり、と脱力した少年の身体が――お尻に入っていたモノまで――離れた瞬間、どすんっ! とお腹の奥に衝撃が走り、呆ける頼子の意識がこちらに引き戻された。
「あがっぅううう!!! ぁああ! つよっ!! つよいぃいいい!! かぁはぁあああ!!」
 少年の重みが消えて動きやすくなったのか、下から突き上げるオトコはがっしりと頼子の背中に手を回して容赦なくナカで肉棒を蠢かせた。
「やすっ!! やすませっ!! てぇええ!! もうっ!! くるしっ! イきたくなぃいいい!!! っはぁあああああ!?」
「そんなコト言わない。せっかくココも使えるようになったんだし?」
 ずぶずぶと、少年のモノの大きさまで広がった窄まりが、一回り以上も太い――剛直と呼ぶに相応しい――モノで更に押し広げられる。
「くはぁ!? 前も更に締まったぜ?」
「後ろもキチキチに締め付けてくれるなぁ」
 呑気に感想を言い合うオトコ達とは対照的に、頼子は先ほど以上の圧迫感に呼吸もままならずに声にならない嗚咽に喉を震わす。
(かっ!? はぁああああ!!? おなかっ! おなかっ!! いっぱぃいいい!!!)
 交互に、リズミカルに抜き差しされる肉棒。さすがに少年と違い、頼子を貫くオトコ達には――きつきつに収縮し蠕動する――ナカの感触を楽しむ余裕が見える。
「ほら? 少年。お前もおねぇちゃんに舐めてもらいな?」
 ぱくぱくと空気を求めて開閉する頼子の口元に、明らかに場違いな幼茎が並ぶ。
「はぁ……? ぁああぅう……んちゅうぅうう……ずっ……ぢゅるぅるうううう」
 快楽の熱に浮かされ、ソレが自分のお尻に入っていたにも関わらず頼子は躊躇うことなく口に運ぶ。
 根元まで咥えても――大人の肉棒に比べ――まだ口内に余裕があり、故に激しい舌使いで肉茎を攻め上げ、少年の口から甘い嬌声を吐かせ、あっと言う間に追い詰めていく。
(んんぶくう!! っはぁ……びくんっ! びくんって張り詰めてるのに……こんなにカワイイ――んんっ……ちゅ)
「ああぅう!! だめっ!! でちゃっ!! またぁあああ!!!」
 物の数分も持たずに頼子の口内に溢れる青臭い――それでも大量の――粘液を、頼子は喉を鳴らして――鼻から甘い吐息を漏らしながら――飲み込んでいく。
「ほら? 次はこっちをよろしく」
「じゅずずぅうううっ! はぁ……はっ……はぃいいい!! んんっ! ちゅぷ」
 次々と突き出される肉棒に舌を這わしつつ、ナカを貫く2本もの肉棒を受け入れ、頼子は鳴く。

 苦し気ではあるが、全身を紅潮させ普段の凛々しい面影はまるでない――満足気に、蕩け切った笑顔を浮かべて――


 ―*―


 カタカタとキーを打つ音を室内に響かせ、頼子は自分の妄想を打ち込んでいく。途中からチャットの参加者からのレスが無くなったのは――
(みなさん……『使え』てるのかなぁ?)
 モニターの――ネット越しに繋がる――向こう側で、おそらく自分で慰めているのだろう。

 正直に言って今すぐにでも自分を慰めたい――

 こうして書き込んでいる頼子本人の身体の奥底は熱くぬかるんでいる。自分の妄想に興奮しているのもあるが、頼子自身の欲望を晒し、それを複数の相手に見られているコトがどうしようもなく身体を火照らせる。

 ――これも……露出……かなぁ?

 衝動に負けそうになり、キーを打つスピードが緩み始めた時、ようやくモニターに反応が返って来た。
『マッパGOGO > ごちそうさま〜……って、今日もオレが一番か!? (*月**日<木>*時**分)』
『ヒゲ男爵 > 相変わらずマッハの名は伊達では無いですなぁ おっと吾輩も御馳走様ですW (*月**日<木>*時**分)』  
 最初に参加していた人達、その後から参加して来た人達と、どんどん『こより』へ終了を告げる。
『こより > お粗末さまでした……正直私もそろそろ(/// (*月**日<木>*時**分)』
『ひっくりカエル > あらら? 火照っちゃったw  (*月**日<木>*時**分)』
『こより > カエルさんっ! 相変わらずデリカシーのないっ!! ……はい、もう限界w ぐちゅぐちゅのとろとろっス。はやくすっきりして眠りたい〜w(*月**日<木>*時**分)』
『ひっくりカエル > うわぁw 見たいっ! こよりちゃんのオナニーw  (*月**日<木>*時**分)』
『こより > あはは♪ えっち。機会があればお見せ……しちゃう? さてそろそろ抜けますので♪ (*月**日<木>*時**分)』
 満足そうな参加者達の書き込みを眺め、退室を告げて頼子は『チャット』を終了した。
(せっかく、おフロに入って着替えたけど……)
 どうやらもう一度おフロに入る必要がありそうだ――当然、下着も替えなければ。

 もぞもぞと身体を揺らして――まるで排熱のよう――頼子は「ほうっ……」と熱い吐息をついた――


 ―*―


「おはようございます」
 学校の通学路の一角、コンビニの斜め向かいにある交番でいつものよう入り口に立つお巡りさんに挨拶。
「おはようございます、伊吹さんはいつも丁寧だね」
 人の良さそうな警官にとっても――毎朝顔を合わせているので――お馴染みの光景。

 ――きっと、今時の学生にしては感心だな……って思ってるんだろうなぁ。

 交番を過ぎ、コンビニの前を通る。

 ――怖かったなぁ。一度声かけられたっけ?

 日も暮れると――イイ歳した――ガラの悪いお兄さん達が6人ホドたむろしているので夜は絶対に近付かない。

「あ……おはようございます」
「あはよ」
 学校が近付くと何時もの場所ですれ違うオトコのコと挨拶を交わす。頼子の母校に通っているので一応後輩にあたる。

 ――ふふ、最初は顔を真っ赤にして挨拶してきたっけ。

 頼子は知らなかったが、このコは自分を知っていたらしい。それ以来、今ではこの朝の一瞬だけ言葉を交わす間柄。
(昨日は……その……妄想の中で……)
 冷静になって見れば、こうして顔を知っている人達を『オカズ』にしてしまったのは恥ずかしい――が、

 ――やっぱ、具体的に思い浮かべられる方が……興奮しちゃうんだよねぇ……ごめんなさい。

 あの後――チャットを終了した後に、いつも以上に興奮してオナニーしてしまった。それこそ――ハジメテ、後ろの穴を使ってまで――明け方近くに意識がトぶまで。

 ――それでも時間どおり、ちゃぁんと朝におフロに入れる時間に起きた自分を褒めたい。

(徹夜に近いケド、今日1日のりきる体力は全然残ってる)

 ――ストレスが発散できたのか、気分は最高にイイ。

 またストレスが溜まれば、『あの場所』で発散しよう――いや、発散できる。
 そう考えれば日々の苦労が何故か待ち遠しく思えて――

「さて、今日も1日頑張りますか♪」
 清々しい朝の日差しを全身に受けながら、頼子は学校へと向かった――


<完>